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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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『興奮』

お元気ですか?

当地、すっかり30℃を超す暑さが定着しています。
エアコンが苦手な我が家は、網戸越しに入る風と順調に育っているゴーヤの
グリーンカーテンに涼を求めますが、タオルが手放せませんね。

ディック・フランシスの『興奮』を読みました。
例のごとく、e Book Off で見つけると購入しますが、
他にも読む物が沢山ありますから、次第にディック・フランシスが溜まっていきます。
現在、10冊が私に読まれるのを待っていて、それらを発表年順に読むことにしています。

『興奮』は1965年発表。『本命』1962年、『度胸』1964年に続く第3作目になります。

ストーリーは
障害レースで予想外の馬が優勝し、明らかに興奮剤が使われた様子だがその不正の手段が分からない。
オーストラリアで牧場を経営するダニエル・ロークは、理事会の要請を受けイギリスに渡り、
厩舎に馬丁として勤めて潜入捜査をすることに・・・

今回の作品はレース終盤で突然興奮しだす馬、その秘密を解き明かす興味と
厩舎での生活の様子を知る楽しみがあります。

ディック・フランシスは安心して読めます。
私の好きな馬の話というのも理由ですが、ストーリーの構成、展開がとてもしっかりしています。
魅力的な美女も登場しますし、アクションもあります。リアリティがスマートです。
でも、なによりの魅力はキメ細やかな心理描写。
『興奮』では荒くれた馬丁に身を落として潜入するロークの葛藤が描かれていて
作品に深みを出しています。

さて、主人公のダニエル・ロークには思わぬ運命が待ち構えているのですが、
残念ながら、ディック・フランシスは彼を主人公にするお話『興奮』の他には書いていません。
ちょっと残念な気もしますが、ディック・フランシスは40冊ある彼の作品の中で、
同じ主人公を登場させたのは、元チャンピョンジョッキーの探偵、ジッド・ハレーと
障害騎手キッド・フィールディングの二人だけ。
シリーズ化を避けたのでしょうか。

次は、そのジッド・ハレーが初登場する『大穴』を読むことにしましょう。

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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

『コトバのない冬』

お元気ですか?

完全休養の週末。
昨日は道場で練習、スポーツジムでエアロビクスと水泳と気持ち良いほどの
身体の疲れを楽しみながらパスタとワインの夕ご飯をいただき睡眠。

でも、やっぱり朝の4時に目が覚めたので、お決まりの映画タイム。
昨日に続いて、『コトバのない冬』という2008年の邦画。
俳優の渡辺篤郎が原案と監督を務めた初監督作品で、冬の北海道が舞台。

今回も前知識が全くなく見始める。

冬の北海道。競走馬の牧場で働く冬沙子は父親に頼まれて出かけた先で
言葉を話せない渉に出会い、次第に惹かれあう。
しかし、冬沙子は落馬事故で記憶を失い・・・。

映像はワンテイク・NG無しで撮られ、役者は即興に近い形で演技を続ける。
手持ちのカメラはドキュメンタリー的効果を出し、役者同士の緊張感が伝わる。
主役の渡辺篤郎、高岡早紀はじめ、渡辺えり、北見敏之、未希、広田レオナなど、
私は知らない役者が殆どなのだが、それぞれが持ち味を出していて良い。

家族の食事のシーンで、演技を意識しながら突っ込むところや、
渡辺えりが役の名前を間違えていつもながらのとぼけた訂正をするところ、
突然『シベールの日曜日』の話を始めてどうまとめるのだろうと皆が対応に神経を研ぐシーンなど、
ちょっと面白い見所がいっぱいである。

ラスト10分。
病院のベットで気がつく主人公の冬沙子。
数日間の記憶が欠落しているが家族や職場の人間、札幌で音楽活動をする冬沙子の彼などは
支障がないのでいつも通り。

冬沙子自身、心を通わせた渉がいた事を忘れている。
言葉を声に出して話せない渉が公衆電話で受話器をとる姿が痛々しい。


見ていて、いい映画だと思った。
冬の北海道。雪に閉ざされ、音さえも消える世界で聞こえてくるもの。
そんな世界で静かに生きる人達。

話しは少し変わるが、私達人間は記憶を忘れるように出来ている。
もしくは記憶に蓋をしたり、改ざんして自分に都合の良いように記憶し直したりもする。
そして、そのことに普段深い思いを寄せない。自分自身を守るためでもある。

しかし、その忘れてしまった記憶の中に、重要な出来事があったとしたら。
そしてそこに相手がいたとしたら・・・。
それは、相手にとっては非常に残念で悲しい出来事ではないだろうか。

もちろん楽しかった数々を記憶に留めておくのは良い。
でも、苦しく辛く忘れてしまいたい事や人も、私は記憶の中で生きていて欲しいと思う。
それらの全てが私を作っている。

忘れてしまうことは、私の過去を消し、登場した人々を殺してしまうことのように思っている。
私は私の記憶にある人達には何時までも生きていて欲しい。


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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画ニ題

お元気ですか?

週末。久しぶりに重要な予定もなく、気持ちにすこし余裕がある。
目が覚めたので起きだし、録画していた映画をみることにする。

我が家では、録画した映画やドラマをDVDに焼いて時間がある時に見るのが定番。
ただし、見られる時間のほうが圧倒的に少ないので、DVDはたまる一方だ。
しかも、パートナーさんと私とでは少しジャンルも違うから未見のDVDは増えるばかり。

先日、「これ、貴方だけで見ていいよ」と数枚のDVDを渡された。
週末の早朝。一人だけの時間。
IT'S SHOWTIME !

