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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
Nuages・・・雲のようにふんわりとしています

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考えるということ 2

お元気ですか?

テレビでは各地の新入学の様子を伝えています。子供たちは学校という社会で様々なことを経験し考え自分を知り作って行きます。子供たちが持っている未来の力を思うとき、どうか良い力を培い発揮できる人間になって欲しいと心より願うばかりです。そして、人生時間の半分を過ぎたであろう私にしてもまだ未来がある事に気づき、これからも成長することが出来ることに少し嬉しくなるのです。


それは入学式の次の日のことだったと思います。朝一番での授業では担任の女性の先生が学校での生活の話をしていたのでしょう。一年生の私たちはきっと新しいことが始まる興奮でわくわくしていたのに違いありません。幼稚園から見知った顔もありますがほとんどは知らない子供たちです。
一時間目を終えた私は廊下に出トイレに向かいます。廊下には真ん中に黄色い線が引かれ右側を歩くように教えられ、廊下では手をつないで歩いてはいけないとも先生が言っていました。廊下にあふれる生徒を縫うようにしてよけながらトイレに行き教室に戻った私は先生に呼ばれ教壇の前に行った瞬間、いきなり右手でおおきくビンタをはられました。
何が起こったのか分からないまま足をふんばり先生を見返す私。先生の顔は興奮した怖い顔をしています。私は何故先生がいきなり私を殴ったのか分からないので判断のしようがありません。
先生が言ったのか周りの生徒が言ったのか後先は定かではありませんが、確か生徒の声が先だったように覚えています。幼稚園から一緒だったS君が私が誰かと手をつないで廊下を走り他の生徒を転ばせたという話を先生にしていたのです。もちろん作り話です。教室にいた他の生徒もいきなりの事にびっくりしたのでしょう。私と先生との周りには妙な空気がながれ、それを囲む生徒たちのざわめきを私は聞いていました。そして誰かがS君の話が嘘であると先生に言ったのです。
一瞬の間を置いて先生はすぐ私に謝りました。でも、私は何も心が動きませんから先生の謝罪も意味をなしていませんでした。

その時、私は何を考えていたのでしょうか。
実は先生が自分の失敗に気づいて私に謝ったとき、私は先生は何を謝っているのだろうと思っていました。私は悪いことをしていません。ですから叱られる事実が無いので私にとって問題になりません。とすると残る事実は先生がS君の嘘をそのまま信じ、事実を確認せず、私に弁明もさせずいきなりビンタをしたということだけです。つまり確かにビンタは痛かったかもしれませんが、全ては先生に起こった事です。私はそう思いました。先生が自分で自分のしたことを考えればよいのであって、原因(S君の嘘)も結果(ビンタ)も先生自身の問題であって私には全く関係の無いことなのでした。
ただ、その後私には一つ不満が残りました。それは何故S君が嘘をついたのか、その事を先生はきちんと叱り反省させなかったのです。きっと先生は自分の失態を忘れてしまいたかったのでしょう。それにはS君の嘘も無かった事にするのが一番です。

私は確かに元気ないたずらっ子です。でも家で親に叱られるときは会話がありました。私の親は叱るとき、何をしたのか、何故したのか、どう思ったのかを私に話させ、その上で叱ったのです。いきなりビンタというのも無かったとは言いませんがそれは私がよほど態度が悪かったときでしょう。母は体が弱かったので、叱るのは疲れるから・・・と言っていたようにも思います。

とにかくこうして、小学校1年生に入学した私は、2日目にして社会の現実を知ることになりました。学校に行ったら先生の言うことには従いなさいと教えられます。でもその先生が間違い、事実をただすことすらしない大人だということを知ったのです。祖父は教育者で父はそのことに強い誇りを持っていました。時代的にもまだまだ学校の先生というのは社会的に人格者であり尊敬される人であったと言えます。本来なら現在だってそうであって欲しいものです。
ところが私にとって先生はいきなり間違いを犯す大人として登場したのです。このことによって私は長い間父に申し訳ない気持ちを抱えて行くことになります。父の誇りと私の現実のギャップを私は申し訳なく思ったのです。

小学校1年生でも色々な事を考えます。でも大人は時々その事を忘れ子供だからといい加減な対応で済ませてしまうことがあります。しかしこれは大きな間違いです。子供も大人と同じように物事を見、考えて生きています。子供と向き合うとき大人が真摯な態度を取らなければ子供に見限られてしまい信用を失います。そして大人が正しい態度で子供に向き合えば、子供はより真剣に物事を見、考える力を養って行くのだと思います。

子供に正直に向き合うこと。小学校1年生で大人に少しがっかりした私の切なる願いです。

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