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杣人・somabito

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夏の終わりの読書 『深夜特急』

お元気ですか?

当地では昨日から新学期が始まり、家の前の通称“あいさつ通り”に
中学生の声が戻ってきました。

先日から、沢木耕太郎の『深夜特急』を読んでいます。
70年代前半に26歳の沢木耕太郎が、インドのデリーからロンドンまで、
バスを乗り継いでいくことができるかと日本を飛び出した、その体験記。
バックパッカーのバイブルと言われる本です。

以前から読んでみたいと思い、古本屋の書棚で手に取ることはあっても
なぜか買い求める事をしなかった本です。





読みながら、「あぁ、夏に読むのにふさわし本だな」と変な感想。
だって、日本を飛び出した沢木青年は、香港、シンガポール、インド、アフガニスタンと
暑い所を旅してゆきます。
しかも、一か所に何週間も滞在していたりして、デリーに行くまでに半年かけている。

その旅の記録を、私は汗をタオルで拭き、麦茶で体を冷やしながら読んでいるのです。
東南アジアは私も分かりますから、“あそこを歩いたんだ”と
頭の中に街の映像をよみがえらせながら読んでいきますが、
インドやネパールになると、世界地図を開きながら読み進めていきます。

切符を買えずに列車に乗って、車掌に法外な金額を吹っかけられたり、
YMCAやドミトリーに泊って、同宿の旅行者と情報を交換したり…
同じような経験は私もありますから、ふむふむと読み進みます。

「私は「真剣に酔狂なことをする」という甚だしい矛盾を犯したかったからかもしれない」という沢木青年です。

旅に目的があるのだろうか?と思います。
確かに、サグラダ・ファミリアを見にスペインに行こう とか
ペルーのマチュピチュを見に、30時間も飛行機と列車を乗り継いで…
というのも立派な旅です。

それとは別に、旅の中にあって、心細い自分、妙に意気揚々とした自分、
親切な自分、1人にしてほっといてくれという自分…
旅の中で出会う様々な出来ごとに必死になって対処する
そうゆう自分と出会うのも旅の面白さです。

そうゆう旅には目的だとか行き先だとかは、重要ではないでしょう。

私が初めて旅をしたのは、中学1年生の夏。
函館から夜行列車に乗って小樽に出、国鉄の操車場を見学し、
札幌に出て美術展を見て夕方の7時ぐらいには函館に戻るという小さな汽車旅です。

親への言い訳に、その旅の記録をパネルにして秋の文化祭に発表というおまけがあるのですが、
それは確かに言い訳にしかすぎません。
私は、何かをしたかったのです。

そして、この経験はしっかりと私の中に根付き、その後、夜行列車が私の旅の基本となります。

函館で暮らしていたときに、新潟東京を周って遊び歩いてくるのも、夜行列車を利用します。
ヨーロッパを旅する時も夜行列車が活躍します。
もちろん、移動時間の節約、ホテル代の節約という面も大いにあります。
しかし、それ以上に夜行列車の持つ怪しい魅力にすっかり魅せられていたのだと思います。

夜の駅。ホームに待つ列車に乗り込む人は、
昼間の家族連れの旅行客や新幹線に乗るビジネスマンとはずいぶんと違います。
青白いプラットホームを行きかう人を眺めながら、
その風景に同化している自分を想像し、「彼らには私はどう見えているんだろうか」
と物語の扉を開けてみたりします。

沢木耕太郎氏の『深夜特急』。新潮文庫で4巻まで読み終わったところです。
この先は、イランからトルコを経由して、ギリシャ、地中海、イタリア、ポルトガル、
パリ、ロンドンと向かいます。

また、私に馴染のあるところが沢山登場するのでしょう。
私の旅を思い出しながら、沢木青年の旅を一緒に楽しむこととしましょう。


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『深夜特急』は『劇的紀行 深夜特急』と題して。
大沢たかおさんが沢木耕太郎役を主演してドラマにもなっています。
こちらもとてもよく出来ていて見ごたえがあります。

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テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『食卓のつぶやき』

お元気ですか?

相変わらず暑い日が続いていますが、
今日は、その暑い空気の中にもかすかに涼しい風が混ざっています。
アスファルトに覆われ、ビルに囲まれた都会ではそうはいかないのでしょうが、
当地、住宅地の周りに田圃もありますから、秋が近づくのも早いのでしょう。

いつものように見つけて来た池波正太郎の『食卓のつぶやき』
フランス旅行での話や、若い頃の思い出など食に関連した馴染の話に混ざって
「二黒土星(じこくどせい)」という話があります。

池波氏は晩年「気学」というのを学び、ものの質、運勢などを観じます。
今回はそのお話です。

四国の高松市にあった[高はし]という料理屋。
池波氏は荻昌弘さんが紹介する文と写真を見て、写っていた女性に惹かれます。

「ほのかに笑みをたたえた、ほとけさまのように美しく落ちついた、
珠恵さんなる女人の、写真の顔を見たとき、私は家人に、
「このひとの星は、きっと二黒土星だよ」といった」
 そうです。

池波氏の説によると二黒土星というのは、
「大地、柔和、努力の象意があり、妻の星である。根気もあり世話ずきで真面目な性格だ。
この星をもった人は、自分が経営者になったり、先頭に立って物事を運ぶよりも、
人の片腕となって協力をするほうがよい。何となれば妻の星だからである。」

と言います。

はたして、この荻昌弘さんが紹介した四国の[高はし]の女性、高橋珠恵さんは
池波氏の観たて通り、大学を出た後、両親の店を助けるべく高松に戻り、
店を盛り上げていました。

しかし、ある歳の正月。池波氏は文藝春秋の随想欄に作家の早瀬圭一さんが寄せた、
[左遷・珠恵さんの死]という文を見つけ、読み進むうちに、
それが四国の[高はし]の珠恵さんであることに気づきます。

