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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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『刑事コワルスキーの夏』

お元気ですか?

どうしても我慢が出来なくなることがあります。
以前読んだテリー・ホワイトの『真夜中の相棒』『木曜日の子供』がベトナム戦争によるPTSDやゲイを扱いながら、社会や環境によって少しづつ歪んでゆく人間を描いていてとても良く他の本も読みたいと思っていたのですが、なかなか古本で見つけることが出来ないでいました。
他にも読みたい本があるので、心の購読リストに預けておいたのですが、ふと気になると落ちつかなく気持ちがそわそわしてしまいます。読みたい読みたいと思いながら叶わないでいると精神衛生的には良くないですね。
通常は BOOK OFF に出かけて探すか、ネットの e BOOK OFF で見つけて購入するのですが、テリー・ホワイトの作品はなかなか見当たりません。しばらくは心の平安のために心に蓋をしていました。

ところが、先日やはり同じように待っていたバリー・アイスラーのジョン・レインシリーズの2冊を読んだことでスイッチが入ってしまいました。我慢出来ない!とAmazonを見てみると古本の出店者で出している方がいて、まだ読んでいない4冊がそろっています。しかもなんとお値段が1冊1円。これだけ安いと状態が心配になりますが、一応“良”となっています。Amazonを通している以上あまり常識はずれなことはないでしょう。以前、Amazonで古本を購入したところ数頁に赤線が引いてあったので、写真に撮って書店に連絡し返金してもらったことがありました。
さて、今回は4冊同時に購入することにしましょう。なにせ1円です。籠に入れてゆくと、出てきた合計金額は1004円。あれ?手数料・送料は250円ですが・・・。改めて確認するとこの手数料・送料は同梱配送でも注文1点ごとにかかるとなっています。うぅ~ん、ちょっと割り引いてくれてもいいんじゃない?

それでも欲しい気持ちが勝ります。パートナーさんの「1冊250円だと思えばいいじゃない」という声にも背中を押されました。

そして待つこと3日。2個口に分かれて同時に届いたのがこの本です。

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『刑事コワルスキーの夏』“Bleeding Hearts" 1984
『リトル・サイゴンの弾痕』“Tightrope" 1986
『殺し屋マックスと向う見ず野郎』“Max Trueblood and the Jersey Desperado" 1987
『悪い奴は友を選ぶ』“Fault Lines”1988

待っていた本が手に届く喜びは子供の頃と変わりません。郵便配達のバイクの音が聞こえるやいなや玄関ポストに直行しビニールの簡易包装を本を傷めないように開けて一冊づつ検品します。
変なよれや折はないか、カバーは痛んでいないか?古本ですから帯はあまり問題にしません。頁も何回かパラパラとめくり書き込みが無いかもチェックした後は、奥付も確認します。
4冊とも、原作出版の翌年に文庫本となっていて今回届いたのは全て1刷りです。ふぅ~ん、日本ではハードカバーでは出さないで直ぐ文庫だったのでしょうか?
経年の古さは隠せません。特に『刑事コワルスキーの夏』の紙の灼け具合は最近では珍しいほどですが、本としては問題がありません。

愛でるように眺めた後気がつきました。
私が最初に読んだ『真夜中の相棒』1983はテリー・ホワイトの最初の作品でMWA賞を受賞しているのですが、2作目は『刑事コワルスキーの夏』で『木曜日の子供』は6作目になっていて、どうやらその後彼女は短編を少し書いただけで休筆しているようなのです。いよいよもって貴重な4冊です。

さて、『刑事コワルスキ-の夏』のお話です。
10年前に両親を殺し精神病院に入院していたトムは弟のジョディの助けを得て病院を抜け出る。街に立つ男娼をさそっては弟と一緒に男娼を刺殺するトムには、自分を逮捕した刑事コロワスキ-に復讐するという目的があった。

テリー・ホワイトの良さは、殺人を繰り返すトムとジョディの兄弟、事件を追うロスアンジェルスの刑事コワルスキーと相棒になったマガイアを同じように扱いながら次第に心理の深みを解き明かしていくところにあります。
トムは精神に異常をきたした犯罪者で弟を愛しながらも性的関係をもち、次第に支配的になってゆきます。ジョディはトムを慕い従属的ですが、二人の姿は両親の荒れた生活による家庭環境から生じたものです。
コワルスキーは仕事を重視し家庭が崩壊していて、若い愛人との関係にも疲れを感じています。単独捜査が好きなコワルスキーの相棒になったマガイアは裕福な生活の出来る身分ですがベトナム戦争でのPTSDを抱え安らぐ事が出来ないでいます。
犯罪者、それを追う刑事双方に個人では抱えきれない事情をもたせ押し付けがましくなく、登場人物と同じ目線を感じさせる書き方に好感を持ちます。ちょっとした会話、状況描写に感心するのです。

ところで『真夜中の相棒』でも殺し屋のマックとジョニーはベトナム戦争でPTSDを負った帰還兵でした。
1946年生まれのテリー・ホワイトはベトナム戦争と同時代に青春を過ごした世代です。当時の思いが作品に反映されているのも理解できます。もしかしたら彼女の作品に登場する犯罪者への眼差しは、彼女自身社会に対してどうしようもなかった事への告悔なのかも知れません。


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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

岐阜長良川の鵜飼

お元気ですか?

