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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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カレー注意報

お元気ですか?

NYはハリケーンで大変なことになっているようです。市場が2日連続で休場なんて・・・。
そんなニュースを見ながら今日のランチは先日証券会社からいただいたご当地カレー。

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今日は「元気なあさばのお茶カレー」という商品を頂きます。
パッケージには「山のみっちゃんが手塩にかけた緑茶粉末入り」と書かれています。開けてみたら、ビジネスホテルでよく置かれている緑茶のスティックが入っていました。「お好みで緑茶粉末をふりかけてお召し上がりください。」とも書かれています。

ふぅ~ん、これってどうなの?って不信感を持ちます。お茶が静岡の特産であるのは分かります。でも、商品はカレーです。カレーのルーに工夫があるならわかりますが、お茶を振りかければ特産になるのでしょうか?

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パートナーさんがルーをかけてテーブルに置きます。どれどれ、細かく刻まれた人参が目立ちます。原材料の表示には馬鈴薯、たまねぎも書かれていますが、細かく刻まれて目視出来ません。
一口、口に運ぶと薬膳のようなちょと薬っぽい味がします。思わずパッケージを見直し薬膳カレーで無いことを確認するくらい。

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パートナーさんがそれならばとスティックのお茶をかけました。真似して私も。
スプーンで混ぜながら口に入れると、うっ!青臭い匂いが・・・。ルーの味と混ざるでも無く、お茶の爽やかさや甘さが広がるわけでも無く、ただただ普通にルーにお茶が混ざっただけです。

やっぱりね。

味の好みは人さまざまです。この味を美味しいと好む人もいるのでしょう。お茶の粉末をかけて名物だと喜ぶ人もいるのでしょう。でも、私は嫌いです。何が嫌いって発想が卑しく貧相です。お茶の粉末をかけるなら誰にでも出来ることですし、商品にする意味がありません。お茶カレーとして商品化するならお茶の良さをきちんとカレーに取り入れた独自のカレーを作って欲しいものです。ものづくりを馬鹿にしていませんか?お客さんを甘く見ていませんか?書いていてもだんだん不愉快になってきました。

たとえば、“カレーを食べた後に緑茶を飲みましょう。消臭効果があります。”というなら分かります。お茶のペイストをルーに練り込み風味を活かしたルーを作るというならわかります。なにか工夫して欲しいのです。

普段私は物事の良い面を見ようと心がけます。でも今日のランチはバツ!
これ以上言うとダークフォースに飲み込まれてしまいそうですから、よしておきましょう。

はちや珈琲さんのステラという新しいブレンドの珈琲を飲んで気分を変えることとしましょう。

ふぅ~。頑張れ静岡ご当地カレー。



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テーマ : 今日のランチ!
ジャンル : グルメ

『あいまいな渚~忘れられた道化者の物語~』

お元気ですか?

「はままつ演劇人形劇フェスティバル2012」の演劇公演、座☆がくらくによる「あいまいな渚~忘れられた道化者の物語~」を観てきました。
浜松市文化振興財団さんから貴方のブログで公演を紹介してください・・・という企画に応募しパスポートを頂いたからです。財団さんからチケットを頂いた際、公演中の写真撮影は禁止と言われていましたので、文章でお芝居の様子をお伝えすることになるのですが、これがなかなか難しい。例えば歌舞伎や何回も再演されているような有名な芝居はストーリーが分かっていますから役者の芝居や演出、舞台美術などに注目し評していけば、芝居を観ていない人にでも伝える事ができます。でも、新作、初公演などをストーリーと芝居両方を追いながら評しこれをお伝えするというのは、なかなかエネルギーが要りますね。

開演前、私の手元にあったのはパンフレットだけです。

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近未来SFのような内容なのでしょうか?

舞台は“渚”。4人の女性が無言で遊んでいます。大小の透明なペットボトルを使いまるで水をすくうようにして遊ぶ姿。積み木のように置かれたペットボトルを壊す動き、小さな諍いの後ペットボトルを楽器のように使い音が生まれます。
無言芝居にいきなり引き込まれる観客。積み木を壊し音を使った動きは変化と誕生を意図しているのでしょうか。いきなりテーマを暗示しながら高い緊張感のある空間が続きます。

語り部による背景紹介・・・

島の村では女が女だけで女を産むように進化し種を保存している。満月の近づくある日、女たちは変化を感じ渚に集まり時を待つ。そこへ流れ着く“男”。本来なら生命を紡ぐはずの時に異物としての男が流れ着く事で安定した世界に波がたち動いてゆきます。

非常によく出来た舞台でした。作・演出が佐藤剛史さんというがくらく座の中心となる方の台本ですが、まずテーマが良いですね。生命の進化、誕生と変化といったものを潮の満ち引きになぞらえ“渚”という場で表現する試みは分かりやすく成功しています。女性が女性を生むという安定した世界に“男”という異物が現れた時、その変化をどう理解し扱うのか。

