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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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『にんじん』

お元気ですか?

昨日から当地は雨が降っています。
TVの道路情報では東名高速では雪のため車線規制もされているよう。
まだまだ雪の降る季節なのですね。

ジュール・ルナアルの『にんじん』を読みました。
時々、子供の頃に読んだ本を読み返してみたくなります。

一時期、小学生の頃に読んだ児童書を文庫で再読したことがありました。
例えば、『母を訪ねて三千里』これは『クオレ』の中にある一編です。
例えば、『ガリバー旅行記』ここには空を飛ぶ島ラピュタが出てきますね。
例えば、ドーデーの『月曜物語』には『最後の授業』が入っています。
『最後の授業』は私が小学校4年生の時に教科書で読み「自分の国の言葉をこんなに
大切にするフランスという国はどれほどか素晴らしい国だろう」と興味をもった
きっかけになったお話です。

子供向けに抄訳された本も、角川や岩波、旺文社文庫などで再読すると
お話の面白い本から内容に個性の感じられる考えさせられる本へと姿を変えていきます。
ちょっと大人な本読みの世界。

『にんじん』を最初に子供向けの本で読んだのは小学校の教科書だったかもしれません。
子どもらしい視点、対象との距離感に文学作品としての力を感じたように思います。
確か、児童劇団でのお芝居も観たような気がします。

でも、中学生の頃に文庫本で再読した時の感想は違っていました。
陰湿ないじめをする母親、動物を殺すにんじん、距離をとる父親・・・。
精神分析的解釈をいかようにも広げられるいくつもの挿話。
そう云う部分を発見することでなぜこの本が児童書の仲間入りをしているのだろうと
違和感を感じ、あまり触れたくない本の一つになって行きます。

しかし、私自身の中に『にんじん』を病的な母親に育てられた子供の話と安易に片付けて
しまってはいけないという声があり、いつかはもう一度読まなければと思っていました。
一つの解釈、確からしい理解を得たときそこに安心してしまうのを私は警戒します。

そこで、またしても BooK Off で100円で見つけ購入。
すこしづつ読んでみました。

『にんじん』は1894年ルナアル30歳の作品です。
訳者の岸田国士氏が言うようににんじんとルナアルを同一視し、ルナアルの自伝の一部と
してみるべきではないと思います。
しかし、自分の子供の頃の出来事を思い出し反芻しながら当時の感情を静かに抑えながら
描いている姿を想像すると、子どもらしい出来事の幾つかであっても
私には決してそれがユーモアを交え楽しく描いているとは思えないのです。
『にんじん』のラストで母親に愛情を感じられないにんじんは父親にそれを告白し、
父もまた同じだと知ります。

一筆ごと情景を描き目の記憶を呼び起こしたときに、ルナアルの感情に去来したものは
なんだったのでしょうか。
それを思うと、私は身がかたく『にんじん』を読む私の目もきつくなっていました。


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(1976/01)
ルナアル

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テーマ : 児童文学・童話・絵本
ジャンル : 小説・文学

『連闘』

お元気ですか?

2日ほど前から気温があがり、日中は暖房がいらないくらいです。
それは有難いのですが、花粉が飛ぶとの予報も・・・。
先日から毎週病院に通ってはアレルギーの注射を打ち薬をもらっている身としては
静心なく花の散るらん・・・


ディック・フランシスの『連闘』を読みました。
前作『侵入』に続きキッド・フィールディングが主人公。
ディック・フランシスには40ほどの作品がありますが、『大穴』『利腕』といった
シッド・ハレーという探偵が主人公の作品と、このキッド・フィールディングが主人公
の『侵入』『連闘』だけが同じ主人公の作品となります。
しかも、シッド・ハレーは『大穴』で登場してから次に『利腕』に登場するまで18年も
間がありましたが、キッドは『侵入』1991年、『連闘』1992年と続けて出判されています。
読者は内容を続き物として読むことが出来るわけです。
もっとも、『連闘』を読むと『侵入』が未読でも充分に楽しめるように書かれています。
こうゆうのも作者の読者へのサービスであり、技術でもありましょう。

