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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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ディック三題

お元気ですか?

ちょっとご無沙汰していました。旅に出ていたのでも、病に伏せっていたのでもありません。
ブログも何回か書こうとして実際書き進めていたのですが、とうとう書けませんでした。アルジェリアの事件、ニュースを聞いた途端に最悪の事態を想像しましたが、交錯する報道、次第に明らかになる現地の様子と犠牲者の状況に毎回身を固くしていました。
海外で働く110万人の日本人の事を思うと他人事には感じられず、悔しさと無念さが圧倒的力で押し寄せてきます。
思う所をと思い、三回ぐらい書いては消し、書いては消して結局書けなかったのです。世界各地で起きている紛争、内戦。世界の軍事費はストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると1兆6245億ドル (129兆9604億円)、その約半分6895億ドルをアメリカが締めているのですが、これは2001年の9.11以降それまでの倍になったからです。日本も世界第六位の545億ドル(4兆3623億円)。私達はこれほどのお金を費やして何をしているのでしょう。
改めて世界の平和のために何を思い行動するのか・・・考えてみなければなりませんね。



で、今日の話題はディック・フランシス。『転倒』『障害』『配当』と三冊を読了。今回ははからずもお金に絡んだ欲の世界の三部作といっていい選択になってしまいました。

『転倒』は主人公がサラブレッドの仲介業者のジョウナ。競りにかけられた馬を馬主の依頼で売り買いする仕事ですが、彼が襲われたり預かっている馬が牧場から放されるという事件が起きます。どうやら真面目なジョウナの商売が気にいらないものが居るらしい・・・。調べて見ると馬の値段を法外に吊り上げ手数料を稼ぐ仲介業者の存在が。自分たちの仲間になれと誘われるジョウナはそれを断り一人正常な競りを行うべく立ち向かっていきます。

馬の値段が高く売れることは馬主にとっても仲介業者にとっても悪い事ではありません。でもそれは適正な範囲内での事。高く買った馬は育て調教されてレースで稼がなければなりませんから利益を出すのが大変になるのです。なにより公正な競りのシステムが阻害されてしまいます。

二冊目は『障害』。主人公は会計士でアマチュアジョッキーであるブリトン。大レースで優勝した彼は拉致されヨットの船倉に12日間も閉じ込められてフランスの島に連れていかれてしまいます。一体何故?隙をみて海に飛び込みなんとか悪漢から逃れたブリトンですが、またしても何者かに連れ去られワゴン車の中に閉じこめられて・・・。

ブリトンには役人と共謀して架空受注を繰り返していた業者を摘発した過去があります。彼らが恨みを晴らそうとしたのでしょうか?誰が?何のために?・・・犯人を暴き真相を探るブリトンの闘いです。
経理の世界を取り上げた作品でなかなか面白く出来ています。でも、不正経理って絶対バレるのにどうして無くならないのでしょうね。架空請求なんて本当にバレバレの犯罪ですし、脱税は節税と根本から違いますよね・・・。
そういえば我が家にも確定申告の案内が届いていました。パートナーさんは「税金対策は任せてもらっていいから稼ぎなさい」といつも私に鞭打っています。

そして三冊目『配当』。ギャンブラー憧れのものと言っていいでしょうか。勝ち馬を予想するコンピューターシステムが登場します。友人からコンピューターのソフトが入ったテープを預かった物理学教師のジョナサン。友人は事故死しジョナサンもそのテープを奪おうとする暴漢に襲われます。テープを調べてみると三回に一回は当るという予想システム。ジョナサンとテープを狙う悪漢との対決が始まります。

競馬を配当金目当てのものと考える人にとっては三回に一回当るというのは魅力的なシステムなんでしょうか?データを入れてコンピューターが選んだ馬を買うということは馬への愛情もなにも無くていいということです。競馬でなくてもいいということですね。競馬は馬が好きな人のものです。単に金儲けのためにやるのだったら他のものがよっぽどいいでしょうね。