舞台では男の存在理由を探ります。ここは少しコミカルな演出。ボクシング、腕相撲、重量挙げと力としての男や料理、裁縫、子守りといった繊細さとしての男を描き男の意味を問います。密度の濃い舞台の中で息抜きの場面ですが、メリハリがわずかばかり弱かったかもしれません。コミカルな場面を演じるのって難しいですからね。それでも私の後ろの席からは笑い声が聞こえていました。女性が女性を生むことを繰り返して来た結果寿命が短くなっているといった話や、女が男とじゃれ遊ぶシーンなど男の存在意味を描くところはこの芝居の緻密で上質な部分を感じさせます。また、“男”の存在を受け入れるということが女だけでつなげてきた生を殺すことになるというのはドキッとする台本です。(すいません正確なセリフをお伝えできなくて)
時間軸を戻し、いおりという女性が男を生み村の女が親子とも排除した過去、男が見つけたポッドに古い本が入っていて過去の事情が書かれているらしい事。このポッドは明らかにパンドラの匣で男の存在はパンドラを開けることを担っているのでしょう。そのような挿話が無駄なく物語を埋めてゆきます。

舞台終盤、物語は核心に進んでゆきます。

どのような理由により女が女を生むようになったのかは分かりません。問題はそこにあるのではなく、男という異物が在る時、それをどう扱うかです。排除し安定した世界を維持するのか、異物の存在を受け入れるのか・・・。
ラスト、“男”の存在による変化(死の誕生も意味するが)を不安を持ちながらも受け入れる。“男”は「男は昔からいたんだ」と言って存在を認め受け入れることによる未来へのつながりを示し終わります。ラストのシーンはとても重要ですが芝居のリズムとして少し唐突に終わった感じがし、おや?っていう感じが残りましたね。ちょっと残念かな。

芝居の台本としてはよく組み立てられていますし、立体的に作られた舞台は機能的です。透けて見える幕で舞台を仕切り空間を分けた演出も一般的ですが効果を出しています。本、演出ともよく考えられていると思います。
役者さんについてはみなさん上手です。特にナミ役の鈴木綾乃さん(だと思うのですが、白いワンピースの人)は発声がとても良かったですね。低い静かな声も舞台によく通っていました。ナギ役の(柿田美紅さん)、独特のキャラクターを全面に出しているのですが、表情の作り方が激しくアニメのキャラクターを思わせるものがあります。意図的にしているのでしょうがちょっと過剰な感じを受けました。
“男”を演じた堀田美咲さん、初舞台だそうですが頑張っていましたね。演出的にこの“男”の姿は重要でした。女性が演じていたわけですが、子供のような中性的な要素を表現しています。社会的に作れられた男のイメージ(ボクシングや腕相撲、料理や裁縫で男を探ったように)ではなく純粋に生命としての女に対する“男”という部分を表すのに良かったと思います。

1時間15分ほどの芝居。場面転換、音楽の使い方もよく高い質の緊張感が最後まで維持された良い芝居でした。
劇場はほぼ満席。年齢層は20代から30代と少し若めでしょうか。息を凝らして舞台に集中している空気が劇場に満ち、舞台の緊張感と相まって芝居ならではの空気を作っていました。演劇を見に劇場に足を運ぶ醍醐味を久しぶりに感じられた時間でした。

今回の座☆がくらく公演。がくらく座さんのサイトがあります。今回の「あいまいな渚」の稽古風景も【稽古風景】というブログで紹介されていますので、是非御覧ください。


追記)

パートナーさんに「昨日のお芝居どう思った?」と聞きます。
「役者さんの滑舌が良く会話もちゃんと掛け合いになっていたね。」
「舞台はシンプルな造りでごちゃごちゃしてなくてよかったね。」
「他には?」
「音楽の使い方も面白かったね。」

ん?なかなか言いますね。ではまた。

テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

ディック2冊

お元気ですか?

困った時のディックい・フランシス。次何を読もうかと迷う時、重たくなく軽すぎずとディック・フランシスは重宝です。安心して読み始める事ができます。

でも、『密輸』はちょっと違いました。最初から登場人物が勢ぞろいするので、なんだかアガサ・クリスティを読み始めたような感じです。物語に入り込むのにちょっと手間取りました。

ストーリーは馬の運搬を専門にする会社を経営するフレディが主人公。ある日運転手が禁じられているヒッチハイカーを乗せて帰りそのハイカーが馬運車の中で死亡したことから事件が始まります。今回のテーマは流感。そしてコンピューターウイルスです。1992年の作品としては目の付け所がいいですし、作品の中で語られるコンピューターウイルスやバックアップなど咀嚼してよく書けています。

そしてもう1冊。『証拠』は気合を入れて読み始めます。なんて言ったって主人公はワイン商のトニイ。カバーに書かれた紹介文は「サンテミリオン、マコン…私は慎重に味見をしては吐き出した。どれも同じワインだ。」とあります。偽酒がテーマのお話です。そして解説は弁護士の山本博先生。山本先生はワインの専門家でもあり著書も多くあります。私が初めて買ったワインの本も山本先生の本でした。ちなみに私はある会合で山本先生にお目にかかったことがあるのですが、とても恐れ多くてワインの話なんかできませんでしたね。