ストーリーは、
障害レースのジョッキーであるキッド・フィールディングは馬主であるカリシア王女が
夫の会社の共同経営者から脅迫されていることを知り闘うことを決意します。
前作で妹夫婦が誹謗を受けて厩舎の経営が危機になり一肌脱いだように、
今回も敬愛する王女のために立ち上がったのです。
なかなか男気の世界です。
でも、その正義感のキッドも恋心の波には揉まれっぱなしです。
『侵入』で恋人になったダニエルはカリシア王女の姪ですが、『連闘』では婚約をしています。
しかし、危険が伴う障害レースのジョッキーにダニエルの心も揺れ、キッドは傷む心を抱えながら
どうすることも出来ないでいます。
それを暖かく見守るカリシア王女の姿もなかなか魅力的です。

『連闘』というタイトルは『侵入』に続くキッドの再びの闘いということなのですが、
原題は Bolt 無痛屠殺機と言われる拳銃型のものだそうです。
そうゆうものがあるのもこの作品で初めて知りました。

今回も障害レースの素晴らしい描写を楽しみながら、
ディック・フランシスの技を堪能した『連闘』。
安心して読める一作です。



おまけ)

私の読んだ1992年発行のハヤカワ文庫の表紙は上の写真の表紙とは違います。
上のだと、Bolt がどんな器具なのか分かりますね。
ちょっと不気味ですけど。

テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

ちょっと一言2

お元気ですか?

昨日は東京に出かけて用事の合間に道場で練習。
今日は天竜二俣の射会に出かけてお仲間さんと弓を楽しむ・・・
と充実した週末。心が喜んでいます。
皆さんはどんな週末をすごされたことでしょう。


先日、歯医者さんに行ったら待合室に歯のレントゲン写真の放射線量に関する
ポスターが貼られていました。
歯1~2本をポイントで撮る場合は0.01ミリシーベルト。
口全体の場合でも0.02ミリシーベルトと極微量で、歯のレントゲン写真撮影が
安全で治療には必要であること伝えています。

なるほど、気を使っているんだなと感心しましたが、
そのポスターには、日常の生活で受けている放射線のことも描かれています。
放射線は地域によっても違いますし、高い建物や飛行機に乗っても受ける量が変ってきます。
日本とアメリカを往復すると、0.2ミリシーベルト被曝するそうです。

今回、被災地の瓦礫処理に関して、原発被害地域のものでないにもかかわらず
焼却処理を反対するのは判断の整理が出来ていないというのがあると思います。
感情が邪魔をして問題点の整理が出来ない。
普段の生活ゴミの焼却でも放射線が出ているという事実も受け止められないそんな中で
被災地のゴミを全国で受け入れて処理をすることの判断が出来ないのでしょう。

知らないという事は不安や恐怖を感じる最大の要因です。
でも、正しい情報を知っているからといって不安を感じないかというとそうゆうものでも
ありません。そこが我々人間の難しいところです。
正しい知識と判っていてもそれを受け入れることが出来ないこともあるのです。
自分の判断を信用出来ない・・・。

こうゆう時は、信頼出来る人の言葉に判断をゆだねて安心します。
お父さんが言っているから大丈夫。先生が言っているから、好きなタレントがそう言うから・・・。
私達は多くの判断を他人に任せて安心するのです。

今回の災害では、任せていた政府、電力会社の信頼が揺らいだことから不安が止まらないとも
言えます。これらに替わって判断を任せられる誰かを必要としているのかもしれません。
任せられる誰かがいない場合は、徹底してわかりやすい説明を繰り返し行うしかないでしょうね。
補償を行うとか風評被害を防げば納得するといった問題ではないのです。

もう一つ。
金曜日の夜のNHKニュースに野田総理が出演しインタヴューを受けていました。
その中の一こまに、アナウンサーが国民の関心事としてもっとも高いのが
年金と社会保障の問題であり、一番不満を持っているのも同じ年金と社会保障の問題だ
と言って、野田総理に質問していました。

これは、至極当たり前のことです。
なぜなら、政府は国会でも他の場所でも年金と社会保障の問題を言っているからです。
アナウンサーは関心を持っているのに不満も多いと言いますが、
関心が高いからこそ不満も多いのです。
私達国民は他の問題、例えば子育て問題や公務員改革や選挙制度の見直しや・・・
といった問題に関心があったとしても、毎回聞かされている年金と社会保障の問題が
一番と答えてしまいます。そして、よくわからないから不安だと思うのです。

