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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
Nuages・・・雲のようにふんわりとしています

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正直の力 2

お元気ですか?

日本列島にはまだまだ大きく寒気が居座っていて連日天気予報から目が離せません。今住んでいる家は建物が古いのでストーブを焚くのですが、近くのガソリンスタンドでは61円/Lという安い灯油が販売されています。消費者としては助かりますが、最近の原油安はこれまでの石油輸出国と輸入国の構図が変化してきたことを示しています。シェールガスの採掘によりアメリカのエネルギー政策が変わったことに一因があるのですが、地球全体を考えた場合化石燃料に頼っていることに変わりがありません。オバマ大統領は笑顔で「100年は掘れる・・・」と言っていましたが、100年なんてあっというまです。もっと先の事を考えて私たちの生活に使うエネルギーの政策を考えて欲しいですね。
シェールガスを題材にした「プロミスト・ランド」というマット・ディモン主演の映画を観ました。落ち着いた良い映画だと思います。

前回正直の力と題して、嘘をついても良いことはないと書きました。正直の力をストレートに説明することが上手くできず歯がゆいのですが、簡単に言えば正直とはつじつまの合った世界です。企業会計で粉飾決算というのがあります。売り上げを多く見せたり、損失を隠したり・・・。事実をゆがめた決算ですね。でも最終的にはどこかにゆがみが出るのですから修正をしなければなりません。そうまでしても会社内部から疎まれ、株主からは非難されたり訴えられ、税務署からは追徴課税を取られたりと良い事はありません。一時の繕いが全く意味をなさないどころか悪い結果にしかならないのです。会計ばかりではありません。以前三菱自動車で大きな欠陥隠しが行われたことがありました。歴史ある優秀な技術を持った企業ですから大変残念に思ったものでしたが、我が家では車の購入に三菱自動車の選択というものは消えました。どれほど優秀な技術を持っていても経営の根幹に嘘や隠蔽のある企業からものを買う事は絶対できないのです。今回のフォルクスワーゲンの事件などはまるっきり確信犯ですし、グループブランドにまで広がって私はすっかり悲しくなっているのですが、技術者に目を転じてみたとき彼らはどんな心持でいたのだろうと考えてしまいます。本来技術者というのは新しい発見や工夫が楽しくて仕方のない人たちです。自分たちが考え出したものが形となってゆくときに、静かに自尊心を満たし街を歩きながら喜びを感じる人たちです。そうゆう人たちが嘘のデータで人を騙すという事は想像しがたい話で、そこには企業システムの欠陥があると考えられます。事件にかかわった技術者もそんなひずみの犠牲者なのでしょう。
企業の存在意義は技術や製品、サービスを生み出して社会に貢献することです。その企業活動の中で利益というものが必要になります。利益を生まず赤字ばかりだと企業は存続できなくなるからです。ところが利益に重きを置きすぎると逆に企業の存続意義が見えにくくなります。利益を重視するあまり従業員の給料を減らしたり、株主への配当を低く抑えたりということをすれば企業としての活力が下がります。これは利益をどう分配するかという事ですが、もっと根本的なことで利益とは何かという事を考えなければなりません。
レスター・サローが書いた『ゼロ・サム社会』という本が話題になったことがありました。「経済成長が停止して資源や富の総量が一定となり、ある者が利益を得るとだれかがその分だけ不利益をこうむる社会。」、今の社会はゼロサム社会だと言われています。一方で去年話題になったトマ・ピケティ教授の『21世紀の資本』で明らかにされたように富める者と持たざる者の格差は広がるばかりでどこかで歯止めをかけなければなりません。利益を生む活動が誰かの不利益を生み格差社会を作ることになっていいのでしょうか。

私は利益というのはおすそ分けだと考えています。例えば家具の販売をしているニトリのCMに「お値段以上ニトリ♪」と流れています。これは商売の基本ですね。買った相手が価格以上の価値を得たとき売り手は相手から利益をわけてもらえます。もし買い手が何も利益を得ないとしたらそれはただ商品がスライドしただけで利益を生むことにつながらずわけてもらえません。ですから商売は自分が儲けることが最初にあるのではなく、相手が利益を生むことが出来るように売る事が最初にあってそれからまた次の活動につながるようにする事が大事なのです。
こう考えてゆくと利益を生むということはとても大切で重要なことだと分かります。売り手の利益、買い手の利益がそれぞれ循環して新しい力を生んでいきます。
ところが、最近問題が明らかになった企業による偽装は自分の都合、利益しか見ていません。廃棄食品の不正流用にしてもマンションの杭データにしても相手の利益は全く考えられていません。これでは利益が回っていかないですね。嘘をつくこともいけませんが、利益とはなにかが分かっていれば嘘をつく必要がないことが理解できると思います。嘘をついて利益を出そうとするのは実は逆のことをしてしまっているのです。

どんな仕事も、仕事ではないどんな生活もまず相手の利益を考える事が大事です。相手が利益を得る(もしくは喜びでもいいでしょう)、それを少し分けて頂き自分の活動の原資としてゆくことで生産的社会が実現します。決してゼロ・サム社会ではいけないのです。

先日朝の経済番組で甘利明経済再生担当大臣が『日本の優秀企業研究―企業経営の原点 6つの条件』 (日経ビジネス人文庫) 文庫新原 浩朗 (著)を紹介していました。早速読みましたがなかなか良い本で私も共感するところ多なのですが、その甘利大臣が金銭疑惑で揺れています。ハメられたという声もあるようですが言い訳にはなりません。正直な説明が欲しいところです。


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