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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
Nuages・・・雲のようにふんわりとしています

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上手な文章の書き方?

お元気ですか?

ブログを始めてもう7年ほどになる。それまで日記も書いたことがなかった私がよくも続けて来たものだと思うが、これまで来られた理由は3つある。一つはブログで出会う人達。私と違う様々な人達を知るのはそこそこに楽しい。もう一つは吐き出し。Nuagesとタイトルにあるように雲のようにとりとめのない私の生活であるが、雲の中は雨や雹が飛び交い静電気がたまっている。これを時々地上に吐き出さなければならない。誰かに迷惑がかからないのであるならば私がぶつぶつ吐き出すことぐらいは許されるであろう。もう一つはキーボード。これがノートに鉛筆や万年筆で書くのであるならばこうは続かなかったであろう。

さて、こうして続いてきた私のブログであるが、時々過去のものを読み返してみて、我ながら上手く書けていると思うものと、恥ずかしくなるくらいどうしようも無いものとがある。文章書きのプロではないのだからご勘弁をと言いたいところだが、文章というのはその人の表れであると思うとそうも行かない。自分で言うのもおこがましい気がするが、上手く書けたものとそうでないものの違いは何処にあるのだろうか。


以前、“読書感想文を書くのが苦手だった”という事を書いた事があった。小学生・中学生の頃のことだ。実は今もその気持があって、このブログでも読んだ本の事を書くことが多いが感想を書くというよりその本を読んだ事で思い出される自分の体験を書いている。最近TVで読書感想文の書き方を指導する番組を見たが私が子供の頃の学校ではそんな授業はなかった。実は小学4年生の時に運動会の事を作文に書く時間があり、私はとんでもない悪戯をした。どんな悪戯をしたかは此処では触れないが、その経験により私は作文の時間をすっかりバカにするようになった。作文は好きだが、国語の授業の作文が私の中で全くくだらないものになってしまった。以来、大学での論文指導に至るまで学校の中での作文作業というのは楽しいものにはならなかった。

文章を書くことを意識したのは社会人になってからだった。ある人は「中学生が読んで分かる文章」と言う。またある人は「日本人は上司に添削されて文章の練習をする」と言った。そうゆうものだろうかと思い、自分の書いた文章を他人の目で読んだらどう映るだろうかという意識で読み返すようになった。センテンスごとの読みやすさ、意味の伝わりやすさは意識するところで、理屈をこねて回りくどいのは自重した。
ある時期、阿川弘之の本を読んだ。これもブログに書いた事があったが、子供の頃父に連れられて観た映画『山本五十六』が頭に残っていて、阿川氏の『山本五十六』から読み始めて文庫本で入手可能なものはほとんど読んだ。もちろん、戦記ものも良いのだが阿川氏には戦後日本で若い人達が活躍する青春物といえる本が沢山ある。そうゆう作品の当然阿川氏の筆も若く溌剌としているのが私は気に入っていた。阿川氏の書きたいというエネルギーが伝わってくる作品たちである。私は阿川氏の小説を読むことで、文章には作者の書きたいという思いがエネルギーとなって映るものであることを知った。

阿川弘之氏は志賀直哉に師事している。『小僧の神様』ぐらいしか知らず、それもたいして記憶に残っていなかったが、あらためて志賀直哉の作品を幾つか読んでみると、ため息が出た。一つ一つの文が無駄なく美しい。そうゆう文が集まって作られた短編は力強い文章となって私の前に世界を映した。それ以来志賀直哉の文章は私の目標である。


何を書くのかという確りした思いと、表現するための無駄のない文章。言葉を並べて飾るのではなく素直な表現こそが読む人に伝わる力のある文章を生み出す基本である。
はたして私の文章は読む人に伝わるものだろうか。そもそも伝える程のものを持たない凡夫が何を書いても仕方がないのではないだろうか。そんな自省を繰り返しながら今日も書いてしまう。



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テーマ : ことば
ジャンル : 学問・文化・芸術

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