週末の日曜日、所要があったので岐阜に出かけてきました。
金沢や新潟に出かける事の多い私たちですが、岐阜はいつも素通りしているので何か申し訳ない気持ちがあったのと、以前から長良川の鵜飼を見てみたいと思っていたのがうまい具合にドッキング。
念願の長良川鵜飼観光です。

早朝から家を出て岐阜市内で所要をすまし、鵜飼船乗り場に向かいます。
市営の駐車場もありますが、河川敷の駐車場は無料で駐められると教えられたのでそこに車を駐め、岐阜城を見てみようとお散歩。

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岐阜城は典型的な山城。斎藤道三や織田信長が居城としたお城です。
麓の公園を歩き、木に覆われた突き立つ山を見上げながらパートナーさんは「これは攻めるのは大変だね」と楽しそう。
「函館山とどっちが高いかな?」なんて呑気な私に「この山の方が高いんじゃない」と言います。
でも、函館山は標高334m、岐阜城のある金華山は329mで、わずかに函館山のほうが高いんですね。
他愛のない競争ですが、なんだが嬉しくなっちゃいます。

ロープーウェイ乗り場まで来ましたが、お城の見学は夕方5時半までということなので登るのは止めます。
金華山は幾つかのルートで歩いて登ることもできますので、時間に余裕のある方はハイキングを楽しまれるといいでしょう。猪が出ると看板には書いていましたが・・・。

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こんな可愛いオブジェの水門に出会いながら、鵜飼の船着場に向かいましょう。
(この水門、ロボット水門というのだそうです。)

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途中川原町という通りを抜けると格子戸に覆われた商家らしき家が並んでいます。
一ニ軒は食べ物屋さんやお菓子屋さん、写真のように美濃和紙の団扇のお店などもあるのですが、どのような建物なのか判らないですね。でも、統一された格子に囲まれているととってもモダンな感じがしています。

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川原町を通り抜けると鵜飼船の乗り場。
受付で予約した旨伝え乗合船の乗船券を買い求めます。
受付のお兄さんが、「カップルですか?ちょうど同じ時間にカップルの方専用の船がありますがいかがです。」と言うので、そちらに乗せていただくことに。船には私達を含め4組みが乗合ます。

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船着場では鵜匠さんによる説明が行われています。
この鵜匠さんって宮内庁式部鵜匠といい公務員さんだそうで、岐阜市には6名の鵜匠さんがいらっしゃるとのこと。世襲で受け継がれ、鵜飼の道具は国の重要有形民俗文化財、鵜飼漁は岐阜県の重要無形民俗文化財だそうです。文化財なんていうと聞こえは良いですが、実際に携わる方たちは大変なお仕事でしょうね。

烏帽子をかぶり漁服を紹介しながら、火の粉をかぶってやけどをするし、鵜の嘴で目や唇などをつつかれるんだと説明してくださいます。腰蓑は自分で年に4、5着編むのだそうですが、良いわらを得るために農家さんに頼んでわざわざ手で稲を刈り取ってもらうのだと言います。

鵜も海鵜を捕まえてきて仕込むのですが、先輩の鵜に良い事悪い事なんでも教えられてしまうし、鵜匠さんが厳しくするとへそを曲げて仕事をしない・・・人間と同じだ、と。

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さぁ、私達の乗った船も出発です。

長い竹竿を川底につきたて押しながら船を川上に運びます。ここ数年水位が下がり船外機が使えないところがあって大変になったそうですが、「昔ながらの船ですよ」と舟遊びを楽しむ私達を気遣ってくれます。
10分ほど川上に登ると先に出た他の船と一緒に中洲に停泊し、綺麗なお姉さんの歌や踊りを眺めながらのお弁当タイム。

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折角だからと菊水さんというお店のお弁当を予約していたパートナーさん。
船着場まで届けてくれて便利ですが、けっこうなボリュームです。お酒もいただきながらもう少しゆっくりいただくなら良いのでしょうが、船をとめての食事時間は30分ほどですから、ちょっともったいなかったかな?

日が落ちて暗くなると花火が4発あがり、鵜飼漁の始りです。
鵜匠さんが篝火を照らしながら鵜をあやつり漁をします。船を操るなか乗りさんととも乗りさん。鵜は何回も川に潜り魚を捕まえては顔をあげ、頃合いを見計らって鵜匠さんが鵜を船にあげて魚を取り出しています。

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鵜匠さんが乗った鵜舟は全部で6艘で、私達の乗った船は4番目の鵜舟について下り漁の様子を見たのですが、なんともう一艘の船とロープで結び、一緒に下ります。大きい40人乗りの船は単独だそうですが、私達の船は20人乗リなのでそうゆうことをするのだそうです。今回は20艘の観光船が出ているのですが、夏の多い時には4艘もつなぐことがあるとか・・・。「今日はまだすいていて見やすいですよ。」とまたしてもお客さん思いのコメントが出ます。

それでは鵜飼の様子をパートナーさんが撮った動画でご覧下さい。



小さなデジカメの動画ですけど、まぁプロではないのでご勘弁ください。

すぐ傍まで近づき、「火の粉が飛んできますから注意してください」なんて言われながら目の前で見られる鵜飼はなかなかの圧巻です。
この時の私達が見学した鵜舟は先程船着場で説明をしてくださっていた、杉山市三郎さんという方。船を操るとも乗りさんはかいで時々船縁をたたきますが、鮎を驚かしているのでしょうか?

夜、鮎は川のなかで寝ています。篝火で照らすことで魚がキラキラ光りそれを鵜がみつけて寝こみを襲う戦法。篝火は赤松を燃やし松脂が強く雨が降っても消えないのだそうです。

そんな説明を伺いながら私達の船は川下に集まってきました。鵜舟は川上に戻っています。
これから、鵜舟6艘が隊をくんで鮎を浅瀬に追い込んで漁をする総がらみという漁法の始まりです。「宣伝してくださいね。」って絵葉書をいただいてきましたので、その写真を拝借して様子をご紹介しましょう。

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大きく燃える篝火が6艘連なり、静かな川面に写って綺麗です。

総がらみの漁が終わると、この日の鵜飼はお終い。でも、鵜舟の一艘が私たちの船のすぐ横に来て、収穫した魚を見せてくれました。時季的にまだ小さい魚が多いのですが、鵜飼で捕れた鮎は鵜鮎といっていいお値段になって近くの旅館などで出されるそうです。

仕事をした後の鵜は、いったん籠に戻されて気持ちを落ち着かせるのでしょうか?その後一羽づつ出して餌をもらいます。なか乗りさんも船の掃除をしたりしています。

長良川の鵜飼。5月11日に解禁になったばかりで10月15日まで続きます。



テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

『雨の掟』

お元気ですか?