私達が一番注意し警戒しなければならないのは、あまり話題に登らないうちに
何処かでいつの間にか話が進み決まってしまう。そう云う事態です。

私は、現民主党政権に満足しているわけではありません。
でも、年金問題は自民党政権時代に長い時間をかけて問題を放置していた結果です。
放漫な運用を許してきた結果です。
原子力政策も、戦後の先進国への仲間入りという夢の中で原子力開発が進み、
補助金という飴をばらまきながら国民を黙らせてきた結果です。
沖縄の基地問題だって自民党は何も解決していません。

確かに民主党は掲げたマニフェストを実行出来ていないところもあります。
沖縄問題では鳩山氏の迷言で混乱を引き起こし、沖縄県の方々の不信を広げたでしょう。
しかし、日々状況は移り変わっています。リーマンショックやヨーロッパ危機、
震災に原発事故・・・。出来ること、やらなければならない事の優先順位も変っています。


政府は、今の日本の現状をどう捉えて、何をするべきと考えているのかを
中学生でも分かるような言葉で丁寧に国民説明し、その上でどうゆう優先順位で
物事を進めてゆくのか、その結果いつの時点で何が出来てなにが残っているのか、
そういった事を国民に伝える努力をするべきでしょう。
そして実現達成したことを一つ一つ国民に知らせ、安心感の種をまく事が大事でしょう。

国民は自分の生活に直結した不満を絶えずもっています。
その不満の一つ一つをきちんと受けとめる姿を国民の目に見えるようにすることが
政治をすすめる基本ではないでしょうか。

私は、日本の国民は素晴らしいと思っています。
ギリシャのように暴動もありません。アメリカのように1%を非難し政府に抗議しながら
ちゃっかり金融機関に再就職したりもしません。(まぁ就職した人はラッキーでしょうが)
震災で被災した人は歯を食いしばりながら生活の立て直しに努力し、笑顔を見せています。
外交では呑気でお人よしのところがあるので、いつも後手にまわる困ったところもありますが
それでも世界中でODAを行い、経済と文化の交流は確実に日本人の良い面を外国に伝えています。

戦後日本を復興させたように、私達には目標に向かう力があります。
その向かう先の未来をきちんと持ち、国民のコンセンサスを得ること。
これが大切なのではないでしょうか。

今こそ、国民が総出で日本を立て直してゆくことで、世界に日本の素晴らしい力を
知ってもらう時だと私は思っているのですが・・・。
私は、10年後震災を乗り越え、経済回復の道を歩み世界にジャパンモデルと評価される
そんな日本の姿が見えるような気がするのですが・・・。
お気楽すぎる夢でしょうか?

いいえ、日本人は豊かな世界観と行動力をもった国民です。
日本は必ず出来ると信じています。

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

ちょっと一言

お元気ですか?

昨日、当地ご近所の島田市で岩手県の瓦礫の試験焼却が始まった。
細野豪志大臣が線量を測定する姿はパフォーマンスのように見えなくもないが、
静岡県から出馬しているのだから、まぁ許容範囲だろう。
それにしても、震災から1年がたとうとしているのに、まだ瓦礫処理にもたもたしているなんて、
この国はどうなっているのだろう。

試験焼却を自身の裁量で断行した島田市長にエールを送りたい。
と同時に遠巻きに成り行きを見ている他の自治体の弱腰はなんだろう。
住民が不安を持つのは当然。
不安を取り除く最も確実な方法は事実を明らかにし、問題には解決策を見つける。
この作業の繰り返ししかない。
その事実を明らかにしようとする試験焼却すら反対だと言うなら、
どうやって次に進むのか。誰かがやるのを息を凝らしてじっと待つというのか。

原子力発電による電力確保という選択をしたのは、私達国民だ。
政府が嘘を言った、電力会社が対処を怠ったと不満を言い募るのもけっこうだが、
いざ自分達が何かをしなければならない時に、嫌だでは済まされない。
子供でも分かる理屈である。
岩手県や福島県など被災地の復興ももちろんであるが、日本を立て直すために
なにをしなければならないか、国民一人一人が足元を見て立ち位置を考えるべき時だ。


経済ニュースでは、アメリカの中国人にたいする優遇政策が紹介されていた。
中国人の富裕層をターゲットに50万ドルの投資や雇用を生み出す企業の経営をする
中国人とその家族にアメリカの永住権を出すというものである。