『武士道シックスティーン』 
誉田哲也の小説を古厩智之監督がテンポの良い青春映画に仕上げている。
漫画でも小説でも人気の作品だそうだが私は読んだことがない。
でも、CMなどからちょっと期待していた。

ストーリーは
中学生チャンピョンの磯山 香織が、同学年で唯一敗れた西荻 早苗を探して、同じ高校に入学。
でもその高校の剣道部は剣道一筋の磯山には物足りなく、西荻も逃げてばかり・・・

いゃ~、とっても面白くてよく出来た映画です。
一途過ぎる部員とお気楽部員という設定も、それぞれの剣道に対する思いや距離感もちょうどいい。
家族との関係もテーマとの絡みが上手く出来ているし・・・

最近、ちょっとヘタれている私は、西荻早苗のお父さんが「好きかどうかだ」という言葉に
そうなんだよねって納得してしまう。

タイトルロールを見ていたら、実に沢山の大学や高校の剣道部の名前が出ていた。
取材協力・撮影協力というもの、エキストラ参加というもの色々だが、
なんだか嬉しくなってくる。

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観終わって時計を見たらパートナーさんが起きだしてくるにはまだ時間がありそうだ。
もう一本見ることにしよう。

『笑う警官』 佐々木譲のサスペンスで角川春樹が監督をしている。
こちらも、小説は読んでいないので前情報無しで見た。
冒頭、羽幌署の派出所で「私はうたっていない」という業務日誌にメモを遺して警官が自殺する。
うたうって何だろうと思いながら映画は進んでゆく。

ストーリーは
北海道警察の裏金作りが下地。
婦人警官殺人事件に現職警官が関与した疑いがもたれ、逮捕に際し拳銃使用(即ち射殺可)の指示が
くだされる。その展開の速さに疑問を持った警官数名が裏で捜査をすると・・・。

映画がはじまってすぐ、あれ?道警の裏金問題?婦人警官の死にキャリアの関与?
まるっきり東直己さんではないですか!と面白くなってしまう。

疑問を持って捜査する現場の警官の中にも情報を流すものが何人もいてどう絡むのか
展開に目が離せない。
ススキノのバー Black Bird というのもおやおやってちょっと嬉しい。

映画としては厚みに欠け、カメラも凡庸。もっと確り描いてもいいだろうと思うところ大。
ストーリーで見せてくれているといったところだ。
東直己の「札幌方面中央警察署南支署―誉れあれ―」との読み比べとして
今度、原作を読んでみよう。

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あっそうそう、冒頭の「私はうたっていない」。
“うたう”とは内部の不正情報などを外部にリークすることを言うそうだ。
映画を見ただけでは分からない。

テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

吸血鬼はお好きですか?

お元気ですか?

ベランダから初夏の風が入り、うっすらと汗ばむほどです。
お昼の天気予報では県内でも30℃を超えたところがあるよう。
プランターに植えたグリーンカーテンのゴーヤや胡瓜も順調に蔓を伸ばし、
パートナーさんは水をくれては、写真に成長を撮っています。

パートナーさんから借りた『ハウス・オブ・ナイト』を読みました。
正直なところティーン・エイジャー向けの学園もの。
文章として目をひくものもありませんから、読むのが早い。

パートナーさん曰く、物凄いヒット作品なんだそうです。
(こんなのがヒットするなんて世も末だと思ってしまいます)



実は、私は子供の頃からドラキュラ=吸血鬼が大好きです。
フランケン・シュタインや狼男には興味が無く一途に吸血鬼。

クリストファー・リーの演じるドラキュラにドキドキし、身をちじこませながらTVを見ていたのを
覚えていますが、実は、吸血鬼に攫われる綺麗なお姉さんにもドキドキしていたオマセです。
でも、フランケン・シュタインや狼男には無い宗教的背景は物語に深みと広がりを持たせていますし、
噛んで血を吸う行為と、吸われた者も同類の吸血鬼になっていくという種の悲しみは
エロスの本質を押さえていて哲学的でもあります。

だから吸血鬼の数ある映画や本はそうゆう基本を押さえていないと納得しません。

ところが、パートナーさんに借りた『トワイライト』『ハウス・オブ・ナイト』
吸血鬼ものということになっていますが、全然違いますね。

『トワイライト』では人間の血を吸わなくても生きていますし、太陽も十字架も全然怖くない。
『ハウス・オブ・ナイト』では血を吸われる事もなく、おでこに三日月のマークを付けられ、
“はい、選ばれたから吸血鬼学校に入学してください”って。
はっきり言って吸血鬼である必要なんてどこにも無いですね。ただのハーレクインに学園ドラマ。

『ハウス・オブ・ナイト』にいたっては、話の中でブラム・ストーカーを
“昔の馬鹿者”と言い、“あんな下劣な本といしょにしてはいけません”
“おかげでわたしたちと人間とのあいだにつまらないトラブルが絶えないのです”と言います。

ブラム・ストーカーに敬意を払いこそすれ、こんな言い方はないでしょう。
作者の人格に首を傾げたくなります。
誰のおかげで吸血鬼ものが書けていると思っているのでしょう。情けない。

『トワイライト』『ハウス・オブ・ナイト』も幼稚な変身願望であったり、
ヒーロー崇拝であったりと子供向けのお話と思えばそれまでなのですが。
ちょっと気になるのは現代のアメリカ。

私は、アメリカ文学に読む病める姿というのをテーマに考えていた時期がありました。
スタインベックであったり、サリンジャーであったり、ジョン・アーヴィングであったり・・・。
そうゆう視点から今回の作品を考えてみることも可能なのかなと思います。

