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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
Nuages・・・雲のようにふんわりとしています

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旅の思い出・・・フランス編2

お元気ですか?

え~、「旅は道連れ世は情け」なんて申しますが、
道連れのいない一人旅。股旅もんの杣人でございます。

世間様では「可愛い子には旅をさせろ」とも言いますが、
なにも可愛くなくたって旅をしてみれば、何かに出会うもの。
犬だって、棒にあたるといいます。

さてさて、フランスの西海岸を気ままに歩いた杣人は何にあたったのでしょうか。
今日は、ル・アーブルの旅、2回目のお話でございます。

************

ル・アーブルの海岸で、沈む太陽と昇る月を眺めながら
ムール貝のワイン蒸しと美味しいパンを頬張り、
すっきりした白ワインを1本飲み干した私は今夜の宿をどうしようかと思案。

気がつくと既に8時ぐらい。これからインフォメーションに行くのも億劫ですし、
美味しい夕食と浜風に気分もよくなっている私は
あれやこれや考えるのが面倒になっていました。

足と心はもう、来たときにお姉さんに声をかけてもらった宿へと向かっています。

海外での一人旅。体のどこかに警戒心は備えているので、
本当に危険だなと感じたら、何があっても逃げ出せるくらいの判断力と体力は
キープしています。
まぁ、でも大丈夫でしょう。

既に、町には人影がなく、がらんとした道を15分ぐらい歩いて店に着きます。
ドアを開けると、板張りの床にテーブルがいくつか。
奥にはダーツとゲームが置いてあります。
よく映画で見る大衆食堂のような雰囲気。

「ほう、こうゆう処か」と私は瞬時に店のレイアウトを見、空気を感じます。
淀んだものがありませんから大丈夫。安全です。

カウンターで「さっき、女性に泊まることが出来るよって言われたんだけど」と言うと、
「あぁ、娘ね。」っておばさんが承知したように言います。
きっと、私のように釣られる魚が多いのでしょう。海の町です。

「朝食付きで、**フランだよ」というので鍵をもらい、
カウンターの横にある階段で二階に上がります。

木のドアを開け、部屋に入るとベッドと箪笥のシンプルなつくり。
窓は大きめで、道路に面しています。
遠くには海があるのですが、見えません。

ふぅ~、さすがにちょっと疲れました。
一日中歩きっぱなしです。

シャワーを浴び、ベッドに座りながらミシュランの地図を広げたり、
トーマス・クックを広げたりしていましたが、適当にして寝ました。

どのくらい寝ていたでしょう。
しばらくして、ベッドの中で体がしびれ硬くなって目を覚ましました。
でも、目を開けることができません。
「あれっ?」
寝返りもうてません。体がしっかりベッドにくっついている感じです。

「うっ、金縛りだな。」と思ったので、そのまま自分の体に意識を集中してみます。
指すら動かすことができません。
「おや、これはちょっと重症だなぁ・・・様子が違うぞ。」

私はそれまでに数える程しか金縛りに遭った事がありません。

と、ドアの方から人が入ってきました。
「えっ?なに?ここ、私の部屋なんだけど・・・」

3人の男性で、1人は背が高い痩せ型、2人は小柄です。
頭からすっぽり被った黒いマントを着ていて、顔は見えません。
ドアから入ってきて、ベッドの周りを歩いて足元から囲むように立ち
私を覗き込むようにして、時々3人で見えない顔を見合って話をしています。

「なんだ?これは。」 と思った瞬間。
私は、自分の体を離れ、ベッドの上から下を見ています。
寝ている私とそれを覗き込む3人の黒ずくめの男たち。

「これはまずい。幽霊がいる部屋で、幽体離脱しちゃったかな?」
「あっちの世界に取り込まれたら面倒になるな・・・」 
私はちょっと焦りながらも、冷静に対処しようどうしたらいいか、と思っています。

