プロフィール

杣人・somabito

Author:杣人・somabito
Nuages・・・雲のようにふんわりとしています

カレンダー
12 | 2011/01 | 02
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
リンク
ブログランキング

FC2ブログランキング

人気のあれこれ!
月別アーカイブ
最近のトラックバック

トリップアドバイザー

お元気ですか?

当地、今日は朝少し晴れ間があった程度で一日中曇り空の寒い風。
県西部地区の弓道講習会に出席し、我が身の未熟さを再確認。
まぁ、練習が殆ど出来ないでいますから、自業自得なんです。

一昨日メールがきました。
怪しいいメールは「迷惑メール」に直行なのですが、
これはブログのメールフォームからのものです。

読んでみると、トリップアドバイザーというサイトからです。
なんでしょう。

読み進めると、「おすすめブログとして掲載させて頂き」たいというお話です。
どうやら、トリップアドバイザーというサイトは世界中の旅行先の口コミの情報を提供しているようです。

メールでは私に出費の必要がないこと。作業の必要がないことを説明してくれています。
リンク掲載された場合のスタイルも紹介していくれています。
しかも、このリンクで私の収入もありません。こういうのは安心です。
そこで、翌日掲載OKの連絡をしました。

トリップアドバイザーさんが興味を持ってくださった私のブログは昨年末に訪れた神戸の記事です。
神戸の昼という記事。

思わぬ出会いがあるものですね。

右のコラムにトリップアドバイザーさんのバナーも貼りましたので、ご興味のある方はどうぞ訪ねてみてください。

ブログやホームページを持っていると個人のブロガーさん以外、企業関係からの連絡を頂くことも時々あります。
以前、私の「グルメ缶詰」がHP版で公開していた時、HPを売ってくださいという連絡を頂いたこともありました。
たしかに、Google の検索で「缶詰」と入れると最初のページに出てきていましたし
ある程度は力のあったHPだったのかもしれません。
でも私の始めて作ったHPでしたし思い入れのある「グルメ缶詰」でしたので売るなんて
全く想像も出来ない話です。

また、「グルメ缶詰」には新商品の紹介や缶詰会社のキャンペーンの情報が寄せられ
掲載をしたこともあります。

弓道のブログには弓具店からの案内も届きます。
ブログの色々なお付き合い。ちょっと楽しいです。

今回のトリップアドバイザーからの依頼は私としても理解出来る内容でしたし、好きな旅行関係です。
まぁ、これで私の「杣人のNuages」に多くの方が訪れて・・・
なんてことは想像していませんが嬉しいご依頼でした。

よろしかったら、トリップアドバイザーもご覧いただき、貴方の旅行の参考にしてみてください。

スポンサーサイト

テーマ : 旅行情報
ジャンル : 旅行

ラ・サリーブ 新春ランチ

お元気ですか?

今日の当地は朝から強い風が吹いていて風が冷たい。
パートナーさんはお布団を干したいのだが、せっかくお日様が照っていても
風で冷たくなってしまうとちょっとボヤいている。
私は、明日から弓道の講習会があるのだが、着物で肌脱ぎをすると寒いと
これまた軟弱な気持ちがもたげて来て、講習会が億劫な気持ちになってしまう。
相変わらずお互い他愛もない事を思っている呑気な暮らしだ。

呑気を承知に言えば、我が家の会話は「今日何食べる?」に集約される。
お互い思惑のある時はいいのだが、そうでないときは何も考えていないから悲惨なことになる。
冷蔵庫にあるものを挙げてメニューを考えるのも代わり映えしなくなると
心の中ではぁ~とため息を付くことになってしまう。
これは悲しく情けなく可能なかぎり避けなければならないことだ。

だから「今日何食べる?」と思考を促す。

だいたい、美味しい物を食べた後はその余韻が尾をひいているから、
思考に活をいれなければ、何を食べたいかなど思い浮かばないのだ。
昨日のラーメンはインパクトが強すぎた。
日頃ラーメンを食べないから思わぬ不覚をとってしまった。

今日は、軌道修正するためにも、きちんとした美味しい物を食べないといけない。
そう、私の生存本能が内なる声で語りかけてくる。

「サリーブ行かない? 今年まだ行っていないし挨拶しに行こうよ」
 そう言うと
パートナーさんも乗り気になっている。
頃合いを見て出かけた。

お店は静かな住宅街の一画にある。
最近は都会でも繁華街ではなく住宅街の中に隠れ里のようなレストランが流行りのようであるが、
落ち着いた空気が安心感を醸し出している。

ドアを開けるといつものように明るいマダムの声に迎えられ、席に案内される。
平日のランチ。女性客がすでに食事をしている。

DSCN1802_convert_20110128145319.jpg  DSCN1803_convert_20110128145409.jpg

メニューを拝見していると天竜の猪がある。私はこれに決まりだ。
マダムが「メニューには載っていないけど和鹿があります」と言う。
パートナーさんの目がキラリとする。
蝦夷鹿はよく食べるが、和鹿は肉が柔らかく優しい味わいがある。お願いする。

DSCN1804_convert_20110128145435.jpg  DSCN1806_convert_20110128145520.jpg

金柑のコンポートを頂きながら、食事が始まる。
マダム手作りのパンも柔らかい。
ラ・サリーブとの出会いは、パートナーさんがパンを買いに来たことに始まる。

DSCN1807_convert_20110128145556.jpg  DSCN1808_convert_20110128145641.jpg

オードブルは生ハムや鴨のコンフィをメインにしながら、
ラタトゥイユが静かな主張をしている。
料理ってこうでなくっちゃと納得してしまう旨さだ。

お次に控えしは大根のスープ。と白波五人男のような口上が浮かんでくるのは、
すこしばかりワインが回ってきたからだろうか?
パートナーさんは「大根の苦味はどうやってとるのだろう?」と真面目な関心を示しているが、
これは、おでんの大根をお米のとぎ汁で炊く機会が増えたから、自然と湧いた疑問だろう。

私は、相変わらず“大根のスープってラルースに載っているのかな?”なんて考えている。
牛蒡のスープよりは載っていそうな気がするが、はたしていかに?
お互い単純な性格である。

DSCN1810_convert_20110128145745.jpg  DSCN1809_convert_20110128145721.jpg

さぁ、メインディッシュ。
左が和鹿のグリル。柔らかくて口に入れたときに溶けるような感じが良い。
あの、くりくりした目や人なつっこい仕草を想像するとちょっと可哀想に思うかもしれないが、
一方で山から降りてきた鹿は農作物を荒らす害獣の顔を持つから日本各地で鹿料理の開発が進んでいる。

生き物を殺生して頂くのであるから、感謝して美味しく頂かなければバチが当たるというものであろう。

天竜の猪はナイフを入れると肉がほぐれるよう。肉の美味しさに加えソースが絶品である。
猪の肉質、味にあった厚みのあるソースは思わずパンのおかわりをして
お皿のソースを拭き取るようにして食べてしまった。

フランス料理はやっぱりソースが命である。

以前、ヌーベル・キュイジーヌなんて言って懐石料理を手本にしたという
小さく可愛らしく盛りつけたフレンチが流行ったことがあった。
中華にも似た流行りがあった。
いずれも少人数での食事、少食傾向にある時代の変化を取り入れた流行であったが、
フランス料理に関してはその流れは終わったと言っていいだろう。
当たり前だ。

可愛いパリジェンヌはいざしらず、フランス人は大食いである。
確りした濃いソースを使い、ガッツり食べる。
フランス料理は生きる力強さを感じさせる剛毅な料理だ。
日本人の小さい胃袋にみあった懐石料理の真似事など長続きするわけもない。
そんなフランス料理は早晩だめになるのである。

食はその民族が培ってきた文化である。頑張れ!本物フランス料理!