ストーリーはワイン商のトニイ・ビーチが調教師ジャック・ホーソンのところで開かれたパーティーに酒を納品するところからはじまります。そこでトニイは馬主の一人が経営するレストランでラベルと中身の違う酒が売られていることを相談されます。疑惑の酒はラフロイグ。イソジンのような強烈な香りをもつラフロイグを偽物とすり替えるなんてちょっと大胆な気もします。でも、作品のインパクトとしては充分でしょう。
このパーティーは作品の主題となる事件と登場人物を引き合わせるところですが、ディック・フランシスの作品はこうした導入がとても上手く読者を引き込む力をもっています。
トニーは刑事のジョン・リジー、パーティーで知り合った私立探偵のジェラード・マクレガーとそれぞれ個別に協力関係を持ち偽酒事件の調査に乗り出していきます。

この作品で秀逸なのはなんと言ってもお酒の扱い方でしょう。多くの探偵小説でお酒は登場人物の人物像を描く小道具として登場します。どんな酒を何処で飲むのか、女性との軽い探りあいには?でも、ディック・フランシスの『証拠』ではお酒そのものが重要です。ピュア・モルトのウイスキーとグレン・ウイスキーの違い。ブレンドされたウイスキとは・・・。ワインの作り方は?
『密輸』で馬を発熱疲労させるウイルスとコンピューターウイルスを詳しく描きながら作品に仕上げたように、『証拠』では輸送、瓶詰めといった流通経路の中に犯罪の入り込む余地のあることを作品にしています。
読者はベルズのように見覚えのあるスコッチウイスキーを作品の中で楽しむと同時に、ボルドーのネゴシアンやワインシッパーといった未知の世界を垣間見ます。山本先生も解説で書かれていますが、100年戦争を持ち出すまでもなく、イギリスはフランスの特にボルドーの地域とは深い関わりがあります。産地から樽で送られたワインをイギリスで瓶詰めする歴史は瓶詰めされたワインを輸入する日本とは流通事情が違います。そんな好奇心をそそるお酒事情を織り込みながら物語は進んでゆきます。

さて、私にとって『証拠』はお酒以外にも思わず懐かしさを感じさせる場面がありました。いよいよ確信に迫ったワイン商のトニイは競馬場の施設にある仕出し料理を出す会社の倉庫に行きますが、そこで犯人一味に怪しまれたトニイはスタジアムの中を身を隠しながら逃げ道を探します。
これって、競馬場のスタジアムを走り回って鬼ごっこやかくれんぼをした私にはものすご~くわかっちゃうシーンです。子供の頃、函館競馬場は今のように警備も厳重ではありませんでした。そんな時代です。スタンドの上の方にはVIPルームというほどではありませんがコンクリートの壁で仕切られたところがあります。かくれんぼが出来るちょうどいい場所です。階段状のスタンドを縦横に駆け回り、手すりは鉄棒代わりになりました。馬がコースに出るところはちょっとしたトンネル気分ですし、掃除された後の馬券売り場に何かを探すのは宝物探しの趣があります。そして入場ゲートの鉄柵。場内からこの鉄柵越しに外を見ると、まるでスパイ映画の主人公のように追い詰められた緊迫感を想像することが出来るのです。競馬場は子供サスペンスの舞台でした。
悪党一味から姿を隠し逃げまわるトニイと一緒に思わず何処へ逃げるの?とハラハラします。

そしてもう一場面。私立探偵と一緒に瓶詰め会社に侵入したトニイ。探偵のジェラードは悪党に捕まりそれを隠れながら見ているトニイ。ステンレスのワインタンクに隠れながら恐怖に身をすくむトニイに私は「バルブを開けるんだ」と心の中で声をあげます。

私のお酒好き、競馬場で遊び育ったという個人的事情もおおいに関係していていますが、そうでなくても楽しめる素晴らしい作品です。

さてお楽しみを一つ。悪党一味の瓶詰め工場に潜入したトニイはワインの偽ラベルを見つけて言います。
「あれはシャトー・ドゥ・シュノンソーだ」「このサンテステフのラベルの絵ですよ。どこかで見た、と思っていたのです。これはロワールのシャトー・ドゥ・シャノンソーで橋が入ってないだけだ」

いかがです?フランスの観光地としても有名なシャノンソーの城。行かれた事のある人も多いと思います。ボルドー上流に位置するサンテステフとは随分離れていますね。偽酒をブレンドし偽のラベルを印刷して張るなんてなんでもありの大悪党です。こんなセリフを頼りにネットでシャノンソーの位置やお城の形を確かめボルドーのサンテステフを地図で確認して悪党の所業を知るのも現代ならではの楽しみではないでしょうか?

ちなみにサンテステフのワインで私のお薦めは、コス・デストゥルネル やカロン・セギュール。モンローズも良いですね。こうゆう良いワインを飲む時は本を置いてゆっくり味わいましょう。



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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

ヘンリー?

お元気ですか?

