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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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『インターンシップ』

お元気ですか?

満月、スーパームーンと秋の夜空を楽しんでいますが、朝は冷え込むようになってきました。昨日車を運転しながらラジオをつけると秋の味覚きのこの話題、焼き椎茸やしめじのグラタン、舞茸や平茸を使った料理が紹介されます。鍋物にも良いですね。私は何種類かのきのこをコンソメで煮た料理が好きで作るのですが、複数のきのこを一緒にすることで味の深み旨味が増してそれはそれは美味しいのです。秋ですね。

『インターンシップ』という映画を見ました。2013年のアメリカ映画、コメディーです。ヴィンス・ヴォーンという俳優さんが製作・脚本・主演を務めているのですが、私は記憶にない俳優さんです。共演のオーウェン・ウィルソンさんも知りません。
お話しは軽く、腕時計のセールスマンコンビであるビリーとニックは会社が倒産して失業し、ビリーはニックを誘ってGoogleのインターンシップに応募することに。優秀な人材が集まるインターンシップで中年のITには不慣れな二人が奮闘することに。ほかの応募者とグループ分けされて課題に取り組むなかコンピューターは得意でも現実の人間関係に疎い若者に中年オヤジがチームとして動くこと、情熱を燃やすことの力を伝えていきます。

ストーリーは絵に描いたような(ていうと絵に悪いくらい)筋書きの見えるもので、ある意味どっぷり安心して期待もドキドキもなく見ることが出来ます。Googleってこんな会社だよとまでは見えませんが夏のインターンシップで学生がチャレンジする風景はある意味コマーシャル映画と言っていいでしょう。何にも考えないで見られて何にも残らない映画。そんな『インターンシップ』でした。

ところで最近私のパソコンはGoogle Chrome の調子が悪く、複数のサイトを開いているとフリーズしてしまいます。症状を検索して同じようにフリーズを経験している人の解決策を参考にして少し良くなったようですが、それでも完全ではありません。こうゆう基本的なトラブルは結構ストレスが溜まりますね。パソコン初期の頃はハードもソフトも結構自分で直していましたが、最近は高度化していますし頭の体操と思えるほど余裕もないので、少しイライラしてしまいます。パソコンもまだまだ進化の途中ということを感じざるを得ません。もっと未来が近づきますように。Googleさん頑張ってね。

ではまた。

あっ思い出しました。おまけです。
パソコンのソフトやハードをいじっては面白がっていた昔、あれやこれややって頭がヒートしてくるとさっさと寝て早朝に再チャレンジして巧く行くという事が良くありました。寝ている間に人間の脳もデフラグがかかるんだと実体験しながら感心したものでしたが、映画の中でGoogleの建物の中に仮眠スペースがあります。眠りすぎはいけませんが、効率よく仕事をするためにも仮眠はお勧めですね。3時から起きて映画を見ている私にもお昼寝は最高です。

では、また。
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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

『チャイルド44』 トム・ロブ・スミス

お元気ですか?

何か読みたいと喉の下あたりで乾いた欲求を感じて、あれ私はこんな形で体が知らせるのだったかなとちょっと面白く思った。体や心の動きを見るのは好きだが年齢を経て自分の事はわかっているつもりだが時々改めて知ることもある。
この時も何も本を読んでいなかった訳ではなく、その時読み調べをしていた状態から少し離れたくなったからなのだった。そこでいつもお世話になっている「探偵小説三昧」さんにお邪魔し『チャイルド44』を知る。

『チャイルド44』はケンブリッジ大学在学中から放送作家をしてきたイギリスの作家トム・ロブ・スミスのデビュー作で17か国で翻訳されたり映画化もされるなどいきなりヒット作になったという。期待をもって読み始める。

「探偵小説三昧」さんに詳しいが、こんなお話し。
スターリン政権下のソ連、戦争の英雄として国家保安省に務めるレオは部下ワシーリーの奸計によりモスクワから地方都市の人民警察に左遷される。そこでレオはモスクワ時代に係った児童殺害事件と同様の事件が起こっていることを知り捜査を始める。しかし理想の国家であることを標榜するソ連に犯罪は存在しないという建前をとる警察は事件そのものを隠蔽しレオの捜査も妨害する。さらにワシーリーによって執拗に攻撃をしかられレオと妻のライーサは国家に反逆する犯罪者として追跡され命を狙われる。