本来異界の者として誕生した吸血鬼。そこには人間には太刀打ちの出来ない恐怖や怯れがありました。
でも、現代のアメリカでは吸血鬼はご近所に住む文字通りのお友達です。
例えば、ギリシャ神話では神々が圧倒的力をもっていましたが、そのうちに人間と結ばれるものが出、
神が人間と同じ地平に立つことになり、結果としてギリシャの世界観は崩壊してゆきます。

『トワイライト』『ハウス・オブ・ナイト』とギリシャ神話を比べるのは無理な話ですが、
ドラキュラの圧倒的力、超自然性を“ご近所の友達”に貶めることは、
アメリカ社会の崩壊を予感させているように思えるのです。
しかも、両方ともネイティブアメリカンの存在を作品の中で重視しているのですが、
安易に過ぎて危惧を深めるばかりです。


と、パートナーさんから借りた本を不安を感じながら読んだ私。
この場をかりてお薦めの本と映画をご紹介しておきましょう。

本は、『ヒストリアン』 エリザベス・コストヴァ NHK出版。
ハードカバー上下の大作ですが、骨太の作品でぐいぐい読ませます。
(あの~、パートナーさんが「これは私が最初に読んで勧めたんでしょう」って)

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映画は、『ハンガー』 カトリーヌ・ドヌーヴ、 デヴィッド・ボウイが主演しトニー・スコット監督の
スタイリッシュな作品。

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もう一つ、『ロマン・ポランスキーの吸血鬼』 ロマン・ポランスキー監督によるコミカルな映画で、
奥さんだったシャロン・テイトが出演している作品です。

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私の絶対のお薦めですので、ご興味の在る方は是非お楽しみください。




テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

『男たちの長い旅』

お元気ですか?

梅雨の雲の隙間から雀の声が聞こえ、雨が上がったのに気づきます。
家の前の田圃には鴨が三羽放たれ、草をついばんでいます。
現実の日常なのか夢の世なのか・・・・。


『男たちの長い旅』結城信孝・編 徳間文庫 を読みました。
東直己の『Bar Osamu』という短編が収められていたので、e BOOK OFF で購入。
ハードボイルド作家10人を集めた短編集です。
東さんが入っていなければ決して買わないであろう文庫です。

ならば東さんだけ読んで他を読まないまま仕舞われるのというとそうゆうことは無く、
幕の内弁当を結局全部食べてしまうように、この文庫も読むのです。

もっとも、収録されている作家で、私がかろうじて名前だけでも聞いた事がある方といえば、
逢坂剛、大沢在昌、北方謙三と言った方ぐらいです。

大沢在昌さんは、以前、やはり東さんの短編が入っているということで読んだ、
『事件を追いかけろ』日本推理作家協会編 光文社文庫 で読んでいますが、
それ以外の方は初めて。
思いがけず面白い作家に出会うかもしれません。

『事件を・・・』では池井戸潤の『口座相違』という手形詐欺の話が面白かったのですが、
今回の『男たちの・・・』ではどうでしょう。

フランスを舞台にした藤田宜永の『デカダンな旧友』
フリーのカメラマンが仕事先のフランスで偶然高校時代の親友に出会い、
盗難古美術品のからむ事件に巻き込まれてゆく話。
フランスが舞台だけに、フィルム・ノアールのような退廃的閉塞感を漂わせて好み。

バイクのレーサーを描いた花村萬月の『歓喜の歌』も場面描写の上手さと展開のキレがよく、
心地良く読ませてくれる。

もちろん、東直己の『Bar Osamu』も良い。
少年犯罪で息子を殺された父親の復讐劇だが、東氏の優しさが漂いちょっと悲しい。


話はちょっと変わって、我が家のパートナーさん。
日がなソファーで読書三昧なのだが、何をお読みになっているのか全く分からない。

ところが先日、『トワイライト』を貸してくれた。
映画にもなった吸血鬼もの。
まぁ、高校生向きハーレ・クイーンといったところだが、『トワイライト』の影響なのか、
CSINYやクリミナルマインドにも吸血鬼ネタの話が登場する。

「今、何読んでいるの?」
「東さんの入った短篇集だよ」
「それじゃ、これ読んでみて」 と渡されたのが
『ハウス・オブ・ナイト』というやはりヴァンパイアもの。

こちらも、女子高生がヴァンパイアの寄宿学校に入って・・・というお話らしい。
ハリー・ポッターのヴァンパイア版といったところだろうか?

どうやら、アメリカではヴァンパイアの低年齢化が進んでいるようだ。
そのうちに、Glee で踊って歌うヴァンパイアが見られるかもしれない。


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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

函館のおみやげ

お元気ですか?

函館の旅を無事終えた私達。
来ることが出来るのですからと、お土産らしいものを買うことはありません。

そうは言っても、家に帰ってから旅の余韻を楽しむ程度に食べ物を買いましょう。

私達のお薦めは自由市場で買うお魚。
ホッケやカレイの一夜干しが美味しい、和田商店は私達の定番です。

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今回も「3月に来た時に花魁カレイを頂いていったんですけど、美味しかったですよ」
なんてお礼を言いながら、この時期のお薦めを教えていただきます。
「今は宗八カレイがいいよ。」って小振りながら身がふっくらとした魚を選んでいただき、
定番の根ホッケと脂ののった鯖のひものも選んでもらいます。

函館の市場といえば、朝市が有名です。
ですが、朝市には鮮魚はほとんどありません。
道に面した店にはタラバガニや毛蟹がならび観光客に「味見してって~」って声が飛びます。
私はこれが苦手です。
買いたいものは自分で決めるのですから、必要なときにはこちらから尋ねます。