今日は陽ざしも穏やかで過ごしやすい陽気です。
昨日、雨風のニュース映像で函館が写っていたので、母に様子見舞の電話をいれたら「何も問題はないよ」と元気な声。
父の看病の合間をぬって合唱団のコンサートに出て大きな声を出してきたそうです。
「練習の時はどうかなって思っていたけど、本番は声が出たよ。」とすっかり満足した様子。
気丈な母に感謝します。

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二階のベランダに置いた小さなプランター。グリーンカーテンになるかなと思ったのですが、私たちの育て方が悪いのかなかなか大きく茂ってくれません。
それでも、夏の終わり頃からオクラがぽつりぽつりと実をつけてくれました。

夏野菜のオクラ。北海道では栽培しているのを見たことがありません。
でも、新潟の家では定番の野菜で、家の横の野菜畑ではトマトやスイカと一緒に生っていました。
初め馴染みがない野菜だったので名前が憶えられなくて、山上憶良と憶えましたっけ。
夏の記憶のオクラ。

星型の実が可愛くて、粘りが出るのが面白く納豆のようにして食べたりお味噌汁の具にして頂きます。天ぷらにもしましたね。畑から採ったオクラは星もはっきりしていて、ブルームも刺々しいほどでしたが、我が家のオクラは表面がつるつるしています。ヘタも丸くて優しくなっています。どうも、天然のホヤと養殖物のホヤの違いのようです。

パートナーさんが「今年最後のオクラだね」と言います。
私が恭しく鋏をもってヘタを切り収穫しましょう。

そうだ、名前をつけてあげようね。ヘンリーってどう?
O.ヘンリーにあやかってね。

ヘンリー?来年も君の仲間に会えるかな。

テーマ : 小さなしあわせ
ジャンル : 日記

『ゴッホに恋して』

お元気ですか?

昨日、「はままつ演劇・人形フェスティバル2012」の企画、NPO法人シニア劇団浪漫座の第4回公演、『ゴッホに恋して』を観てきました。急な用事が入り、昼の部を観る予定が夜の部、パートナーさんは既に会場に入っていますが、私は駐車場に車を駐めて駆け込みます。頂いたパスポートを見せてなんとかセーフです。

会場はクリエート浜松という文化振興財団さんの建物の2Fホール。新しく綺麗な建物で使いやすそうです。係の人に誘導されて前の席に座りましたが、すでに会場は7割ぐらい埋まっています。年配の家族連れがほとんどのようです。

舞台は木岡家の居間。以前は裕福だった家も時代とともに衰退し妻木岡華子がファンドで失敗した話を愚痴っています。夫木岡金之助は訳あって家を飛び出しハワイぐらしをしていましたが、久しぶりに戻って来て当主で八十を超えた母親木岡ぎんの隣に座っています・・・。

出だしはなかなか良い感じです。衰退していく家をなんとか切り盛りしようとする華子の姿、家を離れ放蕩生活をする夫金之助のどこか世間離れした雰囲気も伝わります。

木岡家には4人の養子がいます。子供の出来なかった華子が中国人のワンミン(22歳男性)、フリピン人のイザベラ(20歳女性)、ベトナム人のジャスミン(女性)、日本人のれい(26歳女性)とそれぞれ事情がありながらも木岡家に育てられ立派に成長しています。

ここで舞台は4人の養子の人物紹介的に歌や踊りが披露されます。イザベラに心を寄せる杉中徹という男も登場してパーカッションを演奏したりし前半部分の華やかな部分でしょうか。会場からはほーって感心しながら目を見はっている様子が伝わてきました。

舞台は転じ賑やかな夜から朝へ。居間にかかっていたゴッホの自画像が消えています。ミステリー?

場面転換のパフォーマンスは登場人物が縦に並び千手観音のような群舞を披露。養子の子供らのそれぞれの思惑立ち位置がゴッホの絵がなくなったことで微妙に変化する様子が描かれます。子供らの境遇やお互いの思いがより具体的に描かれていきます。
さらに、夫金之助が自分に子供の出来なかったことを責め居たたまれず家を飛び出したこと、妻華子が夫の気持ちを察し自由にさせながら自分は養子を育てることで癒しを得たことなどが描かれます。芝居としては面白いところです。
養女となっているれいの実母木村さよりも登場し、親子の情を訴える場面も加わります。

舞台はいよいよ終盤。大木という人物が登場して締めくくりにつなげていきますが、ゴッホの絵が偽物だった真実が明かされます。

衰退していく家にある高価なゴッホの絵。家の経済を立て直すはずの絵への期待も消えます。しかし、家族の集まる居間にかけられたゴッホの絵は家族それぞれの思いを明らかにし、明日への生きる力をとりもどさせたようです。
ケセラセラなるようになる・・・と歌い踊り舞台は終わります。


2010年4月に結成されたというまだまだ若い劇団浪漫座。公演もこれが4回目だそうです。
全員が55歳以上というシニア劇団ですが、舞台はものすごく元気です。まずそれに感心しました。
一人一人がお芝居をすることが好きで一生懸命というのが伝わってきます。テレビや映画を観るのとは違って舞台を観るというのはそうゆう演じ手やスタッフの熱意を観客がどう受け止めて応えるかという相互作用の空間ですから劇場に足をはこばなければなかなか感じる事が出来ません。観客の方もきっとお知り合いのご家族が多かったのでしょうが、ちょっとドキドキしながら見守っている空気があって素敵な空間でした。

まだ若い劇団ですが、身体もよく動いていますし発声もいい。よく稽古しているのが分かります。
こうゆう良質の市民劇団が地域で活躍すると、町の演劇環境は次第に良くなっていきますね。
浪漫座さん、応援する観客や市の文化事業に期待するところ大です。