インタヴューを受けていた中国人は50万ドルなんて簡単だという。まぁそうだろう。
でも、見ていて悲しくなった。
アメリカの思惑は分かる。
誰であろうとアメリカにお金を落としてくれればいいのであって、
今、それが中国人だというだけのことである。
その中国人にお金を落としやすくしている。それだけのことである。

問題はその中国人の富裕層。
彼らは経済的に成功したが、中国の政治や教育には不満と不安を持っている。
だから、個人の自由が許されるアメリカに永住し中国を見捨てる。
極めて利己的考えであり、自分たちの国を作りあげてゆこうという意識はないように見える。

高級車を乗り回し夜な夜な遊ぶ富裕層の青年たちを見ると、
バブルの頃の日本を思い出すが、中国には大学を出ても働き先の無い若者や
都市開発の波に住む家を強制的に追い出される人たちもいる。

かつて日本は中国をお手本にして発展してきた。
その中国が私には悲しい国に見える。

そろそろ私たちは、自分たちの心の声に耳をすませながら、
この国で生きるためにどうゆう選択が必要なのかを考えてゆくべきだろう。
島田市長が自身の中から沸き上がる思いと葛藤し、試験焼却に踏み切った勇気を
国民みんなが自分の中に問うてみるといいかもしれない。

ところで、中国とアメリカって朝鮮戦争で停戦した後平和条約を結んだのだろうか。
まだ敵國同士ではなかったかな?
恥ずかしながら、よく判っていない・・・。



テーマ : 日記
ジャンル : 日記

『ハード・レイン//雨の影』

お元気ですか?

旅のお供に文庫本を何冊か・・・。
今回名古屋に出かける際に私が持っていったのは
バリー・アイスラーの『ハード・レイン//雨の影』でした。
前回の『レイン・フォール/雨の牙』に続くジョン・レインシリーズの2作目です。

出版社の事情というのは分かりませんが、早川文庫から出ていて
Amazon で見ると、『レイン・フォール/雨の牙』も早川から出代っています。
開拓する出版社、人気が出てから買う出版社そんな事情があるのでしょうか?
(想像でしかありませんのであしからず。)

でも、『ハード・レイン//雨の影』も訳者は1作目と同じ方です。

ストーリーは
日米ハーフの殺し屋ジョン・レインは前回の事件後身元を隠し大阪に潜伏しています。
しかし警察庁の石倉に突き止められ、日本の腐敗を取り除きたいという依頼に仕事を受け、
東京に戻ると、仕事仲間のハリーにはCIAの尾行や不穏な女の存在が・・・。
事態はまたしても政界やCIAの思惑を絡め織りながら展開してゆきます。
そして新たな敵、殺し屋との闘いが・・・。

前作に引き続き東京の町が緻密に描かれながらジョン・レインが歩き回ります。
前作でジョン・レインがハーフであることと日米どちらにも居場所を見つけられない
という問題を上手に日米の文化比較的なものに展開していました。
今回はジョン・レインの人間関係を主軸にしているように思われます。
仕事仲間のハリーとの関係、前作で心を通わせたジャズピアニストみどりの存在。
クラブのホステスナオミとの会話。
もちろん、石倉やCIAのカネザキや支局長ビドルとの向き合い方にもこの作品の面白さが
隠されています。
単に凄腕の殺し屋というのではなく、人間として考え悩み葛藤するジョン・レインの姿が
作品に力を与えています。

さて、今回私が楽しんだのはホテルの使い方。
身元を隠して動き回るのに、ラブホテルや場末のビジネスホテルを使うのは常識。
でも、作品にはホテルオークラのロビーが出てきたり、ニーオータニや帝国ホテルが出てきます。
ホテルオークラのロビーでは人目につかないで会うことが出来ない・・・なんて描かれていると
思わずうれしくなっちゃいます。
実は、私も仕事でホテルのロビーはよく使っていました。
ホテルオークラはアメリカ大使館のすぐ傍。CIA御用達のホテルかもしれませんね。
確かに一目で誰がどこにいるかが判ってしまうロビーです。
私も椅子に座りながら人の動きが目に入ってちょっと落ち着かない感じを受けた事を覺えています。

