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杣人・somabito

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宇宙最前線

お元気ですか?

天皇誕生日の昨日、仕事がお休みのパートナーさんと当地科学館で行われた『宇宙最前線!』という講演を聴きに出かけてきました。今年当地出身の天野浩先生が青色LEDの研究でノーベル物理学賞を受賞しました。1987年にも小柴昌俊先生が岐阜県に作ったカミオカンデで大マゼラン星雲でおきた超新星爆発 (SN 1987A) で生じたニュートリノを検出し2002年にノーベル物理学賞を受賞されていますが、このニュートリノの検出に大きな役割を果たしたのが浜松ホトニクスという会社の検出器です。高柳健次郎先生が1926年の12月25日、「イ」の字をブラウン管上に映し出すのに成功し、その教え子が浜松ホトニクスを創業したということを以前書きましたが、そのような事情もあって当地では物理化学への関心が強いようです。物づくりの町である当地は研究開発、発明へのチャレンジ精神が強い町なのです。

IMG_20141224_0001_convert_20141224130420.jpg  IMG_20141224_0002_convert_20141224130442.jpg

今回の講演は松浦美香子さんというロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ・ロンドンで上級研究員をされている第一線の研究者の話が聴けるというもので、どのような分野でも第一線で活躍されている方のお話というのは面白いものです。

お話はハーシェル宇宙望遠鏡と南米のチリにあるアロマ望遠鏡の二つから得られるデータを基に、様々なスライドを使って進みます。天の川のスライドの黒く何もないように見えるところにもダストが沢山あって星の誕生に重要な役割を果たしていること、星が圧縮されて出来るときに内部で核融合が起こりそれが超新星爆発によって宇宙に撒き散らされることなどスケールの大きな話が続きます。日本の探査機はやぶさが小惑星のイトカワから微粒子を持ち帰った事は大変な話題になりましたが、その微粒子を分析した結果炭素の種類からイトカワは超新星爆発で出来たものである事が判明しているそうです。ただしどの超新星爆発かまでは分からないのだそうです。

講演の終わりにお客さんからの質問コーナーがありましたが、これがなかなか面白い。宇宙では爆発は球状に広がると思われるのに円盤状に広がっているのはなぜか。光が最も早いのにニュートリノのほうが早く来るのはなぜか。などなかなか感心する質問があったり、超新星爆発で鉄が出来るって学校で習ったんですけど・・・なんて質問があって私もパートナーさんもそんなこと学校で習わなかったよねって内心驚いたり。
ちょっと面白かったのは宇宙空間は真空だから音は伝わらないと思うけど爆発はどう伝わるのかという質問に先生は「私はスターウォーズが好きで星が爆発すると音がしているけど、やはり宇宙では音は無いですよね。でも爆発による爆風はあって・・・」とちょっと親しみを感じます。
ハーシェル宇宙望遠鏡は遠赤外線による観測ですからなんとなく映像の可視化もイメージしやすいのですが、アロマ望遠鏡は電波望遠鏡です。電波望遠鏡のデータの可視化はどうやるのですがなんて質問もありました。

私は参加者の方の熱心な質問に感心していたのですが、2009年に打ち上げられたハーシェル宇宙望遠鏡がすでに昨年の4月に役目を終えていることにびっくりします。そして、質問者に回答する先生の言葉の中に「よくわかっていないんです」というのがたびたびある事にも感動します。最先端の研究をしている学者が一般人の質問に分からないと答える。それが科学の面白さだと思います。
20世紀に入ってからビッグバン理論というのが提唱され、138億年前にビッグバンによって宇宙が始まったとされています。この考えでは宇宙は時間も空間も無い無から誕生したことになっていてその後星が生まれます。時間も空間も無い無では次元はどう理解するのでしょう。そもそも無から何かが生まれるためのエネルギーはどこに存在するのでしょう。星が突然生まれるってどうやって?
こうゆうことをいつも考えている学問って楽しいだろうなと思います。そして専門家の話というのはどんなジャンルであっても非常に興味深く私たちをワクワクさせるものなのです。

おまけ)
今回の講演会は図書館に置かれたパンフレットを見て参加したものでした。私は決して宇宙物理学に詳しい訳ではありません。せいぜい折々の星空を楽しむ程度です。それでも講演は分かり易く宇宙の謎に興味を持たせるものでした。
もう一つ、先生の話の中に星の活動に関係して核融合・核分裂という言葉が出てきます。私は現在の原子力発電には反対の考えを持っているのですが、学者の立場としてはきっと星の中で起こっている核融合・核分裂を実験で再現したいという欲求は自然なものなのだろうなと思いました。学問としての探求と実用の難しいところです。
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