さて、良いことばかり書いてもいけません。ちょっと注文も。

役者さん一人一人は発声もいいし言葉に演技が乗っています。でも自分のセリフが相手に届いていません。相手との間が出来ていなくて会話のリズムがとれていないんですね。自分のセリフをいうのが精一杯という程ではないようですから、もう少し舞台での会話の間を練習されたらいいでしょう。
演出にも関係することですが、ダンスのシーンや歌のシーンがあります。ここは見せ場ですから舞台全員で見せ場だぞっていう気合が込められるともっと引き立ったでしょう。動きにまだまだ遠慮があるように思いました。

台本に関連しては、最初養子の4人の位置がよくわからなかったですね。頂いたパンフレトと見比べながら役柄を理解しましたが、もう少し工夫があってもいいようです。
そして、あれ?って思ったのが、木岡れいの実母として訪ねてきた水村さより。子供に会いたいと訪ねて来てソファーに座って話をしているのに、誰かが訪ねてきた(実は大木)ドアベルの音で立って出て行ってしまいます。これは全く意味不明です。
そして、突然現れた大木という人物。最後にまとめるような事をしますが、それまでのストーリーに絡むこともなく本当に唐突に出てきます。これも不明ですね。

そうゆう大きな問題もあるのですが、総じて元気ある舞台は充分楽しめるものでした。

養子として育てられた子供たちのその後や唐突に現れた大木という人物ももしかしたら続編を書いて明らかになってゆくのかもしれません。その時にはまた観て楽しみたいですね。

シニア劇団浪漫座さんの皆さんにエールを送り、これからのご活躍に期待しましょう。







テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

浜松劇突2012

お元気ですか?

今日二つ目の記事です。
先日弓道仲間の懇親会があり、駅近くのホテルに出かけました。銀行周りの用事でしか駅前には出かけないのですが、ちょうどその時は音楽祭なる模様しものが行われ賑やか。人だかりの向こうからは仮設ステージでaikoの「花火」を歌う地元バンドの声が聞こえています。

当地は楽器の町です。ジャズフェスタや国際ピアノコンクールなんかもあるのですがどのくらいの盛り上がりをみせるのでしょう。東京時代はクラシックのコンサートを専門にしてよく出かけていましたし、ジャズバーで一息つくのも楽しみでした。すっかりご無沙汰しています。

ホテルに向かう道すがらクラシックやジャズのポスターが張られていたので立ち止まって見ていると、中に演劇祭のポスターがありました。へぇ~、市民劇団の演劇や人形劇が8月からかかっていたようです。
もともとお芝居は大好きですから興味津々。懇親会が終わり家に帰って早速ネットで調べてみたところ、 はままつ演劇・人形劇フェスティバル2012「浜松ゲキトツ」というサイトがあります。色々な市民劇団が活躍しているんですね。嬉しくなってしまいました。
よく読んでみると、「お芝居を観て、ブログに書こう!」という企画があります。フェスティバルの様子やお芝居の感想を紹介して見ませんか?という企画。早速応募してみました。

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締め切り日の18日夜、市の文化振興財団さんからメールが届き、お芝居を自由に見に行けるフリーパスポートを頂けるとのこと。なんと私が応募第一号だったそうです。やったね。地域で活躍する劇団の様子を知り、お芝居を見、ブログに紹介する楽しみも・・・しかもフリーパスを頂いて無料で見られるんです。期待がたかまります。

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お芝居は10月21日のNPO法人シニア劇団浪漫座『ゴッホに恋して』から12月9日のM-Plant『時間魔人』までの7演目。楽しみです。

で、楽しみは楽しみなのですが、上演中の写真撮影は出来ません。会場の様子は撮れるとしてお芝居の様子は言葉によるご報告ご紹介になります。どこまで皆さんにお伝え出来るでしょうか?ちょっと不安もありますが、お楽しみにしてくださいね。

浜松市文化振興財団さん、フリーパスをありがとうございました。
パートナーさんと観て頑張って紹介させていただきますね。

追記)

浜松市文化振興財団さんからフリーチケットを頂きました。でもコンサートやお芝居って一人で観にいきませんよね。東京の独身時代、私はレコード会社や企画会社からコンサートのチケットを頂いては誰かを誘って東京文化会館やサントリーホール、カザルスホールなどによく出かけたものです。残念?なことにパートナーさんを誘った事は一度もありません。今でも時々「誰と行ったの?」とパートナーさんは私に落とし穴を用意することがありますが、おっとどっこい、毎回違う人だったので誰とと言うことが出来ないんです・・・なんて。

で、今回はパートナーさんにも「一緒に観に行くでしょう」と言うと「当然でしょう!」ですって。
パートナーさんのチケットを買うには前売り券が良いかな?って思いながらパンフレットを見ていたら、全6回公演の通しチケットがなんと3000円で売っていました。7回見に行くのですが、その内の1回は高校生の演劇でこれは無料なんです。でもパスポートも7回公演って書いてあげれば高校生も喜ぶのにと本気で思っています(これ文化財団さんへの注文です)。演じる事に違いはないのですからね。



パートナーさんのチケットを今日(20日)買ってきました。こちらにはお値段が印刷されています。

さぁてこれで準備ばんたん。後は確りお芝居を観て、出来たら劇団の人のお話も聞きたいななんてインタヴューのイメージを想像しながら・・・。

パートナーさんは、「チケット買いにいったらピアノコンクールのチケットを買いに来た人がいたよ。」なんて言っています。コンクールのチケットは本選当日が4000円で優勝者のお披露目チケットは2000円なんだそうです。まぁ学生さんですからね。でも、ホールで生の音を聴くということはとても大切なことです。行ってみましょうか。

文化の秋、芸術の秋・・・。当地の文化活動を少し体験してみましょう。

テーマ : 今日の出来事
ジャンル : 日記

ご利益を頂きます

お元気ですか?