この『配当』が書かれたのは1981年。まだまだ一般家庭はもちろん企業にもコンピューターが無かった時代です。こうゆう新しいものを取り入れて作品を書いてゆくのもディックの面白さです。そして作品の中でデータを保存するのはカセットテープ。懐かしいですね。私も同じ時代にモニターに写ったBASICを眺めていたのを思い出します。
職場でもコンピューターの部署になって毎日16ビットのテープの穴を覗いていたことがありました。作品の中でもテープレコーダーにかけてモデムで送る様子が出てきます。今の言語やネット環境を思うと遥かに昔の事となってしまいました。
『配当』は二部立てになっていて後半はジョナサンの弟ウィリアムが主人公になります。恋人のキャシイ、居酒屋のオーナーで友人のバナナとなかなか素敵なキャラクターが登場するのですが、一部から14年経った設定です。1981年から14年経っているということは1996年。フロッピーディスクもCDも登場しています。さすがにディックも予想できなかったのでしょうね。先端技術を扱った作品を年を経て読む面白さがありました。

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ディック・フランシスには息子さんとの共著4冊を含めて全部で44冊の小説があります。このうち28冊を読了。中学生の時に知りいずれはと思っていたディックも残り16冊。もう一息です。
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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

不思議発見!

お元気ですか?

当地、今日は肌寒い曇り空がおおっています。アルジェリアでのテロ事件、毎日ニュースのトップで報道されていますが、情報が錯綜していてなかなかはっきりしないもどかしさがあります。安否の判らない方のご家族はさぞ心を痛めていらっしゃることとでしょう。
昔むかし、仕事でフィリピンに行ったことがありました。コーディネーターの案内を受けながら過ごしていたのですが、絶えずボディーガードが一緒です。島に渡るフェリー、村々を移動するジープ、何処に行くにも私たちの傍を離れること無く付いてくれるのですが、軍出身の彼らはピストルを常に所持し予備の弾倉も二つ腰に挿していました。
帰国し横浜の貿易センターに出かけた時、壁に張られたWARNINGが目に止まります。私達が行っていた地域はゲリラが潜伏しているので可能な限り行かないように。もし行く場合でも軍のサポートを・・・と言うことが書かれていました。やはりね、と納得したものです。

人は時に自分の責任を超えた事態の中に放り込まれることがあります。企業やNGOの人員として海外で働く場合もその国の政情によってはどのような事件に巻き込まれるか分かりません。個人の夢、企業活動、国策、地域貢献、色々な思いを持って働いている人が世界中にいます。それらの人々が現地で理解され受け入れてもらえることを私は祈るばかりです。


話変わって、先日歯医者さんの帰り、車の中でパートナーさんが「ねぇ、カレンダーに気がついた?」と言います。
「何の事?」って尋ね返すと「歯医者さんにあったカレンダーに平成25年と書かれている傍に昭和88年って書いてあったんだけど、なんか変じゃない?」って言います。
「うん、変だね。」と私も何故昭和での表記がされているのか全く見当がつきません。しかも、パートナーさんによると、そうゆうカレンダーを他でも時々見かけるのだそうです。

昭和天皇がお亡くなりになったのは1989年1月7日。この年は6月に天安門事件、10月にハンガリーが社会主義国から共和国になり、11月にはドイツでベルリンの壁が崩壊し、12月チェコスロバキアでチェウシェスク政権が崩壊するという世界的激動の年でした。テレビで壁にハンマーを振り下ろす若者の姿を見ながら、大きく動く歴史にヨーロッパにまた視察に行かなくてはと思ったものでした。

確かに平成になって25年。1989年の大激動を思い出しながら考えてみてもこの25年は混沌とした時代だったと思います。その混沌にまぎれて私が気づかなかっただけなのでしょうか?去年のカレンダーには昭和87年、その前の年には昭和86年と併記されていたのでしょうか?だとしたら不気味な感じを持ちます。
昭和の時代、隣国との悲しい出来事を経てきた我が国。しかし今、自衛隊を国防軍にと政治家が言い、集団的自衛権行使を議論し出しています。
色々な考えがあるでしょうが、占領軍の前に自ら立った昭和天皇を眠りから覚まそうという考えが何処かにあるようなそんな寒々とした不安が私の頭の中に浮かんでしまいます。

