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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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旅の伴

お元気ですか?

今日は雨。空港の回りは雨に煙っています。
所要で函館に出かけるのです。

今、私の旅鞄の中に一冊の文庫本。
梨木香歩さんの『沼地のある森を抜けて』が入っています。
昨日、家を出る時にどの本を持って行こうかとちょっと考えて鞄に入れました。

旅に本を同伴する。
これってどうなんでしょう。
せっかく旅をするのだから、本など持たずに旅を楽しめばいいのに…
そう考える人っているのでしょうか?

もちろん、ガイドブックや地図は別です。
旅先と全く関係の無い本であったり、そうで無かったり。
今回の旅にはこの本がいいかな?と本棚から感覚的に抜き出す本。
その時、もう旅が始まっているのかもしれません。

昔々、まだ私が20代の頃、ヨーロッパを歩きながら汽車の中で読んだ本は
和辻哲郎の『古寺巡礼』でした。
梅干や味噌汁を旅先で懐かしむことが無いのは分かっていましたが、
教会やオペラハウスを巡りながら、素養の無い私が恥ずかしくなるのを
少しでも補おうというせめてもの思いでした。
旅の記憶とともに、『古寺巡礼』は忘れられない本になります。

今回、梨木香歩さんの『沼地のある森を抜けて』を手に取ったのはなぜなのでしょう。
ディック・フランシスは導入が固く旅先で読むにはどうだろうと却下。
森雅裕は軽い読み物でしたが、もう少しで読み終わり荷物になるだけ。
須賀敦子さんの文庫も良かったのですが、
迷っていたら梨木さんが「私はどう?」って言っていました。

実は、ここ最近梨木さんの本から離れていました。
『西の魔女が死んだ』から始まり色々と読んだのですが、
エッセーで立ち止まりました。
『ぐるりのこと』『水辺にて』です。

決して嫌いになった訳ではありません。
どちらかと言うとよく分かりますし、私の思考の内に似たものも感じています。
でも、読んでいるうちに重たく疲れてしまうのです。
思考の進め方、文章にするときの硬さ。そうゆうものにちょっと戸惑いを感じてしまいます。

梨木さんは何をどうゆう方向に進めようとしているのだろう。

そんなことから、しばらく梨木さんをお休みしていたのです。
『沼地のある森を抜けて』は小説です。
作者の思いが物語というスタイルで表現される分、エッセーのダイレクトさとは異なります。
もういちど、梨木さんを楽しむことが出来るでしょうか。

『沼地のある森を抜けて』にはぬか床が出てきます。
まだ読み始めたばかりですから、先は全くわかりません。
でも、ちょっと笑ってしまいました。

「そう、ぬか床なんだね。」と私自身に確認してみます。

このブログで読んでいる本について書き始めたのは去年の今頃です。
それまでも書いていたかもしれませんが、意識して私と本とのお付き合いを書いています。

その始まりは、『夏目家の福猫』半藤末利子さんの本でした。
(ご興味のあるかたは↑クリックしてください。)
その後、食で読む『三四郎』を書いたりもしています。

『夏目家の福猫』の中に、代々引き継がれてきたぬか床の話が出てきます。
「そうなんだ、世界は丸くおさまっている。」
そんな事を思ってしまいます。

梨木香歩さんの『沼地のある森を抜けて』
私の今回の旅に何を与えてくれるのでしょう。


沼地のある森を抜けて (新潮文庫)沼地のある森を抜けて (新潮文庫)
(2008/11/27)
梨木 香歩

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コメント

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No title

杣人さん、こんばんは。

私も旅に本を持って行きます。旅の記憶と重なって、印象に深く残る気がいたします。『春になったら苺…』は偶然ですがトロントへの旅の友でした。
梨木香歩さん、いつのまにか随分たくさん。こうして何でも一つずつ自分のものにしてこられたのだなあと思いました。何でも取り組みの浅い私、見習いたいです。

ここ様、こんばんは。
旅に同伴する本は旅の仲間であり、旅の心細さを支えてくれる拠り所でもあります。
本を読むこと自体も旅ですから、現実の旅と本の旅とが糸を撚るように私の中で呼応します。

『春になったら』とトロントはまさにぴったりですね。
そうゆう巡りあわせも楽しい。

『沼地』のぬか床は梨木さんらしく微生物の発酵に何かをかけながら展開しているようですが、
性急に分かったつもりになるのはやめましょう。
『沼地』の旅を時々立ち止まりながらゆっくり歩いています。

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