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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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『時間飛行士へのささやかな贈物』

お元気ですか?

当地の冬は明るい陽射しと強い風。お洗濯物を干すにはいいようでパートナーさんは朝干した洗濯物をお昼過ぎには取り込んでいます。雪の多い北国ではこうはいきませんね。

フィリップ・K・ディックの『時間飛行士へのささやかな贈物』を読みました。ハヤカワ文庫のディック傑作集②です。
自分の父親が宇宙人に乗っ取られるのを見てしまった子供の話『父さんににたもの』、機械が人間に必要なものをなんでも作ってくれるようになった世界が行き着く先はという『自動工場』、自分たちが見ている現実の世界はどこまでが自分の外にありどこまでが自分の頭の中で創造したものなのだろうという問題の『電気蟻』、そしてタイムトラベルを管理する世界を描いた『時間飛行士へのささやかな贈物』など色々なテーマが問題意識深く提示されていて面白い本です。

例へば自分の親が他人だったらと考えるのは例えそれが宇宙人ではなくても子供の頃きっと夢想することでしょう。現実の世界が実は自分の頭の中だけで創造されたものだとしたらと私も子供の頃に考えたものでした。認識や実存について考えるずっと昔の事です。そうゆうテーマをSFというジャンルで作品にするところに私は文学の力を感じます。
先日見た映画『最高の人生のはじめ方』の中でモーガン・フリーマン演じる作家が隣の家に住む少女に想像する素晴らしさを伝える話が出てきます。人間は想像する生き物です。想像することで街を作ったり、車を走らせたり、宇宙にだって出かけてゆくのです。
精神分析医が人間を研究するはるか以前から文学は人間の心を知り、科学者が理論を見つけるはるか以前からSF作家は未来の技術を知っていたのです。これは全て想像の力のたまものです。
子供の頃、自分の部屋が宇宙船になり窓の外に暗い宇宙と探検に向かう星々を想像した時の楽しかった事を私は今でも覚えています。宇宙船ではありませんが、今だってベランダの窓から外を見てはいろんな事を考えます。夜、布団の中で本を読むのに疲れれば、目を閉じて静かに物語を考えたりもします。

もし、そうゆう想像の一切を禁じられたり、出来なくなったらそれこそ私は頭がおかしくなるかもしれません。

そうならないためにも、次は何を読みましょうか。

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テーマ : SF
ジャンル : 小説・文学

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