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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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『屍鬼』二巻目

お元気ですか?

各地で豪雨による被害が出ているようです。皆様のところはいかがですか?
当地は日照時間の多いことで知られる土地で雨が少ないのですが、今日は朝から一日降り続いています。蒸し暑いくらいは我慢しなければなりませんね。

小野不由美さんの『屍鬼』二巻目を読み終わりました。一巻目は外場という村の様子や登場人物の紹介と事件の発生でした。二巻目は事件が急拡大していきます。貧血と倦怠を主な症状とし数日のうちに死に至る謎の病気が村を襲い、医師である尾崎敏夫は為す術もない自分に次第に焦りを感じていきます。村の人も増えつづける死者に何かが起っていると訝しく思うようになってきます。しかし、村を襲ったのは病気だけではありません。突然村を捨て転出してゆく村人。深夜にトラックをつけ夜逃げのようにいなくなる人たち。その事実を知った僧侶の室井静信は事件の真相が病気以外のところにあると推測するのです。

『屍鬼』二巻目は次から次へと死者が増えていきその圧迫感が読み進む程に私達に伝わってきます。死が村を取り囲むように得体の知れない壁が村を覆っていきます。その恐怖の真相はまだ明らかになりません。
しかし、ヒントらしい様子は出てきます。一巻では洋館を建て移り住んできた桐敷という夫婦は偶然出会った村の女性が家に誘ってくれたことに礼を言いますがその笑はどこか恐ろしげに見えますし、“まるで言質を取った、というように”「必ず、御挨拶に伺わせていただきます。…近いうちに」と言います。二巻でも、使用人という辰巳がやはり誘ってくれた村の男に“どこか含みありげに”「必ず伺います。どうぞ、よろしく」と言います。
ここで、私たちは西洋の吸血鬼を思い出さずにはいられません。吸血鬼・バンパイア・ドラキュラ・・・彼らは美女自ら窓を開けた部屋に入り込むのです。彼らは襲うのではなく招かれて行くのです。移り住んで来た桐敷の家の者達は吸血鬼なのでしょうか?
さらに、医師の尾崎は友人の死に不審をもった高校生結城夏野と話している時に「あの状態で生き返ったら、ゾンビか吸血鬼だよ。」と言い自分の言葉になにかが引っかかった感じを得るのです。

二巻目では尾崎医師が説明する貧血の諸症状や伝染病など病気に関する表現も興味を持つところですが、もう一つ、桐敷の娘沙子と僧侶室井静信の会話が興味をそそります。作家でもある室井とそのファンであるという沙子との会話は室井の心の中を分析するように進みます。読者としては謎の家族である桐敷の娘が室井に接近し室井も次第に心を許していく様子に気がきではありません。

『屍鬼』二巻。一気に読めましたが内容的にはまだ助走。いよいよ三巻目に読み進みます。

屍鬼〈2〉 (新潮文庫)屍鬼〈2〉 (新潮文庫)
(2002/01/30)
小野 不由美

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ジャンル : 小説・文学

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