豊川稲荷にお参りしてから小さなプレゼントが我が家にやってきます。
1回目はホテルの宿泊券、2回目は昨日紹介したご当地カレーの詰め合わせでした。
ちょと嬉しい小さな幸せ♪

パートナーさんは「応募する人が少ないのかな?」なんて言いながらも「今日のお昼はカレーにしよう」って朝からご飯を炊いています。分かりやすい性格ですね。

どれを食べようかとしばし迷って決めたのは「特選和牛静岡そだち」と「伊豆高原ケニーズハウスの白いカレー」の二つ。

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昨日は分かりませんでしたが「特選和牛静岡そだち」のパッケージを開けると、具材へのこだわりが書かれていました。お肉はJA静岡経済連が高品質銘柄として認定した黒毛和牛ブランドで、生後30ヶ月齢ほどのメス。3等級以上の格付けを得たものだけを使っているそうです。じゃがいもは三方原の馬鈴薯で、三方原の赤いやせた土地が美味しいじゃがいもを作るのだそうです。北海道のじゃがいもを食べて育った私も美味しいと認める三方原のじゃがいもです。そして甘味の強い函南産の玉葱も入っているそうです。

実際、食べた感じはお肉は柔らかくじゃがいもも形食感を残しながらもバランスよく仕上がっています。癖のない優しい辛さはちょっと上品な感じ。美味しくいただきました。


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もう一つは伊豆高原ですね。こちらは口に含んだ瞬間おっ辛い・・・と辛さのインパクトをまず感じます。きっとしょうがが入っているせいでしょうその辛さは後を引きずりません。そしてココナッツミルクの甘さが程よく辛さを包み込んで美味しさにつなげて行きます。小さくチキンのお肉が入っていますが、それ以外には具は見当たらなく「特選和牛静岡そだち」とは違って具の楽しみはありませんが、ルウの香り食感を楽しむといったカレーです。こちらも上手にまとめた商品です。


どちらが良いというわけではありませんが、「特選和牛静岡そだち」のほうが静岡産の具材にこだわった様子が皿に見て取れます。こっちが良いかな。

ご当地カレーはあと3種類あります。またご紹介しますね。

テーマ : 美味しかった♪
ジャンル : グルメ

再びのご利益

お元気ですか?

朝夕はすっかり冷え込むようになりました。昨日からは雨も降っています。
昨日、またまた「当選のお知らせ」というメールが証券会社から届いていました。
前回はホテルの宿泊券が当たったのですが、今回は“ご当地カレーを貰おうキャンペーン!”です。

お昼、宅配便屋さんが鳴らす呼び鈴にはぁ~いって元気な声で玄関に小走りするパートナーさん。

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届いたのは静岡県のご当地カレー詰め合わせ。5つも入っています。

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1つ目は「特選和牛静岡そだち」というカレーで浜松市の㈱鈴代商店さんが販売者。JA静岡経済連の協力によるカレーです。黒毛和牛は何処で育ったものかは分かりませんが、じゃがいもと玉ねぎは静岡県産を使用していると書かれています。オーソドックスなビーフカレーでしょうか。

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2つ目は「Hカレー」。こちらも浜松市の清川孝男(風土屋)さんが販売者。パッケージの裏には浜松のみかんを皮ごとまるまる使って鰻のエキスを隠し味にしたと書いてあります。みかんの他ココナッツやバナナなども加えてフルーツ風味に仕上げているそうです。そういえば浜松にはフルーツパークという公園もあります。

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3つ目は「伊豆高原ケニーズハウスの白いカレー」。伊東市の㈲ケニーズハウスさんが販売者。玉葱としょうがを使いココナッツミルクやチキンコンソメ、チーズで整えたものです。伊豆高原っぽいですか?

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4つ目はパッケージが見るからに静岡ですね。「いわしカレー」静岡市のかんばら口福屋㈲やましちさんが販売者。蒲原の名産「いわし削りぶし」を入れて作ったカレーだそうです。千葉県にはお肉の代わりに鯖をカレーに入れる料理があり、信田缶詰さんは缶詰で鯖カレーというのを販売していて有名です。そうゆう事ではいわしも有っていいのかもしれませんが、こちらは削り節です。いわし風味の出汁が利いたカレーなのでしょうか。

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そして最後の5つ目は袋井市の元気なあさば直売店が販売する「元気なあさばのお茶カレー」です。
原材料を見ると普通のカレーです。そこに「お好みで緑茶粉末をふりかけてお召し上がりください。」って。なんだかそれでいいの?って感じです。パッケージを見る限りルーも普通に茶色いですね。緑色のカレーだったらまだそうかなって気もしますが・・・。

以上5点。届いたばかりの第一印象ですから食べてびっくり思わぬサプライズがあるかも知れません。
どのカレーが静岡らしさをアピールして私の味覚にあうでしょうね。ちょっと楽しみです。



テーマ : 小さなしあわせ
ジャンル : 日記

『阪急電車~片道15分の奇跡~』

お元気ですか?