早瀬さんも、新聞社時代に四国に配転され、珠恵さんに接し、深く心に刻んだ1人でした。

荻昌弘さんの記事を読んでから[高はし]に行きたい、珠恵さんに会いたいと
思っていた池波氏は早瀬さんの随想で珠恵さんが亡くなった事を知ります。

そして、お嬢さんを亡くした[高はし]は店を閉じます。

しかし、人の縁というものは、導かれ繋がり、新たな芽吹きを得るものです。
池波氏の随想を読んだ、珠恵さんのお母様から氏は手紙をもらい、交流が生まれます。

お母様、高橋朝子様によると若い頃に
「修験者に呼びとめられ、あなたの顔は仏相だと言われた」 ことがあるという珠恵さん。
大学で「西行研究の問題点」という卒業論文を書いています。

「人間の、真実の生き方は道の中に自己を投げ棄てること、
道と一つになることである。道とは何も歌には限らない。
自分のするべきことをするところにあるものである。
各々、自分に合った道を歩めば、それが今の瞬間に現成しているとき、
そのまま仏性である」


遺品の中にあった卒論を読み「あふれる涙を、こらえきれなかった」
とご両親は言います。
私も、息をのみました。

池波正太郎氏は
「卒業するや、両親をたすけて家業に生涯をささげる道をえらんで迷わず、
多くの人々をささえるちからとなって五十年の生涯を終えたわけだが、
世の中には稀にではあるが、このような人があらわれる。」

「こうなると人であって、人でないようなおもいにさせられる。」
 と言い、こう続けます。

「珠恵さんの場合は自分の星の良の象意を、すべてにおいて、
「生かしきった…」といえるだろう。
また、そこに一点の我欲もなかったのだから、これは人であって人でないのだ。」



私たちはこの世に縁を得て生まれきます。
どのような縁であるのかは分かりませんから、一生をかけて目をみはり探します。
何故この親の下に、何故この時代に、何故この体に…
色々な縁を見つめます。

友を得、師を得て教えを請います。

それと同時に、業も得てきます。
何故こんなことが出来ないのか、何故こんな嫌なものがあるのか、
何故こんな苦労をするのか…
生きてこの業を浄化することが私たちの勤めです。

縁を知り業を整理浄化することが、生きるということでしょう。

珠恵さんは、病に擱かされながら、お店の常連客の事を気づかい
お弁当を届けたりします。
入院してもなお、看病してくれる母親を心配します。
正に生き切っているのです。


ジャン・コクトーはレイモン・ラディゲの死に際し、
「天の手袋」という手記を残しています。
曰く、神は最も愛すべき人、自らの為すべきことを為し、輝かしい生を生きている
人から突然に全てを奪い去る。
それは、まるで神の白い手袋から手を抜くようなものである。

というような趣旨です。

高橋珠恵さんも、神が天の手袋から静かに御手を抜いたのでしょう。
それは、人として為すべき事を為した者だけが与えられるご褒美だったのかもしれません。

私は、じたばたしながら生きています。
何を為すべきかを思いながらも、不甲斐なさにもだえ苦しんでいます。
手袋からは程遠い存在です。
でも、この苦しみこそが自分の業を浄化する道と諦めずにいます。
もし、神様が「そろそろ手を抜こうか?」なんて言うようでしたら、
「ちょっと待って、まだこの世でじたばたしたいんだから」とでも応えてみましょう。

池波正太郎氏は、「二黒土星」と題した三編の話を次のように結んでいます。

「高松市の料理屋[高はし]の高橋珠恵さんのことを書きつらねたのは、
この御一家がしめす家族や親族というもののあり方が、いまの日本には稀薄になるばかりで、
その歪みの恐ろしさに、おもい至ったからである。」


『食卓のつぶやき』が連載を終え、単行本として朝日新聞社から上梓されたのが
1984年10月。今から26年前である。

さて、今の日本。歪みの恐ろしさはどうなったのであろうか。
目をそむけないで見つめなければならない。

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テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

アスパラガスと経済と旅の話

お元気ですか?

こう毎日が暑いと体調管理に気を使いますが。
お洒落な洋服を着て街を歩くと言うのも、ちょっと億劫になってしまいます。
身だしなみに気を使わなくなると、もともと無い品性がさらに急降下すること必定ですから、
つましいながらもカッターシャツやTシャツを取り換えて、
ついでに気持ちもリフレッシュします。

DSCN0928_convert_20100823223536.jpg

夏のはじめ、パートナーさんと求めたTシャツには
アスパラガスがバーコードに見立ててプリントしてあり、
背中には小さく、「竜髭菜」と記載されています。
中国ではアスパラガスの事を「竜髭菜」というのでしょうか?

私の父が食品関係の仕事をしていた頃、その一つにアスパラガスもあり、
北海道の農家に生産を奨励し指導もしていました。
戦後の北海道の農家にとって、現金になる商品作物はとても重要だったのです。

家には細かな数字が並んだ専門書が多くあり、
分からないなりに私もそんな本を眺めては、父の仕事を想像していたものです。

たまに在宅してる父に、子供の想像ながらに浮かんだ感想や質問をすると、
1時間でも説明をしてくれた父。
途中で“もういいのに”とちょっと飽きてしまうのも度々でしたが、
お陰でアスパラガスだけではない、食品と生産に関する理解は
十分に得られたように思います。私のかけがえの無い財産です。

しかし、現在の日本でアスパラガスを生産しているところは
非常に少なくなってきています。
特に、アスパラガスの缶詰に関して言えば、90数パーセントが中国産ですから、
日本でアスパラガスを栽培して缶詰にするというのは、本当に数えるほどの会社しか
やっていません。

父は働いていた終わりの頃に、政府の開発援助の一環として
中国にアスパラガスなどの生産指導に何年かに渡り行っていましたので、
日本でアスパラガスの生産が減少した理由の一遍は父にもあると言えなくもないのですが、
大きな経済の歯車のことです。

今、中国、インド、タイ、ベトナム…とアジアの国々だけでも多くの国が
これからどんどん発展してくる国として注目を浴びています。
戦後の日本の復興を思うと、各国の伸びしろには計り知れないものを感じます。
安い労働賃金をあてにして中国に進出なんていうのは、もうすでに過去の話になっています。
他の国にしても低賃金をあてにして生産を移転するような発想ではだめでしょう。
あっと言う間に生活水準は上がって行きます。

