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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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『殺意はやさしく誘う』

お元気ですか?

すっかり秋めいて、朝夕は寒いくらいの時があります。
パートナーさんは、空を見上げて「空が高いね。変わらないはずなのにどうして高く見えるのかな」
なんて言っていますが、私には気の利いた答えが浮かびません。
子供電話相談室に聞いてみようかしら、なんて思ってしまいます。

ここ最近、読書モード全開のパートナーさん。
炊事洗濯以外はずーっと本を読んでいます。
読み終わった本は、Book off 行きとそうでないのと二つの段ボール箱に仕分けされます。

「ねぇ、なんか面白い本ある?」
先日から東直己さんの本を読みながら、他の本もつまんでいます。

「これなんかどう」ってパートナーさんは4冊の文庫を選んでくれました。
どれも、厚めの推理小説、女性の作家です。
まずは、2005年度MWAメアリー・ヒギンズ・クラーク賞ノミネート作品と書かれている、
クリスティアーヌ・ヘガンの『殺意はやさしく誘う』を読んでみましょう。

最近よくお邪魔しているブログ、探偵小説三昧 のsugataさんが、
先日、『ロマンスの王様 ハーレクインの世界』という本を紹介するなかで、

「ひとつのジャンル文学として、ロマンスとミステリはそれほど遠い関係ではないと思っていたからだ。
どちらもストーリーの枠組みや構成等に一定のコードがある文学である。
いわゆる職人タイプの作家が、そのコードさえきちんとマスターしていれば、どちらも巧みに書けるのではないか。」


とおっしゃっていました。

私も、ハーレクインは読んだことがありませんが、全くの同感。
将棋の駒を動かすように、登場人物に役割をきちんと演じてもらえば、
棋譜に性格があるように、推理小説もストーリーを展開することが出来る。

社会背景やキャラクターの設定、配置、などを構図に当てはめるように置いていけば、
そこそこのものは書ける…かな?

そんな、ハーレクインの匂いがする『殺意はやさしく誘う』
ね、タイトルもハーレクインでしょう。

ストーリーは、
写真家のジェナ・メイヤーソンのところに、別れた夫で企業弁護士のアダムが
訪ねてくるところから始まります。
ジェナとアダムの学生時代の友人で恋の鞘当てもした私立探偵フランクが登場し…

ね、ハーレクインでしょう。

お話はそこそこに書けています。登場人物の立ち位置、役どころもお決まりで
“えぇ~、どうしてこの人にこんな事させるの”っていう失敗もありません。
まるで絵に書いたように、(小説です。変な例え方ですね)登場人物が役柄を与えられた
通りに演じています。

ですから、頑固な刑事も、人のいい向かいのおあばさんも、子供たちも、
そして、主人公ジェナの父親で元主席検事のウラ話も、
やっぱりねってお決まりそのもの。

5分の2ほど読んで登場人物が出揃ったところで、犯人わかっちゃった。

犯罪のトリックを楽しむようなところもないし、
登場人物がお決まりなように、人物描写も凡庸だし…
何を楽しくて書いているんだろう、編集者は担当していてつまんなくないかな?
そんなことを考えながら読んでしまいます。

でもせっかくです、この小説で良いところを二つ挙げるとしましょう。

一つは、私立探偵の車がフォードの57年型サンダーバードだということ。
サンダーバードは好きな車です。

250px-1957_Ford_Thunderbird.jpg

数年前に日本に11代目になる新車が来たときに間近に見て座ってみたのですが、
デザインが綺麗でアメリカ車らしくて良い! (私が乗ったのはこちらです)

250px-Modern_Ford_Thunderbird.jpg

アメリカ人は車が大好きです。
古い車も丁寧に手入れをしたり、レストアして乗っていますし、
オークションも盛んで投資対象にもなっています。

推理小説を読むときの楽しみにどんな車が登場するかがありますし、
車によって登場人物の性格づけもしますね。

だから、サンダーバードは○です。

もう一つ。当たり前な話なんですが、ニューヨークの街が舞台だということ。
まぁボルチモアでもサンフランシスコでも良いのですが、
訪れたことのある街、歩きまわったことのある街が舞台だと
イメージが湧きやすいでね。

街のバーガースタンドや濡れた歩道やビルの石壁の質感。
そんなものを読みながら思い起こして楽しむことができます。

「どう、犯人わかった」
「うん、○○でしょう。」
と犯人割り出しの推理をご披露する私。

パートナーさんはニヤニヤしています。

皆さん、推理小説はお好きですか?
読書の秋!推理小説でお茶の間の話題づくりはいかがでしょう。

さて問題です。この『殺意はやさしく誘う』はどっちのダンボールに行ったでしょう!
よーく考えてくださいね。

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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

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