『阪急電車~片道15分の奇跡~』という映画を見ました。WOWOWで放送されていたのを一人で見たのですが。有川浩さんという作家の小説の映画だそうです。宝塚から西宮北口という駅の間を走る阪急今津線を利用する人の様々な姿を交叉させながら描いています。

全く予備知識無く、もちろん有川浩という作家も知りませんから本を読んだ事もありません。ただ、素直に“へぇ~電車を舞台にしたお話なんだ。おや、中谷美紀が出ている。見ようかな”というごくごく軽く録画したのです。

お話は、結婚を予定していた男性を会社の後輩にとられちゃった女性高瀬翔子(中谷美紀)、暴力を振るう男とずるずる付き合ってしまっている女性森岡ミサ(戸田恵梨香)、憧れの大学への受験勉強をしながら年上の彼氏と付き合っている門田悦子(有村架純)、PTAの奥様連中に行きたくもないランチにさそわれて困りながらも引きずられている主婦伊藤康江(南果歩)などの人間模様を描きながらそれぞれがすこしづつ電車の中で交叉します。それぞれがまぁあるよね、っていうお話です。それぞれの人をつなぐ役で宮本信子演じるおばあちゃんも登場します。

特別に考えさせられる程の内容もありませんが、沿線で暮す人の諸相を描くハートフルストーリーといったところでしょうか。気取らず構えずいい映画です。沿線の名所を紹介するわけでもなく、あずき色の短い電車がきちんと主人公になっています。クレジットが流れるところでかかるのはaikoの「ホーム」っていう主題歌。やぁ~これもいい。私aikoも好きなんです。

電車。皆さんは好きですか?あまり考えたことがない?
今住んでいるところはすっかり車社会で、自動車がなければスーパーに買い物にいくことも出来ません。でも、東京時代には中央線、井の頭線を中心にしながら電車に乗ることが日常です。今思えば文字通りのおしくら饅頭、缶詰のようなラッシュアワーを経験しましたが、車窓の風景、中吊り広告、車中の人間観察・・・色々ありましたね。

ある時、知り合いの記者さんになにか話題は無いですか?と聞かれました。

「そうだね、昨日面白い事が電車の中であってね。」と私。
私は仕事帰りの夜11時頃です。ドアの傍に立っていると連結の近くに座った2人の男性が少し声を高くして話をしています。最初はちょっとお酒が入ってご機嫌の2人が話しているのかなと思っていましたが、次第に話があっちこっちに行って声も高くなってきます。周りの人も様子がちょっと違うのにあれ?って困った様子。説教のような言い争いのような・・・。どうやら2人は他人のようです。近くに座っているお客さんも移るに移れないし・・・。とそこへ、向かいの席に座っていた男性が立ち上がり、自分の席に2人の隣に座っていた人を身振りで移します。そして2人に声をかけました。「ねぇ、色々話もあるだろうけど、夜も遅いし皆も疲れているから・・・」ととても落ち着いた静かな口調で話ています。決して大きな声を出している人を叱ったり注意をしているわけではありません。これには周りの人達も“おや、様子が違って来たぞ”とちょっと心配ながら見ています。私の所からは何人か人がいるのでよく見えませんが、この男性は外国の人です。とても流暢な日本語を話すので最初は分からなかったくらいです。私はちょっと感心していました。
電車やホームでお行儀の悪い人に注意をすると今は逆に何をされるかわからない時代です。逆切れされたり、痴漢の濡れ衣を着せられたりして大変なめにあうこともあります。そんな困った世相で縮こまってしまう私達に、その外国の人は当たり前の事をして車内の空気を安全なものに変えたのです。
ちょっと嬉しくちょっと反省した夜の電車の出来事でした。

このお話、新聞に掲載されましたが同じ電車に乗っていた人は読んだでしょうかね。

電車は色んな人の生活を運びます。行楽に行く親子の楽しそうな風景、周りに目も降らず教科書を読む大学生、酔っ払って寝入ってしまったオジサン。映画さながらの修羅場を演じている男女・・・。
きっと鉄道員の方はそんなお客さんの姿をいっぱい心に留めていることでしょうね。

一人で見た映画『阪急電車~片道15分の奇跡~』をパートナーさんに話したら
「言ってもいいよ、聞いてあげるよ。貴方の修羅場はどうだったの?」ですって。
クワバラクワバラ・・・。私の修羅場は電車の思い出と一緒に決して誰にも話すことは出来ません。
お墓の中まで一緒にもって行く事にしましょう。


皆さんの電車の思い出はどんなでしょう。決して修羅場の思い出ではないですよね。ね。



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テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

秋祭り

お元気ですか?

