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杣人・somabito

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『堕天使は地獄へ飛ぶ』 マイクル・コナリー

お元気ですか?

西日本一帯に被害を及ぼした豪雨。被災した方々にお見舞い申し上げます。私には親戚や友人はいないのですが、それでも知り合いには岡山や広島の出身の方、九州や四国に住む方などがいますから少なからず気になる事。早く平穏な日常が戻ることを願います。

久しぶりに本屋さんに寄ったら平台に「新潮100選」や他の出版社の同じ企画が対比されるように並んでいました。パートナーさんは学生時代に「新潮100選」を読んだことを今も懐かしく話しますが、夏休みなど学生でまとまった時間がある方など集中的に読書に取り組んでみるのには都合の良い企画かもしれません。読書になじみがない方、どんな本を読んで良いかわからず切っ掛けがつかめない方、そんな方にも良いかもしれません。私のように読書の傾向が固まってしまっている方にも思わぬ出会いがあったりするでしょう。平台を眺めながら昔からの定番の本を見て懐かしく思う反面、全く知らない作家の作品があったりして複雑な気持ちになります。私自身これから先の読書ではまだまだ読み足りない古典的作品をきちんと押さえていきたいと思っているのですが、「100選」に知らない本が増えてゆくのは読書好きの一人として少しおいてけぼりを喰らわされている感じです。
そうは思いますが、本との出会いは縁ですし、その縁がどう広がってゆくのかも面白いところなのでたとえ「100選」に自分と出合わない本があったとしても仕方の無い事です。一冊でも良いので一生傍に置いておきたい本と出合う事の方が大事ですし気持ちの良いものです。

先日、友人と話していたら中学生になるお子さんが自分に読解力が足りないことに気づいてどんな本を読んだら良いかと尋ねてきたと言っていました。私自身子供の頃に親に本の相談をしたこともありませんし大人になって誰かに本を勧めたこともありませんので少し羨ましく、素敵な親子関係だなと温かい気持ちになりました。その方は自分が愛読した梨木香歩の『西の魔女が死んだ』をお嬢さんが読んでいるのを嬉しそうに話してくれましたが、親子で本を読みつないでゆけるなんて全く素敵なことだと思います。
この夏、世界中でそうゆう経験をする親子が生まれることを心から願います。

マイクル・コナリーの『堕天使は地獄へ飛ぶ』を読みました。コナリー9冊目、ボッシュシリーズ7冊目です。
こんなお話。
ロサンジェルスのダウンタウンにあるケーブルカー「エンジェルズ・フライト」の頂上駅で死体が発見され、アーヴィング副本部長からボッシュは呼び出されて現場に向かう。そこには黒人で人権派弁護士として知られるエライアスと黒人女性の二人が銃による惨殺された姿があり、緊張した空気が流れている。ロサンゼルス警察にとってエライアスは宿敵ともいえる弁護士で近く市警察を相手にする訴訟が開始されることになっていたからだ。警官による犯行も視野にいれながらの捜査を担当することになるボッシュ。
警察の不正、人種問題など神経質な状況を控えながらボッシュは思いがけない事実を発見してゆく。

またしてもコナリーによって新しい物語を楽しむことができました。警察官自身が捜査対象になる場合どうゆう捜査が行われるのかというのはあまり知る機会が無いように思います。特別監察官カーラ・エントリキンの確認の下捜査をしなければいけないというのはボッシュにとってやりにくい捜査です。しかしボッシュは自分の自由度を奪う特別監察官に職制として理解を示すことで対処します。警察が市民の目を気にするなかボッシュは事実を積み重ねてゆこうとします。組織の思惑と戦わなければならないのもボッシュシリーズの定番です。
一方ボッシュ自身も妻であるエレノアとの関係に悩みを持っています。元FBIの捜査官であったエレノアはギャンブルに身を置くことで心の居場所を得ているのです。
いくつもの読みどころを用意しているマイクル・コナリーはサービス精神満載の作家なのです。

さて、今回のお楽しみの一つはケーブルカーでしょう。「エンジェルズ・フライト」というケーブルカーは世界一短いケーブルカーと言われ、グランドストリート、オフィス街のバンカーヒルと下を走るヒルストリートを結ぶケーブルカーです。全長90.83メートルで乗車時間は数分。オレンジ色の車体に黒で縁取られたケーブルカーは1901年から運行を始め、1996年に再開発で現在の所に移り安全上の理由で2013年に運行を取りやめていたのですが、現在は再開しています。
最近ではミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」にも登場していますから観光名所として訪れる方もいるのでしょうね。

私もいつかロサンジェルスに行ったら此処だ此処だと喜んで乗るのでしょうね。
ではまた。

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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

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