この時期、イカは解禁されたばかりでまだ小さい。
毛蟹やタラバはロシア産。
朝市に買う物はありません。

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もう一つ、塩辛を買ってみました。
函館ではカネ作というメーカーの塩辛が古くから有名で今も人気ですが、
今回私は「社長のいか塩辛」というのを求めてみました。

何年か前から聞き知ってはいたのですが、塩辛は自分で作りますから
買って食べることなどありません。
でも、この時期は塩辛を作れるイカが手に入りませんから、いい機会です。
試してみようと買い求めてみました。

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そして、これはおまけ。
最近生キャラメルが大流行で、あちらこちらの売店に色々な生キャラメルがあります。
でも、こちらは普通のキャラメル。

北海道には面白いキャラメルがいっぱいあります。
「塩ラーメンキャラメル」「ジンギスカンキャラメル」「夕張メロンキャラメル」
「函館牛乳キャラメル」などなど・・・

まぁ、お味は是非お求めになってのお楽しみ。
ネットでも購入された方の記事が沢山でていますね。
「北海道おみやげキャラメル大全集」なんていうサイトもありました。参考にしてみてください。

飛行場で少し時間があったので、普段は見ないおみやげ売り場を歩いてみたら、
「コーンキャラメル」というのが目についたので、買ってみました。
さてさて、どんなお味でしょうね。

おしまい。

テーマ : 美味しかった♪
ジャンル : グルメ

修学旅行の街

お元気ですか?

函館の3日目。今日も朝から仕事。
前回函館に来たときにつづき、手応えのある成果を出してちょっと安心しています。

さて、昨夜唐草館で素晴らしいお料理を堪能した私達。
でも、いかんせん年齢とともに食事の量には注意を払うようになってきています。
若い頃は、吉祥寺周辺で“飲んでよく食べる二人”と呼ばれていたこともあり、
二人して「あの頃はよく食べたね」なんて苦笑いする武勇伝もあるのですが、
今は、分を知るお年頃です。

ましてや、旅先での食事は外食がメイン。
意識してブレーキをかけないと身体がもちません。健康が大事です。

ということで、今日の食事は朝御飯を抜いて、お昼はラッキーピエロのハンバーガー。

DSCN2521_convert_20110615225920.jpg  DSCN2520_convert_20110615225855.jpg  DSCN2523_convert_20110615225949.jpg

パートナーさんはチャイニーズチキンバーガー。
私はトンカツバーガー。
そして「半額です!」という甘い誘惑に、ポテトフライをケチャップ付きで。
(けっこうボリュームありますね。)

ご当地バーガーで全国一位になったというラッキーピエロ。
なんであれ、函館の名をいい意味で宣伝してくださっているのですから嬉しいですね。

ラッキーピエロでの昼食は午後2時。
店内は中学生や小学生の修学旅行客でいっぱいです。
賑やかというのか、元気がいいというのか・・・。
私も同じ年頃のころはああだったのかな?なんて恥ずかしくなります。

パートナーさんは「函館に修学旅行で泊まるような大部屋の旅館ってあるのかな?」 なんて
私とは違った疑問。
わたしは、数人単位で行動している彼らを見て、
「自由行動なんだろうか?」「先生の引率とかないのかな?」 なんてちょっと心配。

もともと、私は修学旅行のような団体行動が全くというほど嫌いです。
当然ながら、嫌いなものの記憶はありません。
かろうじて高校生の修学旅行の時に、京都でにしん蕎麦を食べた記憶と、
東京で一人グループを離れ神田の古本屋を歩いたのを覚えているくらいです。

現代のように、個人で旅行が自由に出来る時代。
旅先で何かを学び得るのに、修学旅行なんて意味があるのでしょうか?
私ははなはだ疑問に思っています。
しかも、小グループの自由行動が多くなれば、出費も増えるでしょうし
子供同士の好き嫌いもはっきりしてきます。

修学旅行の事前事後の授業プログラム、旅程や費用、何も知らないので
安易に否定するのはよくないかもしれませんが、どれだけの意味があるのでしょう。
(一人旅ばかりしてきた不良学生、オヤジの戯言です。)

そんな、小学生や中学生と同じ市電に乗り、また午後の仕事にとりかかります。
彼らは五稜郭公園やトラピストにむかうようです。
手にはベイエリヤで買ったお土産をぶら下げています。
買い物をするのも、社会学習だなんて先生方は思っているのでしょうか?
(旅先でお土産を買わない、貧乏オヤジの戯言です。)

それでも、何かを学び思い出になる出来事を経験してもらいたいと
函館応援団長のオヤジは小中学生に心の中で願っているのです。
(年とともに、すこし丸くなったオヤジの独り言です。)

さて、午後の仕事も無事終了。
ホテルに戻り、夕ご飯としましょう。
今日は、外食をせず、デパートの地下で買ったサラダや軽いお弁当、
カップの味噌汁などを飲みながら簡単にすませます。

DSCN2524_convert_20110615230015.jpg

お酒? せめてものビールは地ビール。
大沼ビールは酵母が効いた美味しいビール。
こうゆう地ビールは少し味見程度に頂くのがいいですね。

明日は朝の飛行機。
今日は安心して夢を見られそうです。

テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

函館の夜は夢とともに

お元気ですか?