それぞれの国が日本から学んだ高い技術力をもって優れた商品を作っています。
日本からも優秀な技術者が世界中に出て活躍しています。
それは素晴らしい事です。

では、技術格差・賃金格差はいつまで続くのでしょう。
世界が高度に発展して世界中の国々が様々な分野で高い技術を持ち、
発展していったとしたら、国と国との差はどのようになるのでしょう。

地理的事情? 資源力の差? 政治の安定性? が分かれ目でしょうか。
興味のあるところです。

世界にはまだまだ政情も不安定で産業も育っていない国が沢山あります。
でも、徐々にではありますが、いずれはそうゆう国々も安定した暮らしが出来るようになるでしょうし、
各国が協力してそうしなければなりません。

たとえ日本でアスパラガスが作られなくなったとしても、
安いTシャツがタイやベトナムから輸入されようとも、
世界の平和と発展のためには良い事なのです。
経済が安定すれば、テロや戦争の要因の一部は少なくなって行きます。


昨日見ていた世界各地を紹介する旅番組。
ドイツのロマンチック街道にある小さな町を紹介しています。
円高ユーロ安の今、ドイツへの旅行はお得感があります。

紹介していた小さな街ではホワイトアスパラガスが美味しいそう。
5月の末から6月の下旬までが収穫の時期だそうです。

バターやレモンで下味をつけて茹でたアスパラガスと牛ヒレ肉、鱒料理。
そして、ボックスボイテルの瓶に入ったミュラートゥルガウのフランケンワイン。
1700円程度で頂けるそうです。

TVに映る建物の壁や窓ぎわの綺麗な鉢植え飾り方を興味深く見ていたパートナーさん。
突然、目を輝かしながら「行かなくっちゃ」っておっしゃいます。

私がアスパラガス料理が大好きなのを承知で、上手に誘いますね。
ライン川下りでもしながら、ワイン畑を眺めましょうか?

ローレライに惑わされないようにしなくっちゃね。


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テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

「デュプリシティ/スパイは、スパイに嘘をつく」

お元気ですか?

いつの間にか、蝉の鳴き声に代ってキリギリスの声が夜のむこうに聞こえています。
もうすぐ秋になるのでしょうか?

今日は菊川にある大頭龍神社という古い神社で
三段的というちょっと変わった射会があったのでお出かけしてきました。
去年初参加だったこの射会で、不本意な成績でしたので、
今年はちょっと心に静かに闘志を燃やし…

と言いたいのですが、昨日、道場での練習では
あまりにふがいない自分の姿に文字どうり、身も心もぼろぼろ。

でも、私が信条とするのは、“諦めない弓引き”
諦めたらそこでおしまいですからね。

ということで、出かけた射会の様子はこちらをご覧ください。

ということで、無事2位の成績で景品の新米を頂戴して戻ってきました。

少し早く帰ってくることができたので、
「録りためた映画でも見る?」とちょっとのんびりモード。

パートナーさんが選んだのは
「デュプリシティ/スパイは、スパイに嘘をつく」という映画です。

2009年のアメリカ映画。監督はトニー・ギルロイ。
ストーリーは
元MI6の諜報員レイ(クライヴ・オーウェン)は、
トイレタリー業界の新興企業で産業スパイに転身。
ライバル企業に潜入している元CIAのクレア(ジュリア・ロバーツ)と
ある計画をたて…

久しぶりのジュリア・ロバーツの映画です。
周りの役者さんもいいし、企業の駆け引き、産業スパイのあの手この手と
見ていて楽しい展開。そして最後には思わぬ結末が…

スパイ天国と言われる日本にも、ジュリア・ロバーツのようなスパイが
暗躍しているのでしょうね。

ちょっとスタイリッシュな映画です。

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テーマ : 映画
ジャンル : 映画

女子大生会計士の事件簿

お元気ですか?

まだまだ暑い日が続きますが、いつの間にか残暑見舞いの頃となってしまいました。
そのうちに、季語も実情と合わなくなってくるのでしょうか。

昨日、パートナーさんが「Book Offに行きたい」というのでお供し、
前々から気になっていた『女子大生会計士の事件簿』山田真哉と言う本を買ってみました。

女子大生…には興味はありませんが、会計士の事件簿というのには
ちょっとむずむずするものがあります。

企業小説とか経済小説というものがあります。
実際にある企業の注目を浴びた事件をフィクション仕立てで書いていたり、
経営や経済の動きを追うストーリ展開にして、時宜を得た小説。
そういった趣のものです。

経済誌を出している出版社から沢山出ていて、電車の中でサラリーマンのおじさんが
よく読んでいますね。

『沈まぬ太陽』山崎豊子、『呪縛 金融腐蝕列島Ⅱ』高杉良、『同族企業』清水一行、
幸田真音『傷  邦銀崩壊』などなどなど…
私、あまり好きなジャンルではありませんので、殆ど読んでいません。

でも、『女子大生会計士の事件簿』はどうもちょっと惹かれるものがあって
とうとう買ってしまったんですね。100円で。

この本の著者、山田真哉さんは大手監査法人での勤務経験を持つ公認会計士さんです。
そうゆう方(小説家、ライターでない方)が、書いているというのも惹かれます。
もともとは専門学校の情報誌に書かれていた軽い読み物をビジネス文庫という形にした
ものだそうですから、一般的な小説とは書き方も異なっています。
だから、読み物としては人物・風景・心象など文章には読み応えはありません。

もっぱら、どのような会計の話題をお話の中に登場させ、まとめあげるのかという面白さ
を楽しむと言えましょう。
その意味ではとても面白い本です。

裏金作り、クーポン券詐欺、残高確認書、SPC(特別目的会社)など、
ちょっと知っておくとえへっっていう話題がちりばめられていますし、
本当に簡単な会計用語なども紹介されています。

会計士のお仕事を通じて、企業の姿を知るのもいいですね。

ところで、この会計。家庭でも重要性は全く変わりません。
企業では、経営計画を立て、予算を組み、四半期ごとに決算をし、
最終的に公認会計士による監査を経て、株主総会に諮り総会で承認をもらいます。

