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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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『ALWAYS 三丁目の夕日』

お元気ですか?

暑い夏が続きます。水分をとって体調管理はしているつもりですが、昨夜は沢山の汗をかき目が覚めたほどでした。夜寝ているうちに熱中症になるようですから睡眠中の体温にも気をつけなければいけません。皆様もどうぞお気をつけください。

今朝、NHKのニュースで遠州流茶道が世界最古のドイツのぬいぐるみメーカー、シュタイフ社とコラボして茶道テディベアを作ったとの話題を紹介していました。小堀遠州を祖とする茶道の家元がどのような経緯でテディベアと協力するようになったのかは分かりませんが、私はこうゆう試みに好意的なほうです。伝統とかブランドというのは守り大切にする一方で現代を深く理解し行く末をイメージ出来てこそだと思うからです。
どうです?着物姿のテディーベア。茶室の涼やかな空間が思い出されて私はなかなか良いんじゃないかと思います。

20140725.jpg
(写真はお借りしました)


『ALWAYS 三丁目の夕日』『ALWAYS 続・三丁目の夕日』『ALWAYS 三丁目の夕日'64』を見ました。
昭和30年代をテーマにした東京の庶民の暮らしを描いた作品です。1作目は昭和33年東京タワーの建設が進む下町(といっても愛宕町らしいです)が舞台。集団就職で上京した六子は自動車の修理工場鈴木オートに就職します。その向かいには小説家茶川龍之介が駄菓子屋をやりながら暮らしていますが、茶川は居酒屋の女将から見知らぬ子供古行淳之介を預かり・・・。

正直なことを白状しますとこの時代は私の子供時代そのままです。東京と函館という違いはありますが、そのままと言っていいでしょう。そのため、ちょっと気恥ずかしい感じもあって見るのをためらっていました。テレビが家庭に普及し、冷蔵庫、洗濯機と家電製品が普及し始めます。私の家には車はありませんでしたが、友達の家にはスバル360が届いたのを見に行きました。
『ALWAYS 三丁目の夕日』というのは漫画が原作だそうですが、昭和30年代という時代をテーマにした映画を見る時、何を見るのだろうという思いがまず浮かびます。当時の車や家電製品、氷を入れて使う冷蔵庫を見て、そうそうこうゆのだったと記憶と照らしあわせて懐かしむだけならあまり関心しません。自分の記憶で充分です。それが映画を見る前の躊躇させる気持ちになっていたのです。

2作目『ALWAYS 続・三丁目の夕日』は1作目の翌年、昭和34年が舞台です。オープニングからいきなりゴジラが登場し、東京タワーを破壊しますが、これは監督さんのオマージュでしょう。先の記事でゴジラに関心の無いことを表明した私としては申し訳ない次第ですが、時代の雰囲気を表現するにはいい感じです。話もより人の姿に迫ったものになっています。鈴木オートの主人鈴木則文は戦友会に出かけ、妻トモエは子供たちと外出した先で戦争で別れた男性と再会します。町医者の宅間は東京大空襲で亡くした妻と娘を思い出すなど“もはや戦後ではない”と言われる経済成長の中人々が忘れることの出来ないものを抱えて生きていることを描いています。

3作目『ALWAYS 三丁目の夕日'64』は5年後、東京オリンピックの年です。集団就職で上京した六子は医師菊池孝太郎に恋心を抱くようになっています。鈴木オートの長男一平はエレキギターに夢中、親友の古行淳之介は東大受験を目指していますが密かに小説家への夢を持っています。オリンピック、新幹線、高速道路といった日本の社会の大きな変化はそれ以前の戦後復興の延長線にあった時代と確かに一線を画しています。SF作家となった茶川龍之介が淳之介の東大に進むことを強く望んでいるのは、実父(らしい)川渕康成への見返す気持ちもあるのでしょうが、高学歴を目指す社会を映しているようでもあります。紆余曲折を経て菊池と結婚する六子が新婚旅行で新幹線に乗るのは、集団就職の時に蒸気機関車で上京したのと比べると信じがたい話ですが、それほどに時代の変化が早かったということです。

さて、映画はVFXを用いて見事に昭和30年代を再現しています。自動車や洗濯機、テレビといった小道具も大いに役立っていますが、実際の30年代と記憶の30年代とをうまく組み合わせながらリアリティーを出しているように思います。その点では映像として映画を楽しめました。ただ、内容はどうなのでしょう。懐かしさだけなら私は関心しません。同時に現代と比べ失われた何かをというのも同じように関心しません。幸いこの『ALWAYS 三丁目の夕日』3作品はそんな事を言っているようでもなさそうで普通に人のドラマを描くことが出来ているようです。

私達には幸福を求める権利があると同時に義務も負っています。科学・医療技術の進歩、経済システムの整備、文化芸術の開拓と様々な分野で私達は進歩をしてきました。しかし、私は政治の分野はその他に比べるとその進歩の度合いが極端に遅れていると思わざるを得ません。人間は未だに自国の利益の為に他人の国を侵略し戦争をします。こんな小さな地球に住んでいるというのに自分の事ばかり声高に言って恥を知らないようです。
昭和30年代、戦争の悲しさを背負いながらも一生懸命に生きていた時、私達は何を幸福だと思っていたのでしょうか。『ALWAYS 三丁目の夕日』を見ながら、身の丈にあった幸福、人を傷つけない、人と争わないで済む幸福の求め方は無いものかと思います。懐かしさではなく、今の私達が必要とする何かを『ALWAYS 三丁目の夕日』で考えることは出来るのか、そんなことを思います。

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