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杣人・somabito

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『恐怖夜話』

お元気ですか?

当地、昨日はそれほどでもなかったのが夜から強い雨と風。
夜の2時過ぎに強い風雨で目を覚ましてからぶらぶらと起きてしまいました。
時間を追うごとに少しづつ災害の様子が拡大していきます。
狭い土地では状況も分からず救援にもいけない様子。
もどかしく、痛ましい話です。
お見舞い申し上げます。

****

ガストン・ルルーの『恐怖夜話』を読了しました。8つの短編からなる怪奇譚です。

ガストン・ルルー。『オペラ座の怪人』の原作者としてご存知の方もいらっしゃるでしょう。
古くはサイレント時代から映画に何回も作られ、近年ではミュージカルで人気を得ている名作です。
私もNYに出かけた際に、これならばストーリーも分かっているからとパートナーさんを案内したことがあります。

この『オペラ座の怪人』は、ガストン・ルルーの特徴をよく表した作品です。
怪奇と美女、華やかなオペラ座の闇。人気があるのも納得です。
でも、私がガストン・ルルーと最初に出会ったのは彼のもう一つの代表作『黄色い部屋の謎』
それも小学5年生の頃。当時買っていた子供向けの世界名作全集?の中の一冊にあったのです。
なんて大人びた全集でしょう!
Amazonを見ると、子供向けの本に今も何冊かあるのですね。名作の証といったところでしょうか。
そして、『黄色い部屋の謎』でガストン・ルルーが作りだした名探偵がルールタヴィーユ。
フランスのシャーロック・ホームズとも言われるこの探偵の名は私の脳に刻みこまれることになります。

私はこの2作品以外にガストン・ルルーの作品を読んだ事がありませんでした。
翻訳作品が少ないので私が素通りしていただけなのですが、先日 Book Off で見つけて
なんとなく懐かしくなり、購入したのが『恐怖夜話』だったのです。

ホラー小説ですから、ストーリーを紹介する事はいたしませんが、
恐怖の原型のようなものがこの作品にはあります。
事実を知らない不安、疑問や猜疑心が生む不安、欲望が生む憎悪。
そういったものが見事に散りばめられています。

私が感心したのは幽霊やお化け、超常的化物が登場する恐怖ではなく、
人間が人間によって経験する恐怖をしっかりと書いているということ。
ひねられた恐怖の上質のセンスと用意された落。
怖いけれでも面白い。
ガストン・ルルーはなかなかの名手です。

話はまた私が小学生の頃に戻ります。
函館山の中腹にあった母の実家。古くは日銀支店長宅が近くにあったりして
けっこうお屋敷もありました。子供にはそうゆう近寄りがたいお屋敷も恐怖の対象になります。
日常から離れた異次元の世界は塀を廻るのもドキドキし冒険心を刺激したものです。
母の実家の裏には山から続く樹々が鬱蒼と茂り、夜ともなると枝が揺れてさわさわと音がします。
時々山犬の声もしてそれはそれは不気味。

子供の私たちは、夜布団の中で怖い話などをしてしまうと、トイレに行くのも心細いのです。
トイレの前に立ちながら、早く戻りたい・・・と背中がブルブルするのです。
が、ある時私は思いました。怖がっているのは確かめていないからだ。
そして、ちょうど眼の高さにあった窓を開け、裏庭の林が揺れているのを自分の目で見据えたのです。
この経験で怖さがなくなったという訳ではありません。
少し軽くなるものの怖いものは怖いですね。

今でもこの経験は私に一つの確証を与えています。
知らないから怖い。なら自分でなんでも確認しよう。きちんと分かれば怖いものは無いと。
恐怖とは人の心の中に生まれ巣食うものなのです。

人間が怖いと教えてくれたガストン・ルルー。
『黄色い部屋の謎』を読み直してみたくなりました。

ガストン・ルルーの恐怖夜話 (創元推理文庫 (530‐1))ガストン・ルルーの恐怖夜話 (創元推理文庫 (530‐1))
(1983/10)
ガストン・ルルー

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ジャンル : 小説・文学

塩麹プロジェクト3

お元気ですか?

物凄い雨風の音に目が覚めてしまいました。
叩きつけるような雨、家をも揺らすような風。
2時間ほどTVを見ているうちに、すっかり静かになり虫の声も聞こえていたのに、
今、こうしてPCに向かい出したらまた急に雨が降り始めました。
台風の雨風はきちんと台風が通り過ぎるまで安心できませんね。
皆様もどうぞお気をつけください。

さて、先日から楽しんでいる塩麹。
昨夜は鶏のもも肉を漬けておいたので頂くことにしました。

DSCN2876_convert_20110904041527.jpg

麹を洗い流し、グリルで焼いただけ。
中火でゆっくり焼き仕上げに皮に焼き色をつけて香ばしさを加えます。それだけ。
付け合わせの野菜も今日は焼いただけ。

お肉はやはり柔らかくなりますね。麹による分解酵素が効いているのでしょう。
味は前回の豚ロースと同様奥に麹の香りがしています。
そうだよね。麹に漬けたのだから麹の香りがするのは当たり前です。

美味しいことは美味しいです。柔らかさもジューシーさもちゃんとあります。
でも、洋風の味付け、塩胡椒やハーブによる香りつけに慣れた舌にはちょっと違和感もあります。
なんだか味が一色になってしまったような物足りなさ。
これまでは塩麹に漬けて焼いただけの料理方法でした。
ここからどう展開させてゆくかが我が家で塩麹が生き残れるかどうかのポイントでしょう。
どんなソースに合うのかを試してみる事もしなくっちゃ。

パートナーさんは、お野菜を漬けるのを楽しんでいます。
胡瓜と大根は上手くいっています。特に大根はいいですね。
今ある大根は卸にすると辛味が強いのですが、塩麹に漬けると全く辛味がぬけて食べやすくなります。
しかも、漬けて2日目のものも漬かり過ぎるという事がなく、歯ごたえがあります。
これは良い。

野菜を漬けておくと水がかなり出ます。
パートナーさんはその水をペーパーで吸い取り、もう一度野菜を追加して試してみると言います。
麹の働きは弱くなっていると思いますが、ものは試しです。
また一晩漬けておいてどうなるかを楽しみましょう。

夕ご飯ではありませんが、鮭も塩麹に漬けたのでご紹介しましょう。

DSCN2875_convert_20110904041504.jpg

スーパーで買ってきたロシア産の鮭。生ではありませんでしたが極薄塩にしただけのようでしたので、
大丈夫だろうと試してみました。
ご覧のように、焼き上がるとテカテカと光っています。脂が綺麗になるのでしょうか?
鶏肉も透明で綺麗な脂が浮いていました。
麹漬けは焼きが進むと焦げるのが早いので、オーブンとにらめっこをしながら
焦がさないよう注意しながらここだぁ!と取り出します。

お肉と同様、麹漬けの味がします。
まだ漬かっているのがありますから、次回はお醤油をたらすとか何か工夫をしてみましょう。


DSCN2873_convert_20110904041441.jpg

こちらは塩麹とは関係がありませんが、パートナーさんのご希望で
豚バラ肉のアイスバインスープ仕立て。
血抜きした肉を塩水に浸し茹でてだけのシンプルなものです。
脂分がぬけていますから健康的と言えるかもしれません。
マスタードを用意していたのですが、何もつけずにそのままの方が美味しいですね。

台風でスーパーなどへの外出を控える週末。
仕込んであった食材を冷蔵庫から取り出して楽しむのも気晴らしにはいいようです。



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ジャンル : グルメ

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