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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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『猛女とよばれた淑女』

お元気ですか?

先日阿川弘之氏と北杜夫氏との対談の文庫本を読み、
斎藤茂吉をきちんと読んでみようかなと遅ればせながら気持ちが動き出したので、
Book Off に出かけて本棚を眺めます。

北杜夫氏の『楡家の人々』か、斎藤茂吉の『赤光』が無いかな?という思惑。
残念ながら有りませんでしたが、
105円の棚に『猛女とよばれた淑女 祖母・斎藤輝子の生き方』という本を見つけます。
著者は北杜夫のお嬢さんで、斎藤茂吉・輝子夫妻のお孫さんにあたる斎藤由香さん。
全く知らなかった人です。

斎藤輝子夫人については、阿川さんの本を通じて存じ上げています。
明治の女性らしく毅然とした姿と世界中を旅行する行動力には並の人間ではないと感心。
でも、そのぐらいのことしか知りません。

パートナーさんが「どう云う人?」って聞いてくるので、
「たぶん、兼高かおるに次いで最も世界中を旅した日本女性だろうね。」と笑って答えていたら、
なんと「淑女の品格」というあとがきを兼高かおるさんが書かれていました。
これには、ちょっとびっくりです。

第一章の書き出しは黒柳徹子さんのTV番組「徹子の部屋」に輝子夫人が出演された話から始まります。
紹介されているのは昭和57年12月7日に出演したもので、この番組には3回出演されているそうです。
そして、私にはそのどれかを見た記憶があります。

ご家族が書かれた作家とその家族の話。沢山有りますね。
お弟子さんや評論家が書いたものとは違い、家族としての愛情、理解し合う心が
底辺にあって読んでいても安心できます。
もちろん、家族でしか分からない事も沢山出てきてそれはそれで興味深く読めるのですが、
なによりは輝子夫人と廻りの家族とに向きあう姿勢の正直なところに好感が持てます。

大学の卒論にテーマを選ぶまで、茂吉をちゃんと読んだ事がなかったという作者。
輝子夫人の事を書きながらも、きっと新しい発見。
新事実の発掘ということではなく自分の中での発見というか、そうゆうものを楽しんだに違いありません。
そうゆう喜びが文中に見えます。

ところで、私は出会いを殊の外楽しむ傾向があります。
人との出会い、仕事との出会い、本との出会い・・・
色々な出会いがあると思いますが、出会いというのは向こうからやってくるものだと思っています。

少しづつこちらの準備が整ってきた時、自分自身も気がついていないかも知れないけれど
必要な機運が高まってきた時。
そうゆう時に「こんにちは。そろそろいかがですか」って向こうから声がかかるような気がするのです。

今回の『猛女とよばれた淑女』を見つけたときも、
ははぁ、いきなり斎藤茂吉先生に挑むのはハードルが高いけど、
周辺から徐々に馴染んでいけという事なのかなって自分勝手に妙な納得の仕方をしました。

そういえば、数年前には北杜夫氏の『母の影』を読んでいます。

子供の頃、北杜夫氏や遠藤周作氏が騒がしいほどにヒットしていた時代があります。
その時、私は全く見向きもしませんでした。
その少し前には阿川弘之氏の『山本五十六』を原作にした映画が作られ、
父と見に行ったのですが、阿川さんを読むには子供過ぎました。

今、ようやく廻り道を終え、斎藤茂吉への入り口を開けようとしているのでしょうか?
だとしたら、茂吉先生は私に「次はこれを読みなさい」って何を薦めてくださるのでしょう。



猛女とよばれた淑女―祖母・齋藤輝子の生き方 (新潮文庫)猛女とよばれた淑女―祖母・齋藤輝子の生き方 (新潮文庫)
(2010/11)
斎藤 由香

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テーマ : 読書
ジャンル : 小説・文学

コメント

Secret

家族それぞれですね

お久しぶりです。
楡家の人々は読み応えがありましたが、杜夫氏の晩年の随筆などはどうも魅力に掛けましたね。
茂太先生にはチョッと教えて頂いたことがあり、親近感を持っていました。
茂吉の疎開時代の話は笑って仕舞いました。面白い家族ですね。

相子さま万歳!

相子様、こちらこそご無沙汰いたしております。
お孫さんの活躍に目を細めながら、相子様のご健勝をお喜びしております。

そう、北杜夫氏の軽い読み物は病気のせいでしょうか?ちょっとですね。
でも、『夜と霧の隅で』や『楡家の人々』のような作品は彼が何を書きたかったのかよくわかるものです。

茂太先生はまたちょっと違うのですが、いずれにせよ斎藤家の人々は傑作です。

杣人のNuages

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