物語は幾つもの要素をもって展開するが、私が一番に恐ろしく感じるのはスターリン主義のもと恐怖政治の中で生きている人々の姿だ。息のつまるその世界は密告と沈黙で命を守ることを当たり前にしている狂気の世界。読んでいるだけで苦しくなる程だ。読みながら浮かぶのはソルジェニーツィンの『収容所群島』だ。もう一つは連続する児童への猟奇的殺人。犯人像が描かれないまま物語が進むので読者は犯人の心理を知るすべがない。捜査官と犯人の攻防追跡劇を描いているわけではなくそこに作者の計算がある。家族の愛情についても普通ではない。レオと妻ライーサも当初恵まれた夫婦のように描かれるが次第にお互いの心の裡が明らかになり猜疑心を知る。レオと両親の間にもなにやら事情があることが分かるが、そこにも時代の闇がある。

時代、国の政治体制、個人の心情などを深く織り込んだ読み応えのある作品だ。

読み終わって私たちはスターリン主義の時代にあのような国に生まれてなくて良かったと素直に喜べるだろうかと思った。世界中のいたるところで人権を踏みにじる言動が横行している。極端な民族主義者が政党を作り(つまり支持する人々がいて)国が違う民族が違うといって排斥しようとする。国内でもヘイトスピーチが問題になってきた。子供のいじめ問題には憂う人が同じ口で隣国の人を傷つけているかもしれない。
絆とかつながりという言葉が口々に言われるが何をもって絆というのか、つながる主体であるそれぞれの個はどのような姿なのか、内容の無い社会が力を持ったとき個が失われてゆくことを警戒する。


それにしてもいつもいつもブログ「探偵小説三昧」さんにはお世話になっている。実はさっき戸川昌子の『黄色い吸血鬼』も図書館に予約した。戸川昌子は今まで読んだことがない。こうゆうきっかけを与えてくれるブログは長くお付き合いしたいし、大切にしたい。


ではまた。


テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

糸魚川探訪 物産編

お元気ですか?

旅先で土地の食べ物を楽しんだりお土産にお菓子を買ったりという事は誰もがすると思います。我が家の場合はお土産を差し上げるようなお付き合いが少ないので、もっぱら自宅用にという事なのですが、そうなるとお菓子類はほとんど興味から外れます。
では何をというと、以前は日本酒が一位だったのですが、ここ数年は味噌と醤油が定番となり揺るぎない位置を得ています。

今回も行く前からパートナーさんは味噌と醤油を買うのを楽しみにしていました。

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決して沢山買うわけではありません。味噌一袋と醤油一本。今回買ったのは糸魚川市横町に古くからある山沢商店さんの米みそと同じ横町の斎藤味噌醤油醸造店さんのマルエスしょうゆ。特に味噌は米どころならではの上質の米麹が持ち味なのでしょうとても優しい味なのです。醤油も辛すぎずお刺身にも煮ものにも使いやすい味です。

そんな買い物に一緒に歩いてくれた従妹が、お勧めしてくれたのが次の二品。

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まこちゃんうどんと最後の一滴という商品名のいしるです。この二品は新潟県立海洋高校の生徒さんたちが授業や部活を通じて産学共同で開発したもの。まこちゃんうどんというのは生徒さんが真昆布の養殖をしそれを粉末にしてうどんに練りこんでいます。パッケージの説明書きにはゆで汁が蕎麦湯のように飲めますと書かれ、味噌汁や湯豆腐、おかゆに加えて出汁のように使う事が出来ると書かれています。昆布の成分がゆで汁に出ているのですね。

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最後の一滴いしるには上の案内文が添えられていました。いしるやしょつる、ナンプラー、いわゆる魚醤は原料になる魚の違いで味や風味が全く異なってきます。鮭のいしるとは高級な感じもしますし味も癖がなく漬物や冷ややっこなどにそのままかけてもとても美味しい出来でした。
水産学校が産学共同で商品化したもので有名なのは鮭の中骨缶詰ですが、新潟県立海洋高校の皆さんが作ったこの二品もぜひ全国的に販路を広げて糸魚川を宣伝してもらいたいですね。それだけの商品力はもっています。