GHQによる占領下での意向があったとはいえ戦争を放棄した“平和憲法”を持った日本国民は、これを堂々と世界に示し誇りとするべきなのではないのでしょうか?戦後の復興でそうであったように、神戸や東北の震災にあわれた方がそうであったように、日本の国民はお互いを尊重し助け合う心を持っています。その心の力を世界に示すことこそが日本の役割であると私は思っています。

世界中で起きるテロ事件、不思議なカレンダーを見ながらそんな事を思うのです。

テーマ : 意味不明
ジャンル :

ジビエの会・・・レストラン初め

お元気ですか?

今日は親しくしているレストラン、ラ・サリーブでジビエの会がありました。今年初めてのレストランです。シェフからご案内をいただきましたので、喜んで伺います。
冷たい風もなんのその、マスクをつけコートを着て歩いて行きましょう。

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お店のドアを開けると、馴染みのワインブティック、パニエの方がいらっしゃいます。
「あれ、今日は・・・??」と挨拶をするのですが、なんだが狐につままれたような不思議な感じ。実は彼女もラ・サリーブさんで修行をされたとか、今日はサービスのお手伝いにいらしたとのこと・・・皆つながりますね。

席についてメニューを見ていると、マダムが「ワインどうしましょうか」と訊いてくれます。お昼ですので沢山は飲めませんが、美味しいワインは料理を楽しむために必須です。マダムが用意してくれたポマールを頂きましょう。ポマールはパリの南東、リヨンやマコンの北に位置しボーヌのお隣です。

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地図の右の丸印がポマールの場所です。左の丸印はカーンの町。

2004年のワインは熟成もよく仕上がっていますが、抜栓したてはまだまだ酸がたっています。元気な良いワインです。お料理を頂きながらワインの変化を楽しみましょう。

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まずはブータンノアールと鴨のレバーペースト。小さな器に入っているのが鴨のレバーペーストです。私もたまに鶏のレバーペーストを作りますが、鴨のレバーペーストは軽くて上品な味。口の中で溶けていきます。その奥にあるのが豚の血のテリーヌ。さすがに豚の血の匂いと味がします。ちょっと野趣あるアミューズでジビエの会の方向性をしっかり表現しています。

続くのは猪のスモークハムとテット・ド・フロマージュ。これは最高に美味しいハムです。口に含んだ感じが優しく感じられるのはシェフの気持ちが入っているからとしか言いようがありません。チーズを塗りながらいただきます。後ろの器の中には猪の脳みそをムースのように仕上げその上にカラーピーマンのジュレがかけられています。

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次は和鹿のタタキ岩塩板添え青胡椒風味。当地では有名な片桐さんという猟師の方が独自の方法で絞めた鹿肉をタタキにした料理で、モンゴル産の板状の岩塩に盛られています。少し岩塩にこすっているだけで軽く塩味がつき、それを青胡椒を加えたオイルでいただきます。片桐さんの鹿はストレスをかけない処理をしているため肉の旨さが素直に出てきます。シンプルな食べ方が活きていますね。

そして白インゲンと猪トリップ煮込み。内蔵のカーン風煮込みです。カーンというのはフランスの北西、パリからシェルブールに行く道の途中にある町です。トマト風味に煮込まれた内蔵は癖がなく白インゲンの甘さとマッチしています。我が家でも内蔵の煮込みはよくつくり大豆やひよこ豆を使うので、パートナーさんは白インゲンの美味しさに興味をもったようです。

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さぁ、今日のメインの第一弾。雷鳥とフォアグラのアンクルート。雷鳥は去年のジビエの会で頂く予定だったのが入荷が間に合わず残念だった経験があります。私もパートナーさんも楽しみにしていた料理です。フォアグラと古代米が詰められ猪のクレピネットで包み団子状になったものをさらにパイに包んで焼いています。
一口いただくと、獣臭さがじゅわっと広がります。雷鳥が本来持っている獣の生を感じます。味はきっと好き嫌いが分かれるところでしょう。寒い冬、こうゆう力強い肉を食べることで命を感じたのかもしれません。
ちなみに、立山など本州に居る雷鳥は特別天然記念物ですから捕まえたりしてはいけません。でも、北海道にいる蝦夷雷鳥は狩猟OK。美味しい鳥だそうです。今回の雷鳥はスコットランドから取り寄せたもので安心していただけます。

