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杣人・somabito

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『イーハトーボの劇列車』

お元気ですか?

正月も6日、日常に戻りつつあります。

NHKで井上ひさしの芝居『イーハトーボの劇列車』を観ました。長年観たいと思っていた舞台です。こまつ座のHPを見て公演があるのは知っていたのですが観に行く事が出来なかったので放送を楽しみにしていました。

『イーハトーボの劇列車』は井上ひさしが宮沢賢治を描いた戯曲で1980年に三越劇場で初演。木村光一演出、宮沢賢治を矢崎滋、父親宮沢政次郎と伊藤儀一郎を佐藤慶、母親宮沢イチと稲垣未亡人を中村たつ、妹宮沢とし子と女車掌ネリを白都真里らが演じています。実はこの初演を私は観て強く心に記憶していました。戯曲が良く書けているのはもちろんなのですが、役者が皆素晴らしいのです。宮沢賢治が抱えていたテーマが重大であるにもかかわらず、井上ひさしのユーモアあふれる台詞を役者どうし呼吸よく演じ、芝居が活きて観る者に伝わってきます。感動しました。

子供の頃から童話『注文の多い料理店』や『どんぐりと山猫』などを経て『グスコーブドリの伝記』『風の又三郎』と進んで来た私は宮沢賢治が好きでした。その宮沢賢治を井上ひさしが書いたのですからはなから好感をもっています。汽車と車掌の使い方、父親との確執と上京の事情、賢治の理想とでくのぼう・・・。井上ひさしの賢治への理解に感心します。

そんな感動の記憶を持っていつか再演を観たいと思っていたのが正月4日のNHKの放送で叶ったのです。

さて、NHKでは先にこまつ座の旗揚げ公演(1984年)である作品『頭痛肩こり樋口一葉』の再演を放送していました。栗山民也による新演出ということなのですが、どうもいけません。主演の小泉今日子の一葉の演技が薄く伝わって来ないのです。他の役者さんも合わせて台詞がすべっている感じです。役者が活きていないのです。
そして、今回の『イーハトーボの劇列車』も同様の感じを受けます。こちらの芝居は賢治をはじめとして方言が使われていますからそれだけでも難しい事と思います。しかしそれ以前の問題として役者に台詞が入っていません。結果として井上ひさしの難しい事をユーモラスに描いた舞台が全く活きていないのです。笑える処で笑えませんし考えなければならない内容も胸に響いてきません。残念です。
何回か再演している演目ですが、役者さんの呼吸も合っていなく一人ひとりが喋っているだけ、相手と掛け合いになっていません。演出の失敗、稽古の失敗でしょうか。
今回はテレビを観ただけですから舞台から感じられる空気まではわかりませんが、少なくとも画面から伝わってくるものにはちょっとがっかりです。テレビということでもう一言加えるなら、役者の位置によって音の拾い方にムラも多くあります。これは『頭痛肩こり樋口一葉』でも同じことが言えました。

今回のお芝居、好きな井上ひさしの戯曲ということもありますし、特に『イーハトーボの劇列車』は初演を観ていることもあり思い入れが強いのも事実です。過去とくらべてしまったかもしれませんが、尚更良い芝居を観たいと思うのです。

こまつ座さん、良い芝居を観せてくださいね。


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テーマ : 観劇
ジャンル : 学問・文化・芸術

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