今日は日曜日。近隣の町ではそれぞれの区域の山車をねってお祭りを祝います。
家々には紙で出来た花飾が門扉に飾らています。

家から近い神社にお散歩をしてみましょう。坂上田村麻呂が当地を通った折に荒れる川に難儀し足止めになります。川が静まった時、それを喜び感謝の祈祷をしたと伝えられる神社です。

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お正月にも見られないような人の出。
法被を着た大人と子供たちで神社は溢れかえっています。
お賽銭をあげ、手を合わせると樽から紙コップに汲んだお神酒を係の人が振る舞っています。
私も一杯頂いたら「もう一杯どうぞ」っておかわりを渡されました。


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地区がそれぞれ持っている山車が並んでいます。数えたら10台。
日が暮れると夫々の山車は子供たちを乗せてお囃子を演奏しながらねってゆくのです。
よく見ると新しく彫り物の飾り付けをした山車もあります。地域の人たちの熱の入れようが伝わるような勢いのいい彫り物。

笑い声が秋の高い空に登っていきます。
収穫の喜びを感謝する秋祭り。今年私たちはどんな収穫を得たでしょうか。


テーマ : 今日の出来事。
ジャンル : 日記

見えているもの

お元気ですか?

夕方ジムの帰り、車の中でパートナーさんがふっ~って息を吐いています。
「何やってるの?」って聞くと
「今日ね、プールで歩きながら貴方の泳ぐのをみて呼吸を合わせて息を吐いていたら苦しくなっちゃった。」
これには大爆笑!
「途中までドルフィンとバタ足で、浮かんでからも2~3かきしてから呼吸を1回するだけだからね。」
「1かきする度に息している人もいるでしょう。」
「そうだけど、それじゃスピードが落ちるからね。かといって呼吸をしないと燃焼できないから自分に合った呼吸のリズムを見つけるのが大事だよ。」

私のやっている弓道でも呼吸はとても大切です。立ったり座ったり歩いたり・・・そんな普通の動作でも呼吸にちゃんと合わせて出来るかどうかで其の人の習熟度が一目でわかるものです。

でも、普通の生活で呼吸って意識しませんね。どうしてでしょう。


私は高校生の頃美術部にいて絵を描いていました。毎日毎日イーゼルを立てて石膏像を見て木炭でデッサンをするのです。楽しい?どうでしょう。絵筆をとって好きに描いていたほうが楽かもしれません。でも、ある時気がつくのです。今描いているものって本当に見ているもの?って。
例えばリンゴを描くとしましょう。リンゴは丸いですよね。でも本当に丸いでしょうか。肩は盛り上がりヘタは深いくぼみから優しく出ています。綺麗な曲線を描きながら足元にむけて細くなりますが、足元付近では鋭い曲線は優しく包み込むように芯を目指して戻っていきます。リンゴの形は決して一様ではありません。丸いとすら言えないかもしれません。

もう一つ。円錐型の置物を描くとしましょう。どう描いても自由です。少し斜め上から描けば円錐の形に描くことが出来ます。でも真横から描いたら平面の三角形です。真上から描いたら中心点を持った◯です。
ものは見方によって色々な姿を示し、そのどれもが間違いではありません。

高校時代、美術部での活動は展覧会で入賞したりNHKのロビーを借りて美術展を企画したりと楽しい思い出に囲まれていますが、私にとっての一番の宝はこの2つ。物事を見る時に私達の目に写っているのは本当の姿なのかどうか?誰かが用意した知識や既成の概念、自分の思い込みに影響されていないかという反省する視点。それと物事は見方によって色々な形があり、何かが唯一絶対的に正しいとは言えない。という事でした。

ところが、この2つはとても難しい事でした。
ほとんどの人が今自分が見ているものが本当であると思っています。そしてその思惑もしくは思い込みで世の中が動いているのです。わざわざ思惑を引っ張ったり押したりもします。
そんな世の中で“今見えているものは本当だろうか”とか“他の見え方も正しいらしい”と立ち止まって確かめるのは非常に労力のいることで、自分の見ているものを信じている方が楽で良い事のように思えます。

そして、そのうちに私たちは確かめるということを忘れてしまいます。見たものを信じ、聞いたものを受け入れ、自分が言った言葉を追認します。


原子力発電について“優秀な科学者技術者が絶対だと言っているのだから安全に間違いない”“原子力はクリーンエネルギーでこれを止めれば環境温暖化問題にマイナスだ”なんて声が聞こえてきます。私達は不安を持ちながらも誰かの言う“安全だ”という声を信じようと自分をごまかしてきました。
でも、待ってください。自動車はつい100年ほど前に誕生した乗り物ですが、事故と故障を繰り返し経験しそれに対応することで少しづつ安全性を高めてきました。誕生当初には想定外だった事故は数多くあります。今だって絶対安全な乗り物ではありません。身近な道具である自動車ですら“絶対安全”ではないのに、どうして原子力が絶対安全だなんて言えるのでしょう。しかも使用済み燃料の廃棄方法だって分からないまま動かしている始末です。

原子力発電を悪者にして吊るし上げるつもりはありません。風量発電や太陽光発電だってまだまだ問題があるはずです。世界中で起こっている紛争や飢餓への取り組みも同じでしょう。大切なのは自分たちが目で見て信じようと思っている事が本当にそうなのかと立ち止まって確かめること。別の見方を受け入れることです。


普段意識しないでしている呼吸も、たまには意識してやってみましょう。身体の隅々まで呼吸が行き渡り細胞が生き返る感じがします。頭が少しすっきりして目がよく見えてきます。
あたりまえの呼吸を意識する処から初めてみましょう。何かが変わるかも知れません。






テーマ : 今日のつぶやき
ジャンル : 日記

杣人のNuages

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