バリー・アイスラーの『雨の掟』を読みました。
殺し屋ジョン・レインシリーズの4作目です。

イスラエルからの依頼を受けた日米ハーフの殺し屋ジョン・レインは爆弾テロの首謀者マニーを狙うため前回の仕事で協力したドックスと共にマニラに行きます。しかし、調査と準備を入念にした計画は思わぬ事態に失敗し、レインを窮地に陥れるこ事に・・・。

今回のジョン・レインは子供の時代に亡くなった親の事を思い出したり、自分の歳のせいでいくぶん衰えた体力を考えたりと、これまでの強固な意思と行動力をもった姿に変化が見られます。この変化は仕事の進め方にも現れていて、これまで協力者がいたことはあっても現場では単独行動をしていたのが、デリラやドックスといったパートナーが作戦に参加します。このパートナーの参加によりレインシリーズの作品の特徴であるレインの目を通してみた相手の分析に広がりをもたせているといっていいでしょう。なんと言っても、闘う相手の分析ではなく協力するパートナーの分析です。理解と協調という新たな一面が加わりそのこでレインも変化して行きますから、作品に厚みが増す可能性が高まります。
話の構成としては、前回の『雨の罠』と大きくは変っていません。CIAの中もしくは派生した別組織。前回黒幕として出ていたヒルガーという人物が前に出てきている程度です。

マニラ、バンコク、プーケット、東京と舞台も広くその土地の様子やホテルの描写などお楽しみの要素が豊富です。バンコクではドックスと一緒に夜の町にくりだしムエタイを観戦しバーを楽しんだりもします。これもパートナーが登場したことによる広がりです。
各地で出てくる食事もなかなか状況にあっていて感心します。もともと東京の町の様子や喫茶店などにはリアリティがあるのですが、名古屋でイスラエルのエージェントと会うのは鳥勢というお店です。今度名古屋に行く時にはここで食事をすることにしましょう。
プーケットでデリラと一緒にとる食事はローストダックと空芯菜の炒め物、ソフトシェルブラッククラブに93年のヴーヴ・クリコ。ね、なかなかいいでしょう。

ホテルや食べ物ばかりではありません。レインや敵が使う武器や小物によってもリアリティーが増します。
時々作者の思い入れが強く小道具の説明がうるさくなる場合もあるのですが、ジョン・レインではそういった事もありません。今回興味をそそられたのはナイフ。バンコクでの格闘の際に敵から奪ったナイフはベンチメイドAFCKとフレッドペリンのラグリフというものです。パートナーのドッグスは「超一流の武器だ。めったのことじゃ拝めない逸品だぜ。」と言って処分しようとするレインを引き止めます。ならばとネットで検索してみましょう。ナイフは趣味として集めている人もいますから検索すればすぐ写真で見ることが出来ます。
ノキアの携帯電話、トレオ650のスマートフォンといった小道具もネットで写真を見ながら本を読み進みます。
こうゆうのはネット時代の本の読み方といえるでしょうね。今までは知らないものはそのまま想像しながら読むしかなかったのが、知らないことはなんでもネットで確認しながら読むことが出来ます。

ダンヒルの靴にタナー・クローのアタッシュなんていうのも良いですね。スパイ小説は物欲を刺激します。

さて、新たなパートナーを得て新しい展開をみせてきたジョン・レインシリーズ。続編も出ているようですから
まだまだ楽しめそうですね。


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(2007/09)
バリー アイスラー

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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

勘違いは・・・

お元気ですか?

朝からの金環日食。皆さんの地域ではご覧になることが出来たのでしょうか?
当地でも海から昇る太陽を見ようと海岸に出たり湖に船を浮かべて見るなど色々な工夫があるようです。
でも、連日の報道を見ていて金環日食の見られない地域の人たちはどう感じているのか気になります。
ちょっと寂しい思いをしているのじゃないのでしょうか?

そこで、今日は笑い話。

いつも行くワイン屋さんのソムリエのお姉さん。
「そういえばこの前鶉のお話していましたけど、おかしい話があるんです。」と始まり始まり。

「先日、主人と若い人達が行く気軽な居酒屋に行ったんです。そこでつくねとか串モノを頼んだんですけど、メニューに鶉ってあったので頼んだら、出てきたのは鶉の卵が4つ串に刺さったの・・・。
二人で頼んだからそれが2本お皿に並んだのを見て顔をみあわせちゃった・・・。」

鶉のお肉の串焼きを期待していたお二人。期待と勘違いのギャップに笑っちゃいますね。

似たような事は我が家にもありました。

やはり居酒屋でのお話です。安い鰻料理で評判の居酒屋さんはサラリーマンでいっぱい。小さな店の壁に鰻の肝焼きが300円、骨が250円とか貼りだしています。しばらくそんなメニューを楽しんでいた私達。そろそろ締めにしようと思っているとパートナーさんも壁を見ながら「うな丼が300円だよ。これ頼もう」って言います。
居酒屋さんですし、お値段から言って小丼のうな丼だろうと思っていた私達の前に出てきたのは小ぶりですが普通のうな丼です。おぉうっと感動する私達。そこであらためて壁のお品書きを見た私の目にうつったのは、1200円のお値段。
そう、うな丼の横には縦書きで一二◯◯円と書いてあったのです。
「えっ、そうなの?」と言いながら確認して笑い出すパートナーさん。300円だと感動しながら注文したものの、勘違いとわかった照れくささ。落ち着いて考えれば300円のうな丼は考え難いですよね。それが居酒屋で他の串メニューの安さに勘違いを誘われた面白さ。お店に一本とられましたね。

ソムリエさんも私達も、他愛のない勘違いが笑いを誘います。




テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

『雨の罠』

お元気ですか?