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メインのもう一皿は、天然真鴨のロースト・サルミソース。鴨はシエフの得意とする料理の一つで、しかも今回はソースに鴨から絞り出した血を使っています。上品と思われるフランス料理ですが、こうゆうソースが古いフランス料理の真骨頂。匂いや舌触りを上手に調整しながら美味しく仕上げる技に感心しますね。

鴨のコンフィを添えたサラダも嬉しい一品です。

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チーズを頂いた後、デザートは季節のソルベのタンヴァルエリーゼ。イチゴやフルーツの酸味を楽しみながら珈琲を飲んで、お終いにしましょう。


今年初めてのレストラン。ラ・サリーブはどのテーブルからもにこやかな会話が聞こえています。私達もシェフの真っ直ぐな料理、チャレンジする料理を堪能して大満足です。

さぁ、今年も美味しいものを食べるぞ! って幸せを追い求めて頑張りましょう。


テーマ : 今日のランチ!
ジャンル : グルメ

今日のカレー

お元気ですか?

当地風は強いのですが窓越しに日差しを受けていると背中がぽかぽかしてきます。
幸せな時間です。

朝、食事も終え一日にエンジンがかかりだした頃、玄関で大きな声がします。「はーい」と階段を急いで降りるパートナーさん。戻ってきた手には四角いダンボール箱。

証券会社のお正月キャンペーンでご当地カレーセットが当たり、届いたのです。静岡、愛知に続き今回は茨城のカレーです。
「お昼はカレーにしよう」と言うパ-トナーさん。早速頂くことにします。

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五種類届いたご当地カレーのうち、今日いただくのは「メロンカレー」と「水戸納豆カレー」です。
静岡在住の私達に、茨城のメロン?とちょっと引っかかるのですが、パッケージの説明をみると、茨城県鉾田市のメロンは生産量日本一なのだそうです。それに茨城県の銘柄豚「ローズポーク」が入っているそうです。

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お皿に盛ってみると確かにメロンの果肉が入っています。玉葱や人参は溶けたのでしょうか形が分かりませんがメロンはわかりました。ローズポークも大きく入っています。爽やかな辛さも合ってなかなか美味しいカレーです。

もう一つの納豆カレーはどうでしょう。
パッケージの女の子は“なとか”という名前のメイドなんだそうです。最近はこうゆうキャラクターがあちらこちらに出ていますが、私の趣味ではありませんしパッケージだけで敬遠してしまいます。

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お皿に盛ったカレーにはつぶつぶの納豆が沢山入っています。カレーの匂いのあいだから納豆の匂いもしていて、スプーンで掬ってみると、糸は引かないもののすこし粘りもあるようです。カレーと納豆のマリアージュ?そんな感動はあまりありません。それでどうなの?っていう程度でしょうか。

メロンにしても納豆にしても茨城県をアピールするにはいい商品ですがカレーにして新しい美味しさを発見出来たかというとそうゆうものでもありません。コラボ商品というのは色々あって、話題性があったり新しい視点があって販売力がアップしたりするものですが、中身がしっかりしていないとつまらないものになってしまいますね。

今回頂いた茨城県のご当地カレー。後三つありますがどのような出来か楽しみです。
頑張れ、茨城県。


テーマ : 今日のランチ!
ジャンル : グルメ

函館の電車路線

お元気ですか?

正月も七草粥が過ぎ、今日は鏡開きでおしるこでしょうか?

