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杣人・somabito

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『ザ・ポエット』 マイクル・コナリー

お元気ですか?

マイケル・コナリーの『ザ・ポエット』を読みました。ハリー・ボッシュシリーズを読み始め、5作目の『トランク・ミュージック』を読もうとしていたところブログ『探偵小説三昧』のsugata様からハリー・ボッシュシリーズを楽しむ為にも発表順に『ザ・ポエット』を読むようにとお勧めをいただいたのです。ブログで得たご縁ですが、sugata様には興味深い本の紹介やアドバイスをいただき本当に感謝しています。

さて、『ザ・ポエット』はこんなお話です。
主人公のジャック・マカヴォイはデンバーに住む地方紙の記者。双子の兄で刑事のショーンが自殺したとの知らせで亡くなった公園の駐車場に行くが兄が自殺したというのが信じられず調査を始める。警察官の自殺事件と未解決の殺人事件とに関連性があることを突き止めたジャックはFBIと協力しながら犯人を追い詰めようとする。

主人公ジャックの一人称の視点で書かれた本作はより心理描写を際立たせながら物語が展開する。それはジャックが亡くなった兄妹に対する悔恨の思いをもっているからで、作品を覆うその気持ちがジャックの孤独をより際立たせるのだが、この悔恨と孤独がジャックの行動の原動力になっている。これは心理的ハードボイルドの典型であろう。

FBIの女性プロファイラーや彼女の同僚で元夫との対立などそれなりに物語はあるのだが、犯人像についてはあまり深く描かれていないのはなぜだろう。どんでん返しによって明らかになる真犯人についても犯人としての姿や心の中は多く描かれていない。それによって作品の価値が下がるほどではないし作品のバランスとしてはこれでよいのかも知れないがもう一つ深みが欲しいような気もする。

そういう感想はあるものの、マイクル・コナリーがボッシュシリーズとの絡みも予感させるように書いているので、これから読む本に期待が持てる。ロサンゼルスの夜に響くコヨーテの声をハリーもジャックも聞いているのだ。

ではまた。

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テーマ : 推理小説
ジャンル : 小説・文学

コメント

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No title

余計なお節介ですいません(苦笑)。
コナリーはすべての作品世界を結局ひとつにまとめてしまったので
(最初から考えていたかどうかは不明ですが)
シリーズ関係なく発表順にすべて読まないと、ちょっともったいないかなと思いまして。
なかにはボッシュのテイストと少し異なるものもありますが、
そこは温かい目で見てあげてください。
個人的にはテリー・マッケイレブのシリーズがボッシュものと甲乙つけがたいです。

ご助言助かりました。

sugata様、ご助言有難うございました。
作家にもよりますがシリーズものとノンシリーズを区分けする方と今回の様に重ねる方といますね。
実は私も発表順に読むのが好きで、ディック・フランシスなんかは順に読もうとして時間がかかってしまったこともありました。テリー・マッケイレブというのは『わが心臓の痛み』ですね。次の『トランク・ミュージック』を読むとすぐですから楽しみです。

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