プロフィール

杣人・somabito

Author:杣人・somabito
Nuages・・・雲のようにふんわりとしています

カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
リンク
ブログランキング

FC2ブログランキング

人気のあれこれ!
月別アーカイブ
最近のトラックバック

『銀河パトロール隊』

お元気ですか?

先に『ベン・ハー』を読んだ事を書いた。小学生の頃子供向けの全集で読んだ事でいつかきちんと読みたいという思いを持つようになったのだが思えば同じような再読の本が何冊かある。中学一年生になった春、図書館に並んでいたSFシリーズを毎日一冊借りて読んだ事があった。『夏への扉』ロバート・A・ハインラインはその中の一冊で、人工冬眠、家庭用ロボット、タイムトラベルといった話に引きずり込まれた。ところが子供用の本はタイトルも改題されていることが多く、図書館の本の場合手元に無いから大人向けのタイトルが分からない。長い間再読を望みながら叶わないでいた。本屋さんでたまたま手にとった本の背表紙に書かれた要約を読んで“この本だ”と再会を果たした喜びは小躍りするほどだった。
特別にSF小説ファンというわけではないので映画の原作を読むか買った本の解説を頼りに広げてゆくのだが、いつも頭の中にあるのは中学一年生のSFシリーズだ。そのシリーズの中に『銀河パトロール隊』もあった。

『銀河パトロール隊』はE・E・スミスの作品で1937年から連載が始まったという。1937年といえはパリ万博が開催された年で、ナチス・ドイツの台頭もあり科学技術が急速に注目されだした時代でもある。ジュール・ヴェルヌやH・G・ウエルズといった1800年代後半に誕生したSFは20世紀に入りスペース・オペラ、スペースヒーローものを誕生さた。『銀河パトロール隊』もその代表格と言って良いだろう。私がこの本を記憶にとどめたのは特殊なレンズを腕につけ様々な光線を駆使し宇宙海賊と戦うレンズマン達、主人公であるグレー・レンズマンのキニスンの活躍、銀河系を所狭しと飛び回る壮大なイメージによるのだが、レンズを通して精神感応で意思を伝え合うことに興味を覚えたからでもあった。私は何時も心の働きに惹かれていたようだ。同時に超高速無慣性飛行などイメージがついていけないものも多くあって必ずしも読みやすい本という訳ではなかった。とは言え、牽引ビームや光線銃、敵の攻撃から守るバリヤーなど現代では分かりやすいものも多い。当時レーダーの技術が開発されつつあり、第二次世界大戦においては日本の敗北の一因にレーダー開発の遅れが指摘されるが、現実の科学技術をはるか先にゆく作家の想像力に敬意を払いたい。

今回読了した『銀河パトロール隊』は東京創元社小西宏訳によるものであるが、奥付に書かれた購入日をみると社会人になってから買っていることが分かる。『夏への扉』同様レンズマンが頭に残っていた私がお給料を貰う生活をはじめ少しばかり自由を楽しみだした時に中学生のSFシリーズを思い出して買ったのであろう。今手元には続く『グレー・レンズマン』と二冊が残っている。ただし、当時この二冊を読了した記憶が無いから途中で止めたのだろ。私にとっては非常に珍しいことではあるがそう確信している。
それだけに、今回この本の何が面白く何が読みにくく感じさせたのかを少し意識しながら読んだ。ファンの方には笑われるかもしれないがやはり銀河を飛び回る手段が私には突飛すぎる。龍のような宇宙人や車輪のような宇宙人といったものはあまり気にならないし牽引ビームなども映画スターウォーズなどでお馴染みになっているから違和感は無い。レンズを通してのテレパシー通信も好むところだ。しかし、どうも宇宙船や宇宙服を着ての移動するその方法がどちらも私にはしっくり来ないのである。
時々集中力を欠くことはあるのだが、今回はゆっくり丁寧に読んだ。それにより壮大なスペース・オペラの面白さというのが沁みるように伝わってくるのを感じる。続く『グレー・レンズマン』も読むだろう。ただ今回の読書で私の中に何が残るのかは全くわからない。


さて、中学生の時に読んだSFシリーズにあった本でやはりタイトルがわからないが心に引っかかっているものがある。家族で宇宙旅行をする話で火星か木星か他の惑星か忘れたが衛星の一つが機械で出来ている。そして衛星の一つに子供が囚われてしまう。夜酸素がなくなる中キャベツのような植物に包まれて酸素を補給し難を逃れる子どもたち。一方母親は子供を探すのに機械衛星?に向かって「人間は子どもと離ればなれになると死んでしまう」という情報を与え機械に子供を探させる・・・。という話であったように思う。『夏への扉』と同様この本とも再会を願っている。

ネットを見ると少年少女向けのSFシリーズや探偵小説への根強いファンがいるようだ。表紙絵とともに紹介しているサイトもあり心躍る。はるか遠く戻ることの出来無い過去への思いもあって食い入るように見るのだが私が読んだシリーズを見つけることが出来ないでいる。可能ならば当時の学校図書館にあったシリーズをもう一度手にとって読みたいくらいだ。出来ることならタイムマシーンを作って小学生・中学生の頃に戻ってみたいのだが・・・。

銀河パトロール隊―レンズマン・シリーズ〈1〉 (創元SF文庫)銀河パトロール隊―レンズマン・シリーズ〈1〉 (創元SF文庫)
(2002/01)
E.E. スミス

商品詳細を見る


スポンサーサイト

テーマ : SF
ジャンル : 小説・文学

コメント

Secret

杣人のNuages

ブログ内検索
 RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ホテル探しに!
クリックをお願いします!
Google