それにしても、和鹿も猪もボリュームたっぷりである。
私たちの大食いを知っているシェフ。気を利かしてサービスしてくださったのかな?
ちょっと嬉しい。

DSCN1811_convert_20110128145821.jpg

そして、デザートのミルフィーユ。
マダムが「お店の名物よ」とにこやかに自信たっぷりにおすすめしてくれるので
頂くこちらも幸せな気分でほうばる。

甘いという漢字は人が口を開けて喜んでいる図で、甘いは旨いに通じる。
食後のデザートは料理全体を締め、幸せな余韻の中で私たちの心を開放してくれる。
あぁ、こんな素敵な料理を食べられるお店が近くにあることに感謝しよう。

ラ・サリーブさん。ご馳走様でした!

追記)
シェフやマダムと楽しいお喋りも楽しい今日のランチ。
美味しい食事を頂いているうちに、心が整ってきて本来の私たちの姿を取り戻すことが出来た。
めでたしめでたしである。

お料理の写真を遠慮無く撮らせていただいているからだろうか?
マダムが「ブログを書いているの?」と尋ねられたのでお教えしたが、
ちょっと恥ずかしい。

ラ・サリーブさんのブログはHPから入ることができるが、
以前のからはガラっと変わってとても見やすいカッコいいブログになっている。
フェイスブックなんかもくっついていて、なんだか凄い!

フェイスブックでラ・サリーブさんのファンが集うことができたら面白いだろうな。
そんな夢を見られるブログである。

頑張れ!


テーマ : 今日のランチ!
ジャンル : グルメ

ラーメン

お元気ですか?

TVのニュースを見ていると九州の霧島連山の新熱岳が物凄い噴火を起こしている。
人間があれやこれやして生み出すエネルギーを笑うかのような自然の力。
映画『2012』がまんざら絵空事でもなさそうに思える。

鳥インフルエンザにしても、豪雪にしても、予防警戒はしているのであろうが
目の前に危機が現れてからでないとなかなか対処は出来ない。
いつも自然との付き合いは人間が後手に廻る。

先日見たTVでは三陸の牡蠣が紹介されていた。
去年のチリ地震による津波で牡蠣の筏が被害にあい、復興に2~3年はかかると伝えていたのだが、
被害の少なかったところなのだろうか。
当時の番組で牡蠣養殖の家の年収が200万円と伝えていて耳を疑った。

牡蠣の養殖業者にしろ鶏の養鶏業者にしろ生き物を扱う仕事には愛情が伴う。
自然の力とはいえ災害の痛手には金銭ではかり得ないものも加わるだろう。


函館で美味しい塩ラーメンを食べたからという訳ではないが、
今日の我が家のお昼ごはんはラーメンだった。
普段外でも家でもラーメンを滅多に食べない我が家としては珍しいことこの上ない。

午前中仕事をして、所要で街中に出、「お昼どうしようか?」と言いながら
スーパーに寄って買い物をしていたら、パートナーさんがラーメンを手にとった。
豚足を煮た時に作ったスープが冷蔵庫にあると言う。
野菜は冷蔵庫にあるから、挽肉を買い足す。

家に帰りお昼の準備。
パートナーさんがおかずにシュウマイを温め、もつ煮を小鉢によそう間に、
私が野菜炒めをつくり麺を茹でる。
ビニールパックに凍っているスープを鍋にあけ温め、味を見ると豚の甘さがしっかりしている。
生姜を加え生麺に付いてきた塩味のスープを加えて味を整える。
私にしても始めてラーメンスープ作り。

茹で上がった麺を丼に移し、野菜炒めをのせスープを注ぎ込んだ。

食卓に並ぶ塩味の野菜ラーメン。
大ぶりプリプリの海老シュウマイともつ煮が付け合せ。

恐る恐る、一口箸を運ぶ。旨い。
思わず、パートナーさんと一緒に「美味しいね」とお互いが言い
二人とも麺をすするスピードが上がる。
函館のラーメンもかくやと思える美味しさである。
豚足から出た甘さと昆布の旨みがバランスよく深みをだしている。

いつもなら、なんて料理上手なんだろうと自画自賛するのだが、
今回ばかりはそうもいかない。
なにせラーメンは私の守備範囲外であって
パートナーさんが豚足を煮てとったスープの功績大である。
パートナーさんの自慢げな笑顔がひときわ大きい。

お正月、年越しに鶏がらスープをしっかりとってお澄ましのような透明な出汁で
お雑煮を作るのがパートナーさんの好みである。
お節料理が一段落すると、その鶏がらスープの残りを使って
私が鴨そばを作る。
我が家のローテーション。

今回はその豚足スープ、ラーメン版といったところだ。

新しい経験というのは幾つになっても楽しい。
子供の頃は毎日の全てが新しい経験だったのだからきっとよっぽど楽しく過ごしたのだろうな。
そう思うし、今の子供達にもそうであって欲しい。

養豚業者、養鶏業者、畜産農家・・・
私たちに食べることを楽しみを届けてくれる生産者の人たちが
自然の力の前に苦労と不安を抱えている。

私たちはどんな恩返し、手助けが出来るのだろうか?


テーマ : 作ってみた
ジャンル : グルメ

お茶パワー

お元気ですか?

宮崎県の養鶏場で鳥インフルエンザが出たと思っていたら、今度は鹿児島。
そして昨日は島根県の宍道湖でも渡り鳥から強毒性鳥インフルエンザが検出されたという。

『遊星よりの物体X』
という映画があって、
私は、中学1年の時に図書館に並んでいたSF小説で読んでいる。
このSF小説のシリーズはハイラインの『夏への扉』なども収められていて
子供用に縮約されたものだがいまでも読み返したいと思っている。

その、小説で読んだ『遊星よりの物体X』では宇宙から飛来した謎の生命が
南極だったかアラスカだったか忘れたが、雪解けの春を待って渡り鳥に寄生して
飛んでゆくというラストシーンで終わっていた。

SF作家の想像力はいつも50年や100年は優に越えている。

鳥インフルエンザは養鶏業者に大変な不安をもたらしているだろう。
お見舞い申し上げたい。

人間に感染するインフルエンザも鳥インフルエンザほどニュースで聞かないが
静かに広がっているようだ。
先日病院を訪れたら、ナースステーションの前にマスクと消毒液のポンプが置かれ、
子供の立ち入りを遠慮するようにと案内が貼り出されていた。
見舞い客はTVや雑誌が置いてある場所で会うようにとのことだそうだ。

歩ける患者さんなら良いかもしれないが、
ベッドに横になっている患者さんに起きて出てきてというのも申し訳ない。

お茶処として有名な当県のK市ではメーカーの協力を得て緑茶でうがいをする実験が
高校でなされている。インフルエンザ対策だそうだ。
番茶でうがいをするとさっぱりするのは知られている。
こちらは油物の多い中華料理でウーロン茶を飲むのと同じ効果だろうが、緑茶はちょっと違うようだ。

緑茶にはウイルスが付着しにくくなる効果があるという。
カテキンの作用だそうだが、養鶏場にも利用出来ないのだろうか?