同じように、家庭でも、今年どうやって暮らしていこうかということを考えながら、
お父さんやお母さんが働いて、収入を得、住居費や食費、教育費などへ配分していきますね。

車を買いたいと思いながら、そのためのお金を用意しないことはないでしょう。
子供に良い教育を受けさせたいと言いながら、本代や習い事の費用を考えないことはありません。
健康に注意しながら、極端に食費を切りつめたり、健康診断を受けないこともないでしょう。

全て、こうありたいという計画と現実の収入、出費の姿のバランスが大切になってきます。
収入を無視した出費は多大な借り入れを生み、家庭が崩壊するもとになります。
同時に、無理に収入の増加をもくろむと、体を壊したり、家族の繋がりがいびつになったりします。
バランスをとりながら、徐々にステップアップしてゆくのが大事ですね。

私が小学校に入学した時、市から私の名義の郵便貯金通帳がプレゼントされました。
通帳には、最初の行に100円が記載されています。
これをきっかけに、親からもらったおこずかいを貯金することを覚え、
お正月にはお年玉として親戚などから頂いてある程度まとまったお金を
入金し通帳に記載してもらって喜んだりもしました。

もっとも、同級生が「貯金した」と自慢げに話している横で、
私は、“有効に使うのも大事なことだ”とちょっとさめた思いで見ていたのも事実です。

おっと脱線。

家庭にあっても、会計というのはとても大事なことで、
「収入があるからいいよ」ではなく、「収入を何のためにどう使う、もしくは使えない」を
いつも意識して家庭の経済活動を行ってゆく必要があります。
そして、大切なことですが、子供にもそのことをきちんと伝えて、教えてゆくという事が
大切であり、子供の為にもなるのです。

「親が面倒をみているからいいよ」ではなく、
「我が家は今こうゆう考えのもとに生活している。経理的にはこう。
だから子供にも一緒に考え協力してほしい。」ということを話し、
家庭の経済活動の仲間として参加してもらう。

子供だって、欲しいもの、やりたい事が次々に出てきます。
自分で収入を得られない子供は当然親に頼むことになりますが、
どうしてそれが欲しいのか、やりたいのかをきちんと伝え、(自分の中で整理できますね)
どうして、買ってもらえるのか、やらせてもらえるのか、もしくは駄目なのかを
きちんと説明してもらう。

そうゆう、日常の身近な事を家計として理解する癖をつけることは、
子供が大人になった時にとても役に立つはずです。

夏休みでお子さんと接する時間が多い時期。
家計の話を出来る範囲でお子さんとしてみるのはいかがでしょう。

『女子大生会計士の事件簿』を読みながら、
そんなことを思ってみました。

さぁて、2冊目も買ってこようかな?

「パートナーさん、おこずかい頂戴!僕には裏金のプールなんて無いんだから!」

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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

食本『三四郎』 追加のお話

お元気ですか?

お盆のお休み、終戦記念日。皆さんはどのように過ごされたでしょうか?

15日の終戦記念日に東京C市の弓道連盟で50射会が行われるので参加することにし、
14日から東京にお出かけしてきました。
(射会の様子はこちらをどうぞ)


14日は渋滞を避けるため早朝に家を出、朝9時には東京に着いています。
そこで、東大をお散歩してみることにしました。

以前、食本『三四郎』という記事を書きました。
夏目漱石の『三四郎』を食べ物に関する記述に注目して読んでみるという
私のお遊びをご紹介したものです。

実はこの遊び、十分には完結していません。
三四郎が上京する列車の中で食べた駅弁は何処で買い求めたものか?
を時刻表をもとに精査するとか、
福神漬けの缶づめは実際はどの位の大きさなのか?
など、

まだ気になりながらもやり遂げていない調査が残っています。
これはいけません。

忙しさを言い訳にちょっとお休みモードですが、気にはしています。
その言い訳のお許しに、三四郎の足跡を歩いてみようと言う魂胆です。

まずは、赤門からスタートしましょう。

DSCN0854_convert_20100816065952.jpg

昔から少しも変わっていませんけど、道路の反対側は古い店がほとんどなくなって
ビルに変わっています。古本屋さんもすっかり少なくなったようです。

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喫茶店「こころ」もシャッターが下りて長いようです。

本郷通りを東大農学部の方に上がり、言問通りの交差点に。
此処を右手に降りて回り込むように歩いてゆくと

DSCN0857_convert_20100816065217.jpg  DSCN0861_convert_20100816065252.jpg  DSCN0863_convert_20100816065326.jpg

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三四郎が野々宮先生を訪ねた記述のところで
「高等学校の横を通って弥生町の門から入った。」とあるところです。
向かいには竹久夢二の美術館、弥生美術館があります。

DSCN0869_convert_20100816065617.jpg

安田講堂を回り、三四郎池を目指します。
受験生らしい人や、小さなお子さんと一緒の家族連れの方などが写真を撮ったりしています。

パートナーさんも「私も学食に来たことがあるよ」なんて昔話を披露してくれます。
パートナーさんが学生の頃、色々な大学の学食を回るのが流行ったそうです。
いろんな楽しみがあるのですね。

DSCN0882_convert_20100816065725.jpg

三四郎池は、今ではすっかり木々に覆われています。
里見美禰子を始めて見かける重要な場所です。

「ふと目を上げると、左手の丘の上に女が二人立っている。女のすぐ下が池で、
向こう側が高い崖の木立で、その後がはでな赤煉瓦のゴシック風の建築である。」
とあります。

続けて
「そうして落ちかかった日が、すべて向こうから横に光をとおしてくる。
女はこの夕日に向いてたっていた。三四郎のしゃがんでいる低い陰から見ると
丘の上はたいへん明るい。」
とあります。

時刻は夕方、日が西に沈みかけた頃です。

東大の地図を見てみましょう。

DSCN0868_convert_20100816065543.jpg

「赤煉瓦のゴシック風の建物」とは総合図書館のことでしょう。
ちょうど、上の池の写真を撮ったあたりに三四郎がしゃがんでいたようですが、
今は木々に覆われて建物は見えません。