帝国ホテルではオールドインペリアルバーが登場します。
宿泊している帝国ホテルでみどりに見つかったレインは彼女をオールドインペリアルに誘います。
手軽にロビーのランデブーバーではなくオールドインペリアルというのが渋くていいですね。

所々に出てくる喫茶店やバーの存在、ホテルオークラや帝国ホテルが作品にリアリティーを
もたせ、登場人物の動き、心情をいきいきとさせています。


第1作の『レイン・フォール/雨の牙』はパートナーさんからの紹介でした。
映画を見る前に読んでいたそうです。
でも、2作目『ハード・レイン//雨の影』は私の方が先に読んで、はまっています。

「じゃ、Book Off でまた探しておくね。」ってパートナーさん。
これからも楽しみは続きそうです。

ハード・レイン/雨の影 (ハヤカワ文庫)ハード・レイン/雨の影 (ハヤカワ文庫)
(2009/03/31)
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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

神社とひつまぶし

お元気ですか?
今日は名古屋に来ています。
空にまだ白い月が浮かんでいる頃家を出たので、高速道路もすいています。

名古屋は弓道の審査で6年前に来て以来です。なかなか来る機会がありません。

そこで、熱田神宮にお参りすることにしました。

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建国記念日の熱田神宮では神主さんたちによる神事が行われています。
小笠原流一門による、蟇目式や百々手式の射が行われ、観客を魅了しています。
マイクを持った方がそれぞれの意味や作法を紹介しています。

お昼が近づいたので、ひつまぶしを食べようと蓬莱軒に向かいますが、
なんと、2時半にならないと席がとれないといいます。
でも、せっかくです。食べたいですもんね。

そこで、熱田神宮の周りを散策することにしました。

徳川家康が子供の頃人質として暮らしていた所や都々逸発祥の場所などが
ちょっとした路地、人家の中に紹介されています。

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宮の渡しという、東海道で唯一船の航路桑名に行く船着場もあります。
今は観光屋形船が発着し水遊びを楽しめるようです。

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高座結御子神社という子供の厄払で有名な神社の横には、
高座稲荷別名、豊臣稲荷というお稲荷さんがありました。

かれこれ歩いていると町が歴史の中で生きているのを感じます。
そして、本当に沢山の喫茶店が名古屋の町にはあるんですね。現代の歴史です。

さて、時間も良いので再度蓬莱軒に伺います。
2時15分。ちょっと遅めですがお昼ごはんにしましょう。

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玄関を入ると6年前と同じようにお人形や飾り棚に収まった小物たちが迎えてくれます。
二階に案内され、櫃まぶしを注文。
昔、芸子さん達が食べやすいようにと小さく切られた鰻がのった櫃まぶし。
そのままで良し、薬味をのせて良し、お茶漬けにしても更に良し。

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すっかり老舗の鰻を楽しませて頂きました。

その後、徳川美術館に行きます。
6年前、やはり来たのですがその時は源氏物語の特別展示をしていて
とてもの混雑に入られなかったのです。

今回はゆっくり書や茶道具、武士の衣装など様々な品を見ることができました。
良いものを見ると目が喜びます。
心が満たされるのは当然ですが、目が嬉しがっています。
本物の力って凄いですね。

さぁ、ホテルに帰って今日の余韻を楽しみましょう。



テーマ : 日記
ジャンル : 日記

『雨の牙』

お元気ですか?

バリー・アイスラーの『雨の牙』を読みました。
以前、WOWOWで「レイン・フォール/雨の牙」という映画を放送していましたが、
その原作です。

ストーリーは
アメリカ特殊部隊の経験をもつジョン・レインというフリーランスの殺し屋が
東京で日本人を自然死に見せかけて殺害するところから始まります。
しかし、その殺害には日本の政界と裏社会、CIAとからむ複雑な構図が・・・。

作者は親日家のアメリカ人企業弁護士。日本での経験もあるそうで、
渋谷の道玄坂や六本木、赤坂の町が路地裏の様子と共にとてもよく描かれています。
ターゲットを尾行したりまた尾行者をまいたりといったシーンをつかいながら
町の様子を書いている作者は、きっと書きながら自分の仕事で歩いた場所を思い出して
いるんだろうなというのが伝わってきます。
作者は自分が慣れ親しんだ東京の町を書きたかったのでしょう。