餌にお茶の葉を混ぜたり、鶏舎にお茶を噴霧してウイルスを弱めたりは出来ないのだろうか?

週末東京に出かけた際に、SAに立ち寄ってお茶の洗顔石鹸を求めた。
今使っている沖縄のサンゴ入りい洗顔石鹸がそろそろなくなるので、
パートナーさんが次はお茶の石鹸を試してみたいと言っていたからだ。

通販で有名なものでは無く、地元のお茶屋さんの協同組合が作っている物。
効果使用感はどうであろうか、楽しみである。

DSCN1801_convert_20110126092514.jpg  DSCN1798_convert_20110126092447.jpg

同時に求めたのが、お茶のジャム。
函館でジャムが欲しいと思っていたが、探す時間が無いまま帰ってきたので、
パートナーさんが面白がってお茶のジャムに手がのびた。
果物のジャムと違って甘さを楽しむものではないようで、
渋味や苦味お茶のまろやかさも関係ないようだから、まぁこれはこれというところ。
話の種というぐらいだろう。

同じ和風ジャムならば、丹波の黒豆を使ったジャムがある。
私は、北尾商事という京都の老舗のジャムが好きだが最近は色々なメーカーがだしている。
パンに塗ったときに黒豆の少し炒ったような香りがあり心に触れる美味しさが嬉しい。

せっかく緑茶が見直されている今。
もっと魅力的な緑茶のジャムを開発して欲しい。

テーマ : いいもの見つけた!
ジャンル : 日記

函館のお土産 

お元気ですか?

函館から無事戻り、すぐ東京で射会に参加。
ようやく今週から落ち着いた生活を取り戻しています。

函館に行く前、TVで函館のお土産ベスト30という放送をたまたま見た私とパートナーさん。
パートナーさんはしっかりメモを取っていたようで、
ネットで話題のお店をチェックしています。

DSCN1791_convert_20110125213622.jpg

吹雪の中を歩いて買ってきたチーズのお菓子。ペイストリースナッフルス

ふわふわのチーズケーキです。プレーンもいいけど、チョコレート味もなかなか。
金森倉庫のお店で求めましたが、試食をいただきながらパートナーさんは満足気。

DSCN1792_convert_20110125213649.jpg  DSCN1793_convert_20110125213719.jpg

もう一つのお土産は、カスベといわれる大きなエイ。
鮮魚店で見つけたので生のニシンや毛ガニと一緒にお買い上げ。
実は、お正月のお節料理にワカサギを使ったエスカベッチョを作りたかったパートナーさん
なのですが、ワカサギが手に入らずかないませんでした。

そこで、このカスベを使ってエスカベッチョを作ります。
ゆっくり揚げてありますから、骨までちゃんと食べられて美味しい料理に仕上がります。

右の写真は豚足です。これは函館のお土産ではありませんが、今晩のおかず。
昨日からゆっくり煮てトロトロになっています。
パートナーさんお初の手作り豚足です。大根にも味が滲みていい感じでした。

DSCN1796_convert_20110125213742.jpg

そして、この本。
『からくりからくさ』のお話の時に、小学生の頃に読んだお話にギニョールが出てきたことを書きました。
その時に『指に目がある』と書いたのですが、その本です。

でも、ギニョールが出てくるお話は同じ本に収録されている
『人形村のこどもたち』というお話でした。
本は同じでしたが…

まだ読み直していませんが、毎日新聞が募集した児童文学のコンクールの入選作を出版したもののようです。
函館の家には私が子供の頃に読んだ本が今もとってありますので、こうゆう確認もできるのです。
私にとってはうれしいお土産。
いつまでも子供の頃の記憶から抜け出せないですね。

テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

函館の夜3 ひさご寿し

お元気ですか?

函館の記録三日目です。
日中忙しく仕事をしてお昼を食べるのもままなりません。

いつもパートナーさんに「何処か行きたいところある?なにか食べたい物ある?」
聞いて計画をするのですが、今日のお昼は前回来たときに行かれなかった
スープカレーのお店に行きたいとパートナーさんが言います。

近年評判のお店だそうです。
お店の場所の目あすはついていたのですが、雪の降る街。
車の窓は曇りがちで、お店がどこにあるやらわかりません。

路肩に車を停め、電話で確認すると2時半がラストオーダーとのこと。
時計は2時です。

DSCN1759_convert_20110124142432.jpg  DSCN1760_convert_20110124143640.jpg

チキンレッグのカレーとポークカレーがお薦めとのことでしたが、
すでにポークは売り切れ。二人して同じものをいただき、私はちょっと辛めにしてもらいます。

吉田商店という古いお店。昭和の初期には履物や雑貨を扱うお店だったようです。
名前を残しながら時代の中で生きていく姿。
ご先祖様も喜んでいらっしゃるでしょうね。

和風スープのカレーには大きくカットされた野菜や味付け卵、岩のりなんかが入っています。
唐辛子の香りが軽い口当たりのなかにもサッパリ感をだしています。
普通のカレーをスープのようにしたものかと想像していましたが、
独創性があって面白いですね。

DSCN1766_convert_20110124142526.jpg  DSCN1768_convert_20110124142557.jpg

この日、函館は朝から雪が降り続いて赤レンガの建物で人気の金森倉庫も真っ白。
降り積もる雪にボートも寒そうです。

食後もあれやこれやと動きまわって、ホテルに戻れたのが夜の8時。
昨日の唐草館があまりにも素晴らしかったので、洋食はもういいねということになり、
お寿司屋さんに行くことにしました。

私たちが普段行き慣れているお寿司屋さんは湯の川という温泉街にあります。
でも今回のホテルは宝来町という函館山の麓。
最近賑やかになっている五稜郭にもいい店があるようですが、
これから出かけるのも億劫です。

お酒も頂くのですから、なるべく近いところで探したいという思惑。

そこで、駅前に古くからあるひさご寿しさんに伺うことにしました。

DSCN1769_convert_20110124142627.jpg DSCN1770_convert_20110124142712.jpg DSCN1771_convert_20110124142747.jpg DSCN1772_convert_20110124142814.jpg DSCN1774_convert_20110124142847.jpg

DSCN1776_convert_20110124142923.jpg DSCN1777_convert_20110124142959.jpg DSCN1778_convert_20110124143034.jpg DSCN1780_convert_20110124143113.jpg DSCN1781_convert_20110124143145.jpg

お造りをいただきながら、ビールで乾杯。
エンジンがかかって来たところで、日本酒を常温で頂き、握ってもらいます。
板さんは呼吸を読みながら地のものを出してくださいます。

私たちも美味しく頂きながら、周りのお客さんの様子を楽しみます。

この日は、板さんのお知り合いらしい女性客二組と旅行客の若いお嬢さん。
それと出張で函館に来たと思われる男性客が入れ替わりで二人。
なかなか良い動きです。

寿司屋のカウンターでつまみながら、お客さんの会話や動きを背中で眺めるのは
私の楽しみの一つ。
芝居の舞台を楽しむような感覚があります。
会話の流れ、お客さんの入れ替わりによる場面転換。
寿司屋という空間の中で、適度な緊張を測りながら私たち皆が役者です。

お店のお薦めのお酒、国稀 鬼ごろし も程よい辛さで美味しく、
日本最北の酒蔵、増毛町のお酒ということで、三國シェフの話が盛り上がります。

程良く函館のお寿司を堪能した私たち。

DSCN1786_convert_20110124143402.jpg

雪あかりの中を走る路面電車に乗ってホテルへ帰ることにしました。

テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

函館の夜2 唐草館

お元気ですか?