昨年は様々な場面で函館に出会った私。正月休みの間にも録画していた『尋ね人』を見たりしていました。谷村志穂さんの原作で、昭和29の洞爺丸事件を背景にしたドラマなのですが、なかなか良くできています。
ドラマの冒頭、若いカップルが電停で落ち合うシーンがあるのですが、その電停の名前は“万代町”。ところが一緒に乗るはずの電車に彼氏が乗っていないことに気づき女性は“海岸町”で降りて函館駅まで歩きながら彼を探します。
ドラマでは電車の行く先が“末広町”となっていて5系統の電車であることがわかります。

一緒に見ていたパートナーさんが「海岸町って何処?」って聞いてきます。いい機会です。古い電車の路線図を探してみましょう。時々函館に帰り、市電に乗りながら「昔は松風町から谷地頭に行く電車があったんだよ」なんて一人懐かしみながらパートナーさんに話しているのですが、私も電停の名前や経路についてはうる憶えでしかありません。末広町行きの電車が確かに有ったのは憶えていますが、その先には函館ドック前(当時は弁天)という終点があるのに、どうして末広町止まりなんでしょう。

さて、函館の市電に関しては「函館市企業局交通部」が函館市電のホームページへようこそ!というので市電の路線や電車の種類などを紹介していますが、残念ながら市電の歴史については分かりません。
ところが、個人の方で「はこだての路面電車」というサイトを開設されている方がいて、歴史的な事も詳しく紹介されています。ちょっと感動的です。
そこに過去の路線図が紹介されていましたのでお借りしてご紹介します。ちょっと見難いのでクリックして大きくして御覧ください。

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地図では赤い線を引いたところが現在では廃止されてしまった線路があったところです。
いかがでしょう、現在では湯の川~函館どっく前と湯の川~谷地頭の2系統しか路線は無いのですが、ちょうど私が函館で暮らしていた昭和34から昭和53年の頃は上の路線図のように線路が張り巡らされ12系統も有ったのです。
そして、『尋ね人』で出てきた“万代町”“海岸町”という電停は五稜郭駅前からガス会社前を経由して函館駅方面に向かう路線だったことが分かります。現在ではフェリーで函館に着いて函館駅に向かう時、もしくは大沼の方から函館に入って来た時に通る道になっています。観光バスで通った方もいらっしゃることでしょう。

ところで、『尋ね人』のドラマでは電車は末広町行きになっていて5系統の番号が電車に付けられています。最も多かった12系統が始まった昭和34年より7年前の話ですからどんな路線を走っていた電車だったのでしょう。
市の図書館で調べればわかるのでしょうか?ドラマにも出てきた駒場車庫前には古い資料が展示されているそうです。事前に連絡をすれば見学も可能なようなので市電の歴史を知る事も出来そうです。
いかがでしょう。江戸末期から始まる函館の歴史。一時は東京以北最大の都市と言われた函館の歴史を市電の移り変わりから感じてみるのも楽しいかも知れませんね。


思い出のおまけ)

函館の市電はチンチン電車と言っていました。車掌さんがロープを引っ張って運転手さんに合図を送る鐘の音がチンチンと鳴ったからなのですが、子供の頃、電車の天井に張られているロープが動くのを見て面白がっていたのを憶えています。たった一両の電車ですが、車掌さんが廻ってきて乗車券を買ったり降りる場所を教えてもらったりします。騒いでいる子供は怒られたりもしました。そして、乗り換え券というのがあって、路線の違う電車に乗った場合には車掌さんに言うと乗換券を出してくれたのです。

乗換券は葉書半分ぐらいの細長い紙で路線図が描かれていました。冊子綴りになった乗換券に車掌さんは改札鋏でパンチ穴を開けて渡してくれます。
例えば、駒場車庫前から松風町に行きたいと思って電車に乗ろうとしますが、ガス会社前行きの電車が来ます。電停は雪が降って寒い。そこで、路線が違うのですが電車に乗ってしまいます。そして車掌さんに「松風町に行きたいんですが、乗換券ください。」と言います。すると車掌さんは黒い車掌さんカバンから乗り換え券を出して鋏を入れ、「降りる時に乗車券と一緒に入れてください」と言って渡してくれるのです。
路線図が書いてある券なので葉書半分ほどにも大きいのですが、地図を眺めているようで乗換券はしげしげと見つめてしまいます。停車場に穴が開けられたのもこれ一つしか無いようで貴重な宝物のように思えたものです。
現在の市電では十字街でしか線路は別れませんけど、12系統もあった時には色々な乗り換え方があったでしょうね。

『尋ね人』の冒頭のシーンだけで、子供時代の電車の様子が色々と思い出されてきました。そうそう、車掌さんが車内を歩いている最中に、車掌さんの立っていた場所に潜り込んで鐘のロープに手を伸ばした事もありましたっけ。



テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

すみれの花咲く頃・・・

お元気ですか?