主人公は日本人の父とアメリカ人の母をもつ人物で、子供の頃に日米双方で暮らした事
があります。そして日米双方で自分の居場所を見つけられなかった過去が、入隊につながるの
ですが、戦場から離れた彼は整形手術をし名前を変え世間から正体を隠しながら
フリーランスの殺し屋になっているというのは皮肉な事です。

作品の中で日米の文化比較が語られたり、日本の社会構図が語られたりします。
これも、作者が日本で企業弁護士として働いていた時に感じていた日本社会とアメリカ人
(日本では外国人といいますね)としての距離感から生まれたものを書いているのでしょう。

ストーリー全体の面白さ、登場人物の描き方への細やかな配慮などなかなかよく書けています。
ヒロインとしてジャズピアニストが出てきますので、ジャズバーの様子も描かれていますが、
なかなか良い感じ。
お酒も、ジャズも、おや?お好きですね。って言いたくなっちゃいます。

マッカランを飲みながらセロニアス・モンクをかけて。
いかがですか?東京が舞台のミステリーを読むのは。


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(2002/01)
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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

検閲

お元気ですか?

当地は昨日から激しい雨が続いています。
気温も上昇し暖房も必要ない程。天気予報では15℃に上昇すると伝えています。
雨は衛星放送の大敵です。電波が雨粒に反射しノイズが出るのです。
昨日から始まった「名探偵ポアロ」。無事に録画出来るといいのですが・・・
と相変わらず呑気です。

積雪の多い地方の方、落雪や雪崩にはご注意ください。
屋根に積もった雪は滑りやすくなります。軒下をお歩きになりませんよう。


昨日、私の「恵方巻き」の記事に相子さまからコメントをいただきました。
いつも、あたたかいコメントをいただいて恐縮しながらも嬉しくなります。
そこで、お礼にお返事を書きました。
ところが送信しようとすると、「不正な投稿だと判断されました」と赤文字が出て
投稿ができません。

え?どうして? と戸惑いながらサーバーの不具合だろうか?と思います。
そこで再度投稿し直してみると、
「記事が重複して投稿されています」って出てやはり受け付けません。
どうゆうこと? 

コメントの管理から返信をつかって書いていましたので、
試しにブログ本体のコメントから書き直してみますが、やはり「不正・・・」となってしまいます。
文字数が多いのでしょうか?少し削ってみますが変化無し。

そこで、読み直してはたと思い当たりました。
文中「大阪の風俗」というところを「大阪の風習」に変えて送信したところOK!
風俗という言葉がひっかかって「不正な投稿」と判断されていたのです。

確かに猥褻な表現や殺人やテロ行為を予告したりする文章やメールを監視し犯罪を予防すると
いうことが在るのかもしれません。
でも、それは誰がどのような規範で管理運用しているのでしょうか?

風俗という言葉はごく一般的言葉です。

岡本綺堂の『風俗 江戸東京物語』、フックスの『風俗の歴史』なんていう本は
イケナイ本だとでもいうのでしょうか?

そして、なによりも言葉そのものに使って良い言葉悪い言葉というものがあるのでしょうか?

言葉は時代とともに変化します。風俗という言葉も現代では性風俗やそれを取り巻く産業に
イメージが直結するのかもしれません。醜く悍ましい世界が隣接しているかもしれません。
しかし、言葉は言葉であって世界を表象する文化です。
その言葉の文化を誰が良いとか悪いとかと判断するのでしょうか?
そもそも判断出来るものなのでしょうか?


以前、私はイタリアのビアンキという自転車を盗まれた事がありました。
ロードバイクで、休日になると吉祥寺のアパートから横浜や奥多摩湖へサイクリングに出かけ
楽しんでいたお気に入りの自転車です。

すぐ近くの交番に出かけ、盗難届をだそうと警察官の指示に従って自転車の特徴を
書いていきました。
ところが、自転車の色を書こうとした時に「ビアンキの色って独特なんですよね」
なんて言いながら「近い色といったら水色っぽい若草色かな?」と書くと、
その警官は「若草色なんて色は無い。」と言うのです。そして「黄緑と書け」と言うのです。

正直私は耳を疑いました。
ビアンキを知らない警官が被害届に書く特徴を一方的に押し付けてくる。
「黄緑色じゃないんです。」と私が言うと警官はむっとした表情でいます。
短いやりとりの後、私は被害届を出すのを諦め交番をでました。

