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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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『決着』

お元気ですか?

当地、予報通りの雨が降っています。川に遊ぶ鴨はこうゆうとき何処にいるのでしょう。全く知識がないので分からないのです。川岸は整備されていますし雨を防ぐ木は桜が少し並んでいる程度です。暗い夜、雨に打たれる鴨を思うと少し心配になります。

ディック・フランシスの『決着』を読みました。1993年の作品です。

建築家のリー・モリスの所に競馬場の支配人が訪ねてきて競馬場の売却に反対してくれと頼んでいきます。男爵家一族が経営する競馬場はメンバーそれぞれの思惑の中で存続か否かかが議論されているというのです。男爵家に嫁いでいた母から株を相続していたモリスは男爵家とは距離をおいていましたが、総会に出席したことで一族の渦の中に巻き込まれていきます。

民間が経営する競馬場というのが舞台。ストラットン男爵が経営していた競馬場ですが、男爵が亡くなったことから相続する家族が群がります。発展している地域の中で古びてきた競馬場を売却し不動産益を望む者、観客が集まるスタンドを立て替えて集客を図ろうと思う者、今あるスタンドを使いやすく改修して続けようと思う者、癖の強い男爵家の家族一人ひとりが自分の意見を通し相手を蹴落とそうと争いを繰り広げます。そんな中、モリスは支配人のロージャー等の協力を得ながら一族の対立する事情を明らかにしていきます。

今回の『決着』の面白さは一族の事情を解いていくところにありますが、同時にモリスが連れている5人の幼い子供たちの様子。お互いにいがみ合い脅し合う一族とは対照的に子供たちは競馬場でかくれんぼをして遊んだりします。私も子供の頃競馬場で走り回っていましたからディック・フランシスが描く子供たちの姿がものすごく身近に感じられます。お休みの日の競馬場ってちょっとした冒険空間ですからね。本書の扉をみると「私の孫たちに愛情を贈る」とあります。ディック・フランシスが書きながらお孫さんの様子を思い浮かべていたであろうことがよく分かります。

もう一つは競馬場そのもの。競馬場はそれぞれに顔を持ちます。コースの作り方はもちろんですがパドックやスタンドなど建物も使いやすさ、楽しさといったことも競馬ファンには大事でしょう。コースの内側に池などを配しちょっとした遊園地感覚のコースもあるようです。一族が所有する競馬場もそういったファンのニーズに目をむけるようモリスが言います。エレベーターの設置、使いやすいレストランバーといった設備も重要なようです。

私の遊び場だった函館競馬場は中学生の頃から規模を拡大しました。スタンドを建て替えたり駐車場を広げたりとして集客を伸ばしていき、私の家もそのために移転をせざるを得なかったのですが、残念ながら現在の競馬場に私は入った事がありません。夏に帰省する時には是非競馬場に入り昔の競馬場との違いを確かめてみたいと思うのです。




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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

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