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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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確定申告

お元気ですか?

当地、強い風が吹いています。
赤字続きのフラワーパークでは梅が咲いたとお昼のニュースで伝えていますが、
観梅のお客さんは殆ど写っていません。

昨日、確定申告書を仕上げ、郵送で提出しました。
東京時代、毎年税務署に出かけていました。
当地に越して来てからは、道場のあるスポーツ公園の建物に出かけ提出しています。

税務署の担当者が並び、パソコンで入力するよう呼びかけています。
手書きをするのも不安で仕上げることが出来ないで書類を持参する人に
わざわざパソコンで入力して申告するように薦めるなんて、
なんて意地悪な所だろうと不快感を持って見ていました。

間違わないでください。
パソコンでの処理が悪いと言っているのではありません。
出来る人はいいのです。

でも、出来ないから、不安な所があるから仕上げないで持って来ているんですよね。
案の定、大きな会議室に並べられたパソコンに向かっている人はまばらです。
パソコンの前で職員を呼んでいる人もいます。
パソコンの前には座らず、職員の指導を受けて手書きで仕上げる人もいます。

去年はそう見受けられました。今年はどうなのでしょうね。


我が家では、パートナーさんが資料の整理、記入、作成の担当です。
私は稼いで(もしくは赤字をせっせと作り)、パートナーさんの求める資料を提出します。

そのパートナーさんが、税務署のサイトから申告書のフォームを引っ張り、
作成してプリントアウト。私がハンコを押して出来上がりです。
郵送用の封筒を作り、送って完了。

あれ? e-Tax ってプリントアウトではなくてパソコンから申請出来るんじゃないの?
そんな疑問を持っていました。

その疑問が解決したのは、パートナーさんにWalkmanをプレゼントしようと思い、
電気屋さんに寄った時です。

レジカウンターの横に、e-Tax で送るときに必要な個人認証用のICカードリーダーがあります。
1300円弱のお値段。
税金の申告をするのに、わざわざ機械を購入しなきゃならないんですか?
しかも、公的個人認証カードは役場に出かけて手数料を払って発行してもらわなくてはなりません。
それも、有効期限があります。

ね、どうなんでしょう。
なんでもかんでも税金で一括りにされて、「これは無料です」ってごまかされるのは嫌です。
でも、役所の仕事をコンピューターで処理し、ならば最初から個人で入力してもらおう。
そして、便利になるからと言って機械は個人に買ってもらおう。というのはいかがなものでしょう。

だいたい、公的個人認証カードを作りそれを使って
住民票や各種書類を自宅のパソコンから取り出すって
どのくらいの頻度で個人がやることでしょう。

なんだか凄く嘘っぽい話だと思いませんか?

IT化が悪いことだとは全く思っていません。
科学の進歩は確実に人々の生活を便利にしています。
パソコンを使う人は使わない人に比べ2割ほど経済的メリットを受けるという話もあります。

だけど、便利にするからコレ買えアレを用意しろでは、
なんだかマルチ商法の詐欺にダマされるようではありませんか。

「だから、郵送にしたんだよ。」 とパートナーさんは涼しい顔で言います。

税務署には知り合いもいますし、彼らが真面目に一生懸命仕事をしているのは
よく知っています。
窓口に相談に行けば、丁寧に対応もしてくれます。
それは、ずいぶん改善されています。

だからこそ、e-Tax の取り組みにはもっと考えてやって欲しいと願うのです。
確定申告を書いて提出するのは年配者のほうが圧倒的に多いのですから。

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テーマ : 政治・時事問題
ジャンル : 政治・経済

『後ろ傷』

お元気ですか?

3月に入ったというのに東京からは積雪のニュース。
交通機関の遅れや、おぼつかない足もとで歩く人達を心配するのがなんだか懐かしい。
東京に住んでいた頃、雨や雪の日にも革靴やミュールのような履物で歩く人をみて
お洒落じゃないなぁ~と思った事があった。

確かにオフィスビルに入ってしまえば長靴は履いていられない。
ならば、オフィスで履く靴はもって行けばいいではないか。
革靴やストッキングを濡らして歩いて、この人達はなんとも思っていないのだろうか?