自転車を盗まれた怒りよりも、警察が私の言葉を封じ強制したことに怒りと恐怖すら
感じていました。本当に交番が薄ら寒く怖かったのです。

私たちは自由を侵害された時に、強い不安と怒りを知ります。
自分自身の可能性を育てる権利を制限されるからです。
そして、言葉は私たちの最も大切な道具であり、正しい言葉の使い方を学び思索をすることで
私たちは自由を確認し自分を成長させることが出来るのです。

その私たちが使う言葉が、誰かによって制約を受けている。

普段、気楽に使っているブログですが昨日の出来事は私に嫌悪感と肌寒さを思い出させました。

そうは言っても、「風俗」以上に猥雑で犯罪的行為を推測させる言葉が行き交っている
ネットの世界です。
これぐらいの事で落ち込んではいられません。
せっかく得たブログというツールです。使いやすくするのも私たち次第なのです。


おまけ)
この記事に風俗という言葉が何回でてきたでしょう。でも「不正な投稿だ」とUPを拒否されたり
していません。コメントはいけなくて本文なら良いのでしょうか?
私が悲しく笑ってしまうのは、こうゆうところにもあります。



テーマ : 日記
ジャンル : 日記

恵方巻き

お元気ですか?

寒い日が続きます。
寒さは体力を奪いますから風邪をひいたりインフルエンザにかかりやすく
なったりします。どうぞ、ご自愛ください。


今日の夕ご飯は恵方巻きをいただきました。
数年前からスーパーやコンビニなんかでも幟がたてらて商売熱心なこと。
パートナーさんが、「今日は恵方巻きとおでんにしましょう」言います。
おでんは昨日から大根をコトコトしていて、鍋には練り物がたっぷり。

夕方、町の温泉にでかけ温まってからスーパーに寄ってお刺身を買ってきます。
サクで買ってきたお刺身を食べやすい大きさに切り、
巻きすにのせた海苔に酢飯を置き、お刺身や桜でんぶ、水菜などをのせて
巻くのは私の役目です。

今年の方角は北北西だとパートナーさんが言います。

「ふぅ~ん、ラシュモア山だね。」と言うと
「なぁにそれ?」ってパートナーさん。
「『北北西に進路をとれ』っていう映画に出てくる大統領の顔を彫った山だよ」
なんて話しながらささっと巻いてしまいます。

テーブルをセットしていると、
「コンパスで方角を教えて」ってパートナーさんがリクエスト。
地図を見る時に使うコンパスを出して北北西を見つけます。

恵方巻きをまるまる一本ほうばるなんて出来ませんけど、
北北西に向いて口に入れる真似だけして、一口いただきます。

「願い事するんだよ」ってパートナーさん。
「???あっそうか。」ってのんきな私。

恵方巻き。
お子さんのいるご家庭でしたら、さぞや賑やかでしょうね。
我が家も、静かななかにも楽しい節分の夜です。


テーマ : +おうちでごはん+
ジャンル : グルメ

ラ・サリーブの利きワイン会 第4弾

お元気ですか?

昨日は一日中断続的に風吹になった当地。
青空が見えたかと思うと濃い雲がやってきて冷たい風に細かな雪が舞っています。
アスファルトの道路の上も凍ってキラキラして歩くのに注意がいるよう。
子供がシバレた土の上で傘をさしながらスキップをしています。


ラ・サリーブのワインの利き酒会に出かけてきました。
第一回から参加し、二回目は全問正解。三回目は希望者が多く欠席。
今回はマダムから「普段飲めないようなワインを出すので是非来てください」とお誘いをいただきました。

6時半のスタートですが、ちょっと早めに伺いマダムやスタッフの方とおしゃべりしながら
お客さんのいらっしゃるのを待ちます。
インフルエンザの影響で来られなくなった方もいて参加者は9名とちょっと寂しいですが、
以前にもご一緒した方が何人か見られます。

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右のリストをご覧ください。
今回の目玉は3~5の赤ワイン。
イタリアトスカーナーの93年もの、スペインの95年もの(このワインは良い年しか作らないのだそうです)。
そして、フランスブルゴーニュのグランクリュ、2001年。