函館の二日目。今日も仕事の合間を縫って美味しい物をいただきましょう。

朝、ホテルの窓から駅を眺めてるいると通勤通学の人達の姿が見られます。
昔から、近郊の街から通ってくる高校生の姿に変わりはありません。
繰り返される日常。

部屋で朝食をとり、仕事をすこしやってからお出かけの始まり。

駅の構内を眺めて、「大沼に行くSLにも乗りたいね」なんてパートナーさんと話していたら、
「あのう、観光にいらしたんですか?」 って若い女性から声をかけられます。
厳密には観光という訳でもないのですが、そうだと答えると、
「ラジオの番組なんですが、お話を聞かせていただけないでしょうか」と丁寧なご依頼。
「私、函館の出身ですがそれでもいいですか?」と正直に話すと、問題ないとこの事。
じゃ、いいですよと中継車の処まで案内されて、軽いインタビューが始まります。
なかなか仕事になれた女性で、呼吸も合うし、面白いやりとり。
実は私、ラジオやTVにはご縁があって、子供の頃から時々出ています。
TVや雑誌の取材を受けるようなことも多かった時期があります。
知らず知らず、インタビュアーが欲しがる話やキーワードを頭の中で探していいる自分・・・。
事前インタビューとちょっとずらした質問をしながら話を引き出す女性の真剣勝負。
ちょっと離れたところで、面白そうに眺めているパートナーさん。

最初に声をかけられた時から、10分もしない出来事。
生放送の綱渡り的お仕事に、改めて感心します。
地域のFM局の番組。函館の元気を引き出してもらいたいですね。


と、思わぬ出来事をさらっと流して、お散歩の開始です。
駅前から朝市を抜け、金森倉庫が並ぶベイエリアを通ります。

DSCN2490_convert_20110615045923.jpg  DSCN2491_convert_20110615045953.jpg  DSCN2492_convert_20110615052054.jpg

日本で初めて作られたコンクリート製の電柱や、
記念館になっている青函連絡船摩周丸を眺めながらのお散歩。
ハンバーガーで人気のラッキーピエロややきとり弁当のハセガワストアーが並んで建っています。
修学旅行の中学生が楽しそう。

適度なお散歩を楽しんだので、お昼を頂に私達が向かったのは、来来軒さん。
以前もご紹介したことがあったと思いますが、吉田篤弘さんの『つむじ風食堂の夜』が映画になったとき、
ロケに使われたお店です。
映画のCMを見て、「あっこれ来々軒だ。」とすぐに分かるのは函館っ子の証。
懐かしくて来てしまいました。

DSCN2493_convert_20110615050027.jpg  DSCN2495_convert_20110615050100.jpg  DSCN2502_convert_20110615050523.jpg

昔から少しも変わらない入り口。開いている引き戸を入ると、四畳半ほどのスペースがあり、
冬はここでコートを脱ぎ雪を払います。
スイング式ドアを開けると、ちょっと不思議な空間。

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赤いソファーは昔から変わりません。
仕切りられた奥には水色のソファー。
いつの頃からこうゆうお店だったのかは知りませんが、私の子供の頃から変わっていません。

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店内には岩を置いて作った池があって、昔は水が滝のように流れ
金魚が泳いでいたのですが、池は埋められています。
函館の伝統的お味、塩ラーメンをちょっと敬謙な気持ちでいただきます。

食事の後、写真を撮らせて頂くのをお許しいただきながら
「お店は何年になるのですか?」とお尋ねすると、
「昭和10年からですから、75歳ですね。」 とのこと。

函館は昭和9年に大火災にみまわれ、それを契機に道幅を広くして緑地帯を設けるなど
災害に強い街づくりをはじめます。
そんな時代に誕生した来々軒さん。

「映画を見て、懐かしくなってうかがったんです。」と伝えると
嬉しそうに「有難う」と言ってくださったおばあさん。
有難いのはこうしてお店を守ってくださっている事です。函館の宝物のお店。

食後、また所要で夕方まであれやこれやと動き、汗もかいたので
ホテルに戻り、シャワーを浴び着替えて夕ご飯にお出かけ。
今晩は、私達の唐草館!

このブログを以前からご覧の方にはもうお馴染みのフランス料理のお店ですね。
東京時代から存じあげていたマダムが笑顔で迎えてくださいます。

確りした品揃えをしているワインリストから今日の料理にあうワインを選ぶのは私の役目。
シニアソムリエであるマダムといざ勝負!ってあれこれ考えて、
まずは、Meursault 1er Cru を選びました。

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前菜は、ヒラメやソイ、時鮭などをあしらったお魚つくし、
お店で焼いたパンは熱熱で香りもいいです。
そして、立待岬の沖でとれたというウニを人参に乗せコンソメのジュレをあしらったもの。
シェフのお得意の料理なんだそうです。幸せな一口。

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蕪の冷たいスープは苦味もなくまろやかに仕上がっています。
浮かんでいるカラスミはどうかなっと思って口に入れるとスープとからみ合って最高。
シェフのどうおっていう顔が見えてくるようです。

アブラコ、東京ではアイナメって言いますね、を蒸したのにグリーンピースのソース。
ポン太さんという愛称で知られた地元の農家さんの柔らかいアスパラが添えられています。
美味しい。でも、ちょっとインパクトが欲しい感じもします。
アブラコは文字通り脂ののったお魚ですから蒸して上品な仕上がりなのはいいのですが、
優しいお料理が続いていますから、ちょっとガツンというのもよかったかな?

お肉のメインは滝川産鴨のロースト。
七飯町の王様椎茸に乗せられています。
肉厚で手のひらほどもある椎茸は薄切りされた鴨と相性もよく、
椎茸の香りをたっぷり含んだソースも上出来。椎茸が大好きな私には満足の料理です。

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そうそう、この時にはすでにムルソーがなくなっていたので、
Louis Latour のAloxe Corton を追加しています。

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それぞれに好みのチーズを選びわけていただき、

DSCN2515_convert_20110615051351.jpg  DSCN2516_convert_20110615051532.jpg

マダムが作ったデザートもたっぷりいただいて・・・

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そして、私は夢の中・・・?