『三四郎』が連載されていたのは、明治41年(1908年)。
今から約102年前のことですから、木々もずいぶん育って風景も変わっているでしょう。
でも、三四郎が上京したのが、8月の末頃。
9月11日から授業が始まっていますから、ちょうど今頃の季節ですね。

池を一回りして出るとサッカーをしている学生や剣道場で練習する学生がいます。
昔と変わらぬ風景です。

東大病院の間からは、上野の不忍池を越えて東京スカイツリーが見えます。

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東大病院を歩きながら、友人の事を思い出します。
東大の医学部を卒業し、都内のK大学病院で研究を続けていた友人は
私と話のよく合う方で、野山に咲く花の好きな人でした。

もう10年ほど前になります。
届いたはがきで、癌であることを知り、お見舞いに伺いましたが、
本人は医者です。
「癌に負けちゃったよ」と悔しそうに言います。
「春、検査した時には数値はちょっと高めだったけど許容範囲だったんだ。
医者だからね、数値をあてにしちゃうんだ。
でも、夏に山に登った時いつもより疲れやすくなってたんで、検査したら
もう駄目だった。」

そう言います。

私が訪ねた時は1人でしたが、大学の教え子や研究仲間がよく見舞いにいらっしゃっている
ようです。

亡くなる少し前に、彼の書いた植物の本が出来、
奥さんもそれがせめてもの救いだったと仰っていたのを思い出します。

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春日通りに出て、帰ることにしましょう。
車を走らせていると、蕎麦屋が見えます。
三四郎が入った蕎麦屋かしら?そう思いながら、次回来た時には入ってみようかな?
そんなことを思いながら、東大を後にします。

本郷三丁目のかねやすは、今日もシャッターが閉まっていました。

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テーマ : 読書メモ
ジャンル : 本・雑誌

読書の夏

お元気ですか?

台風がやってきて、しかも日本の周りの海水温度が高いため
衰えることもなく縦断してゆくとのこと。
どうぞ、ご注意ください。

雨の日は、本を読みましょう。

「読書の秋」という言い方はあるけれど、「読書の夏」っていうのでしょか?
小・中学生だったら、夏休みの課題図書があったり、
好きな本を読んで読書感想文を出すように…なんて事があるのでしょうが、
今の小・中学生はどんな本を読むのでしょうね。

何に興味を持ち、どんな本に出会うのかって、
あとあと考えると運命的なものを感じる事が出来たり、
「あぁ、あの本と出合ったのは必然的なものだったんだ」
その後の読書や人生の軌跡を振り返って納得したりと面白く思う事があります。

もっとも、本に出会い夢中になって読んでいるときにはそうゆう事を考えては
いないでしょう。
それでも、ちょっと落ち着いた時には、
「今読んでいる本は、一生もんだな」と感じる事もありますね。

パートナーさんの読書は物凄い集中力。
今は「読書期」とでも呼べる時期になっているらしく、
家事以外の時はひたすら本を読んでいます。
好きなTVドラマも、全く気が向いていないのでDVDに焼いて保存。
いつか観るのでしょうね。

私とはジャンルが違うので、どんな本を読んでいるのか知りませんが、
ひたすら読んでいます。
私が、同時に何冊かの本を読んでいくのとは違い、
一冊一冊読み終えながら次から次へと読んでいますから、
余計に集中力を感じてしまいます。

そんなパートナーさんのちょっとご自慢は
「新潮文庫の100冊を全部読んだよ」というもの。
「だから、『白鯨』も『肉体の悪魔』も読んだもんね。女性には珍しいでしょう」と言います。
まぁ、そうかもしれませんね。

先日ショッピングモールに入っているわりと大きな本屋さんに寄ったので
「新潮文庫の100冊」をもらってきました。
私が学生の頃は、各社文庫出版目録があって、無料でもらえたので眺めて楽しんだものですが、
出版点数も膨大になると、目録作りも大変ですし、経費もかかります。
宣伝費ではもう賄えないのでしょうか、今は見当たらないですね。

DSCN0853_convert_20100812122619.jpg

それでも、「新潮文庫の100冊」。 パートナーさんは嬉しそうです。
もちろん、パートナーさんが100冊全部読んだ頃とは内容も違います。

「夏目漱石は何が入っていると思う?」 とクイズが始まりました。

「『坊ちゃん』と『こころ』かな」と私。まぁこれは易しい。
「じゃ川端康成は?」
「『雪国』」 川端康成で私が読んだのは『雪国』しかありません。
「谷崎潤一郎は?」
「『細雪』?」 
「残念でした、『春琴抄』」 これは読んでいません。
「芥川龍之介は?」
「『羅生門』」 これは、経験的に答えます。

「太宰治は?」
「『人間失格』だね。」
「もうひとつ」・・・・・考えても分かりません。だいたい私は太宰読みではありません。
「最近映画にもなったよ」・・・・・なおさら分かりません。
「『ヴィヨンの妻』だよ」・・・・・ふぅ~ん。

そして極め付き!
「三島由紀夫は?」
「『金閣寺』」これは外せないでしょう。
でも、もう一冊が悩みます。
私としては『不道徳教育講座』とか『サド侯爵夫人』と言いたいのですが、
ちょっと違うでしょうね。
しばし、思案・・・・

「『仮面の告白』?」
「わぁ、当たった!」
大喜びのパートナーさんに、ホッとする私。

夏の日のささやかなお遊びです。

ところが、本屋さんでもらってきた「新潮文庫の100冊」
中をぺらぺら見てびっくりしました。

パートナーさんが、私にクイズを出したのは「名作」というカテゴリーでした。
他に、「現代文学」「海外文学」「エッセイ ノンフィクション」とあり
「海外文学」は『ゲーテ格言集』以外は全部読んでいました。
でも、「現代文学」と「エッセイ ノンフィクション」はちんぷんかんぷん。

これはこれは、私って浦島太郎なのでしょうか???