函館に来て二日目。
日中、色々な用事を消化しながら、何処で食事をしようかと食いしん坊の声が
通奏低音のように頭の中で響いています。

お昼、タクシーの運転手さんに教えていただいた星龍軒というラーメン屋さんに伺います。
普段、ラーメンを食べない私達ですが、函館は別。

透明なスープにネギとチャーシューがのったぐらいですが、
しっかりとれた出汁がスープの奥深さを教えてくれ、
ここはどうかな?と食べ比べる楽しみが函館の塩ラーメンにはあります。

2011011916070001.jpg


星龍軒さんの塩ラーメン。シンプルで美味しい優れもの。
押し付けがましくなく、奇を衒ったところもなく、自然体の構え。
これが函館の塩ラーメンだよというお店の声が聞こえてくるようです。

店を開いて18年だそうです。
駅前に近く朝市からも歩ける距離ですから函館にお寄りの際にはぜひお試しください。

そして今日のメイン。
青柳町にある唐草館におじゃまします。
このお店との出会いは去年からのもので、その時の様子は以前にも書きました。
(↑ご興味がありましたら、クリックをお願いします。)


私の中ではすでに、自分の店のような気分。
子どもがお気に入りの遊び場所を見つけて心中ワクワクしているような感じです。

前回はお昼におじゃましていたので今回は夜。
事前に電話をして「函館らしい物食べさせて」とお願いしています。

テーブルにつき、用意されたメニューを参考に白ワインお願いします。

DSCN1732_convert_20110120044608.jpg  DSCN1735_convert_20110120044442.jpg

マダムがお薦めしてくださったのは、
2001年の Chassagne-Montrachet 1er Cru Clos Saint Jean

モンラッシェもシャサーヌモンラッシェも好きなワイン。
アーモンド匂を軽く感じさせ、青い味とアルコールのピリっとした感じが酸味と相俟って
これからの成長を期待させる上品なワインです。

DSCN1733_convert_20110120033901.jpg

盛り合わせのオードブルは、
マッシュポテトにイクラをアレンジ、真蛸のマリネに牡蠣のムース。
鰊のカルパッチョに、鱈のリエットと鱈の昆布締め。

北海道らしい料理が今日のシェフの意気込みを伝えてきます。
一口ごとにワインと合わせてみますが、静かに喜びが口の中に広がって、
前奏曲を聞きながら、今日のオペラの幕が上がるのを待つような楽しみです。

DSCN1736_convert_20110120034001.jpg  DSCN1739_convert_20110120034058.jpg

続いて出てきたのが、
カニとカリフラワーのムース クルスタッセのコンソメジュレ

甲殻類でとったスープをジュレにして蟹と合わせ、カリフラワーのムースにのせています。
普段茹でたカリフラワーの食感が好きではなく頂くことがないのですが、
こうゆう処理があったのかと感心。
カリフラワーの酸味が蟹の甘さを引き締めてとても素敵な一品に仕上ています。

しかも、このジュレなら私も家で挑戦してみようかなと思えます。
レストランでの食事。家庭ではなかなか出来ないプロの味を楽しむのと同時に、
これなら私も・・・とヒントを見つけるのも楽しいですね。

そして、厚岸産カキとサーモンのシャパンソース
北海道の定番、厚岸産の牡蠣に軽く燻製処理したサーモンが添えられています。
この燻製の香りと牡蠣の程よいバランスが上手です。
もう少しインパクトがあってもいいかなとも思いますが、あまりいじると壊れてしまいますから
難しいところですね。


実は、この段階ですでに白ワインが少なくなってきました。
「今日はワインは1.5ぐらい。以前のように2本は飲めなくなってきて・・・」
マダムに言っていたのですが、美味しい料理とお気に入りのワインに絶好調の私たちです。

パートナーさんは、「ワインリストを彼に見せてください。」なんて言っています。
リストを読むのは好きです。
でも最近は好みを伝えながら、お店のお薦めを頂く方が楽しくなってきています。

DSCN1743_convert_20110120034311.jpg

マダムを困らせながら、選んでいただいたワイン。
2002年のChambolle-musigny 1er Cru
この後のお料理を考え軽めの赤を考えていたのですが、バッチリ好みのワインです。

DSCN1741_convert_20110120034148.jpg

ここで、スープを頂いてちょっと小休止?
牛蒡のスープです。

こうゆうスープはいいですね。
パートナーさんは「北海道でも牛蒡って取れるの?」なんて変な質問して
フロアーのお兄さんを困らせています。
同じくらいにいい気持ちになっている私は、
「ごんぼ掘りって言うんだから牛蒡はあるでしょう。」と助け舟をだします。

その私も、「牛蒡のスープってラルースに載ってる?」なんてマダムに聞いています。
「フランスで牛蒡を食べるって聞いたことないよね」って言っている私。

酔うほどに、食べるほどに機嫌がよくなる私たちです。

DSCN1744_convert_20110120034530.jpg  DSCN1746_convert_20110120034658.jpg

いよいよメイン。
お魚は真鱈のヴァプール香草ソース。ソースの味が鱈にからまり良い仕上がりです。
シェフのチャレンジが伝わります。
お肉はプレミアムポーク十勝野レッドのグリエ。そして十勝牛も添られています。

この十勝のプレミアムポークは確りした肉質と透き通った油が美味しい豚で
グリル料理がとてもよく合います。
しかも、今日の黒酢のソースがこの豚の甘さととても良い相性。
バルサミコを煮詰めると甘くなりますが、黒酢のソースはちょっと中華風な香りを出しています。

DSCN1748_convert_20110120055203.jpg

さぁ、そろそろ美味しい翼を広げていた私たちも着陸態勢に入らなければなりません。
チーズをいただいて、準備をすることにしましょう。

DSCN1749_convert_20110120055251.jpg  DSCN1750_convert_20110120055346.jpg

しばしチーズでワインを楽しんだあとは、デザート。
サービスしてくださるお兄さん。函館っ子さんだそうでなかなかの紳士。
いっぱい修行して夢を紡いでくださるといいですね。

DSCN1754_convert_20110120035421.jpg

ご機嫌なごんぼ堀りになっちゃった私たち。
4つもカットしてもらって、ご満悦。

DSCN1755_convert_20110120035307.jpg  DSCN1756_convert_20110120035134.jpg

私は、チョコレート系で揃え、パートナーさんは色々。

DSCN1757_convert_20110120035027.jpg  DSCN1758_convert_20110120034858.jpg

食後、挨拶に出てきてくださったシェフに今日の料理への感謝を伝えます。

1年前、始めて私たちが食事を頂いたときに感じたのと同じ方向性を今日の料理にも感じます。
地の食材を大切にし、可能性を引き出そうとするチャレンジ精神を料理に感じます。
無駄を削りより素直な料理を目指しているようにも思います。

正直な料理は食べていて気持ちがよくなります。

ソムリエでもあるマダムが揃えているワインも立派です。
ワインの品揃えというのは、レストラン経営の中でもとても難しいものなのですが、
きちんと格のあるワインを揃えているのには気構えを感じます。

シェフを信じお店を築いていこうという勇気を感じます。

レストランは、シェフやスタッフが自分たちの世界を築いていゆく舞台です。
そして、お客として参加する私たちもその舞台を盛り上げる重要な役割を担います。

唐草館。応援し激励しながら成長を期待するに足る立派なレストランです。

どうです?函館で食事をする際には、唐草館で楽しんで、
「こんな素敵なお店で食事をしたんだよ」ってちょっと自慢してみませんか?

テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

函館の夜 魚一心

お元気ですか?

月曜日から函館に来る予定だった我が家。
朝起きると家の前は一面の雪景色です!

DSCN1722_convert_20110118221505.jpg


高速道路も閉鎖し、予定していた空港へのバスは運行を取りやめています。
車で行こうと思いますが、国道も渋滞で身動きができません。
なんとか試みるのですが、とても飛行機には間に合わず、止む無くキャンセル。

翌日火曜日(18日)の飛行機を予約し直しました。
そして今日。無事函館に着きいくつかの用事を済ませてホテルに宿泊。

夕ごはんを頂きに松風町という繁華街にある「魚一心」という居酒屋さんに伺いました。
この居酒屋さんは何年か前に、ある全国会議があったときに職場の仲間をつれてきたお店。
函館の新鮮なお刺身や焼き魚、煮魚と美味しくいただけるお勧めのお店なんです。

DSCN1729_convert_20110118221734.jpg

「北海道の居酒屋に行ってみたい」というパートナーさんのご要望にお応えしました。
雪道を歩いてたどり着いた価値は十分にあります。

店は一階がテーブルとカウンター席。二階が座敷になっていて
背広姿のお客さんで溢れかえっています。
サラリーマン御用達の魚一心さん。

どこか空いている席はないかなとぐるりと見回していると、
女将さんが「カウンターどうぞ」と案内してくれました。

お嬢さんが出す手書きのメニューには
お刺身、煮物、酢の物と焼き物が50品目ぐらいならんでいます。

その中から、何がいいかなと私が手早くお刺身を選び
ビールを注文。
おとうしのタコをつまみながら、まずは乾杯! ぷふぁ~っといきましょう。

DSCN1724_convert_20110118221601.jpg  DSCN1725_convert_20110118221909.jpg

お刺身は、手前からニシン、北寄貝、アブラコ。
ニシンやアブラコのお刺身は北海道ならでは。新鮮でなければとても頂けません。
タコの酢の物は私の好物。

DSCN1727_convert_20110118221647.jpg

パートナーさんはせっかくだからホッケの焼き物をと注文。
身が厚くほくほくしています。

私はぬる燗をいただきながら、お店のご主人と「函館の魚は旨いね」と地元自慢。
「冬は石炭ストーブの煙突を掃除するんだよね」
「石炭を積んだ馬車が走っていたよね。」

「えっ、お客さんそんな年には見えないけど・・・」

なんて盛り上がっていきます。
ほっとする故郷の居酒屋。

DSCN1731_convert_20110118222041.jpg

ご機嫌なうちに切り上げて、雪道を歩いていたら
パートナーさんが、「これ何?」 って

函館の繁華街に立つ変わったポスト?
中には砂が小袋に入れられて置かれています。
雪の上でスリップして動けなくなった時に撒く砂。

街の中にあるなんて、函館はしっかり北海道の街なんですね。

テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

『からくりからくさ』 逍遥5

お元気ですか?

今日は当地とても寒く、昨夜からの雪が一日中降り続いているという全く珍しい天気です。
その雪の降る中、当地H支部の新年射会が行われ、ブルブル震えながら家に戻ってきました。
もう、体の中から冷え切っています。
暖かいお風呂と葛根湯で風邪の予防をしなければなりません。
それなのに、明日から私は函館に行きます。無事飛行機が飛べばいいのですが・・・


梨木香歩さんの『からくりからくさ』に触発されて、
私の記憶がいくつか浮かび上がってきました。
決して忘れていたものではありません。いつも心の奥底で静かに揺れていた記憶たち。
ウイスキーの樽の中のように揺れながら育ってきた、友達のような記憶です。

私たちは記憶を積み重ねることで人となって行きます。
時には、とっても重要な刺激を受けたことでも、すっかりご無沙汰してしまっている記憶もあります。
大した事のないものでも、折にふれて思い出し懐かしむ記憶もあります。

本を読んだり、人と出会うことで記憶たちは刺激を受け変容し育ってゆきます。

人形は私にとって、“心の置きどころ”ということと深く関わっています。
忌む心を人形に託し流したり、火に投じたりします。浄化します。
思いを人形に託して神に届けたりもします。祈ります。
人形を使ってままごと遊びをするとき、私たちは事象を俯瞰しますが
その時、私たちは自分の気持ちだけでなく、お母さんやお父さん、姉弟や友達の気持ちも
拾い、人形に移していきます。
人形はこうして私たちの心を写し置く器としてとても大切な役割をになっていきます。

では、この心を移した時に本来の主人の心はどうなってしまうのでしょう。
人形のお話ですから、私が小学生の低学年の頃に見たTVから始めてみましょう。

ある日、学校から帰りTVをつけた私は「オバケのQ太郎」という番組をみました。
藤子不二雄さんの漫画です。
その時のお話は、オバQが透明人間になって正太くんの友達の家を訪ねるというものでした。
女の子の家ややんちゃ仲間の所を廻るオバQですが、誰もオバQに気がついてくれません。
最初のうちは誰にも気付かれずにいることが面白かったオバQにですが、
次第につまんなくなって正太くんの家に帰ってきます。

私は衝撃を受けました。学校から帰ってふっとつけたTVの漫画に打ちのめされてしまったのです。

オバQは存在している。でも、誰からも認められない存在は存在と言えるのだろうか。
小学生の私は、はっきりと自分に自問しました。
そして、“でも自分を自分として感じている自分がいるのだから存在はしている”
と思い至ったのです。まるで、実存主義のようです。

でも、「社会的に存在するのかどうかというとこれは存在しないとも言える。
私たちは誰かに認められて始めて存在していると言えるのかもしれない。」
そうとも同時に考えました。

まぁ、子供らしいあっちこっちですね。

これと殆ど同じ時期にもう一つ印象的なTVドラマを見ました。
「ウルトラQ」だったか、「怪奇大作戦」だったか忘れましたがそのてのドラマです。

その話はこんなのでした。
旅回りをしている奇術師の親子。お父さんは密閉した箱に入れた娘を箱の外に出すという奇術を披露し
喝采を浴びています。
でも実はそれは奇術ではなく、娘から幽体離脱した姿がまるで実態をもつかのようにはっきりと人の目に見えているのです。そしてその人格は次第に強さを増してきて、本体であったはずの娘を殺そうとするのです。

このドラマを見た時も、私は非常に考え込まざるを得ませんでした。
なぜなら、先にミニカーの遊びの時にお話ししたように、
別の自分を仮想的に作って自分1と自分2で遊ぶということをごく自然にやっていたからです。

たとへば、チェスや囲碁をするときに一人で相手も用意して対局する。
たとへば、野球やサッカーなどスポーツをする時に憧れの選手になった気でプレーする。
たとへば、数学や語学など好きな勉強をする時にその道の権威の学者になったような気持ちで
机に向かう。

これらは、自らのモチベーションを上げるとても有効な方法です。
そして、私たちは子供の頃から人形やミニカーで遊びながら、別の人格を仮想しそれを育てる
ということを経験しています。
でも、その育てた人格が主を乗っ取るということがあるとすると・・・
存在の二つの有り様。