心地良い眠りへとついてしまったのです。
気心の知れた唐草館。おいしい料理にマダムの笑顔・・・

パートナーさんに「タクシーが来たよ」って起こされ、
「ワインのラベルも剥がしてもらったよ」 って。

いったいどのくらい寝てしまっていたのでしょう。
今回は完璧!粗相のないようにと思っていたのに・・・

かくして、函館の夜は静かに記憶の底に仕舞われていったのでした。

マダム。こんな私ですが、また美味しい物ごちそうしてくださいね。


テーマ : 美味しかった♪
ジャンル : グルメ

函館の夜は鮨屋で・・・

お元気ですか?

所要があり函館に来ています。

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何時もならばタクシーで家に向かうのですが、
今日は趣向を変えて、空港から駅に向かうシャトルバスに乗ってホテルに。

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なんだかハイカラなモニュメントが駅前に立っているのですが、
昔の駅を知る私にはちょっと変な感じです。
最近のJRの駅前ってどこもこんな感じですね。

ホテルにチェックインして、着替えをし、お出かけして所要を・・・
初日の目的は果たしたので、松風町にある常寿しさんでお鮨を頂くことにしました。
3月に来たときにはカウンター席が空いていなかったので入られなかったお寿司屋さんです。

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天然ホタテやボタン海老、などのお刺身を頂きながら始まります。

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6月に解禁になった真イカのお刺身も甘くて美味しい。
ビールも進みます。

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お刺身を楽しんだので握りに移ります。
ズワイガニに始まった握り。まぐろの脂は癖がなく口の中ですっ~っと溶けてゆきます。
赤貝やウニもストレートに響く美味しさです。

たっぷりいただいたので、パートナーさんも満腹!
最後に鰯を巻いてもらって大満足です。

函館のお鮨は江戸前の握りとはまた違いますけど、
北海道ならではの楽しみが広がります。

是非、遊びに来てくださいね。


追記)

お寿司屋さんのカウンターの良いところは、板場の人と会話が出来るところですね。
パートナーさんも「そうやって剥くとイカの皮も綺麗にむけるんですね」とちょっと積極的になり
それをきっかけに少しずつやりとりが始まります。
イカは縦に包丁を入れると美味しいのですが実際に縦に細く切られてゆく仕事を見て
知識の検証を喜びます。

私が子供の頃、漁師の奥さんが木の箱に詰めたイカを自転車の荷台に乗せ
「イカイカ~」って声を響かせながら朝売り歩いていました。
だから、函館ではイカは朝御飯のおかずだったのです。

時代が変りましたから朝からイカ刺しを食べるお宅も減ったでしょうが
私の耳には「イカイカ~」ってお馴染みさんを廻る声が残っています。
真イカ(するめイカ)はこれからが旬。夏のごちそうです。

テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

今日の夕ご飯は・・・

お元気ですか?

今日、2回目のアップなんですけど、
後ろでパートナーさんが、ご機嫌になっちゃって、
♫ちゃんちゃかちゃかちゃか、チャンチャンチャ~ン・・・♫
って歌っています。

「今日は、今日の料理は・・・」なんて軽い酔いも手伝って、
NHKの宣伝じゃないですけど楽しそうです。
私の子供のころは、NHKの料理番組とテキストが家庭に新鮮だった時代です。
母親が買っていた「きょうの料理」のテキストと洋裁のスタイルブックが私の絵本でした。
美味しそうなお料理と綺麗なお姉さんが沢山載っている洋裁の本。
織り込みの型紙は設計図のようで面白く、
「あぁ、この曲線がこっちと縫い合わされて袖がつくんだな」
「あれ?おしりの曲線はどれだ?」
なんて
型紙を眺めながら頭の中で洋服が立体になってゆく面白さ。(おっと脱線)

そのうちに、キューピーのテーマ曲、おもちゃの兵隊が聞かれるようになります。
「キユーピー3分クッキング」のはじまりです。
以前、キューピーの営業の方とお会いしていたら、突然、
♫ちゃかちゃちゃちゃ、♫ちゃかちゃっちゃちゃ・・・と携帯の着メロが!
もう、誰が聞いてもキューピーさんって分かってしまいますね。

ちょっと枕が長くなってしまいました。
パートナーさんが、ご機嫌な理由は今日の夕ご飯。
またしても、私の出番です。

今日の夕ご飯はお手軽ですけど、ちょっとえっへん!な自慢のご飯です。

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新海苔のホワイトソース、エリンギ添へのパスタに
サーモンのソテー。

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ワインはとってもお安いけれど、キャンティを用意しました。
パートナーさんが、「赤ワインの方が在庫が多いから赤で選んで」と言うから・・・

さて、今日のお料理のポイントなんですが、
新海苔のホワイトソース。
当地では新春から新海苔がとれます。海の筏が緑にそまる浮き浮きする季節。
一パック100グラムで90円から110円ぐらい。
新海苔は板海苔ではなく、養殖筏からとったそのまま。
それを、酢の物にしたり、お味噌汁に散らしたりして楽しみます。

当地に越して来て初めての春に知った新海苔に、私はぞっこん惚れ込みました。
東京に戻る時にはお土産にするくらいです。
新海苔大使になって全国に宣伝行脚してもいいくらいです。

それほど美味しい新海苔ですから、我が家では色々な使い方をするのですが、
私もパートナーさんも大好きなパスタのソースにするのが我が家の定番です。

パスタをアルデンテに茹で、ホワイトソースに新海苔を加えます。
海苔の磯の香りが華やかですから、余計な具は加えません。
ほんのひとつまみの塩で味を引き締めるだけです。
それだけで、もう本当に最高の新海苔パスタソースの完成です。