と思ってもう一度ゆっくり開いてみると、
「現代文学」のところにもありました。お気に入りの本が。

『西の魔女が死んだ』梨木香歩、と『精霊の守り人』上橋菜穂子
の2作品です。44冊中2冊です。

なんだか安心して、じわっ~っと嬉しくなりました。

ちなみに、『精霊の守り人』はパートナーさんもお勧め。
数少ない、2人で楽しんだ本です。

皆さんはこの夏、どんな本を読みますか?



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夏の映画

お元気ですか?

昨日から降り続いた雨があがり、高い雲の隙間から陽が差しています。
あちらこちらで鳴く蝉の声が肌を刺激し、
私の記憶を呼び起こしてゆきます。


先日、WOWOWで『リプリー 暴かれた贋作』という映画を放送していました。

リプリー 暴かれた贋作 [DVD]リプリー 暴かれた贋作 [DVD]
(2009/08/28)
バリー・ペッパークレア・フォーラニ

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あれ?リプリーってマット・デイモンが演じた映画と同じタイトル。
パトリシア・ハイスミスの「リプリー」シリーズの第2作目にあたる『贋作』の映画だそうです。

ストーリーは
詐欺師のトム・リプリーが仲間と若手画家ダーワットを売り出すが、ダーワットが事故死したため
贋作を売り…

2005年のアメリカ映画。監督はロジャー・スポティスウッド。
主演のリプリーはバリー・ペッパー、 アラン・カミング 、クレア・フォーラニ
ウィレム・デフォー といった非常に個性的な役者さんが固めています。

ただ、残念なことにストーリーの内容から言ってちょっと軽い映画になっています。
ここは役者さんを見て楽しむことにしましょう。

さて、『リプリー』といえば1999年にアンソニー・ミンゲラ監督、マット・デイモン主演
によって映画化されていますが、
こちらはシリーズの第1作。原題は『太陽がいっぱい』

富豪の放蕩息子ディッキー(ジュ―ド・ロウ)をアメリカに連れ戻すためにイタリアに来た
リプリー(マット・デイモン)が、ディッキーやその友人との遊興の末、ディッキーを殺害し
なり済まして…と言うお話。

棚からDVDを出して観ることにしましょう。

リプリー スペシャル・エディション [DVD]リプリー スペシャル・エディション [DVD]
(2007/11/28)
マット・デイモンジュード・ロウ

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マット・デイモン、ジュード・ロウ、ケイト・ブランシェット、グウィネス・パルトロー といった
役者さんが登場しているので、こちらも競演が楽しい。

と思って観はじめたら、これがなかなか良い。
公開当時『リプリー』は、ルネ・クレマン監督アラン・ドロン主演の『太陽がいっぱい』とは
別物。リメイクとは考えないでという声があったが、なるほどうなずける。

映画としての作品という位置があるから、原作により忠実がどうかはあまり気にしない。
でも、主人公リプリーの境遇とそれに起因する心理状態を良く表現している。

心理劇として作品を楽しむなら、本を読むのもまた楽しいだろうと早速注文。

太陽がいっぱい (河出文庫)太陽がいっぱい (河出文庫)
(1993/08)
パトリシア ハイスミス

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届いた本を見て、ちょっと驚きます。
あれ、こんなに厚い本だったっけ? 400頁あります。

中学生のころに、本屋さんの棚で見た記憶があるのですが、
もっと薄かったように思っていました。

その頃に見た、アラン・ドロンの『太陽がいっぱい』
けだるい陽さしが終始映画の画面を覆っている。
アラン・ドロン自身もまだ駆け出しの役者で、若い荒削りさが役にマッチ。

ニーノ・ロータの曲とラストシーンは忘れようもない。
本を読み終わったら、棚から『太陽がいっぱい』のDVDを出して、
観ることにしよう。

中学生のころの記憶がよみがえるかもしれない。


太陽がいっぱい スペシャル・エディション (期間限定生産) [DVD]太陽がいっぱい スペシャル・エディション (期間限定生産) [DVD]
(2008/09/26)
アラン・ドロンマリー・ラフォレ

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バウムクーヘン

お元気ですか?

今日は、県の支部対抗戦があったので、武道館へお出かけです。
車で1時間。東名高速を使っていきますから、土曜日の早朝割引でも650円。
東京の場合でも、電車で武道館や明治神宮に行くと、
1時間から1時間半ぐらいはかかっていました。

交通費やガソリン代はこちらの方がちょっと負担増ですね。
こうゆうところにも、東京と地方都市との格差はありますが、
全国をみわたしてみると、まだ恵まれている方です。

弓道のお話は、こちらの方に書いていますので、ご興味のある方はお立ち寄りください。

こちらでのお話は、これ!

DSCN0850_convert_20100808161708.jpg

県の武道館のあるF市の駅に出来たお店。
実は私たちの住んでいるH市に本社があるのですが、
F市店限定のお菓子があるんです。

ローカル放送で知ったのですが、高いお菓子でもありません。
試しに買ってみました。

DSCN0851_convert_20100808161733.jpg

分かりますか? カットすると分かりやすいですね。

DSCN0852_convert_20100808161800.jpg

ね。 バウムクーヘンを焼いたものなんです。

しっとりとしたバウムクーヘンの表面にカラメルを塗って焼いたのですね。

クリュームブリュレが大好きな私には外せないお菓子?
お家で留守番のパートナーさんにもいいお土産になりました。

はちや珈琲店さんの美味しいボリビアの珈琲と一緒にいただきました。

皆さまにも、絵だけでもお裾わけ。どうぞお召し上がりください。


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浮気のすすめ

お元気ですか?