だからなのでしょうか、人形遊びをし第二の人格を育てながらさらに第一の人格を強く育ててゆく。
自分の中に人格の多様性を確認し、他者の複雑を納得してゆく。

私たちが自分を育ててゆく時に、心をどこかに置くこと、
いくつもの姿を持つ心を整理し、人形でもミニカーでも頭の中に作った箪笥の引き出しでも、
どこかに区分けして置いてみることがとても有効だということを知るのです。

やはり同じ時期に見た「ひょっこりひょうたん島」でこんな話がありました。
島にやってきた魔女を退治するのに、誰かが気が付きます。
「魔女は自分を他のものに移しているんだ」「それはスペードの女王だ!(エースだったかな?)」と。
そして、そのスペードのトランプを破り捨てるかすることで、魔女を退治するのです。

私たちは自分の心を色々なものに移し、本来の自分とは違う何かに変容させながら成長し、
それをさらに自分に戻し取り込むことで自分を成長させます。
だから、魔女ではないのですが、心を託した人形が傷つくのはとても痛みを伴うのです。

出来るならば、人形は丁寧に扱い育て、どうしても別れる時が来たならば、
丁重にお別れをして納得させなければなりません。
そうしなければ、預けた心はさまようことになってしまいます。
これは、人形にも人間にも残酷なことですね。

さて、明日の朝、私は函館の家に行きます。
何回かの引越しのために子供の頃のおもちゃ箱はすでにありません。
でも、あのイギリス製のミニカーは今も居間の食器棚に置かれています。

久しぶりにその古いミニカーに会って、お礼を言ってくることとしましょう。
なんと言っても、私の混沌としてとりとめのない心を受け止めてくれたミニカーです。


追記)

お人形遊びは私たちの心を育てるとても素敵な遊びです。
そしてそれは、子供だけのものではありません。
どんなお人形を用意するかはそれぞれの世界に任せるとして、大人だって自信をもって遊んでいいと思います。
リカちゃんハウスのように、家族やお友達が増えるとその世界はますます広がりと深みを増してゆきます。

箱庭療法という心理療法の分野がありますが、日本人は知ってか知らずかこの分野のエキスパートです。
京都をはじめ各地にある日本庭園はその最たるものでしょう。
個人で楽しむなら盆栽という世界もあります。小さな鉢の中に宇宙が広がります。

そして、私の大好きな書もその一つといえましょう。
文字一つ一つに物語を持ちながら、紙という世界に活き活きとしています。
文字と文字が出逢えば新しい言葉としてまた新たな世界を広げてゆきます。
高名な書家のものだけがそうなのではなく、子どもの書初めの力強く美しいこと。
そして、書は紙という舞台をいつしか超えて自由に語り羽ばたいていきます。

人形のお話から逸れたでしょうか?いいえそうではありません。

私たちは人形という器を得、これに語りかけることによって心を写し込んでいきます。
人形(ひとがた)という役割をもって生まれたものたち。
私たちは自分の中に自由に人形をもつことが出来ます。

そして、いつも自分の人形に語りかけ対話をすることで、自分を知ることが出来るのです。
書や庭に語りかけるように。
それは新たな世界の発見。無限に広がる冒険の始まりです。

貴方の人形はどうゆう姿をしていますか?
久しぶりに私もちょっと自分に問いかけてみることといたしましょう。




テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

『からくりからくさ』 逍遥4

お元気ですか?

鏡開きも無事終わり、生活の緊張感も次第にもとに戻どりつつあります。

『からくりからくさ』に刺激をうけて人形にまつわる色々な記憶が蘇っています。

私が子供の頃で最初にある記憶は、おもちゃ箱に入っていた指人形。
ビニールの頭に布で出来た胴体手足。
小学校に入る前で、手が入らなくなって遊ぶ事がなくなっても箱の中にありました。

私の家には人形はあまりありません。
両親が新潟に帰省したときにでも買ってきたであろう竹人形など
旅行のお土産程度の細々したものが少しあるばかりです。

ですが、親戚の家は違いました。
函館から西に1時間ほど車を走らせた小さな街。
成功した歌手の出身地で有名なその街に、家はありました。
製材業の工場を営む親戚の家は、贅沢な木をふんだんに使った大きな家です。
夏になると、親戚が集まり子供たちは海で泳いだり広い敷地内を走りまわるのです。

その人形は子供たちが寝る部屋に置いてありました。
白い長い髪を伸ばし、黒い着物に袴姿。
60㎝ぐらいの身長でケースに入っていて触ることはできません。

夜目に白い髪がうっすらと浮かび上がり、始めのうちは見慣れないものに
ちょっと緊張もしたのですが、怖いという感じは浮かんできませんでした。

それが、鏡獅子だと知ったはすぐのことです。
人形の部屋と私が言うと、叔母が「ああ、鏡獅子の人形ね・・・」と教えてくれました。

鏡獅子ってどんな動きをするのだろう。
人形の姿を見て舞台の上で踊る姿を見てみたくなりました。
小学校1~2年生の頃のことです。一度心に根が生まれると静かに育つのを見守ります。
私の好奇心はしぼむことがありませんでした。

その後も親戚の家に伺うと従兄弟達と遊ぶ合間に鏡獅子の置いてある部屋を覗いて、
「居たね」って挨拶をして来たものです。

これが、私が歌舞伎を見始める切っ掛けの一つでした。
だからその鏡獅子の人形は私の恩人。立派な手引き役を果たしてくれた先生なのです。


人形の話ををもう一つ。
やはり小学校4年生頃のことです。
『指に目がある』という本を読みました。確かこの本だったと思うのですが…
盲学校に通う子どもがギニョールと出会って人形芝居をするお話だったと記憶しています。
(ネットで確認しようと思ったのですが、本のタイトルでは見つけることが出来ませんでした)

ギニョールは鏡獅子の人形などとは違い、飾って鑑賞する人形ではありません。
もちろん文楽の人形のように高い芸術性をもった人形もあります。
でも、芝居人形は使手が動かしやすいように機能性と合理性を併せ持ったものです。

私はこの本でギニョールを知り、すぐ自分のおもちゃ箱にあった指人形を思い出しました。
子供のおもちゃだった指人形が急に文化度の高いものに思えてきます。

人形芝居は民族文化を読み解くとても興味深いものです。

フランスのギニョールや英国のパペットなど各国各地に様々な人形芝居があって
民衆の風俗を伝え、政治に対する風刺批判を大胆に展開したりもします。
人形芝居は民衆の娯楽であるとともに深い文化思想形成の舞台でもあるのです。
生身の役者でははばかる内容も人形に託して演じる事でより可能性が広がります。
民衆の気持ちがよりストレートに表現されているという面も興味深いものです。
仮面の演劇性とも通じます。

『指に目がある』がどのような内容だったのかは覚えていません。
でも、私に人形芝居への興味を植えつけたのは確実です。
工作の時間、家にあった木を利用して大きなマリオネットを作ったのもいい思い出です。


親戚の家の鏡獅子が歌舞伎への案内人だったとしたら、
『指に目がある』のギニョールは世界中にある人形芝居への扉だったのかもしれません。
そしてそれは時の為政者、勝者の声ではなく、民衆の土にまみれた声、笑いと反骨の声を聞く事を
私に教えてくれた切っ掛けだったのだと思えます。



テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

おもちゃ

お元気ですか?

