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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
Nuages・・・雲のようにふんわりとしています

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『くたばれグルメ』

お元気ですか?

桜が咲き、サウナでご一緒するおじさんと
「何処か見にいかれましたか」などという挨拶代わりの会話をする。
もっとも、出不精な私は何処か公園や名所に桜を見に行くと言う事はまずない。

日がな好きな本を読み、ご飯を食べるばかりであるから、
私のブログは何時も同じような事の繰り返しである。

時々、書くことが無いからブログを止めますというのを目にする。
ふぅ~ん、そうなんだ。と思う。
きっと始めた時は毎日ドラマチックな話を書けると思っていたのだろうか?
それとも、人様に自慢出来る優れたジャンルをお持ちで溢れる思いを伝えたかったのだろうか?

そんなもの、私にはこれっぽっちも無い。
それでも、飽きもせず本や食べ物の事を書いている。
まぁ、シュジュポスのようなものだろう。

先日、BooK Off で中島梓『くたばれグルメ』が目に止まったので買ってしまった。
中島梓=栗本薫はパートナーさんの守備範囲で、凄い数のシリーズ本を持っていたが、
当地に越してくるときに全部売ってしまっている。
私はこれまで一冊も読んだ事が無い。

本棚から手に取り(買うことは決まっている)、ページをめくると
「私はグルメではない。中略…何かカンちがいがあっては困ると」 と始まった。
おやおや、そんなに肩肘はらなくてもと思うが、
東京で馴染みの店(しかも皆一流店)を持ち、
料理自慢でもあって一つの本棚全部が料理本で埋まっている
という中島梓氏が、「私は食通ではない!グルメじゃない!」と声を大きく言っている(書いている)。

なんだか照れくさくなってしまった。
まるで私の事のようだ。
自慢じゃないが私は料理が得意だ。お客さんが、それも若いお嬢さんが拙宅に遊びにくるとなれば、
前菜からはじまってデザートまで(ちゃんとシフォンケーキを焼いたりして)用意するし、
簡単なカクテルをつくって喜ばせることだって出来る。

誤解のないようにいうと(誰も誤解しないかもしれないが)、パートナーさんの分も作る。

東京に住んでいたから、人に言って通じる有名店のいくつかは自腹で行っているし
ソムリエに「どうゆうお店でお飲みになるんですか」などと聞かれたりもする。
スチール本棚いっぱいの食べ物に関係する本も読んでいる。

でも、私はグルメという言葉が嫌いだし自分でもグルメと思っていない。
だいたいグルメという言葉の奥底には自虐的苦役の香りがする。

グルメ探偵ネロ・ウルフしかり、ポアロしかり。自分の好物の為にあんなに
怒り、心惑わしているではないか。

先日ある人から、「凝った食材を選んでこだわった料理を作りそうですね」と言われた。
冗談じゃない。他意の無い会話だから笑っていたが、
私は腹の中で「何言っているんだい。こちとら素人だよ。有り合わせの食材で
どれだけ面白いものが出来るのかが醍醐味じゃないか…」
と言い返していた。

だいたい、定年退職した男性諸氏がエプロンつけて男の手料理ですなんて
恥ずかしげもなく自慢するのは嫌いだし、ルール違反だと思っている。
職に在った頃は会社の接待で美味しい物を食べ、
出張先では夜の街に出て土地の珍しいものと美酒に酔っている。

旨い物の記憶と経験は沢山あるだろう。思い出せば10や20の料理は出来るはずだ。
それが、なにせ男の手料理でして…なんて言い訳をしながら
せめてもの事ですから食材にこだわってみましたなんて顔をして料理をする。

そんな料理女房殿がやろうもんなら、毎日の料理になにやってんだと怒り心頭し
家計も火の車になるのは必至なのである。
そうゆう男性諸氏、男の手料理をしたいなら酒のつまみを一品さらっと作って
手酌をしていれば喜ばれる。


確かに美味しい物は好きだ。一流の(名が売れているという事ではない)シェフと
訓練の積んだスタッフによるサービスをうけながら食べる料理は心が喜ぶ。
こちらだって、洋服や靴を選び体調を整えて食事の時間を楽しむ。
でも、そんなのは毎日食べてはいけない。

家で冷蔵庫を覗きパントリーから缶詰や瓶詰を出し、ワイン置き場の埃だらけの瓶を拭く。
そうして、普段着の食事を楽しむ。

一億総グルメと言われ、TVをつければ同じようなグルメ番組が同じような店を紹介する。
よっぽど取材能力が落ちているんだとわかる番組。
そんなのを見てもちっとも参考にならないし、美味しそうにも思えない。

グルメに飽きてきたと思ったら今度はBグルメだそうだ。
ラーメンやおでんをもてはやして騒がしい。
いやはや、なんとも言葉が無い。

大食いのガルガンチュアとパンタグリュエルは、こんな世相をどう見るのだろう。
まぁ、グルメグルメと騒いでいるうちに、自分の国で食べ物を賄えない国になってしまったのだから、
一億総グルメも情けないもんだ。だいたいグルメとしての矜持も無い似非ものばかり。
何を食べても有難味が無いのだ。

う~ん、我ながら話が走ってしまった。
どうやら中島梓氏の毒気にあてられてしまったよう。なにせ彼女はとっても変な人。
どう変かは中島氏の本をお読みいただいてご判断願いたいが、
『くたばれグルメ』を読んで一緒だと思った私もきっと変な人なのだろう。
ご勘弁願いたい。

さぁ、冷蔵庫を開けてお昼ごはんを作ることとしよう。
パートナーさんのリクエストで今日は中華丼。
ホタテの缶詰を開けてとびっきり美味しいのを作ってみよう。
何せ私は、そこいらのグルメではかなわない料理自慢なのだ。

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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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