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糸魚川に帰ると必ず買ってくるものに蕎麦の乾麺があります。十日町のへぎ蕎麦は有名ですが、糸魚川でも昔から同じようにへぎ蕎麦が食べられていました。今回もスーパーで何束か買ってきたのですが、ご紹介するのは十日町の日の出そばさんの商品。これは叔母から頂戴したのですが、ふのりが練りこまれています。丁寧に慎重にゆでて冷水でしっかりしめてざる蕎麦にしていただきましょう。普段は地元スーパーで安い乾麺に甘んじている私も新潟の蕎麦を食べるとあぁ蕎麦って美味しいなと幸せ感に満たされるのです。東京で更科や砂場の蕎麦を食べるのとはまた違う楽しみです。

こうゆう故郷の美味しいものを買い求め家に帰ってからもしばらく楽しむことが出来る調味料や食材は自宅用のお土産には最高。物産展やアンテナショップで買うというのもわかりますが、故郷に帰って買ってこそのお土産なのです。

そんな幸せを車のトランクに仕舞、あぐりいといがわ汐路ぶどう園というところで買った葡萄をつまみながら帰宅の道を走らせます。

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車の中でお菓子や飲み物は眠気防止、気分転換に必須ですが、以前サービスエリアでプチトマトを買ってからお菓子よりもいいねという事に我が家ではなっています。今回は葡萄を買ってみました。一口で口に入りますから運転しながらでも大丈夫ですし、なかなか良いですね。
故郷の葡萄農園の巨峰を頂きながらの帰路。反対車線には行楽の車が渋滞していますが、私たちはスムーズに流れています。


皆さんはどんな連休をお過ごしになられたでしょうか。ではまた。

糸魚川探訪

お元気ですか?

父の四十九日も終り糸魚川の親戚にお礼に行ってきました。今まで連休に遠出をすることはなかったのですが、新幹線効果もあり金沢や富山へゆく東海北陸自動車道は混んでいるかもしれません。朝6時、お握りを持って車で出発です。
東名を西に行き愛知県、岐阜県、石川県、富山県と北上して行くのですが、心配するほどは車が出ていません。それでも飛騨高山の手前で少し渋滞になりひるがの高原SAは混雑しています。そんな行楽の車は白河のあたりで下りてゆきます。
富山県に入ると立山連峰を右手に見ながら海へ向かってまっしぐら。私はこの道が好きで、此処までくると帰ってきたぞという気持ちになるのです。

糸魚川に着き、駅前を回ると街の様子はすっかり変わっていました。
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新幹線の駅舎は大きく在来線は見えません。駅前の古くからあった旅館は無くなり、以前紹介したことのある夫婦釜めしの駅弁屋さんも見えなくなりました(これはショックです)。駅前から海沿いの国道に出る道には様々な石がならび、説明が添えられています。フォッサマグナを中心としてジオパークの街であることを意識したものです。これは好感がもてるのですが、気が付く人がどれだけいるでしょう。

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駅の南側には大糸線で活躍したキハが展示されています。車体の色は市民にアンケートをとり決めたのだそうですが、皆さん自分の思い出と重ねたのでしょうね。大糸線は松本から中央線で新宿につながります。登山をする方は新宿駅にアルプス広場があるのをご存知だと思います。私は新宿駅を利用していましたから夜のアルプス広場に集まる登山家たちを見ていつも羨ましく思っていました。

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新しくなった糸魚川駅にはキハと共に楽しい広場が出来ました。子供のおもちゃプラレールを市民の方から集め飾ったのです。駅がぐっと身近になりますね。

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プラレールだけではなく、糸魚川の駅前や東京の街をジオラマで作り模型の汽車を走らせています。ジオラマを走る汽車は子供たちが親と一緒に運転することもできますし、自分の模型を持ち込んで動かすことも出来るようです。連休で賑わっていましたが、普段はもっと空いているでしょうから趣味をお持ちの方は是非糸魚川駅にお出かけください。

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糸魚川駅から歩いて行けるところに、相馬御風の暮らした家が記念館として残っています。早稲田大学の校歌や「春よ来い」などの歌、良寛の研究家として知られる相馬御風です。私の伯父は御風の息子さんと同級生でよくこの家に遊びに行ったと言っていました。そんな事を思い出しながらお散歩を続けると郷土の食品、車麩の老舗などもあります。古い建物ですが趣を感じます。

