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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
Nuages・・・雲のようにふんわりとしています

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怖いもの見たさ・・・

お元気ですか?

寒さが一服したのか、体が慣れてきたのか今日はすこし穏やかな日を楽しんでいます。
とは言っても腰痛はなかなか痛みがとれませんし、強膜炎も再発して本が読めません。さらに肋骨に痛みがあって・・・なんとも情けない状態なのです。

そこで、『新・刑事コロンボ/影なき殺人者』をDVDで見ることにします。よくおじゃましているブログ『探偵小説三昧』で取り上げられていて、「シリーズでも一、二を争うトリックの酷さで有名な本作。」と評されていたからです。『探偵小説三昧』の管理人さんからはこれまでも推理小説や映画のご紹介を得て楽しませていただいています。今回は駄目作品とはどうゆうものなのか、DVDを見て確認してみましょう。

お話は、刑事事件では負けなしと言われるやり手弁護士が愛人の浮気を知り関係を精算しようとして逆に多額の手切れ金を要求されたことから殺害を計画、浮気相手のドラマーを犯人に仕立てようとするが・・・というもの。

殺人の動機なんて他人から見れば陳腐なものが多いだろうが、それにしても大物弁護士としてはレベルが低すぎ。ドラマの展開もコロンボの動きがぶつ切りになっていて問題点に迫る緊迫感が全く感じられずダラダラだと間延びしている。もっとも、犯人で大物弁護士役のダブニー・コールマンはちょっと人のいい憎めない空気をもった俳優さんだから配役に問題があったと言っても良いだろう。「堕ちた弁護士 ニック・フォーリン」のお父さん弁護士である。
コロンボの持ち味であるとぼけた質問で犯人をイライラさせながら絞めてゆく事もなく、このドラマの何を楽しめばいいいの?って感じ。ドラマの最後のトリックもあまりの滑稽さに何をか言わんや。お疲れ様でした。


私はミステリーファンと言うには程遠く、本や映画を見ながら犯人探しやトリックを考えたりしないお気楽者で、登場人物の心象描写や物語の構成のほうにより魅力を感じながら読んでしまいます。筋金入りのミステリーファンの方には笑われてしまうのでしょうが、まぁそれでもテリー・ホワイトを読んではほろっとし、ジョルジュ・シムノンを読んではうなっているので、自分では良しとしています。

審美眼を鍛えるには本当に良い物を見続ける事、というのは骨董、美術品の世界では当たり前の事です。良い物を見続けていると、偽物・つまらないもを見た時になんとも言えない気持ちの悪さを感じます。これは本当にすぐ感じるのです。ここが悪いからいけないから偽物と理屈で判断するのではなく感じ判ってしまうのです。でも、本や映画の場合はそうはいきませんね。読んだり見たりして何がいけないのかを考えなければなりません。

今回見た『新・刑事コロンボ/影なき殺人者』でもっとも足りなかったのは登場人物を理解しようとする姿勢でしょう。何故敏腕弁護士が元ロック歌手の女性を愛人にしているのか、その愛人が浮気していることを知って本当に殺害まで考えるのか、シャンパンの趣味は弁護士にとってどうゆうものなのか、弁護士事務所の助手でパートナーへの昇格を脅し取る女性の心理は・・・そういった登場人物の性格や心の動きをほとんど描くこと無く事件の展開に合わせて人物を配置しただけです。それが見るも無残な駄作になった原因ではないでしょうか。製作者たちが登場人部に寄り添っていなかったのですね。寂しい話です。

さて、『探偵小説三昧』の管理人さんは私のゆるいコメントに対してご親切に「もう一人はピーター・フォークの実の奥さん。こちらはかなり重要な役で出演しております。」と見どころアドバイスを下さいました。
ピーター・フォークの奥さんと言えば、晩年彼がアルツハイマー病を患った時に、娘との間で財産管理の争いをした記憶があります。他のコロンボ作品にも出ていたはずですが、どうゆう人なのか分かりませんのでドラマを見ながら誰なんだろうと想像をめぐらします。
犯人の家の家政婦をしている女性がコロンボの「ゴミ箱を見たい」という話に「奥さんの顔が見たい」と言うセルフがありますからこの家政婦さんが実の奥さんなのでしょうか?なんて思ったりもします。でも、ピーター・フォークが自分の奥さんを家政婦の端役で使うというのは考えにくいですね。
正解は犯人弁護士の事後共犯になるパートナー。シェラ・デニスという女優さんです。滑稽なトリックで加担してしまう役ですね。

久しぶりに見た、『新・刑事コロンボ/影なき殺人者』。作品は駄目ですが、ちょっと楽しい経験でした。

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おまけ)

昔々東国にその世界では有名な企業弁護士がいました。しかし先生と呼ばれるようになると人間魔がさすようで、新しく建てた家を自慢したくて連れてきたのがクラブのお姉さん。仲良く(かどうかは知りませんが)寝室の使い心地を試している折も折、旅行に出かけていたはずの奥様がご帰宅なさりボッカチオも笑う始末に。しかしそこはしっかり者の奥様、大きい家を良い事に家庭内別居を宣言します。先生は子供たちからもそっぽを向かれ可愛いお嬢様の顔を見られるのはお嬢様が出ているテレビ番組だけということに。先生、毎朝こっそり家を出ては事務所でテレビを眺めながら珈琲を飲むのだそうです。
弁護士といえども人間。悪さをしてしまうこともあるでしょう。人間が作った法律を扱うのも結構ですが、どうぞ天罰は我が身に降り注ぐものと覚悟しましょうね。




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テーマ : テレビドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ

コメント

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No title

お粗末様でした…….
コロンボの新シリーズではドラマの面でもミステリの面でもいろいろと?な部分が多くなってきて、優良ドラマを長く続けることの難しさをつくづく感じてしまいますね。

改めて楽しみました

今回はsugata様の記事に誘われコロンボで楽しみました。有難うございます。
ミステリー部分は門外漢ですが、テレビドラマを見渡してみると脚本と人物設定の大切さを感じます。コロンボは人気にあやかりすぎたのでしょうね。
これからも楽しいご指南よろしくお願いします。

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