バリー・アイスラーの『雨の罠』を読みました。
『雨の牙』『雨の影』につづく3冊目です。
日米ハーフの殺し屋ジョン・レインは日本を出てブラジルに潜伏していますが、CIAに居所を見つけられ武器商人ベルハジを暗殺するよう仕事を依頼されます。
マカオ・香港を舞台に準備を進めていると不審な動きが見え隠れし・・・。

このシリーズの面白さは主人公ジョン・レインの暗殺者としての動きと思考が具体的に書かれていること。尾行がいないか確認するために目的のところまで遠回りをしますし、待ち合わせには1時間も早くついて相手の周辺の動きも確かめます。
会話ではお互いの言葉の表裏を計りながらやり取りし真実らしいことを導き出しますが、そこには相手に明かすこちらの情報との駆け引きもあってちょっとした頭脳ゲームが展開します。ジョン・レインのそんな思考をトレースするうちに読者は現場に立っているのです。

もう一つ、ジョン・レインは接近戦では柔道の技を得意としますが、当然ながら闘う相手にも様々な技が用意されています。
武器商人ベルハジはサヴァテというキックボクシングのような格闘技を使いますし、謎の美女デリラはクラヴ・マガという軍や警察などで採用されている技を使います。
その他にもジョン・レインが潜伏していたブラジルではグレイシー柔術は欠かせません。カポエイラという足技を主にしてまるでダンスを踊るように回りながら相手との距離をとる武術も名前だけですが出てきます。
私はTVで放送されている格闘技は見ませんが、ジョン・レインが闘う時の動き、技のかけあいを丁寧に読んでゆくのは面白く感じています。

さて、今回のジョン・レインはCIAの依頼で武器商人の暗殺を図るのですが、CIAの中にはその武器商人ベルハジを利用している部門もあり、そことは利害がぶつかります。
ロバート・レッドフォードが主演した『コンドル』(1975)という映画がありました。CIAの中の闇の組織の存在の可能性を指摘したことで逆に命を狙われてしまうレッドフォード。今回ジョン・レインを狙うのは謎の組織ではありませんが、CIAの中の利害対立がレインを危機に陥れます。

前作の『雨の影』で大切な仲間を失ったジョン・レイン。
今回は新たな仲間が誕生し、作品としての舞台に広がりが生まれます。
次の作品はどうなるのでしょう。

実はもう机に置いてある4冊目の『雨の掟』。
ジョン・レインの好きなラフロイグでも飲みながら読んでみたいのですが・・・。



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(2006/06)
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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

『フランチェスコの暗号』

お元気ですか?

ネットでばかり本を買っていると時々本との関わりが希薄になるような気がします。
実際には届いた本を手にとって読んでいるのですから本を読むという行為そのものは
変わらないのですが、本を探し選ぶという行為に力が入りません。

古本、新刊本にかかわらず、本棚にならんだ本を眺める楽しさや
本棚の重圧を感じながら手に取った本の頁をめくり吟味する緊張感。
この本を読むだけの力量がお前にはあるのかと聞こえてくることもあります。

今回読んだ『フランチェスコの暗号』はルネッサンス時代のイタリアで書かれた
『ヒュプネロトマキア・ポリフィリ』という古書をめぐる話です。

プリンストン大学で英文学を学ぶトムは『ヒュプネロトマキア・ポリフィリ』を研究する
学者だった父親を事故で亡くし、自らはこの本に関わらないようにしていた。
しかし、大学でルームメイトとなったポールはかつてトムの父親とたもとを割ったタウト教授に
卒論の指導をうけながら『ヒュプネロトマキア・ポリフィリ』の謎にせまっていく。
やがてその研究はトムはもちろんチャーリー、ギルといったルームメイトも巻き込みながら
500年前のイタリアで起きた事件を明らかにしてゆく。

訳者あとがきで
「もしウンベルト・エーコとダン・ブラウンそしてフィッツジェラルドが手を組んで
小説を書いたとしたら、それはまさしく『フランチェスコの暗号』になるだろう」
といネルソン・デミルの言葉を引用しています。
ネルソン・デミルはアメリカの作家ですが、私は読んだことがありませんので信用度は白紙。
読み終わった後でなるほどとは思いましたが、三人とも苦い顔をしたのではないでしょうか。

『ヒュプネロトマキア・ポリフィリ』は「ポリフィーロの夢の中における愛のための苦闘」という意味に
訳することの出来る実在の本で、主人公のポリフィーロが夢の中で愛する女性を探す寓話的書物。
しかしその文章の中に暗号が隠されていて・・・という。
その設定は面白いですし、ルネッサンスの歴史の一面も興味深く描かれています。
ところが、せっかくの題材なのにプリンストン大学の4人のルームメイトを通してキャンパス生活を描いていることが主題を散漫にさせます。上巻のキャンパス生活のほとんどがうるさく感じられます。
テーマが重厚で面白いだけに若者の生活や恋愛話を描くことで主題を薄れさせてしまっているのです。

作者はイアン・コードウェルとダスティン・トマソンという親友同士で大学の卒業を控えて共同執筆を始めた
ということですから、作品のなかに大学生活を織り込みたかった気持ちは分かります。
でも、作品の内容や質とそれとは違います。彼らの最初の作品にちょっと厳しいでしょうか?
現題は THE RULE OF FOUR (4つの法則)といい謎解きに関わりますが、謎解き自体は作者がしています。タイトルもどうも軽く感じてしまいますね。


学生時代、専門の書物を読み少しづつ自分のなかに学問の世界を構築していく作業は
他のものには喩えようもないほどの喜びであって興奮と陶酔の入り交じる至福の時間です。
『フランチェスコの暗号』を読みながら、ちょっと懐かしく思えたのが良かったかな。

フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)
(2004/09)
イアン コールドウェル、ダスティン トマスン 他

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テーマ : 文学・小説
ジャンル : 小説・文学

圧力鍋 続き

お元気ですか?

圧力鍋を使い始めて2日目。パートナーさんは嬉しそうにしています。
外は雨なのに「今日はスーパーに買物に行って」って言います。
野菜やお肉を買いたいのだそうです。

スーパーを歩きながら、しめじや人参、牛蒡などが籠に入ってゆきます。
立派な大根が150円。これは分かりますが、白菜はどうするのでしょう?