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さて、糸魚川を紹介するときにどうしても宣伝したいフォッサマグナミュージアムという処があります。フォッサマグナというのは日本列島を横断している深さ6000mにもなるもので列島誕生の成り立ちと関係し、西側が糸魚川‐静岡構造線と呼ばれています。ナウマン象で名を残しているナウマン博士が発見したことでも有名です。糸魚川はヒスイが採れることでも有名ですが、これはフォッサマグナに大きく関係しています。そのミュージアムが今年の3月にリニューアルしました。以前は地球規模の地質学的展示がありそれはダイナミックで私は大好きでした。今回のリニューアルではヒスイの種類や出来方、そしてフォッサマグナの成り立ちに焦点が当てられ糸魚川にある意味がより明確になった感じです。私の糸魚川お勧めの第一位ですから是非楽しんで頂きたいと思います。

ではまた。

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

『鹿の王』 上橋 菜穂子

お元気ですか?
当地台風の影響で先日から雨が続いています。家の周りの側溝や田んぼ沿いの道では水があふれているところも見られます。携帯電話には市からの避難勧告が出た、解除になったと日に何回もメールが届くのでサイレントモードにしてしまいましたが、これってよろしくないのではと自問してしまいます。しかも先ほどは震度3の地震もありました。地震情報は携帯には来ないのですね。私としてはこちらの情報の方が知りたいのですが・・・。

上橋 菜穂子さんの『鹿の王』を読みました。パートナーさんが頼んで待っていたのですが、図書館で300人待ちぐらいの人気本。本屋大賞を受賞したからでしょうか。
上橋さんの本は 『精霊の守り人』をパートナーさんが読み、私もシリーズを読みました。民俗学に裏付けられた世界が緻密に描かれていて面白く好きだったのですが、本で読んだのはそれだけ。後にNHKで『精霊の守り人』と『獣の奏者』のアニメ版が放送され見ましたが、文章で描かれるものとはやはり違います。

今回の『鹿の王』も文章で読んでこそという作品です。テーマは生命。どのような経緯で上橋さんが生命について描こうと思ったのかはわかりませんが、人間の体を森にたとえたり、免疫やウイルスの話から異なる生命が共存していることに触れたりもしてダイナミックなとらえ方が上橋さんらしい世界観を通じて描かれます。当然民族が対立拮抗する社会も病原体が宿主を殺したり共生したりさらには変容することと関連させられながら描かれています。
児童文学の賞を数多く受賞されている上橋さんですが、本書は大人向けの本でしょう。

パートナーさんは主人公のラストの姿にほっとしたようです。
図書館にはまだまだ待っている人が沢山いますので、私は急いで読んだのですが、人物相関図や組織図を書きながら読んでも面白いかもしれません。

ではまた。




テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

第十回特別弔慰金

お元気ですか?

当地昨夜は地震があり、テレビをつけると御前崎で震度3当地を含め周辺地域は震度1です。東海沖地震はいつきてもおかしくないと言われていますし、先日から雨が続いているので、こんな時に大きな地震がきて家が倒壊したらと漠然とした心配をしています。東京に居たときからパートナーさんとは震災時にどうするかを話し合っています。パートナーさんの職場は建物は耐震工事が済んでいますし、防災拠点の一つですから職場にいる方が安全ですし緊急時の仕事もあることでしょう。私は家が倒壊すれば車で雨露をしのぎアウトドア用の道具を活用しながら生活するようになるのでしょうか。そんな事態にならないことを願います。


二週間ほど前に従妹から電話があり、国から戦没者家族に特別弔慰金が出ると教えられました。今回で十回目になるのだそうです。これまでは実家を継いだ伯父とその子供が受け取っていたのですが、今回は私の父に受給資格があるのだそうです。従妹は私の父が亡くなっていることから妹にあたる自分の母親に資格があると思っていたのですが、実はこの弔慰金の実施基準日が今年の4月1日であり父が生きていたため父に受給資格がありその後亡くなったため資格が子供である私に移ったということなのです。
私は実家の伯父がこれまで弔慰金を受け取っていたことを遠くに聞いていましたが、戦後70年になってまだ国が弔慰金を出していること、父にその受給資格がありそれが私に引き継がれるという事は全く想像もしていませんでした。新聞はとっていませんし、市の広報も丁寧に読んでいませんから、従妹から連絡を受けるまで何も知らないでいたのです。たとえ広報を読んでいたとしても自分に関係のあることだとはわからなかったでしょう。
そんな私ですから、従妹から知らされて真っ先に頭に浮かんだのは、私が受け取っていいのだろうか本来なら叔母が受け取るべき筋合いのものではないのだろうかという思いでした。戦争の時、軍人となった男兄弟の留守を長女と二人で守ったのは叔母です。生き残った伯父と父は深く感謝しながら戦後を生きてきました。その叔母も高齢ですからもし次に弔慰金の出ることがあったとしても生きて受給出来るかどうかはわかりません。それを戦後生まれの私が受け取っては申し訳ない気がするのです。
従妹もその辺の私の気持ちを察していて、市役所の人に私が受け取りを断り叔母にその権利を譲った場合はどうなるのかと訊いたようなのですが、どうやら受給権利の譲渡は出来ないらしいのです。