もう一品は、サーモンのソテー。
先日スーパーに買い物の行った際、パートナーさんの目に留まり我が家の買い物かごへ・・・
「美味しくしてあげるからね」 って私が心を込めてソテーします。
切り身魚のソテーは丁寧に片面を焼くこと。
ひっくり返して両面を焼こうとすると硬くなりますね。
皮目をパリっと焼いて、身はふっくらと仕上げます。

パスタにも使ったホワイトソース。こちらはサーモンのピンクを引き立てるために
敢えて新海苔は使わず白いまま。
でも、彩りに可愛いアスパラガスと人参を配しましょう。

こうゆうのを考えるのが楽しいですね。

キャンティは重すぎず、赤ワインですけど今日の料理にもぴったり。
チーズをおつまみにしながらいただきましょう。

いかがでしょう。
簡単手軽な料理ですけれど、一つ一つを確りみつめれば、
美味しい料理になって食卓が嬉しそうです。

かくして我が家の食卓は幸せの香りに包まれてゆくのです。
ちょっと酔ったかな?

テーマ : おうちごはん
ジャンル : グルメ

記憶すること

お元気ですか?

西の方から雨がやってきます。
すでに九州四国地方は強い雨が降っているのかな?
当地は週末はしっかり雨の予報。弓の練習がしたいのにちょっと心配。


本を読んでいたパートナーさんが、ふっと顔をあげて話かけてきました。
「昨日、ジムでおばさん達が話しているのが聞こえてきたんだけど、
地震で浜岡原発が壊れても私達は大丈夫だよねって・・・」


ちょっと怒ったように言うパートナーさん。
もし、原発で事故が起こったら近隣に住む人達の被害は深刻なはずなのに、
他人ごとのように話す女性たちに憤慨しているのでしょう。
当地は海が近く風は西から吹きます。冬は遠い山からの北風が吹きますが、
東風が吹くことはまずありません。
当地より東に位置する浜岡原発。もし崩壊したとしても、放射能が当地に降ることはないだろう
というのが、女性達の安心の根拠なのです。

他人ごとの話。

「でもね、東名高速も東海道新幹線も浜岡から20㎞ぐらいのところでしょ。
ライフラインは寸断されるから影響が無いという訳はないね。」


とても他人ごとの話ではありません。

でも、女性たちの能天気な安心を笑うことは出来ません。
私だって心のどこかで「私は大丈夫」と思っていることを知っているからです。

私たちは自分に都合の良いように考えます。
心配や不安をいつも抱えていては健康を害し生命の危険さえ引き起こしますから、
実はとても大切なシステムで、
時には記憶を消したり、蓋をして思い出せないようにしたり、事実を変えて記憶したりもします。

能天気な会話をする女性たちは、実は自分達の生活を守るための正しい行動をしている
と考える事も出来るのです。

しかし、だからといって何時も大切な事から目を逸らしていていいものではありません。
困難な事、苦手な事、間違ってると思われる事、そういったことも確りと見定め、
せめてもですが、どう考えたかを記録しておくのも大切ではないでしょうか。

防災や原発問題のセミナーに参加するのもいいでしょう。
市民集会やデモに参加し自分の考えをまとめたり行動するのもいいでしょう。
日記、ブログに何をどう感じたかを書き留めておくこともとても良いことだと思います。

私達の記憶が緩くなり、書き換えられてしまわないうちに。


追記)

「東海地震はこの1年ぐらいのうちに起こってくれるといいね。」
「どうして?」
「だって、政府も中部電力も津波対策の防波堤で原発は守られると思っている。
でも、根拠も確証もどこにもないんだ。津波対策が効いたとして地震で建屋が壊れることだってある。
だったら運転停止している今のうちに地震が起こってくれたほうが被害は抑えられる可能性は高いよ。
防波堤が出来れば、これで安心だとまた声を大きくして言うのだろうし、油断するんだろうからね。」

「もともと人間が処理出来ない廃棄物を生み出す原発を作るという発想がおかしいし、
国策で原子力発電を進めて、安全は国が担保していたのに、電力会社にしてみたら、
今更なによって言いたいだろうね。」

「ドイツのメルケル首相みたいにもともと推進派だったのが、ガラっと方向転換する
勇気を持った政治家は見当たらないけど、国民が動かなければ政治は変わらないしなぁ」


当地、今日は穏やかな薄曇り。風もあまりありません。
メリー・ポピンズなら東風に乗ってやってきて西風に乗って去ってゆくのですが、
私達の風はどこへ吹くのでしょうね。



テーマ : 日記
ジャンル : 日記

今日の夕ご飯

お元気ですか?

少しづつ暖かくなってきた当地。
ベランダに置いたプランターのゴーヤや胡瓜。上手に蔓を伸ばしながら育っています。
食べられるように実をつけるのはいつになるでしょうね。

今日の我が家はちょっと贅沢ご飯です。

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ルロワの白ワイン。1998年。なにをしていた頃でしょうね。

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柿安で求めたお肉を焼いて、当地の海で捕れた鯛をポアレします。

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喰いしん坊は九州の剣先イカをお刺身にしています。
九州のイカは甘いですね。

パートナーさんが焼いたフランスパンにチーズを添えながら。
我が家の幸せな夜は過ぎていきます。

テーマ : おうちごはん
ジャンル : グルメ

So Cool !

お元気ですか?