野菜売り場を抜けると、お肉の売り場。切り落としやばら肉を手にしています。
私は、豚足とか手羽先とか骨の付いたお肉も出汁の出方や柔らかさなどを試してみたい気がしますが、
今はまだ助走期間です。

それでも、魚売り場を覗いたパートナーさんは蛸を見ながら「蛸の柔らか煮なんかどうだろう」
と言います。野菜とお肉の次は海の物に挑戦!
でも、蛸がちょっと高かったので隣にあったイカに目が移ります。「イカでやってもいいよね」って。

そして夜、食卓に登場したのはイカと大豆のトマト煮。
火にかかっていた時間は2分ほどだそうです。



そして、豚の角煮。

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お肉はしっかりと味がしみていますが、大根はあとから追加で入れたためか柔らかさが
いまひとつ足りません。これも経験です。

それにしても圧力鍋による時間短縮の効果には驚くものがあります。
具材を整える手間は一緒ですが、煮る作業は火をとめて圧がぬけるまで待つことを
考えてもあっという間です。

「シチューなんか期待できるね。」
「でも、ルーを入れて圧力をかけることは出来ないから」
「そうだね、カレーも具材を煮て蓋をはずしてからルーを加えるから味が馴染むまで
一晩寝かせるのは一緒だね。」

なにか良いアイデアはないでしょうか?
スープカレーのようなゆるいものならどうでしょう?

我が家の圧力鍋の冒険は少しづつ進んでいきます。



テーマ : おうちごはん
ジャンル : グルメ

圧力鍋

お元気ですか?

GWも終わり日常のリズムを取り戻した1週間。
気合を入れてエンジンをかけ直しています。

パートナーさんも何やら思うところがあるのでしょうか?
「野菜の苗を買うからホームセンターに行って」と。
ゴーヤやキュウリ、パセリにトマトと選んでいます。
簡単にゴーヤといいますが、何種類も苗があってどれが良いのか迷うほどです。
みどりのゴーヤと白いゴーヤ。まぁこれははっきりしています。
みどりのゴーヤでも長いのやら太いのやら食べやすい大きさなんて書かれているのもあります。
育ち具合が問題じゃないの?なんて思います。
最近の家庭菜園ブーム、ベランダのグリーンカーテンなんていう追い風を受けて、
種苗メーカーのビジネスチャンスにかける意気込みが伝わってくるようです。

パートナーさんの意気込みをもう一つ。

以前我が家で話題になっていたのが、圧力鍋を試してみたい。
私の年代より少し上の方ならご記憶にあるでしょう。昭和40~50年代ころでしたでしょうか
圧力鍋がブームになったことがありました。
私の記憶にはちょっとしたノスタルジーを刺激するものがあります。
そして、どうやら今は第二次圧力鍋ブームと呼んでも良い時代のようです。
ティファールやフィスラーなど海外メーカーも含め、色々なメーカーをチェックしてみて
これが良いかなというところまではいったのですが、その時には保留になっていました。

それが、「やっぱり圧力鍋を買ってみようかな」ってパートナーさんが言います。
「貴方が色々お料理を工夫して楽しめるならいいよ」と私はしめしめと内心喜んでいます。
実はノスタルジーもあって圧力鍋の購入に前向きなのは私。
でも使って料理をするのはパートナーさんですから、やってみる気になっていただかなくては
購入することは出来ません。

Amazonで早速注文しましょう。



今日、届いたのが上の圧力鍋。
ワンダーシェフと言うメーカーの3.7Lの圧力鍋。

レシピ本と解説のDVDがついています。DVDは見ましたけど笑っちゃうほど不要でした。
蒸し機として使えるのでしょう、蒸し板もついています。
(後で分かりましたが、落し蓋の役目もさせるようです)
そしてちょっと分からないのがフライパン返し。これって何に使うのでしょう?

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さて、圧力鍋。私の得意とする缶詰は大掛かりな圧力鍋料理といって良いでしょう。
缶に入れ圧力をかけて缶の中を真空にします。だから缶詰のお魚は骨まで食べられますし、
お肉もお魚も野菜もしっかり味がしみています。
そうゆうイメージが私には最初からありますから、魚を煮たり根菜を煮たりというのが
頭の中を右往左往しています。

でも、圧力鍋を使って料理をするのはパートナーさん。
さて、いったいどんな料理が我が家の食卓に並ぶことになるやら・・・。

サムゲタンなんか出来ないかな?って私は思っていますが、
パートナーさんはとりあえずレシピ本やネットから参考にしてはじめるようです。

皆さん、圧力鍋のご経験はありますか?


ワンダーシェフ 魔法のクイック料理 両手圧力鍋 3.7L 【蒸しす・レシピ本・特別レシピ・ガイドDVD・ワイドターナー付】 602909ワンダーシェフ 魔法のクイック料理 両手圧力鍋 3.7L 【蒸しす・レシピ本・特別レシピ・ガイドDVD・ワイドターナー付】 602909
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追記)

朝からレシピ本やネットを見ていたパートナーさん。
「作ったよ」と食卓に並んだのは煮豆と肉じゃがです。

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味はOK、煮豆には蓮根や牛蒡も入っていてこれは柔らかく出来ています。
大豆は先日京都に行った際に天橋立に向かう途中で求めたものです。
もう少し柔らかく出来てもいいかな。
肉じゃがは北海道のジャガイモ。ほっこりして良い感じです。

驚くのはその調理時間。煮豆は最初に30秒、そのあと牛蒡たちと合わせて2分。
肉じゃがは3分だそうです。
以前、煮豆を作った時はお鍋で20分くらい煮てその後サーマルクッカーに移して2時間半ほど
かかっています。全然違いますね。

我が家はIHですので、電気を使う時間が短くなったことも経済的と言えますが、
さらに良いのは時間が短縮出来た点でしょう。
調理時間の短縮はその分他の事ができますからメリットは広がります。

我が家の圧力鍋はまずまずの出足です。
これからどんな料理が出来るのか、はたまた思わぬ失敗が待ち受けているか。
圧力鍋の冒険が始まります。

テーマ : おうちごはん
ジャンル : グルメ

京都5月の旅 おまけ

お元気ですか?