そんなことで、第十回特別弔慰金を受け取る手続きを私がすることになりました。

従妹の電話で初めて弔慰金の存在を知ったばかりですので、まずは自分でも内容を確認し自分の頭で理解しなければなりません。まずはネットで第十回特別弔慰金について調べてみます。驚いたことに厚生労働省のサイトよりも各市のサイトが最初に出てきます。一通り読み内容が分かりましたので、実際に市役所に行って話を聞いてきましょう。

市の社会福祉課に行き「特別弔慰金の事で相談に来た」というと担当者のところに案内されます。伯父二人が戦死していること、今まで実家の伯父とその子供が受給していたが今回私の父にその受給資格があり、亡くなったため私がその資格を受け継いでいると教わった事などを家系図を示しながら話します。担当の方は「だいたい理解されているようですね」と言いながら「第十回特別弔慰金請求に係る戸籍関係書類について」という用紙と「親族関係確認票」という用紙を用意して家系図と私の話をもとに確認票に名前を書き込んでいきます。この作業で弔慰金の受給権者の順位が判るのですが、父は戦死者とは兄弟なので6番目、叔母は結婚していますので10番目になるようです。
私にとって幸いだったのは確りした家系図がありそれをもとに話が出来た事と、担当者が制度を深く理解されていてとても親切な方だった事です。私が相談している最中にも別の係の方が担当者に確認をしに来たりしています。どうやらリーダー格の方のようです。
担当の方は私と話をしながら、弔慰金の請求書や遺族の現況の申立書など必要な書類に鉛筆で薄く下書きまでしてくれます。こうゆう書類は普段書くことがありませんから説明を聞いただけでは直ぐに理解できません。家に帰っていざ書こうと思うと「あれここはどうだったけ」と戸惑う場合が多々あります。そういう意味でも相談に行って親切な担当者に当たったのは良かったのです。

こうして揃える書類が分かりました。父と戦死した兄弟の関係を明らかにするため新潟の市役所に父の親兄弟が載っている戸籍謄本を、函館からも父が亡くなった事の分かる除籍謄本を取り寄せ、そして東京から私と父の関係が分かる為に私の戸籍謄本を取り寄せます。
そして、その戸籍謄本を確認しながら亡くなった伯父や叔母の生年月日や死亡日を申立書に書いていきます。最近の戸籍謄本はコンピューター化されて綺麗な字ですが、昔の戸籍謄本は手書きだったりタイプだったりしています。特に手書きのものは漢数字が小さく書かれていてしかも癖のある字は判読が難しいのもあります。それでも一つ一つ確認しながら書類を作っていきます。

今日、揃えた書類を区役所にもって行きました。相談をしたところとは違うのですが丁寧な対応をしてくれます。内容をチェックし、日付と判を押して完成です。書類は上司のチェックを受けるのだそうですが、私が疑問に思って空欄にしておいたところも上司の判断を仰ぐようです。
最後に私が「書類が通ったら何か連絡が来るのですか」と訊ねたら、「国の審査もありますから一年ぐらいしたらお知らせが届きます」とのことです。なんと気の長い話でしょう。

私が相談をしている時に他のテーブルにいらしていた方は皆さん高齢の方でした。新聞を見て来たという方や以前の弔慰金をもらった事があるという方もいらっしゃいました。私などはきっと最年少のほうでしょう。弔慰金支給のニュースを見て自分に受給資格があるかどうかを調べる事から始まり、戸籍謄本を取り寄せるなどお年寄りには面倒な作業が多いです。きっと貰いそびれる方も多いのではないでしょうか。厚生労働省のHPに「特別給付金・特別弔慰金一覧」というのがあり実績が判るようになっています。ご興味のある方は御覧ください。

今回の「第十回特別弔慰金」は年5万円で5年間に渡って支給されるのですが、皆さん長生きして最後まで受給できる事を願います。

ではまた。

テーマ : 伝えたいこと
ジャンル : 日記

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