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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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食本『三四郎』 追加のお話

お元気ですか?

お盆のお休み、終戦記念日。皆さんはどのように過ごされたでしょうか?

15日の終戦記念日に東京C市の弓道連盟で50射会が行われるので参加することにし、
14日から東京にお出かけしてきました。
(射会の様子はこちらをどうぞ)


14日は渋滞を避けるため早朝に家を出、朝9時には東京に着いています。
そこで、東大をお散歩してみることにしました。

以前、食本『三四郎』という記事を書きました。
夏目漱石の『三四郎』を食べ物に関する記述に注目して読んでみるという
私のお遊びをご紹介したものです。

実はこの遊び、十分には完結していません。
三四郎が上京する列車の中で食べた駅弁は何処で買い求めたものか?
を時刻表をもとに精査するとか、
福神漬けの缶づめは実際はどの位の大きさなのか?
など、

まだ気になりながらもやり遂げていない調査が残っています。
これはいけません。

忙しさを言い訳にちょっとお休みモードですが、気にはしています。
その言い訳のお許しに、三四郎の足跡を歩いてみようと言う魂胆です。

まずは、赤門からスタートしましょう。

DSCN0854_convert_20100816065952.jpg

昔から少しも変わっていませんけど、道路の反対側は古い店がほとんどなくなって
ビルに変わっています。古本屋さんもすっかり少なくなったようです。

DSCN0856_convert_20100816065133.jpg

喫茶店「こころ」もシャッターが下りて長いようです。

本郷通りを東大農学部の方に上がり、言問通りの交差点に。
此処を右手に降りて回り込むように歩いてゆくと

DSCN0857_convert_20100816065217.jpg  DSCN0861_convert_20100816065252.jpg  DSCN0863_convert_20100816065326.jpg

DSCN0866_convert_20100816065355.jpg  DSCN0867_convert_20100816065512.jpg

三四郎が野々宮先生を訪ねた記述のところで
「高等学校の横を通って弥生町の門から入った。」とあるところです。
向かいには竹久夢二の美術館、弥生美術館があります。

DSCN0869_convert_20100816065617.jpg

安田講堂を回り、三四郎池を目指します。
受験生らしい人や、小さなお子さんと一緒の家族連れの方などが写真を撮ったりしています。

パートナーさんも「私も学食に来たことがあるよ」なんて昔話を披露してくれます。
パートナーさんが学生の頃、色々な大学の学食を回るのが流行ったそうです。
いろんな楽しみがあるのですね。

DSCN0882_convert_20100816065725.jpg

三四郎池は、今ではすっかり木々に覆われています。
里見美禰子を始めて見かける重要な場所です。

「ふと目を上げると、左手の丘の上に女が二人立っている。女のすぐ下が池で、
向こう側が高い崖の木立で、その後がはでな赤煉瓦のゴシック風の建築である。」
とあります。

続けて
「そうして落ちかかった日が、すべて向こうから横に光をとおしてくる。
女はこの夕日に向いてたっていた。三四郎のしゃがんでいる低い陰から見ると
丘の上はたいへん明るい。」
とあります。

時刻は夕方、日が西に沈みかけた頃です。

東大の地図を見てみましょう。

DSCN0868_convert_20100816065543.jpg

「赤煉瓦のゴシック風の建物」とは総合図書館のことでしょう。
ちょうど、上の池の写真を撮ったあたりに三四郎がしゃがんでいたようですが、
今は木々に覆われて建物は見えません。

『三四郎』が連載されていたのは、明治41年(1908年)。
今から約102年前のことですから、木々もずいぶん育って風景も変わっているでしょう。
でも、三四郎が上京したのが、8月の末頃。
9月11日から授業が始まっていますから、ちょうど今頃の季節ですね。

池を一回りして出るとサッカーをしている学生や剣道場で練習する学生がいます。
昔と変わらぬ風景です。

東大病院の間からは、上野の不忍池を越えて東京スカイツリーが見えます。

DSCN0889_convert_20100816065754.jpg


東大病院を歩きながら、友人の事を思い出します。
東大の医学部を卒業し、都内のK大学病院で研究を続けていた友人は
私と話のよく合う方で、野山に咲く花の好きな人でした。

もう10年ほど前になります。
届いたはがきで、癌であることを知り、お見舞いに伺いましたが、
本人は医者です。
「癌に負けちゃったよ」と悔しそうに言います。
「春、検査した時には数値はちょっと高めだったけど許容範囲だったんだ。
医者だからね、数値をあてにしちゃうんだ。
でも、夏に山に登った時いつもより疲れやすくなってたんで、検査したら
もう駄目だった。」

そう言います。

私が訪ねた時は1人でしたが、大学の教え子や研究仲間がよく見舞いにいらっしゃっている
ようです。

亡くなる少し前に、彼の書いた植物の本が出来、
奥さんもそれがせめてもの救いだったと仰っていたのを思い出します。

DSCN0890_convert_20100816065828.jpg

春日通りに出て、帰ることにしましょう。
車を走らせていると、蕎麦屋が見えます。
三四郎が入った蕎麦屋かしら?そう思いながら、次回来た時には入ってみようかな?
そんなことを思いながら、東大を後にします。

本郷三丁目のかねやすは、今日もシャッターが閉まっていました。

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