今日は成人式。各地で弓を引く成人の姿が見られるかと思いきや、
NHKのニュースではそうゆう映像は流れてきませんでした。
もっとも、通し矢で有名な三十三間堂。
晴れ着を来たお嬢さん方が弓を引く映像が有名ですが、
三十三間堂は15日に近い日曜日ということですから、今年は16日なのでしょう。

昨日、KG市の新年射会に出席し弓友さんたちと賑やかに過ごしてきた私。
家に戻ると、パートナーさんと電気屋さんにお出かけです。

パートナーさんのパソコンを新しく買い換えるためです。
今まで使っていたVAIOのノートパソコン。
すでに8年使い、あちらこちらで調子が悪くなっています。
DVDドライブは動かないし、時々フリーズしてしまいます。

だから、ネットはipadで見ているのですが、
パートナーさんには、家計簿をつけるというのと録りためたDVDのデータを整理するという
大事なお仕事があります。

「ipadでエクセルが上手く動けばそれでも良いよ」と言ってくれていたパートナーさんですが、
どうも、それが望むようには動くソフトがないようです。
何時までもモタモタするのが嫌いな私。「パソコン買い換えようよ」と積極的です。

「私が使うのだから、そんなに高価なのでなくて良いよ。」と言うパートナーさん。
電気屋さんを何件か廻って機種や値段をチェックしていたら、
アウトレットコーナーというお値引きパソコンが目に止まりました。
アウトレットと言っても、去年の冬モデル。新年を迎えメーカーから春モデルが出るので、
販売店は在庫を売ろうと一生懸命です。

6万円ほどで充分なスペックのパソコンがあったので、店員さんに声をかけ、
さらに値段交渉をしてお値引きしていただき、商談成立。

ちょっと一安心のパートナーさん。
私も、ストレスなく仕事をしてもらえるので安堵です。

「ねぇ、一緒に買えば?」
とパートナーさん。
「えっ良いの?」

去年からウォークマンが欲しい私。
パソコンにはYouTubeからダウンロードした曲が録りためてあり
ウォークマンに移せるようになっています。

DSCN1701_convert_20110110203835.jpg

ということで、私も買わせていただいたウォークマン。
早速データを移したりして遊んでみます。
ノイズキャンセリングのイアホーンは標準のMサイズからSサイズに取り替えました。
私って、耳の穴が小さかったのかな?

「私にも聞かせて」とパートナーさん。
「iシャッフルより音は良いね。」と言っています。
パートナーさんのiPod shuffleは2006年のお正月に購入したものですから、もう5年も使っているんです。
何処へ行くのも一緒のお気に入りのおもちゃです。

さぁて、私のウォークマンは私のお気に入りのおもちゃになるのでしょうか?
しばらくは、YouTubeでお気に入りの音楽を探しては
ウォークマンに移して聞きながら、どんな使い方ができるかを探ってみることにしましょう。





テーマ : 暮らしを楽しむ♪♪
ジャンル : 日記

『からくりからくさ』 逍遥3

お元気ですか?

今日は正月7日。七草の日です。

DSCN1671_convert_20110107082239.jpg

朝、土鍋にお米を泳がせてお粥をコトコト作ります。
目を離すと焦がしてしまうので、蓋をとって覗いて杓文字でお米を壊さないように
粘りが出ないようにと優しく回しながら…
仕上げにゲランドの塩を加えてみます。

遥々ブルターニュからやってきた塩も、日本の七草粥に仲間入りして喜んでくれるかな?

『からくりからくさ』 人形のお話をいたしましょう。

埴輪にしても兵馬俑にしても、人形には身代わりとしての役目があります。
主の溢れる思いを受け止め託される使者としての役目。
流し雛はその代表的なものと言えましょう。
日本各地に人形(ひとがた)に汚れや厄を移してお祓いしてもらう行事がありますね。
もともと役目をもって生まれてきた人形たち。

でも、人形の全てが祓う勤めをもって生まれてくるわけではありません。
最後にはそのお勤めが待っているにしても、
多くは、玩具として、映し身としての役割を担うことになるのでしょう。

私は男の子でしたから、リカちゃんのような人形で遊んだことはありません。
GIジョーというアメリカのミリタリーモデルが有ったこともあったのですが、
それで遊んだ記憶はほとんどありません。
きっと気持ちが通じ合わなかったのですね。

そのかわり、私はミニカーで遊ぶのが好きでした。ベンツのSL500カブリオレです。
絨毯の模様を道路に見立てて走らせ、カーブや車庫入れを上手にやります。
私はドライバーというより、ミニカーそのものになっています。
絨毯はいつしか広い草原となり、ビルの谷間を縫う道になります。

ミニカーは次第に旅慣れた車となり、遊ぶほどに運転の記憶を蓄積してゆきました。

ある日、父が小さなお土産をもって帰ってきました。
会社の社長さんから私にといって頂いてきたのです。
開けてみるとイギリス製の小さなミニカーです。幌のついた古い形。
小さいけれどしっかりした作りで、どこから眺めても綺麗に見えます。

でも、黒い台に乗せられて飾るようになっています。
頂いたミニカーです。大切にしなければなりまんからしばらくは茶箪笥の上に飾っていました。
でも、ちょっと寂しそうです。

車は走らなくっちゃね。

台のネジを外して、ベンツと一緒に並べてみます。
なんだか生き生きしてきました。

「ねぇ一緒に走ってみる?」
ベンツと一緒に並走したり、前に後ろにと一緒に絨毯の上を走ります。
次第に我が家にも馴れてきたのでしょう。ベンツとも仲が良いように見えます。

子供は思いに溢れています。見たまま、聞いたままの世界が全てです。
まだ整理の行き届かない頭の中で色々な事が勢いよくつまりますし、
心の中でもその時々の感情が溢れています。

だから、思考も感情も時々吐き出して自分を軽くしてあげなければなりません。
大人なら苦しいことや辛いこともちょっと脇に置いておいて…と出来ることが
子供はすぐには出来ません。
話を聞いてくれる大人や友達がいればいいのですが、そう上手くいかない時もあります。
話していいのかどうかが分からない時もあります。
そもそもどう話していいかも分からない事もあります。

そうゆうとき、人形やミニカーを手にして話したり一緒に遊ぶことで
自分の感情の姿を見つけたり、言葉を見つけたり出来る事があります。
人形はそうやって、子供たちの言葉を聞き胸のうちに留めてくれます。

後になって、人形がちょっと大人になったように見えるのは、
子供の言葉をいっぱい聞き届けてくれるからです。
人形はそうやって子供を見守ってくれているのですから、
御礼を言いながら丁寧に接しなければ恥ずかしいいですね。


ところで、梨木さんの話に戻しましょう。

登場する女性の二人、与希子さんと紀久さん。
ちょっと変わった名前と『からくりからくさ』のお話の中でも取り上げられています。
でも、これは梨木さんのちょっとしたお遊び。

お話の中、りかさんの着物の一つに菊とお琴ともう一つ、
つづみか三味線のバチのような柄の意匠が出てきます。

yokikotokiku2.gif  20070913022013.jpg


竹田さんという詳しい学生さんが解説してくれるのですが、
これは「斧琴菊」(よき・こと・きく)といったおめでたい文様。
そう、横溝正史さんの『犬神家の一族』にも登場しましたね。

さぁ、おわかりになりましたか?

与希子さんと紀久さん。お二人の名前を並べてみると
与希子と紀久 よきこときく と読むことが出来ます。

梨木さんのお話の中にはこうゆう仕掛けが時々出てきます。
そんなのを拾いながら読むのも、ちょっとした楽しみ。
他にはどんなのがあるでしょうね。

このお話、もう少し続きます。 

テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

『からくりからくさ』 逍遥2

お元気ですか?

