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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
Nuages・・・雲のようにふんわりとしています

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中島三郎助祭り

お元気ですか?

今日の函館は北海道に寒気が入り込んだため昨日より6度も気温が低下しました。オホーツク沿岸のように雪が降るというほどではないのですが早朝は少し雨が降っています。でも、病院に行く海岸道路、津軽海峡を眺めると空の雲は薄く天気がよくなるかも・・・。函館の人は津軽海峡を見て青森が見えるかどうか、海の雲の様子、函館山の霧のかかりかたなどを見て天気を予想します。私も昔とった杵柄、目が雲の様子を覚えているのですね。

今日は、父の主治医に呼ばれ病状の説明と今後の方向の話し合いをしに病院に出かけました。父の居る病院はちょっと変わっていて介護病棟があります。リハビリ病棟を経て移ってくる終末医療の病棟なのですが、病院のサービス病棟とでも言っていいでしょう。父はその介護病棟にいるのですが、最近病状が大変改善したこと、父が家に帰りたいという希望を持っていることなどを踏まえ、今後の方針を確認する話し合いです。
主治医の説明を聞きながら、時折私が父の意思を確認します。家に帰りたいという希望はわかりますが、毎日の軽いリハビリの様子から判断しても自立歩行は困難で車椅子に乗っての移動。そうなると現在の家の間取りなどを考えても帰宅は困難です。また現在の介護病棟ではリハビリ病棟に比べるとリハビリに多くの時間を使える訳ではありません。制度的にリハビリ病棟に戻るという事は出来ないので、よりリハビリに力を入れるためには転院するしか方法はありません。しかし、父は今の病院が大変気に入っていますから転院などはしたくありません。それに転院してまでリハビリを強化するといってもどれほどの効果があるのかというとあまり希望は持てないのです。結論は現在の病院病棟にお世話になりながら、もう少し車椅子に乗って動く事を父が積極的にする事になりました。食事もベッドでとっていますが、車椅子に乗ってホールで他の皆さんと一緒にいただくようにします。寝たきりを減らすということです。
主治医や看護師さんと一緒の話し合いで、父はせっかく元気になったのですから自分から動こうと少し積極的になるよう約束をさせられました。父の内心としてはちょっと悔しいところもあるでしょう。父の頭の中にはリハビリは誰かにやってもらうものというちょっと間違った考えが残っています。会社生活では長く役職を務めていましたから自分は指示命令をする立場だというのがこびりついています。それが看護師さんたちに対しても“やってくれるもの”という気持ちになって現れます。もともと大きな力に守られ可愛がれて人生を生きてきた人です。私の気持ちの中にも十分生きてきたのだからと甘やかしてもいいじゃないかという気持ちもあります。でも、少し積極的に動くことで(と言っても車椅子に乗せてもらって少し動くだけですが)父の様子がさらに良くなるならここは積極的になって欲しいと思うのが必要なのでしょう。

今年90歳の父。残りの時間をどれだけ積極的な姿勢で生きる事が出来るか。そこに私達家族がどうサポートするか。そうゆう家族の責任を感じます。



さて、病院での話し合いがとても上手くいったので、気分もよく帰宅します。送迎をしてくれる車の運転手さんに、「実は今日中島廉売のイベントの日なので覗いて行きたいんです。」と言ったら、「じゃ、そこまで送りますよ。」と市場まで送っていただきました。
訪れた中島廉売というのは榎本武揚とともに五稜郭戦争を戦った中島三郎助という人物に由来するのだそうで、それを記念した「中島三郎助祭り」というのが、今日と明日の二日間行われるのです。
市場の多くは自然発生的に個人商店が集まって出来、性質が形作られてゆくものですが、中島廉売の場合はどうやら少し違った歴史をもった市場のようです。函館の歴史を調べ応援したくなります。

函館と言えば観光客の方には「函館朝市」が有名ですが、函館の人は朝市では買い物をしません。朝市は観光客相手の店が並び鮮魚もほとんど無く蟹やウニなどの贈物用が高い値段で飾られているばかりです。地元の人が買うのは、自由市場、中島廉売、五稜郭に近い本町市場・・・そういった街中の市場に買いに行くのです。今日遊びに行く中島廉売は昔に比べると随分こじんまりとしてしまいましたが、それでも野菜の専門店、鮮魚の専門店、蟹の専門店とそれぞれの特色を出して頑張っています。

さて、市場を見て歩くのには少し真面目な理由もあります。函館もご多分にもれず郊外に大型のショピングモール(といっても東京や本州の都市にあるのと比べたら悲惨なものですが)が出来。昔の商店街はどこもシャッターが降りています。でも、市場は個人商店の集まりであるにもかかわらず何時も賑わっています。お客さんは専門性を持ちきちんと商品紹介の出来る店には買いに来るということです。大手スーパーがテナントを誘致しながら品揃えや安さで集客するのは大手の論理です。でも古くからやっている個人商店がお客さんの好みを聞きながら薦めてくれたり料理の仕方を教えてくれたりし、客に沿う形で商売をする時、それはとても魅力的なものになります。市場歩きをしながら私はそれを確認し、日本中の地方都市で苦戦している商店街の未来につながらないかと考えているのです。

今日、私はお刺身用の蛸と焼き魚用に鰊、そして煮付け用に鰈を買いました。「一人暮らしだから」と言うと蛸の頭を小さく切り取ってくれて300円。そこに少し足をおまけもしてくれました。鰊も一匹250円。鰈はたっぷりの卵のあるところを400円。今日の夕御飯は鰈の煮付けと蛸のお刺身を少々。なかなか安くつきました。市場の良いところはこうしてこちらの事情を言いながら無理のない買い物が出来るところです。

旅先で市場をめぐる時、なかなか今日のような買い物は出来ません。どうしても旅行客として買ったり買えなかったりするのです。時々市場で見繕って昼ごはんを仕立てる事もありますが、今日のように家の献立をイメージしながら買い物をする事は出来ません。市場の店の人と言葉を交わしながら地元のものを買って見る時、私はすっかり地元の人間に戻る事が出来るのです。

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