京都の旅のお話も今日でおしまいです。
旅で楽しいのは行く前と帰ったあと。ということでもありませんが、
楽しかった記憶を懐に抱きながらお土産を開くのもいいものです。

私達は形に残るものはあまり持ち帰りませんが、美味しいものは買って帰りますから、
しばらく楽しむ事が出来ます。
寂光院の門前で購入した味噌はしばらくお味噌汁やぬたをつくった時に「これは何処の味噌」
なんて話題になるはずです。

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5日の日、お昼はパートナーさんが美濃吉で求めたお弁当。

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夜は、帰宅途中のサービスエリアで頂いた、なにわ寿司の押し鮨でした。
この押し鮨、お安いけれど美味しかったですよ。

そして、お持ち帰りになったのは京都出町ふたばの豆大福と柏餅です。

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前日の4日、高島屋さんのお店に行ったら既に売り切れていたのですが、
その時店員さんから「明日の10時半には届きます」と教えられ、パートナーさんは
このために一人京都の町をてくてくと・・・。

私は小豆餡が好物ですし、黒豆も大好き。子供の頃から豆餅は大の好物です。

東京で豆大福と言えば岡埜栄泉ですが、
ふたばの豆大福に私は軍配を挙げたくなります。
岡埜栄泉がダメと言うわけではありません。
でも、岡埜栄泉の豆大福は餅がちょっと固めでしっかりした作りなのにくらべ
ふたばの豆大福は餅がどこまでも柔らかく、黒豆もたっぷり入っています。
中の餡は上品にほのかな甘さ。至福の豆大福と言っても過言ではありません。

そして、柏餅。パートナーさんは柏餅が大好きです。
柏餅もちょっと柔らかめで、これはパートナーさんのお気には召さなかったようですが、
それでも、しっかりした葉に包まれ、本物の香りです。


今回の京都旅行。幾つかの用事をはさみながら美味しいものを楽しむ旅でした。
何時行っても楽しい京都。もちろんお寺や神社を観光し歴史を学ぶのもいいのですが、
ふっと路地を入ると老舗の呉服屋や染物屋さんがあったり、小さな職人さんの店があったりと
人が仕事をして生活しているということを感じさせてくれます。
そんな暮らしている人の呼吸を感じられる京都が私は好きです。

皆さんはどんな京都がお好きでしょうね。



テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

京都5月の旅 4 鯖街道

お元気ですか?

京都の旅も4日目、終盤になってきました。
舞鶴も色々と見どころはあるのですが、用事があるので京都に戻らなければなりません。
どういうコースで戻るのがいいのか不案内ですから、カーナビに次の目的地である
大原の三千院を入力すると小浜に向かうようになっています。
NHKの朝のドラマ「ちりとてちん」とアメリカの大統領という時宜を得て注目を寄せた小浜です。
やはり美味しいお魚や若狭塗りといった物産、歴史あるお寺など見所もあるのですが、
ごめんなさい。素通りです。

自動車道を走り小浜を抜けると鯖街道に入ります。
古代より若狭から朝廷に海で捕れた食材を届けた街道です。
焼き鯖、鯖寿司、鯖のへしこと今も人々に親しまれている食材は山を超えて都へ向かいます。
山道をぬけてゆくと熊川宿という宿場町になり、今は道の駅や資料展示場があって歴史を学ぶ
ことができます。
時折雨と風が吹きつけるなか観光客で賑わう熊川宿の道の駅。
皆さんお土産ものを見たり、観光パンフレットを手にしています。

鯖街道を更に進むと、大原に出ます。
今回パートナーさんが、「三千院に行きたい」とリクエストをしていましたので来たのですが、
私もたしか初めてのはず・・・?

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三千院の門前には芹生という料理宿があり、当初はここで会席料理のお昼を頂く予定でしたが、
昨日の食事がちょっと多かったのでとても会席料理をいただくお腹ではありません。
そこで、同じ芹生がやっている茶屋でお蕎麦をいただくことにしました。

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パートナーさんは冷たいおろしそば、私は温かい鰊そばです。
鰊も北海道から運ばれ京都に届けられた食材ですね。
高校生の時に修学旅行で京都に来た時、私はやはり鰊蕎麦を食べて古の物流に感動したものでした。
昔から私の旅は食べものに執着する旅のようです。

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京都~大原三千院♫♪と歌で耳に残っているのですが良くは存じません。
境内のお庭を眺めたり金色不動明王立像を拝見したりしながら歩いていると、
写経をすすめている部屋があります。般若心経を書くのは時間的に出来ませんが
無料で短いのを書くことができますので、パートナーさんと一緒に試してみました。
筆(筆ペンですが)で字を書くのは楽しいですし、なにより一字一字に集中するのは
いい時間です。若い方が多く座られているのに感心します。

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三千院を出て次には寂光院に向かいましょう。
ハイキング気分で菜の花畑や水田の広がる風景のなかを歩きます。
大原女の衣装を来て歩く若い女性の姿もみえます。京都は舞妓さんの衣装や大原女の衣装やと
元祖コスプレの町ですね。若いお嬢さん方は草鞋姿もきまっています。

寂光院は聖徳太子により建立されたと伝えられる尼寺です。
実は私にもご縁のあるお寺なのですが、それはまた別の機会に・・・。
平家没落を弔う建礼門院が過ごされたお寺としても有名ですね。

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残念なことに2000年に本堂が消失するという事件がありましたが再建され
ご本尊も綺麗になっています。
本堂ではご案内の方が大勢の参拝者に建礼門院のお話をしていました。

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大原では雨もあがり、お散歩をしているとうっすらと汗をかくほどです。
三千院と寂光院を廻り約3時間ほど。急な道も無く歩きやすい道です。
寂光院の門前にあるお店でお味噌を自宅用のお土産に求めました。

さぁ、勧業会館に向かいましょう。
京都の旅もあと一日です。



テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

京都5月旅 3.5  舞鶴のフレンチ

お元気ですか?