どうやら、この3人。アメリカに流刑になる身だったのが、
船に乗せられる前に亡くなった人のようです。
ル・アーブルですから、そんなこともあるでしょう。

幽霊に出会うことは珍しいことではありません。
疲れていた事もあって、幽霊と私の霊気が一部シンクロしたのでしょうが
こちらの霊魂が不安定な状態であると危険です。

「よし、名妙法蓮華経、名妙法蓮華経・・・ と 唱えよう」 と
私は精一杯の気力をふりしぼり、心の中で唱え始めました。

金縛りの状態ですから、口も動かせず、声も出ないのですが、
なるべく口を動かして声を出しているようにイメージします。
心の中で唱えているだけでは、弱く、意識を失ってしまいそうで
そうなると幽霊にこちらの状態を知られ、取り込まれてしまう危険があります。

自分で名妙法蓮華経と唱えている意志の姿が大事です。
実際には声を出す事も出来ていませんが、
開かない口がもぞもぞしているのを感じています。 必死です。

どのくらい唱えていたでしょう。
次第に体が楽になり、金縛りも少しですが解けてきたので、
私は、頭を少し上げ、3人の幽霊に目を向けました。
「私も貴方達を見ているよ。」と相手に知らせます。

3人の男はしばらく私を見ていましたが、来たときと同様ドアから出ていきました。

「ふぅ。ちょっと大変だったな。」 としばらく余韻を感じ、
彼らが戻ってこないのを確信してから、寝ることにしました。

翌朝、何事も無かったように、部屋を出て一階に降ります。
昨夜のおばさんは居ず、フロントには男性が入っていたので、
鍵を返し、テーブルについて朝食をいただいて、宿を出ました。

女性に声をかけられて入った宿。
山姥はいませんでしたが、幽霊に出会いました。
「名妙法蓮華経」と唱えるのが外国でも通用することも確認できました。

ちょっと不思議体験にうれしくなった、ルアーブルです。

さぁ、パリに戻りましょう。
次はどんな出会いが待っているやら・・・

どうです? 涼しくなりました?


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テーマ : 海外旅行
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コメント

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こんにちは~

あらら~幽霊さんと出会っちゃったんですね~
霊感があるんですね。
旅に出ると不思議な体験をすることありますね。

わたしは見えませんが頼られたことはあります。
お祓いをしていてだいてあちらの世界に行っていただきました。

紅葉さま、こんにちは

いつも、コメント有難うございます。
私にとっては普通の事で慣れっこなんです。

紅葉さまはお祓いとかしていただくんですね。
私は経験がありません。

映像でのル・アーブルの海岸を旅してみました。

こんにちは。
何があったのか!と、2を楽しみに待っていました。
日本とは異なる、厳かな雰囲気、
でも、碧い海と彼らは一見、結びつきませんが、
歴史ある街では当然のようにも思います。
し、しかし・・・読み進んでいくうち・・・
杣人さんは、よく幽霊さんと遭遇されるようで・・・
やはり、神仏のご加護がおありのようです。
我が家にも、若干3人ほど、よく幽霊さんと出会う人がおりますが、
杣人さんとはスケールが違います。
でも、文章の巧みさなのでしょう、全然、陰鬱な感じがしませんでした。
こういうお話、まだ沢山ありそうですね、
暑い夏、ここで涼ませていただきたいものです。

さあ、杣人さんの旅は、まだまだ続くのですね、楽しみにしています。

映像でのル・アーブル・・・

きゅうぞう様、いらっしゃいませ。
「映像でのル・アーブル」って・・・何か旅番組でもご覧になりましたか?
だったら私も見たいなぁ~。

そう、幽霊さんとか神様とか良く会いますね。
あまりにも普通なので、こっちの世界もあっちの世界も私には一緒です。

私の旅は続きます。次はどんな出会いがあることやら。

ノンフィクションなんですね??
前編から想像できない展開にまたまた引き込まれてしまいましたわv-408
人の心をつかむのがお上手です。
杣人マジックで心を奪われた方が数多くいらしゃった人生だったのではないでしょうかv-392

これからわんちゃんの散歩ですが夜道が少し恐くなりましたです。

では続編よろしくお願いします。

Hana様、こんばんは

お楽しみいただけました?

はい。全て私の体験を、正直に脚色なしにご紹介しています。
ル・アーブルはこれでお仕舞いですが、
また、違う旅のお話をご紹介しますね。

あっ、いつも幽霊さんが出てくるわけではありません。
陽気な旅も楽しんでいますので、またお立ち寄りくださいね。

杣人のNuages

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