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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
Nuages・・・雲のようにふんわりとしています

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懐かしむこと

お元気ですか?

まだ寒さの残る日が続きますが、天気予報では花粉情報も伝えられるようになりました。朝のお散歩で寒さ対策のためにマスクをつけていましたが、温かくなってきた今は花粉対策のマスクということになります。子供の頃マスクは嫌いだったのですが、今や手放せないものとなっています。

先日、道場で練習をしていたら初心者教室から始めた親子(お母さんと中学一年生の娘)が練習に来ました。とても熱心な親子でほぼ毎日練習しています。この日も支度が出来ると親子そろって入場からきちんと座射の練習をします。訊くとお母さんは審査を受けるようにと先生に言われたそうです。私は基本的に自分から教えたりしませんが入退場など体配はお手伝いをしてもいいでしょう。としばしご一緒に練習をしてみました。初心者さんには楽しく自然に覚えてもらえるようにと思っています。
私たちの練習を男の子が見守っています。お母さんとお姉さんの練習を楽しそうに見ているのです。お茶を飲みながら話をすると10歳、小学校四年生なのだそうです。
「大事な齢ですね」と思わず言ってしまいます。

私は自分が四年生の時の事を今も思い出します。春、新学期が始まるときに学校で教科書を沢山受け取ります。家に持って帰り早速国語の教科書を開き読み出しますが、その中に「最後の授業」がありました。ドーデの「月曜物語」の中にあるお話の一つです。物語を私が紹介する必要はないでしょう。普仏戦争でプロイセン領となったアルザス地方ではドイツ語しか教えてはならないとされフランス語の授業が禁止されたのです。
「フランス語は世界でいちばん美しく、一番明晰な言葉です。そして、ある民族が奴隸となっても、その国語を保っている限り、牢獄の鍵を握っているようなものなのです」と生徒たちと見守る父兄に語る先生の言葉に私はすっかり魅了されてしまいました。そしてこれほど自国の言葉を大切にする国民はなんてすばらしい人たちなのだろうと思ったのです。私がフランス語を勉強することになった最も重要な瞬間でした。この経験以外にも四年生の頃は色々な考えがしっかりしだす頃だと私は経験的に確信しています。

そんな楽し練習をした後日、弓道関係の本を探していたら辞書と書いてある段ボールが目に止まりました。あれ、この箱は何が入っているのだろうと開けてみるとずーっと探していたフランス語の辞書が出てきました。
「マトレ 初級仏仏辞典」と「ラルース現代仏仏辞典」です。特に「マトレ 初級仏仏辞典」は文庫本サイズの薄い辞典で、350ページほどに最低限必要な5000語しか載っていません。私はこの辞書のビニールで出来た表紙をはがし手に馴染みやすいようにしていつも持ち歩いて使いました。普段辞書に線を引いたり印をつけたりしませんが、この辞書だけは動詞、名詞、形容詞と色分けし、赤いボールペンで線を引いて使っていました。そしてこの辞典を使う時は仏和辞典を使う事はなくマトレの中だけで理解するように努めたのです。この使い方は私のフランス語への理解を高めてくれました。そんな感謝と思い出の多い「マトレ 初級仏仏辞典」。懐かしい辞書なので机の本棚に置くことにしました。

道場で会った男の子、私の辞書を見つける手助けをしてくれたのかもしれません。

ではまた。
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