今年最初の週末、パートナーさんの希望もあって秋葉山にお参りに行ってきました。火の神様としてこの辺ではよく知られ愛知県からもバスツアーが組まれて参拝に訪れる方がいるくらい人気の神社です。

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安藤広重の「本朝名所 遠州秋葉山」に描かれたり、河鍋暁斉の「東海道名所之内 秋葉山」では天狗が遊んでいる絵があるほどに古く親しまれた神社。リンクしたサイトは上社が紹介されていますが、私達が行くのは山の反対側、下社のほうです。上社は火事で消失しコンクリートで再建されてしまい趣が失われましたが下社は良い風情を残しているんです。

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夏場はキャンプなどで賑わう河原が駐車場になります。

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その河原の石を積んで作られた階段を登ると木々に囲まれた神社が建っています。
古い御札をお返しして、お参りしましょう。

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二人して確りと神拝をして、真剣なお願いも。今年はいい年にしたいですからね。
新しい御札を求め、小さな天狗のお守りを買ってみました。
此処のお守りは天狗や紅葉のものが主流で、走る車には大抵紅葉の形の交通安全のシールが張られています。

さて、秋葉山のお参りを終えた私達、今日はもうひとつ行くところがあります。
♪すみれの花~咲く~頃~♪・・・って歌いながら私の心はもうすみれ色になっています。
実は秋葉山を更に山の中に入った春野町、その文化センターに白井鐵造記念館という建物が併設されています。
この白井鐵造氏こそだれあろう、宝塚歌劇団の中興の祖とでも言える人なのです。
私は宝塚歌劇団そのものには特別の興味を持っていません。でも、大正時代から戦前戦後、現在に至るまで日本の演芸史を見た時に宝塚歌劇団の存在は欠かすことは出来ないのです。その大きな役割を担った白井鐵造という人が山の中、林業を主とした小さな集落から出たという事を知る人はどれだけいるでしょう。私も当地に越して来るまで全く知らなかったことです。

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秋葉山から車を走らせて十数分、文化センターの駐車場には日本一大きな天狗のお面が置かれています。天狗さんは山岳信仰、民族文化の一つの形として考察に値しますが、今日はその事はちょっと横に置いておきましょう。

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でも、駐車場に大きく掲げられた看板に、この山の中の春野町からフェアレディーZの生みの親、片山豊氏が出たことを知らされ、身が引き締まる思いを感じます。フェアレディーZは私たちの年代の車好きには忘れられない車です。今でもビンテージのZが愛好者によって乗られているくらい。白井鐵造氏といい、片山豊氏といい、どうしてこうゆう山の中から生まれでたのしょう。その足跡を知りよく考えてみる必要を感じます。

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白井鐵造記念館は木造の小さな建物です。前庭には小さな銅像があり、其の横にすみれが植えられた花壇がありました。

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原稿や芝居の台本を書いたのでしょうか、机やステレオが展示され、主題歌「すみれの花咲く頃」が歌われた「パリゼット」のポスターが飾られています。

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部屋を移るとレビューの台本や宝塚のスター達の色紙、雑誌などが飾られています。

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フェアレディーZを開発した片山豊氏、宝塚歌劇団に入り素晴らしいレビューの数々を作り上げた白井鐵造氏、どちらも私達に今も夢を与えてくれる仕事をした人です。杉や檜に覆われた山の中の小さな町から素晴らしい人物が誕生したことに感激し、感謝をします。
私達が世の中の役にたつ何かをするには、生まれや環境ではなく、其の人の志だということを考えさせられる白井鐵造記念館への訪問でした。





テーマ : 静岡県
ジャンル : 地域情報

一年の始動

お元気ですか?

