プロフィール

杣人・somabito

Author:杣人・somabito
Nuages・・・雲のようにふんわりとしています

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
リンク
ブログランキング

FC2ブログランキング

人気のあれこれ!
月別アーカイブ
最近のトラックバック

『重賞』

お元気ですか?

またまたディック・フランシス。『重賞』を読みました。
長く気にかけていたのを、たまたま『反射』を買ったのをきっかけに
読みはじめ、早いもので10冊目になります。
彼の作品は40作品ありますから、まだまだ楽しめますね。

今回の主人公はスティーブン・スコットという玩具製造業の若者。
事業で成功し、馬主としても楽しいんでいたはずが、調教師のジョディ・リーズに
騙されていたことに気がつき、彼を解雇したことから事件が始まります。

この『重賞』は非常に面白く読めました。
前回の『煙幕』がちょっと本来の力量を感じさせないものだっただけに、
満足の読了感。気持ちも落ち着きます。

今回のテーマは2つ。
調教師と賭け屋がぐるになって偽情報を流して賭け金をだまし取る仕組み。
もう一つは似た馬を偽って出走させたり、売ったりする馬の差し替え。
こんな事が出来るのか?と思ってしまいますが、
そこはロイヤルジョッキーのディック・フランシスが書いているのですから説得力があります。

厩舎では調教師が権限をもっていて、許可無くしては馬主も入られないとか、
馬主の多くは自分の馬を見に来ることも無いとか、
色々な競馬事情が分かるのもディック・フランシスの楽しみ。
でも、読んでいて一つ疑問が生まれます。
盗まれた馬を探しにアメカに行く『血統』という話では、馬の口の中に番号が刻印されている
という事でした。獣医による馬のカルテがあって色や星、傷などの特徴が書かれているそうですが、
番号を調べれば一目瞭然じゃないの?って思いながら読み進めてゆくと、
さすが、ディック。ちゃんとお話の中で何年かすると薄れてくるって説明しています。

詐欺の手口は早い段階で分かっています。でも証拠がありませんから、訴える事が出来ません。
主人公のスティーブンが仕返しをするには同じ手段で犯人をやり込めるでしょう。
ではどうやって?
なかなか手の内を明かさないディック・フランシスですが、スマートな展開は小気味いい。
首尾よくいった後の説明の楽しいこと。

そして、エピローグもセンスがいいですね。
今回は◎の『重賞』でした。


さて、今回の主人公スティーブン・スコット。
子供の頃から物づくりが好きで、15才で作ったおもちゃの特許をとったのをはじめに
ヒットおもちゃの制作者というのが設定です。

おもちゃ作り。
私が子供の頃は、ブリキのおもちゃかブロックのようなものがありましが、
私は家にあった木切れを使って鋸や金槌をふるって車や船を使って遊ぶのが大好き。
物を作るって本当に楽しいですよね。

最近復刻して人気のある電子ブロック。
あれも私の世代ですが、一度デパートで母に「これ欲しいな。」って言ったら
「もう少し大きくなったらね。」ってさらっといなされちゃった。
小学校に入りたて?の頃です。

で、どうしたかというと電池や電池ボックス、壊れたプラモデルのモーターや電球を
繋ぎあわせて自分で作っちゃった。
紙のお菓子箱に配置して自作の電気玩具。
電子ブロックのようにカッコ良くはないけれど、電池を並列にしたり直列にしたり
回路を変えてこっちにつないでなんて。
子供ながらに考えると色んな工夫が生まれてくる楽しさ。
今思い出してもニコニコしてしまいますね。

ところが、最近のおもちゃ。
世界的人気のレゴブロックは車とか恐竜とかテーマにそったブロックキットがあります。
なんだかせっかくの創造性に制約をかけているようで、私は嫌い。
たとへ恐竜の形にならなくても、子供の頭の中では恐竜になって動き廻ります。

先日、スーパーを歩いていたら、子供の夏休みの自由研究用なのでしょうか?
水で飛ぶロケットやソーラーパネルで動く自動車、アリの巣づくりを観察するキットなど
出来合いのものがならんでいます。
こんなの買って、面白いのかな?

自分でどうやろうって想像し、実際に工夫してあれやこれや直して出来たときに
やったぁ!って思うんじゃないのかな?

子供の自由な発想を塞ぐようなおせっかいは、よしにして欲しいですね。


High Stakes





スポンサーサイト

テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

コメント

Secret

杣人のNuages

ブログ内検索
 RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ホテル探しに!
クリックをお願いします!
Google