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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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『酔生夢死か、起死回生か。』

お元気ですか?

朝食が終わり、朝の片付けが一段落したところでパートナーさんが言います。
「粉を買いたいから都合のいい時にスーパーにつれてって」

毎朝食べるパンやお昼に頂くうどんは製パン機で作っていますので、
小麦粉は我が家で欠かすことができません。
しかも、ちょっとしたお出かけにも車に乗らなければ何処へもいけない当地。
スーパーでの買い物も私の運転で一緒です。

私にしても、気分転換になります。
そうだ、ついでにBook off に寄ってみましょう。
何が欲しいという目的があるわけではないのですが、本棚をながめるだけでもいいのです。

105円の棚に、阿川弘之さんと北杜夫さんの対談を見つけます。
おや、これ持ってないよね。と頭の中で確認。
私の性質にコレクターというのはありません。子供のころから昆虫採集もしたことがありませんし、
切手やコイン収集なんて全く興味がありません。
でも、好きな作家は可能な限り読むようにしているので、好きになるとどうしても集まってしまいます。
現在進行形のディック・フランシスなんかもその良い例でしょう。

ということでお買い上げ決定。出かけてよかったですね。

家に戻って昼食を済ませ、早速読み始めてすぐ、お腹の中がくくくくって笑っています。
我慢出来なくて声に出るのをこらえていると、ヒヒヒヒとなってしまい、
「大丈夫?」ってパートナーさんが冷めた言い方。

何がそんなに可笑しいのでしょう。
鬱病で生きるのが辛いと愚痴る北杜夫としっかりしろよとお守りをする阿川弘之。
家族ぐるみで旧知の仲とは言え、お互いに80歳を超えて相変わらず。

北杜夫のお母様、斎藤茂吉夫人とのお話。
QE2での食事が美味しくないという夫人に阿川さんが「イギリスの船ですから」なんて釈明するところや、
斎藤茂吉が鰻好きで、でも普通の鰻でよく北杜夫もチェーン店の鰻で良いと言い
阿川さんがおやまぁといった感じ。
そして、宮脇俊三さんが紹興酒を飲むという話を北杜夫から聞いて
さぞや名のある紹興酒と思いきや、スーパーで買っていると知りまたまたあれまぁの阿川さん。
ちなみに、鉄道紀行文学という世界を創り上げた宮脇俊三さんも私の大のお気に入りです。

他愛もない話ばかりですが、
そのどれもが、いつか読んだ本の話を思い出させて、私をほんわか幸せに包みます。

でも、幸せに包まれているだけでもお二方に申し訳けありません。

阿川弘之氏の『志賀直哉』は師弟の思いを丁寧に作品に込めた名作でした。
同じように、北杜夫氏には『楡家の人々』があり、『茂吉』四部作があります。
斎藤茂吉。今まできちんと読んでいません。
そろそろ北杜夫氏の作品を緒にして、私の中で置き直してみなければならないと感じ出しました。

ちょっと遅いでしょうか?
歌人、斎藤茂吉。深い楽しみが待っているように思うのは身の程しらずでしょうか?
茂吉の圧倒的力強さの歌の世界に触れるのは怖い気もするのですが
でも、どうも避けてはいけない引力を感じているのも確かなのです。


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阿川 弘之、北 杜夫 他

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ジャンル : 小説・文学

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