正月も4日目を迎え、仕事始めの方も多かったことと存じます。
正月、いろいろな過ごし方があって、それぞれに家族との団欒があるのでしょう。それぞれの幸せを感じながらの正月を迎えられたら1年を頑張れますからね。

我が家では、お節料理も終わりスペインの醸造家がつくった日本食に合う wabisamba と言う名のワインを楽しみながら海鮮丼を作って〆としました。いつものワインブティックで紹介されたワインですが、鮪には合いましたが、鯛やイクラには今ひとつ。でもウニには頑張っていましたしなかなかでしたよ。もちろん一ノ蔵ともあわせて楽しみましたけどね。

パートナーさんがご機嫌になったところで、先輩お友達に電話。年賀状をいただいていますが、やはり親しい方の声を聞きたいというのも人情。当地に来てすこし寂しい思いもしているパートナーさんのお仲間に電話をします。私達は培ってきた時代とそれを共にしてきた友人を忘れることができません。本当に心の支えなんです。

少しお酒の入ったほぐれた気持ちで携帯の電話を押します。懐かしい人の声。電話の向こうと此方とでお互いうるっときています。あぁ、私たちはなんて素敵な人達に囲まれているんだと。パートナーさんは涙ぐんでさえいます。

私達は今沢山の課題を抱えています。隣国との問題、環太平洋諸国との未来、世界規模での政治と経済との連携。確かに難しい問題ではあるのですが、困難を一緒に乗り越える姿をお互いに認め尊敬しあった時に時代は変わると私は思っています。私達個人個人に新年を共に祝える仲間がいるように、隣国、世界が一緒にこの地球の、宇宙の安寧を喜べる日が来ることを、私は心の底から本当に願いそのために努力することを誓いましょう。

世界の平和を一人一人が我が事と喜べる今年でありますように。

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

初夢に願いをかけて

おめでとうございます。

2日の日の夢見があまりしっかりしていなかったので、今日が初夢、いい夢をみようと意気込んで眠りにつきました。2時頃うっすらと夢を見ていたのですが目が覚めたので起きだして1時間ほどあれやこれやとし、再び布団に入って再チャレンジです。

舞台は学校のような建物。いくつも分かれた教室のような部屋に人が居ます。どうやら地域の文化活動に使われているようです。そこに入ってきたのは弁護士のN先生。東京時代によくお世話になっていた方です。着替えて隣の部屋に移るので一緒について行ってみると、30人ぐらいの人が合唱の練習をしています。同じ事務所の若手の弁護士が2~3人思い思いの衣装を着て歌っています。「へぇ~先生方は歌を歌うんだ」とちょっと愉快になっている私。さっきの部屋に戻ると、近所から集まったおばちゃん達がおしゃべりしながら手芸のような手作業をしています。
廊下を渡り別な部屋に行くとそこは教室。教室机が並び授業を受けようと座っている人達。私も席についていましたが、あまり授業が面白く無いのか教科書を机に仕舞い廊下に出ます。すると先程の合唱を練習していた人達が音楽室から出てきて何処かへ移動するようです。N先生もいます。若い女性の先生が(名前は忘れてしまいましたが同じ事務所の弁護士さんです)「これから行くところです」と私に教えてくれましたので、ついて行くとそこは体育館。先生達は段上に上がって歌を歌うのでしょう。私はパーテーションで仕切られた展示ブースを覗いています。


目が覚めると何時もよりちょっと寝過ごしていました。懐かしい先生方にも会えたしまぁ良いでしょう。初夢は予知夢ではないでしょうけど、今年の夢は弁護士がキーワードのようです。何か仕事にからんで弁護士の力を借りるようになるのでしょうか。夢に出てきた東京の弁護士には当地の弁護士事務所を紹介していただいています。
もっと大きく活躍する年に出来るといいですね。