暑い日が続きます。
当地では街のあちらこちらに古い神社があって、夏祭りのにぎわいが聞こえてきます。
夜になると毎日のように何処かで花火が上がって、ちょっと辟易するくらい。

花火が嫌いと言う訳ではありませんが、毎日どこかでバンバン上がっていると
なんだか有難味がありませんし、一玉何万円と思うと、
貧困や病気に苦しむ人たちに役立てた方がいいのではと思ってしまいます。

さて、暑い夏。お肌のケアも注意が必要ですね。
洗顔も大事ですが、あまり洗い過ぎると肌はぱさぱさになります。
保湿液を塗ったり、UVカットに気をつけたりが大事ですね。

パートナーさんは、最近美白シミ取りの化粧品を使い、その効果に喜んでいます。
同時に、洗顔石鹸を楽しんでいます。

最近まで我が家で使っていたのが、「つかってみんしゃいよか石けん」というもの。
九州のシラス火山灰を使った石鹸で、
きめの細やかな白い泡がお肌に吸いつくようで気持ちよく、洗い流した後もさっぱりして
私も一緒に使って気に入っていました。
何回かりピート注文もさせていただいています。

でも、パートナーさん。
「石鹸を頼むけど、どうしようかな~」って言っています。
「弓道のお姉さま方はお茶の石鹸使ってるって」と私も情報提供。
「静岡茶の石鹸もあるんだよ」って会話のあと、黙ってしまいました。。

膝の上でiPadを覗きながら、真剣なパートナーさん。
浮気心がうずうずしているのでしょうか。

「アトピーにも良いっていう馬の油の石鹸ていうのもあるよ」なんて色々探しています。
夏は、汗もや肌荒れが心配ですからね。


そして今回頼んだのがこちらの石鹸。

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沖縄海泥無添加石鹸 「くちゃ石けん美シーサー」と言います。

火山灰の次は泥です。まぁ泥パックなるものも世の美女たちには人気です。
そんな柳の下の商品なのかもしれませんが、まぁお試しです。

パンフレットには「5ミクロンだから毛穴の奥の汚れもスッキリ!」とか
「マイナスの電流を帯びているのでプラスに帯電した古い角質や余分な
皮脂などを、洗い流してくれます!」とあります。
ほんとかな?

まぁ、初回の注文でしたので、2個買っても、4960円が2960円と60%のサービス価格。
再注文するかどうかは商品の力次第です。


自分に合った商品、気に入った商品を長年使い続けているという方もいらっしゃることでしょう。
それも大切なことですが、科学の進歩が驚くべき恩恵を私たちにもたらしてくれるのも事実。
新しいものを試してみるのも良いものです。

さぁて、パートナーさんの今回の選択。どうゆう結果になることやら。
落ち着いたら、またご報告いたしますね。



テーマ : 夏の美容ケア
ジャンル : ヘルス・ダイエット

夏の恵方巻き 

お元気ですか?

暑い日が続きますが、水分の取り過ぎは体調を崩します。
どうしても食欲が落ちたりしますが、食べることは体調管理の基本です。
体を休めながらも正しい食事をして、体力が落ちないように気をつけないといけないですね。


TVを見ていたら、スーパーのイオンのCMで恵方巻きを紹介していました。
う~ん、商魂たくましい! 
確かに節分という言葉は2月だけに使うものではありません。

ということで、我が家でも恵方巻きを作ってみました。

実は、2月にパートナーさんが、「食べてみようか」って言うので、
急遽買ってみたのですが、「これなら、自分で作った方がよかったね。」というのが感想。

今回はその復活戦です。

DSCN0840_convert_20100806185622.jpg

鮪と鰤とサーモンのお刺身を買って、
卵焼きを作って、きゅりと桜でんぶを散らして太巻きにします。

我ながら、上手に巻けました。
(でも、端っこを整えていませんので、ちょっとお恥ずかしい…)

DSCN0841_convert_20100806185801.jpg

ゴーヤが安く売っていたので、ゴーヤチャンプルも作ってスタミナ確保。
ちょっと汁だくにして、食べやすくしました。

DSCN0844_convert_20100806185835.jpg  DSCN0845_convert_20100806185904.jpg

パートナーさん手作りの金平牛蒡と茄の漬物も彩りを添えます。

真夏の夜の恵方巻き。
いいことあるといいですね。
平和への願いを祈りましょうね。

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テーマ : 今日の夕ご飯
ジャンル : グルメ

マルセイユの想い出

お元気ですか?

8月に入り蝉の鳴き声も一段と競い合いを増してくるようす。
昨夜も、日中の婚活に疲れたのかベランダに迷い込んできた蝉が、
狂おしくひとしきり跳ねまわって何処かに飛び出して行きました。

蝉たちには短い夏です。

昨日まで読んでいた池波正太郎の『ドンレミイの雨』では、
奥様の希望をくんでワーテルローの古戦場や
ジャンヌ・ダルクの生地ドンレミイを訪れます。

また、マルセイユを訪れたりもしています。

マルセイユ。フランスの南の玄関。
『ドンレミイの雨』では唯一私も訪れたことのある場所です。


あの夏。私はイタリアのナポリに用があり、旅をしていました。
車窓から眺めるオリーブ畑に数百年前と変わらぬであろう事を思い
畑の中や、大きな農家の建物の中に私が馴染親しんだ人たちが歩いているのを
想像しては、胸を躍らせます。

ナポリ大学を訪れ、石畳の路地裏にお目当ての学者の生家を見つけては
その家に住む女性と言葉を交わして1人喜びに浸ります。
他と変わるわけもない石造りの建物をちょっと興奮気味に写真を撮る私を
道行く人が、「なにがあるんだ?」とう顔をして通り過ぎてゆきます。

「来てよかった」という思いが全身を包み、それまで、日本で勉強していながら
なにか物足りない、ちょっと焦りにも似た感情が消えてゆくのを感じます。
旅に出、実際に自分の目で見、触り、同じ空気を吸ってみて分かる事があります。


ナポリで目的を達した私は次の目的地、マルセイユに向かいます。
(もちろん、ローマやミラノなどにも寄ってはいるのですが、それはまた次の機会に)

ニースを経由して入る、フランス最大の貿易港。南の玄関であると同時に
古くギリシャ、エジプトと交易を通じ、アジアの空気も感じられるエキゾチックな土地です。

映画ファンなら
ジャン・ルノワール監督の『ラ・マルセイエーズ 』
アラン・ドロンとジャン・ポール・ベルモントの『ボルサリーノ』
ジーン・ハックマンの『フレンチ・コネクション』でしょうか。
若い人なら、痛快コメディーの『タクシー』もマルセイユが舞台ですね。