世の中、節電だとかクールビズだとかとかく煩い。
人は様々なところで技術開発をし生活を便利にしてきた。
そのために必要なエネルギーの開発も進めてきた。

問題はどれだけ安全で効率の良いエネルギーを利用するかだ。

過去、中東問題などでエネルギー危機が叫ばれたとき、テレビの深夜番組が自粛された事があった。
町のネオンもずいぶんと消えた。
でも、今は多チャンネルと24時間放送が当たり前になっている。
ルミナリエなんていう電飾のイベントも各地で盛んだ。
節電だとかクルービズだとか言ってもそれは一時の気分の問題。
一過性の話に踊っている。
快適を求め、便利を求めるのは悪いことではない。
大切なのは、生活の利便を求めながら節度ある消費を行うことであろう。

デフレが長く続いている日本。
今年は少し回復するのか?と思っていたところ震災と原子力災害というさらなる試練。
高度経済成長やバブルを知らない現代の若者には消費傾向が少ないという。
無駄な物を買えとは言わない。
バブルに踊れとは全く思わないが、消費が経済を活性化し雇用や賃金をアップさせることも一面である。

テレビも町のネオンも消費電力はどんどん少なくなっている。
人間が取り組んできた技術開発のおかげである。
その技術開発を支えるのは、教育と安定的経済の発展である。

最近耳に聞こえてくる声の中に、生活レベルの低減というのがあるように感じる。
電力が不足するのだがら我慢しなさいという論調。
そんな時代逆行の発想をしたり顔でいうのには辟易する。

人間は進化する生き物である。そう信じている。
サマータイムを導入したり、深夜電力を充電して使ったりとどんな知恵でも良いから
総動員するべきだろう。
その知恵の力が新しい技術を産み、より安全で快適な社会をつくる。



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我が家のパートナーさん。
夏でもエヤコンが苦手なので、ベランダにグリーンカーテンをやってみたいと言う。
大々的にやるわけではないが、それならば、食べられるものを植えてみようと
ゴーヤと胡瓜とトマトを植えた。

苗や土を購入しひと夏を楽しめたなら、コストを上回る喜びと食材を得られるというものだ。
我が家の拙い知恵は果たして成果を結ぶだろうか。

日本も今、コストをかけても新しい世界に踏み出すべき時だと思う。
ここ何十年かで最低の寒い日に、衣替えだからといって薄着をするような
カッコだけのクールビズは笑われるだけだ。
カッコだけの政治家が言い出したことだから、仕方ないのか?



テーマ : 日記
ジャンル : 日記

『フィンガーボウルの話のつづき』のおまけ

お元気ですか?

6月に入り寒い衣替え。クールビズの軽装もこんな寒い日に着なくてもいいのでは?
と思うのだが、職場などで「明日からは・・・」と言われると、着ざるを得ないのかな?
同じTVニュースから流れてくる政治の話もあきれ果てて言葉もないのだが、
日本の格が下がる話だから見過ごす訳にもいかない。
心寒い話だ。


吉田篤弘さんの『フィンガーボウルの話のつづき』
ラジオから聞こえる静かな声に惹かれて、ラジオ局のある小さな島を訪ねる話や、
身の回りのものの余白に詩を書き継ぐ詩人の話、
レインコート博物館で働く同僚が窓を割って入ってきた隕石を見て願い事をする話など
吉田さん独特の空気を漂わせる話が並び、
どこか湿った空気に包み込まれているような静かさと落ち着きが漂っている。

話の幾つかにはビートルズのアルバム The BEATLES 通称ホワイトアルバムに収められている
曲が登場する。
ラジオ局の話には、 Blackbird が登場するし、レインコート博物館の話には
Ob-La-Di, Ob-La-Da が出てくる。

フランク・シナトラが好きな主人のいる食堂の話のタイトルは「フールズ・ラッシュ・イン」
ビートルズの曲ではないが、素敵な曲だ。
食堂の向かいには菓子や絵葉書を売る売店があり、その脇に痩せ細った老犬がつながれている。
犬の名はフール。

売店のおばさんが歌のタイトルだと教えてくれる。
「正確にはもっと長ったらしくて、ええと・・・
Fools Rush In Where Angels Fear to Tread というのね。
つまり、天使でさえも怖れるようなところでも、何も知らない愚か者は、
平気で踏み込んでしまう - そうゆう意味なんだそうよ」


食堂の主人はシナトラの歌うFools Rush In をかけながら、
「ま、お前さんにはまだ難しくて理解できんだろう」と言う。

そうか。私にもよく理解出来ない。
天使でさえも怖れてしまうようなところって一体どこだろう。
分かるかも知れないと思い、YOU TUBE を探してみた。

シナトラではないが、ドリス・デイのを紹介しよう。



Fools rush in where angels fear to tread
And so I come to you, my love, my heart above my head
Though I see the danger there
If there's a chance for me then I don't care
Fools rush in where wise men never go
But wise men never fall in love so how are they to know
When we met I felt my life begin
So open up your heart and let this fool rush in

歌詞の解釈はそれぞれにお任せするとして、
お話の最後はこう結ばれている。

「結局、私はフィンガーボウルの話のつづきを聞くことはなかった。
いまになって、急にそのことを思い出している。
いつのまにか私も、あのときのシナトラの年齢を超えてしまった。
〈天使でさえも怖れるところ〉に、私はまだ行ったことがない。」


私? じゅうぶんにFoolなんですけど、どうなんでしょう。
もしかして、何回も足を踏み入れたことがあるかも?



フィンガーボウルの話のつづき (新潮文庫)フィンガーボウルの話のつづき (新潮文庫)
(2007/07)
吉田 篤弘

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ジャンル : 本・雑誌

杣人のNuages

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