テーマ : 謹賀新年
ジャンル : 日記

一富士二鷹三茄子

おめでとうございます。正月2日目です。

朝、布団の中で初夢のことを考えていました。夢は見たのですが、仕事がらみの映像が頭に残っていたので「ええいこれは初夢じゃないぞ」と自分に言い聞かせて起きだしたところです。
ネットを検索してみると、大晦日から元旦の朝に見るのが初夢という説や年越しを起きて迎えるようになっために元旦の夜、2日の朝目覚めた時の夢が初夢というもの、加えて3日の朝というのもあります。
私は2日の朝説をとっていたのですが、今日は夢見が楽しくなかったので3日の朝説に宗旨変えをしましょう。

そんな取り留めの無い正月を迎えていますが、初夢ついでに「一富士二鷹三茄子」が心に浮かんできました。もちろん食いしん坊のわたしですから、この茄子はどんな茄子だろうなんてまたしても食い意地話。

まぁおめでたい夢ですから富士山は分かりますね、鷹もなんとなく勇猛なところからなんて想像しますが、茄子が分かりません。そこで、ネットで調べて見ると、初夢は七福神の乗った宝船を枕の下に入れて寝るといいのだそうです。
そして、富士山信仰、富士講のあった駒込富士神社のあたりには、鷹匠屋敷もあったので二鷹、さらに駒込には駒込茄子という名物であったとか・・・。へぇ駒込は大賑わいですね。

ちょっと話は変わりますが、確かに東京には富士見坂があちらこちらにありますし、富士山に見立てた小山があるところがあり、木花咲耶姫なんでしょうか、鳥居がたっていたりします。ご興味のある方は東京の富士講の後を巡る東京見物なんていうのも粋なものですよ。

江戸川柳にも詠まれた「一富士二鷹三茄子」ですから、駒込の若旦那なんかがいそいそと句会にでかけてお目出たく興じていたのが目に浮かびますが、どうして茄子?ってやっぱりちょっと笑いを誘います。実は私は徳川家康の茄子好きを写したものと思っていて、ならば徳川家康が愛した「折戸ナス」ではないかと考えています。(駒込のみなさんごめんなさい。)家康は鷹狩も好きでしたし、江戸に移る前、愛知、静岡と転々としながら富士山を眺めていた徳川家康。囚われの身から徳川300年の礎を作った出世人と考えれば家康が好んだ「折戸ナス」はなんだかお目出度く初夢にふさわしいのかも知れません。

さぁ、今夜もあと僅か。お節とワインの2日目も無事楽しみましたから、明日の朝には良い夢がみられるでしょうか。鷹に乗って空を飛ぶ夢なんかいかがでしょう。ついでに茄子の田楽で舌鼓なんて・・・。

皆さんも素敵な初夢を楽しまれることを。

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

寿ぐ

明けましておめでとうございます。

皆様はどのような元旦をお迎えになったことでしょう。

当地は全く穏やかな元旦。なんだかそれだけで幸せな予感です。
道場の新年射会、スポーツジムでの初エアロビクスと元旦を楽しんだ後はおせち料理で宴会です。

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我が家の場合、おせち料理のお酒はワインになります。
プレの昨日はアルゼンチンのシャルドネでしたが、今日はブルゴーニュの赤、ルロワのワインです。
2002年のブルゴーニュはちょうど飲み頃になっていて口当たりが軽く透明感を持っています。我が家のおせちに確りと合って我ながら良い選択でした。

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ワインが程よく空いたので、日本酒にバトンタッチ。今年の日本酒は宮城県の一ノ蔵です。
正月用にと先日馴染みの酒屋さんに寄って店主と話をしながら選んだのですが、やはり東北の復興が頭によぎります。ご主人によると、一ノ蔵はまだ良い方だったそうで、お付き合いのある酒蔵では上手く酒造りが出来ないところもあるそうです。酒造りは文化です。たかだか数十年の経験しかない原子力発電による事故で途絶えることの無いことを切に願います。

器は金沢の能作さんで求めたもの。パートナーさんは硝子の器だったのですが比べて見ると能作さんの酒器はお酒がまろやかに感じられます。

今年一年、私の夢もまろやかなまま移ろう事ができますよう。
皆様にも幸せの多からんことを。

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杣人のNuages

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