どれも大好きな映画ですが、

私のマルセイユは
森繁久弥さんと加藤道子さんが名コンビのNHKのラジオドラマ「日曜名作劇場」
流れていた、『モンテ・クリスト伯(岩窟王)』でしょう。
今でも、ラジオの前で耳に神経を集中し、脳みそに映像を浮かべた時の感覚がよみがえります。

でも、正直なところ、息子の『椿姫』は読んで面白がっていたのですが、
お父さんの『三銃士』『モンテ・クリスト伯』はお話が長くてちょっともてあまし気味。
だからこそ、「日曜名作劇場」が分かりやすく記憶に強く残っているのでしょうね。

マルセイユに降り立った私が、真っ先に港に降りて磯の香りを嗅ぎながら
お散歩したのはいうまでもありません。
小さな漁船からあげられた小魚を氷をしいた台に並べて売るおじさん。
おっと、カモメの落し物に思わずよける私に
「気をつけろよ」って声をかけながら空を指差して笑うおじさん。

そんなマルセイユの歓迎を楽しむ私。

もちろん、『岩窟王』の島、イフ島にも遊覧船で渡り観光を楽しみます。
白い帆を張ったヨットがまぶしい地中海。

マルセイユにはイフ島以外にも
ノートルダム・ド・ラ・ギャルド寺院やサン・ヴィクトール修道院、ファロ宮など
観光名所は多くあります。でもそれはまたの機会に。

さて、マルセイユの夜。今日は寝台車に乗ってパリへ向かわなければなりません。
そして、その前に、やはりブイヤベースを頂かなければ、
マルセイユに来た意味が半減するどころか、全滅です。

駅で寝台車の予約を入れ、荷物をコインロッカーに預け身軽になった私は、
ギャルド寺院から下る坂の途中、こぎれいなレストランに入ります。

さぁ、いよいよブイヤベースだ。

ギャルソンが持ってきたメニュー表を見ながら、ブイヤベースとワインを頼みます。
ゆっくり、ゆっくり、これまでの旅のおさらいをしながら、
マルセイユの残りを楽しみましょう。

運ばれてきたブイヤベースは魚介も皿に盛りつけられ、
ちょっと野趣を感じさせながらも丁寧に濾されたスープが心地よい香りを放っています。
上品過ぎないブイヤベース。

池波正太郎氏も「東京で食べるフランス料理」と流行りのヌーベル・キュイジーヌを評していますが、
地の料理はやはり古き基本がいいですね。

さぁ、お腹も一杯になって大満足の私。
お勘定をすませて駅へ向かい、コインロッカーに。
でも、どうしたことでしょう。数字合わせのロッカーキーがピクリともしません。
決して酔って数字を間違えているわけでもないのに…

次第に焦る私。薄暗いロッカースペースには人影もなく、係員らしき人もみあたりません。
遠くの出発ホームでは列車のアナウンスも始まりました。
時計をみると、なんと5分前。時間は刻一刻と迫ってきます。

焦る私。冷や汗すら出てきそう。
バールでもあればこじ開けでもするでしょうに…
遠くに帽子をかぶった駅員の姿が見えますが、声をかけている暇もありません。

どんどんどん。ええい、こうなったら意地でも開けて見せるぞ。
時間はあと3分。開いたとして列車まで間に合うでしょうか…

とその時、まるで何事も無かったかのように開くコインロッカー。

急ぎ、荷物を取り出し、列車に向かって駆け出す私。
ホームで私を見ている駅員。でも、ローカル列車ではありません。
「乗るぞ!」って声を出す暇もなくドアに飛び込むと同時に、
背中でプシューってドアが閉まりました。

ふぅ~。一時はどうなる事かと思いましたが、無事寝台車に乗ることが出来、
すっかり安堵の私。

さぁ、ビュッフェでワインでも買って、パリまでの一晩をゆっくり休むことにしましょう。


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『ドンレミイの雨』

お元気ですか?

暑い日が続きます。
先程のニュースでは、高校野球の抽選会が行われたことを伝えています。
立派な顔つきの若人が映し出されています。
これまでの練習と甲子園への決意が伝わってくる映像です。


池波正太郎『ドンレミイの雨』(新潮文庫)を読みました。
初出は昭和58年だそうですから、もう27年前の旅行記になります。

小説仕立ての『ドンレミイの雨』
『紀行フランスとベルギーの暑い夏』には
奥様と一緒にフランス、ベルギーを旅する様子が、丁寧な筆で描かれています。

『紀行フランスの秋・その落日』
あまり奥様の姿は登場しませんが、ホテルでの食事の様子に、
同行の奥様に気を使われている様子が読み取れます。

池波氏が気をつかうのは、奥様だけではありません。
出版社が手配された、コーディネーターの方や、
運転手でカメラマンの方へも、食事や運転の労を心配します。

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(ミシュランを広げながら読んでみました)


優しく温かい筆で、ワーテルローの古戦場やジャンヌ・ダルクの村、
宿泊するホテルや食事の様子がつづられています。

池波正太郎は、『剣客商売』に代表される時代物の作家ですが、
私は、時代小説は読みません。
しかし、彼の食に関する本は好きで、 『食卓の情景』
『散歩のとき何か食べたくなって』などの本を眺めては、
文人の食事への真摯な姿勢に感動しています。

今回の『ドンレミイの雨』にも、食事の様子が多くあり
ほほぅと感心しきり。
しかも、この本で池波氏が訪問してる土地は殆ど私が未だ訪れていないところです。

27年前、氏は以前に訪れたパリ、フランスと数年でずいぶん様子が違ってきていることを
感想としてあちらこちらに記していますが、
その思いは、きっと今フランスを旅しても同じように感じるものなのかも知れません。

しばらく訪れていないフランス。
ちょっと行ってみたくなりました。

そう、パートナーさんも一緒に。
ホテルのメニューを見ながら、料理を選んだり、
バルコニーから広がる遠景をながめながら、私の記憶にあるフランスを
話したりするのでしょうね。

このお話、ちょっと続けましょう。

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