すでに仕事始め。TVのニュースでも築地での初競りの様子を伝えていますが、
なんと本鮪342㎏が3249万円。史上最高値だそうです。
鮪と言えば青森の大間の鮪が有名ですが今回の鮪は戸井。
大間以外の処の鮪が高値というのも初めての事だそうです。
でも、戸井は箱館から東に1時間も行かない所。大間の対岸にあたります。
漁船の所属するのが戸井漁港ということで、鮪を釣ったところは同じ津軽海峡です。

戸井は小さな漁港ですが、今頃はきっと大賑わいでしょうね。


『からくりからくさ』に深い感動を得た私。
今日は『りかさん』を読んでみました。
主人公、蓉子さんの子供時代、おばあさんの麻子さんから市松人形のりかさんを
プレゼントされ、不思議な事が次々と始まります。

上梓されたのは『からくりからくさ』より後です。
きっと書きながら制作ノートのような物をつけている中で生まれ整ってきたお話を
まとめたのが『りかさん』なのでしょう。

ですから両方読むことでお互いに補完しながら、
梨木香歩さんのりかさんワールドがとても分かりやすくなります。
でも、『りかさん』のお話はまたにしましょう。

「ねぇ、貴女お人形って持っていた?」車を運転しながらパートナーさんに聞いてみます。
我が家ではお人形を飾るという事がありません。
パートナーさんは以前こけしを集めて飾っていたのですが、今は仕舞い込まれています。
知り合いからプレゼントされたスヌーピーとミッキーマウスの縫いぐるみが3つあるばかりです。

「えっ、リカちゃん持っていたよ。リカちゃんハウスもあったし。」
「そうなの?」
「そう。バービーも持っていたよ。あれっ?バービーハウスだったかな?」

バービーは私も好きです。
実は、以前勤めていた会社のパーティーで社長からウエディングバービーをプレゼントされ、
しばらく家に飾っていたこともあるくらいです。

でも、パートナーさんが子供の頃に、リカちゃんやバービーを持っていたなんて
ちょっと想像がつきません。
案の定、「ビニールの刀も持っていたよ」というパートナーさん。
なんとなく安心し、納得してしまいます。

ところで、人形遊びってなんなんでしょう。
話しかけ、髪をすき、洋服を替えたりします。
そうゆう遊びをしながら心を移してゆきます。

人形は何時までも持ち主(主人)の心を蓄え、記憶を溜めてゆきます。
それは大変な作業ですね。
例えば、人の喜びや苦しい事、悩み事などを聴き続けていたら私たちはとても疲れてしまいます。
でも、人形は黙って聴き続けてくれる…

あれ?はたしてそうでしょうか。

人形だって聴き続けるのがいやになって、耳を閉じたり吐き出したりしたくならないのでしょうか。
友達だって、時には意見の合わないことや喧嘩をすることもあります。
人形だって、時には反発したりヘソを曲げることがないとは言えない…

だから、梨木さんの言うように、お人形は大切に扱い、素直に育てなけらばならないのでしょう。

ところで、お人形遊びは女の子だけのものでしょうか?
このお話。ちょっと続きます。


りかさん (新潮文庫)りかさん (新潮文庫)
(2003/06)
梨木 香歩

商品詳細を見る


テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

『からくりからくさ』 逍遥1

お元気ですか?

正月。皆様はどのように過ごされたことでしょう。
全国各地から届く雪のニュースをみながら、全く雪の降らない当地の気候を
有り難く感じています。

子供の頃、冬の朝の日課は、父親が出勤する前に玄関先から家の前の道を
雪かきすることでした。
ご近所の処も一緒にやって、ふぅ~って一汗かいてから朝御飯。
私が綺麗にした道を歩いて父親が出てゆくのを、ちょっと満足気に見送るのが楽しかったものです。

でも、最近は昔のように雪をすてる空き地なんかも簡単にはありません。
雪かきも、ちょっとした地域のマナーが必要です。
雪かきひとつとは言え、難しいものですね。


梨木香歩さんの『からくりからくさ』を読みました。
りかさんという市松人形を中心とした物語。
主人公は蓉子という染物を学ぶ女性と美大で機織りを学ぶ紀久、与希子、
そしてアメリカから鍼灸を学びにきているマーガレット。

読み始めるとすぐに、私の頭の中に様々なイメージが浮かび始めました。
その湧き上がるイメージ、テーマの多さに我ながら驚き、
思わず「ちょっと待って」と自分に言い聞かせなければならないほどです。
あまりに多くの事が浮かんでくるので、付箋をつけながら読んだほどです。

『からくりからくさ』は大変な本です。
良い本というのは、テーマやそれを取り上げる視点がしっかりしていること、
言葉や文章が美しいことなど、色々な要素を挙げることが出来ると思います。
『からくりからくさ』のように、読むほどに色々なことをイメージさせる本というのは、
力のある本といえるでしょう。

今回、真っ先に浮かんできたのは、人形ということで、心の置きどころという問題。
心理学的意味での人形の存在でした。
もうひとつは、志村ふくみさんのこと。
大岡信の本を通じて志村ふくみさんを知ったのはずい分以前の話です。
もともと和服が好きな私は、志村さんの本を読みながら感嘆したものです。

さて、これからしばらく『からくりからくさ』に刺激を受けて私の頭の中に浮かんできた
事をこのブログで少し書き残しておこうとおもいます。

『からくりからくさ』の読解ではありません。そうゆうことに触れるかもしれませんが、
基本は私の頭の中に浮かんできたこと、思い出される体験談です。

はてさて、どんな扉が開くやら…。

からくりからくさ (新潮文庫)からくりからくさ (新潮文庫)
(2001/12)
梨木 香歩

商品詳細を見る




テーマ : 日記
ジャンル : 日記

新年 お節の楽しみ

明けましておめでとうございます。

紅白を見ることもなく、行く年来る年も知らないけれど
近くのお寺で参拝者が鳴らす百八つの鐘を聞きながら新年を迎えました。

でも、私は朝早く道場にお出かけです。
新年。元日に行われるI道場の新年射会。←その様子はクリックでどうぞ。

3時に戻ってきて、パートナーさんとスポーツジムでエアロビクスをして一汗かいてリフレッシュ。
家に戻ってお節パーティーの始まりです。

DSCN1633_convert_20110101202614.jpg  DSCN1634_convert_20110101202639.jpg

パートナーさんのお皿はウサギの絵が描かれた有田焼。
私のお皿は丸。ウサギの相手ですから、月でしょうか。

並んだお節をご紹介しますね。
左上から、ワカサギの甘露煮、くわい(私作)、昆布巻きに、こはだの酢シメ。
中段は、海老の鬼がら焼きとスペアリブ。(パートナーさん作)
下段は、栗きんとん(私作)、伊達巻(豊橋)、蒲鉾(豊橋)、
伊達巻(パートナーさん作)、蒲鉾(小田原)、玉子焼き(私作)。

もちろん買ったものもありますが、手作りのお節です。

DSCN1635_convert_20110101202706.jpg

そして、私の好物なまこの酢の物

DSCN1636_convert_20110101202733.jpg

ホームベーカリーでついたお餅のお雑煮。

ふぅ。いかがでしょう。幸せを絵に描いたような…というそのまま。

今年一年、この幸せを心に置いてがんばりましょうね。

皆様、今年も宜しくお願いいたします。

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

杣人のNuages

ブログ内検索
 RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ホテル探しに!
クリックをお願いします!
Google