そんな事を頭にかすめながらニュースを見ていたら、
きれいなゴム靴を履いた女性の足元が画面に映しだされていた。
ちょっとほっとする。
そういえば、去年の梅雨時ファッションでは柄物のレインコートやシューズが
紹介されたいた。

雨の日こそ、明るく楽しいファッションをと昔から思っている。
「こんな可愛いレインシューズを買ったんだよ」って見せ合うのも楽しいと思う。


東直己の『後ろ傷』を読んだ。
『ススキノ、ハーフボイルド』で登場した学生、松井省吾が主人公。
前作で受験生だった松井君は北大一本の受験に失敗し、三流大学に滑りこんで
そんな自分にも嫌気を起こしている。

その松井青年が巻き込まれてゆく事件は学園紛争というかあの騒乱の時代を背景にしている。
60年代から70年代にかけて全国に広がった学園紛争の波。
藤原伊織の『テロリストのパラソル』なども学園紛争を背景にした話だが
日本のハードボイルドとして学園紛争は書きたくなるテーマなのだろうか…
東直己の作品のテーマとしては珍しい。
何処かで書いて消化しておきたかったのだろうか?

私の隣の家のお兄さんは北大の医学部へ進んだが、まさにこの時代。
ご両親が心配していたのを覚えている。
それぞれに消化しておきたい過去がある。


東さんの作品では町や鉄道路線の名前で微妙にそれと分かる架空の名前が使われている。
そりゃぁそうだろう。悪徳議員や腐敗警察官、地回りのヤクザが出てくるのだ。
どんなんにススキノを舞台にしたハードボイルドの人気作家といえども
いつ石をなげられないとも限らない。???

だから、町名が出てくると、思いっきり注意して想像力をフル回転させ、
頭の中の地図を広げる。
東さん、計算づくのリアリティだとしたら一杯食わせられたというところかもしれない。

そんな意識を頭の片隅におきながら読んでいたら、ちょっとひっかかる所が出てきた。

弘前から青森に行って、快速で青函トンネルを通過して、青森で北斗に乗り換えた。
で、まっすぐ札幌に帰って来たのだ。


とある。

おや、おかしいんじゃない?と気がつく人は青森の地図が頭に入っている人だろう。
弘前は青森の南西に位置する。北海道に帰るのに青森に出るのは正しいルートだ。
青函フェリーではなく、快速で青函トンネルというのもわかる。ただし、これは特急列車。
(快速があるのか、接続があるのかは時刻表を調べる必要がある)

問題は、「青森で北斗に乗り換えた」である。
青函トンネルを通過した後に「青森で北斗に乗り換えた」は無いでしょう。
これはどう見ても青森とあるのは函館

ちなみに Yahoo の時刻表で検索してみると、

弘前   発 10時15分 JR奥羽本線・青森行
新青森  着 10時58分

新青森 発 11時35分 JR特急スーパー白鳥15号
函館   着 13時44分

函館  発 14時00分 JR特急北斗11号
札幌   着 17時29分

というのがある。
札幌に帰ってきた松井君はその足でバーに行っているから、まぁちょっと早いけど
妥当なところだろう。

文脈と北斗に乗り換えたということから、青森は函館の間違いであったと断定できる。
ちなみに私の持っている『後ろ傷』は2006年10月25日 第1刷発行。

誤植なのだろうか?それとも編集段階での見落としなのか?
本書では函館という地名は何処にも出てこないから地理のわからない編集者が
そのまま見逃したということもありうる。

重箱の隅をつつくようで、われながらちょっと細かいとは思うのだが、
なにせ函館である。私は見過ごさない。

前回の誤植といい、今回のミスといい、ほんの些細な事を見つけては
あれこれ考えをめぐらしてしまう。
まぁ、ちょっと意地悪かもしれないが、これも本を読む楽しみの一つではある。

文庫本になるときには直っているかな?

後ろ傷後ろ傷
(2006/10)
東 直己

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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

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