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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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繋がる読書 『優雅なハリネズミ』

お元気ですか?

今年も今日が大晦日。すでに大掃除も済み、パートナーさんの計らいで年末年始の食事の用意も整っています。朝は昨日ホームベーカリーで作ったお餅を食べ、お昼も簡単に済ませてさぁ出かけましょう。

ということでスターウォーズ『最後のジェダイ』を見に行きます。パートナーさんはスターウォーズシリーズはすべて映画館で見ることを信条としています。車で5分のところのショッピングモールにある映画館。ネットで座席指定して出かけるのですが、便利になりましたね。吉祥寺の映画館で並んで入ったのを懐かしく思います。
『最後のジェダイ』の感想はファンの方たちにお任せするとして、私の興味はグレー・レンズマンとの関係。スター・ウォーズがE・E・スミスの銀河パトロール隊・グレー・レンズマンにインスパイアされていることは知られています。グレー・レンズマンが大好きだった私としてはスターウォーズのどんなところにレイズマンが投影されているかを楽しみます。
もう一つの楽しみは英国のウィリアム王子とヘンリー王子がストームトルーパーの役で出演しているらしいとの話。白いヘルメットとスーツ姿のストームトルーパーならば顔を見ることはまず不可能だろうし、王子を見たいわけでもない。でも本当に出演しているのならタイトルロールに名前があるはずと最後の最後まで目を凝らしていましたが分からなかった。最初、ヘンリーやウィリアムズの名を探したり、プリンスの文字を探したり、挙句の果てはロンドンスタッフのところにあるかなと結構神経を働かせながら追うのですがとうとう見つけることはできませんでした。劇場を出ながらパートナーさんに話すと彼女も同じことをしていたんですって。
そんな呑気な大晦日を過ごしている我が家。

さて、今年一年色々なことが有った我が家ですが、読書の話をいたしましょう。
道場で知り合った中学生とそのお母さんに吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』を中学生が読むべき本で大人も一緒に読んで良い本だよと紹介したところ、なんと漫画の本で人気が出ていたそうです。漫画は読まないので意見は持ちませんが日本語で読むべき本と改めて思いました。お母さんは私との会話から早速本屋さんで買って(漫画ではありません)読んでいらっしゃるそうですが、良い本というのは何十年たっても良い本なんだと感じます。

図書館で本を借りていたら、読書サークルが講師を招いて森鴎外の『舞姫』について話を伺うというチラシを見つけたので参加してみました。講師の方は県内に住む元高校教師で教科書選定のお仕事もされてという名の知れた方のようです。そこそこお話しは面白かったのですが、文法の話や時代背景の話などあちらこちらと飛びながら話されていました。私としては読書サークルに参加するというのは初めての経験だったのですが、正直なところ一人で読んでいる方がよっぽどいいねと判断。まぁ人間というのはとかく集団を作りたがるものです。

そして、いつもお世話になっている『探偵小説三昧』さんから今年はマイクル・コナリーを紹介いただき、ゆっくりですが読み進めております。

年末が近づき、カズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞を受賞したとの話題。日本生まれの作家が受賞とあってニュースでは瞬間的に報道されましたが私は映画『日の名残り』など見たことはあったのですが、本は読んでなかったので図書館で何冊か予約。ところが流石にノーベル賞作家となると図書館に予約が殺到してなかなか借りられずようやく『夜想曲集』を読みます。短編集の落ち着いた雰囲気の秀作を楽しみましたが、これ一冊で何がノーベル賞に値するのか私にはわかりません。

ところでこの『夜想曲集』に『優雅なハリネズミ』という本の広告があって興味を持ちます。「哲学、映画、音楽、絵画、文学、そして日本文化へ自由自在に言及しながら、パリの高級アパルトマンに住む人々の群像をユニークに描き上げ、今世紀フランス最大のベストセラーを記録した感動物語」と書かれています。
私が最初に興味を持ったのはハリネズミという言葉でした。実はアイザイア・バーリンという歴史哲学者の本に『ハリネズミと狐』というのがあって、その中に「知的、芸術的人間像はハリネズミ族に属していて・・・」と書かれています。どうやら欧米人にとってハリネズミは自分の文化的感性を内に秘めながらハリネズミのように棘で外敵から身を守る象徴なのでしょうか。そんな興味に引き寄せられながら私は『優雅なハリネズミ』を読み始めます。(この本の中にもマイクル・コナリーが出てきたのにはちょっとびっくりです)

フランスにはパリ万博の頃からジャポニズムと言うべき日本文化への傾倒が見られ、浮世絵や工芸品の芸術に注目された歴史があります。ゴッホが日本の浮世絵に影響を受けたことはよく知られていますね。芸術の分野以外では当時日本から缶詰の輸出がなされていますが、こうした技術の紹介が欧米に日本を知ってもらう切っ掛けにもなっていきます。
最近のことで言えば、30年ほど前から日本食を意識したヌーベル・クイジーヌという懐石料理にヒントを得たフランス料理が登場しますし、ここ数年では日本の漫画が急激な勢いで世界に広まっていますね。漫画本だけではなく日本のテレビアニメもヨーロッパのテレビで放送されています。

そんな背景を受けて日本への理解を深めてくれたのであろう作者ミュリエル・バルべりさんはパリの高級アパルトマンに住む12歳の少女に日本文化への洞察を語らせ、オズという日本人の洗練された感性をもってアパルトマンの管理人(自分の知性を隠しています)の心を開放します。日本人としては少しくすぐったいところもあるのですが、なかなか面白い本で、読者に対して悪戯っぽく問いかけている本です。
作者にはデビュー作に『至福の味』という本もあって、料理評論家を主人公にした作品なのだそうですからこちらも読んでみましょう。

今年、私は実家の本棚を整理しながらまだまだ読んでいない本の沢山あることを思い知らされました。同時に読み慣れた本を再読して遊ぶこともしています。以前夏目漱石の『三四郎』を食をテーマに読んでみたことがありましたが、同じような事を『それから』で試みてみると『三四郎』では沢山登場する食べ物や店が『それから』ではほとんど出てきません。そんな読書の仕方は改めて自由な読み方の面白さを教えてくれます。

もうあと数分で新しい年2018年を迎えます。来年はどんな年になることでしょう。私にとっては忙しい年になることは分かっているのですが、そんな中どんな人や本と出合うことが出来るのでしょうか。期待が膨らみます。

皆様にとっても来年が良い年でありますことを願いながら、今年の全てに感謝をします。
そうこうしていると除夜の鐘の音が遠くから聞こえてきました。
有難うございました。良いお年をお迎えください。

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