どれも、普通の試飲会ではそうそう出てくるワインではありません。

さぁ、まずは白から始めましょう。

アルザスのリースリングとフランスローヌ地方のマルサンヌとの違いをみます。
リースリングはドイツワインでは定番で酸味のしっかりしたのが持ち味。
爽やかなリースリングは青りんごのような風味です。
今回のアルザスはすこしトロッとした厚みのある酸味です。

マルサンヌは下草の青臭い匂いとデイジーのような花の香がうっすらとしています。

匂いをかいだだけで区別がつきますが、リースリングを口に含みじゅじゅって空気を
混ぜてあげると酸味がたってきますので一目瞭然です。
(これは他の皆さんも当たったようです)

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続いて赤ワイン。
3本とも年代が古いので、ちょうどピークにきている感じ。枯れ具合も良い感じです。

まずは左のグラスBから試してみましょう。
匂いはたってきません。口に含むとうっすらとした渋みの中にキラっと甘味を感じます。
ピノ・ノワールで無いことはわかりました。

水で口をすすぎ、次は真ん中Dのグラスです。
色の具合はBと同じようで枯れた感じがしています。
口に含むと紫色を連想させる複雑な味がします。これは、スペインのテンプラニーリョでしょう。
スペインのワインは吉祥寺のドス・ガトスでいつも飲んでいますから、
私たちには馴染みがあります。他の方よりちょっと有利かも知れませんね。

そして、最後Aのワイン。
馴染みのピノ・ノワールの感じがするのですがグランクリュのクラスになると
華やかな感じではなく落ち着いた趣をかもしていますから、普段飲んでいる若い
ピノ・ノワールをイメージしていると判断が狂います。

パートナーさんは今日風邪気味で鼻があまり利かないと、ひたすらワインの色を観ています。
私は自分の鼻と舌を信じて決めます。

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金柑のコンポート。
猪のハムにトマトのムース、鴨のレバーなどが舌に心地よいですね。

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ソーシッソン(野菜を練り込んだソーセージ)に地元の牛。
両方共ソースはシェフの優しさが上手く出た良い感じです。
牛の付け合せはパセリの根(根を食べる種類のパセリなんです)と
シェフが育てたさつまいもです。

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バルサミコに漬けた紅ほっぺイチゴをデザートにしてお終い。

私たち、全問正解でした。
私は舌と鼻で。パートナーさんは色だけで。
なんだか微妙にパートナーさんに感心してしまいます。

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ピタリ賞をちょうだいしてご機嫌なのは、私たちの他に2名。
マダムいわく、「皆さん腕を上げてきてびっくり!」

楽しいワイン会でした。

ところが、代行運転を頼んで帰ろうとすると道が凍って見合わせているとのこと。
タクシーを呼ぶ人、別な代行さんに連絡を取ってみる人、思わぬハプニングです。

私たちも、代行はやめて歩いて帰ることにしました。
まぁ、美味しいもので機嫌がいいから、少しぐらいの寒さは我慢しましょう。

ラ・サリーブさん次回も難問で楽しませてくださいね。


テーマ : ワイン
ジャンル : グルメ

初雪

お元気ですか?

朝、起きてベランダの雨戸を開けると雪が降っています。
風吹とまでは言えませんが横風に吹かれた雪。
当地の雪は水分が多いのでホンワリ膨らんだ雪ですから空中での白い面が多く
一見大雪のように見えます。

昨日、ひさしぶりの道場の帰り。刺さるような寒さを肌に感じなから
「雪が降る寒さだね」と話していました。
北海道で培った私のセンサーはまだまだ健在のようです。

子供の頃、凍った窓ガラスに指をなぞり霜を融かしながら絵を描いたのを思い出します。
学校へ行く道で家々の軒に下がったつららの立派なのを見つけては、
折り取ってちゃんばらよろしく友達と遊びます。
雪玉を固く作って相手の雪玉とコツンってぶつけ割れたほうが負け。
より固くするために朝歩きながら作った雪玉を校庭の雪の中に入れ凍らせたりもします。
下校時にまた友達と勝負です。

パートナーさんが起きてきて、白い息を吐きながらニコニコしています。

朝ごはんの頃には青空に陽ざしが眩しくさしてきました。
田圃に積もっていた雪はすでに融けています。

中学生が肩をすぼめて足早に歩いています。

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ジャンル : 日記

杣人のNuages

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