せっかくの天橋立は雨で残念でしたが伊根を楽しんだことで今回は良しとし、
舞鶴に向かった私達。
丹後半島を走っていると「浦島太郎伝説の地」と看板が見えます。
古くは『日本書記』にもみられ、平安時代の『御伽草子』に書かれているという浦島太郎。
お伽話のなかに時間の問題を考えさせられてSFの面白さがある好きなお話です。
神奈川に伝わる話と思っていましたが、こちらの方が古いのでしょうか。

「細川ガラシャの里」という看板も見えます。
明智光秀の娘で細川忠興(舞鶴城)に嫁いだ玉子は本能寺の変を境に大きく動いてゆきます。
このへんのお話はパートナーさんに任せませしょう。

そんな歴史に触れるドライブを2時間ほどして舞鶴に入ります。
舞鶴は父がシベリア抑留から帰ってきた土地。
8年前に引上記念館を訪れた事があります。

ホテルにチェックインし、汗を流してから夕食をいただきに。
今日はパートナーさんがネットで見つけたフレンチレストランタケウチです。
ネットの評判は上々です。

ホテルの周りは数軒の飲食店が並んでいますが、人通りもまばらです。
看板も無く、お店の小さなプレートを見逃すと通り過ぎてしまいそう。
予約をしていた旨伝えて席に案内されます。

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最初に出されたのは穴子のフリット。
夏みかんとトマトが添えられていてフリットの軽さに爽やかさが加わります。

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ホワグラには西方寺という土地で放し飼いにされた鶏の卵と新たまねぎが添えられ、
パルメザンチーズと黒胡椒のリゾットが下に敷かれています。
ソースはバルサミコ。
卵はしっかりしていて美味しく、リゾットも大変美味しく思います。
ホワグラは厚く切ってあり表面の焼き具合は私好みですが、なかの火加減はどうでしょう。
もう一工夫があっても良いかもしれません。

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お魚料理はマトウダイのポワレに牛蒡のソース。マトウダイの卵がのっていて良い感じです。
魚の仕上がりはちょっと火の入りが強いかなとも思いますが、弱いと魚臭さが前にでますから
このぐらいでちょうど良いのでしょう。牛蒡のソースはバランスがいいです。

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お肉料理は黒毛和牛のマデラソース仕上げ。
お肉とソースの味が大変美味しく仕上がっています。
そして、特筆すべきは添えられた野菜の美味しいこと。
牛蒡や蓮根、里芋に人参、筍、椎茸とお野菜がたっぷりで、その一つ一つの野菜の下処理が
しっかりしてとっても美味しいのです。これは京都の料理の特徴なんでしょうか。

野菜の美味しいフレンチは色々ありますが、京料理を確り感じさせる野菜の美味しさに感動。
いい経験をさせていただきました。

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デザートと珈琲。焼き菓子もつけていただいて、美味しくいただいた夕食でした。

全体的に優しい仕上がりのお料理です。
その分もうすこしインパクトのある料理があっても良いと思います。
オードブルも穴子のフリットだけではなくもう少し品数を増やしてコースのイメージを
ふくらませる工夫があっても良いかもしれません。
パートナーさんはお口直しのシャーベットがあると良かったと言います。

お店の雰囲気はよく、モダンなん感じですが落ち着いています。もう少し明るくてもいいでしょう。

冬場は近くの山の猪や鹿などジビエ料理も出されるそうです。
遠くから訪れるお客様も多いそうですので、これからのさらなる発展を願いましょう。

ごちそうさまでした。





テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

京都5月の旅 3

お元気ですか?

京都も3日目。今日は朝からパートナーさんのリクエストで天橋立に向かいます。
時々降る細かい雨にお天気が心配ですが・・・。

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沓掛インターチェンジから京都縦貫自動車道にのり、一路天橋立へ。
連休ということもありインターにのるのに時間がかかり、着いたのは11時半。
京都市内から2時間半かかりました。

有名な観光地ですからけっこうな人出です。
駐車場の呼び込みも立っていますし、雨脚が強くなっています。
「午後になれば晴れるかもしれないよ」というパートナーさんの言葉で、
もう少し先へドライブすることに。

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伊根の舟屋で有名なところ。
以前から行ってみたかったんです。

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漁師さんの船着場を家にくっつけた独特の建物が湾をめぐるように建っています。
私達のような観光客が車で訪れますが、基本漁師さんの生活道路です。
車がすれ違うのが精一杯ですから、ごめんなさいねと心の中で言いながら進みます。

天橋立から50分ほどの集落です。
お腹もすいているので、お寿司屋さんに入ろうと思っていたらなんと今日はお休み。
道の駅にある食堂も30分待ちだなんて張り紙が出されています。
待ってまで食事をするのはせっかちな私には似合いません。先へ進めばなにかあるかも・・・。

そこで、丹後半島を回りながら舞鶴に帰ることにしたところ・・・。

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道沿いに見える『漁港めし』の幟。なんでしょう。寄ってみることに。
道をそれて海の方へ降りてゆくと、魚の水揚げをする漁港にテーブルを出して皆さん食べています。
「食事出来るんですか?」と車の窓をあけて猫車を押していたおじさんに聞くと、
「入って奥に車駐めて」って。

建物の中でメニューはこれだけっていう『漁港めし』2000円を頼み、市場の中の長テーブルについて
しばらくすると運ばれてきました。

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お刺身、煮魚、烏賊の煮たのや天ぷらまで。
ボリュームいっぱいですね。
港ののどかな風景を楽しみながら美味しいお刺身をつまむなんて野趣あふれています。

お腹もいっぱいになりましたので、舞鶴へ。
今日は舞鶴で泊まるのです。


テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

京都5月旅 2 2日目の夕ごはん

お元気ですか?

