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杣人・somabito

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『風立ちぬ』

お元気ですか?

暑い夏です。我が家ではエアコンを好まないので、ベランダの窓を薄く開け扇風機で風を入れています。そのベランダにパートナーさんが打ち水をすると一瞬熱い風が扇風機によって送り込まれてくるのですが、その一波が過ぎると少し温度の下がった風に変わります。「あぁ涼しい風が入ったね。」と束の間の笑顔です。


ジブリの映画『風立ちぬ』が人気のようです。ブログで感想を書いている人、見に行きたいと書いている人が沢山いて、私も評判に押されてジブリのサイトを見てみます。

宮崎駿監督は子供の頃に東映まんがまつりで見た『太陽の王子 ホルスの大冒険』から気になっている方ですし、『アルプスの少女ハイジ』や『未来少年コナン』ときっと同世代の人と同じ程度に作品は見ているでしょう。『ルパン三世 カリオストロの城』や『風の谷のナウシカ』などの劇場作品も『ハウルの動く城』ぐらいまでは見ていましたね。

さて、『風立ちぬ』は堀越二郎という航空機の設計という仕事を通じて戦時下の日本を生き抜いた男の姿を描いた作品で、実在の人物をそれも長い時間軸で描く点ではこれまでのジブリの作品とは一線を画すものとなっているようです。宮崎駿監督が描く空や飛行機の映像は定評がありますが『風立ちぬ』は飛行機の美しさや優秀さを描いた作品ではなく、国家が戦争へと突き進む中一人の夢を持った男が生きていくという作品なのです。
ここに今回の作品の意味があるようです。

以前、宮崎監督とジブリのスタッフの映像を見たことがありました。東日本大震災直後の映像で『コクリコ坂から』の製作途中に発生した震災にスタジオは制作が中断する危機に見舞われ、会議では休業の提案がなされます。しかしその意見に断固反対したのが宮崎駿監督だったのです。「映画を作っている現場を放棄してはいけない」監督は厳しく言い制作を続けます。今回『風立ちぬ』のサイトにある企画書を読みながら、宮崎駿監督の心の奥底にあるものはこれなのではと感じました。堀越二郎にしても宮崎駿監督にしても自分の仕事をすることで生きる。その時、軍国主義に突き進む国や震災などがあったにしても仕事を忌避したり中断したりしてはいけない。逆にそう言う情況にあっても仕事をし続けることによって自分を強くして行かなければならない。
宮崎駿監督は現在の日本を『風立ちぬ』の頃と非常に似ていると危惧をしているそうです。監督の発言を一つ一つ知っている訳ではありませんが、『風立ちぬ』から私がメッセージを受け取るとしたなら、「自分の仕事を貫徹せよ。仕事をし続けることによって生きろ。」ということなのでしょうか。
“仕事をすることによって生かされろ”という言い方も浮かびましたが、やはりここは“生きろ”なのだと思います。


もう一つ。『風立ちぬ』のプロダクションノートに鈴木敏夫プロデューサーによる手書きの文字が作品に織り込められていて、良寛の「天上大風」という書なのだと書かれています。良寛は私が子供のころから親しんだ禅僧です。

天上大風

子供の遊ぶ凧に書いたとも伝えられる書です。ちょうど『風立ちぬ』の時代相馬御風によって広く紹介され再評価を得た良寛ですから、「天上大風」はその意味も含めて作品とマッチした書といえるでしょう。
いつまでもふわふわして定まることを知らない私のNuagesとは随分違うようです。

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