今日の京都は朝から雨。実は今日は一日勧業会館にいるので雨は苦になりません。

夕方、今日の勧業会館での日程を終え、ホテルにチェックイン。
すぐさま錦市場に向かいます。ここで今夜の夕御飯のおかずを仕入れるためです。

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私が欲しかったのは、鱧。

鱧は子供の頃からの好物ですが、あまりお目にかかれません。
以前京都に来た時にも祇園の料理屋さんで鱧ずくしを頂いて大満足にひたった事がありました。
今日はホテルで部屋食ですから、錦市場の魚屋さんで焼いた鱧と湯引きしたものを購入です。

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好きな鱧を手にしてご機嫌ですが、これだけでは夕食になりませんので、
お弁当も購入しましょう。
パートナーさんが、「京都らしいのがいいね」と言うので松花堂弁当とお惣菜を求めましたが
なんだか、おばんざいのお弁当版といった趣です。

かくして、ビールを飲みながらお安く楽しい部屋食の夕べです。

明日は、舞鶴へ向かいます。天気予報は雨。どうなるでしょうね。


テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

京都5月の旅 1.5 夕ごはん

お元気ですか?

京都の旅、最初の夜は外食です。
旅行の最中、いつもレストランやお鮨屋さんに出かけてというわけにもいきません。
長い旅になると体がもたなくなるのです。
今回も今日1日から5日までの行程の中では外食をする日とホテルで部屋食の日とを用意します。
そのための錦市場のお散歩であり、大丸デパートでのお散歩であるのです。

まぁそうは言っても最初の夜はどこかへ出かけましょう。
今回のパートナーさんの提案は「おばんざいが食べたい」でした。
おばんざいと言えば、京都の家庭料理ですね。

ということで、ホテルからも歩いて行ける『百足屋』さんに伺うことしました。

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京都の町家造りを活かしたお店は140年ほど前に建てられたそうです。

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店内には江戸末期の人形やままごと遊びに使ったと思われる玩具が飾られています。
帳場の後ろの階段箪笥。雰囲気造りに一役かっていると思いきや、二階のお部屋に通じて
お客さんもお運びのお姉さんも行ったり来たり。急な階段で気をつかいますね。

私達は一階のテーブル席へ。

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先付けはわらび、一寸(そら豆)、豚の角煮。
八寸はじゃこ、黒豆、蒸し卵のサヨリ巻、稚鮎、胡麻豆腐。

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茶椀蒸しには海苔が添えられていますが、この海苔は駿河湾産だそうです。
お刺身のお皿にはひょうたんや鶴をあしらった野菜が添えられています。

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温かい八寸は、ウドのイチゴスライス添え、お肉、焼き魚、ちまき。
そして真ん中に小さくある野菜は茗荷竹というのだそうです。

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金目鯛のしゃぶしゃぶをいただき、

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豆の甘さが素晴らしいご飯と酒粕のプリンマンゴーソースというのを頂きお終い。
どれも優しい味ながら出汁がきちんと利いたお料理に満足。

お会計に立ったパートナーさんが、「面白い下駄があるから見てきて」と言います。
どれどれと・・・

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庭履き用の下駄で、鼻緒がなく指で挟んで履けるように丸いボッチがついています。
外に出しっぱなしにしていてもいいような工夫なのでしょう。

ふと、横を覗くとかまどがあり先程いただいた豆ご飯がむされています。
あぁ、美味しかったのはこうしてむされているからなんだね、って嬉しくなります。

美味しい2時間を過ごしお腹はいっぱいです。ゆっくりいただくので量は多くないけれど
満腹中枢は笑顔です。

「ご縁がありましたらまたお越しください」と見送られながら店を後にしました。
「百足屋」さんごちそうさま。






テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

京都5月旅 1

お元気ですか?

今日から京都旅の始まりです。
朝、ゆっくり朝食をいただき身支度をして出発しますが、今回は新東名高速を使い
三ヶ日まで行ってみましょう。三ヶ日からは今までの東名に継っています。

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しばらく走ると浜松のサービスエリアが見えてきました。
新東名のサービスエリアは話題沸騰ですから、ちょっと覗いてみることにします。

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建物の壁面は鍵盤をイメージしたデザイン。
中の床面にも鍵盤が・・・。子供だったらこの上ではしゃいで遊べるでしようね。

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建物の一角には、ローランドのブースがあって自由に楽器の演奏が出来ます。
電子ピアノやドラムスが置いてありますので、どれどれ私も弾いて見ることに。
ちゃんとヘッドホンがついていますので、周りの方に迷惑はかかりません。
プロジェクターを観ているご夫婦もいます。

他にもキッズルームなんかあって、お子さんが遊べるようにもなっています。

ちょっと気分転換をして再出発。

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新東名高速道路はたしかに路面は新しいので走りやすいですし、見晴らしも非常に広く
開放感があります。車の数が少ないというのも安全にはいいですね。
そしてびっくりしたのはトンネルです。とっても明るいのです。
新しいので壁面が汚れていないというのも一因かもしれませんが、
サングラスをしていてもほとんど明るさが変わりません。
普通だったらトンネルに入るとおっ暗くなったな・・・と思うのですが、それが無いのです。

短い区間でしたが新東名を楽しんだドライブでした。

・・・・

途中甲南パーキングエリアで簡単なお昼を食べ、休憩を取り再度出発、京都を目指します。

「ここは甲賀忍者のところでしょう。織田信長が本能寺の変で明智光秀に討たれるとき、
堺にいた家康は浜松城に急ぎ帰ろうとするんだけど、甲賀忍者に阻まれて命からがらで
戻るんだよ。」とパートナーさんの歴史講座が始まります。
「それで、家康は後々も甲賀忍者を嫌い、伊賀忍者を対峙させたんだ。」

そんなパートナーさんの歴史講座を聞いているうちに京都に到着。
まず、勧業会館都めっせに寄り、船山千鳥酢の会社に寄ってお酢を求めます。
ホテルにチェックインし、運動がてら錦市場をお散歩し有次で包丁を選び大丸の地下で・・・。

なんてしているうちに腹ごなしも出来ました。さぁ、夜のご飯に出かけましょう。











テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

杣人のNuages

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