『パンプルムース氏のおすすめ料理』
お元気ですか?
台風一過。各地の被害がTVで報道されています。
昨日のお昼のニュースでは函館の駅前の様子が流れ、合羽を着た学生の姿が
写っていました。修学旅行でしょうか?
両親の住む家は水害に合うような土地ではありませんが、お見舞いの電話をいれます。
母と天気の様子を報告しあうと、父に電話が替り、
新潟の親戚から状況報告とお見舞いの電話が在った旨知らされます。
父の兄弟親戚は仲が良いのです。
離れていても、安否を気遣いお互いの健康を喜び合います。
ちょっと羨ましいくらいの仲の良さです。
『パンプルムース氏のおすすめ料理』を読みました。
先日 BookOff に出かけた際に目に留まったので105円で買ってきたミステリー。
著者はマイケル・ボンド。『くまのパディントン』という児童書で知られた人です。
でも、私はこのパディントンを一度も読んだ事はありません。
もちろん、本は見たことはあるのですが・・・。
今回『パンプルムース氏のおすすめ料理』を手にとったのも゛おすすめ料理”というのが
気になったから。
まぁ、私もこうゆうタイトルにはちょっとばかり鼻が利くというものです。
主人公は元パリ警視庁の刑事パンプルムース。元警察犬のポムフリットを従えてレストランガイドの
覆面調査員をしているという設定です。もうこれだけでにこにこワクワク。
ミステリー・コメディという仕立てですので、難しいトリックや真剣な犯人探しははなから考えていません。
物語をどう展開し、登場人物たちを遊ばせるのか。お料理やワインはどんなものが登場するのか。
そんなところを楽しみます。
でも、パンプルムース氏の美食センスはなかなかです。
お供のポムフリットは「コート・デュ・ボーヌになさるんですか、上等のポーヤックではなく・・・
どうしてもブルゴーニュにご執心なら、73年もののエルミタージュって手がありますよ」
なんて言いますし、
覆面調査をするパンプルムース氏も
「゛赤鍋印”2つのレストランでは、おうおうにして料理は凝りすぎに、ソースはクリーム過剰
になるきらいがある。そうしたレストランの料理人は、こってりしたソースが高級料理の決め手
とされていた時代に育っていた。いっぽう若い世代のシェフたちは・・・」
と古いフランス料理の伝統とヌーベル・キュイジーヌの闘いを平等に諭します。
私のようなヌーベルキュイジーヌを似非ゴトと笑いながらもフランス料理にチャレンジ精神を求めてきた
身としては、我が意を得たりとほくそ笑んでしまいます。
そして、決めにはレストランのオーナーシェフオーギュストにパイ生地の作り方をこう言わせます。
「秘訣ですか」
「秘訣なんてものは、ありません。調理台の表面を冷たくしておくこと。パイ生地とバターの固さを
きっちりおなじにすること・・・・それだけの話しです。それと・・・」
彼は指を広げてみせた。
「これを使って、長年苦労をかさねること」
ね、泣かせるでしょう。
お笑いいっぱいの軽いミステリー。 と思いきやキラキラ光るのは三つ星の証?
ワインを片手に読むのはいかがですか?
私? もちろん、パンプルムース氏の次の活躍もちゃぁ~んとリザーブさせて頂きます。
レストランのドアを開け芳しい料理の待つテーブルへ直行!
ですね。
台風一過。各地の被害がTVで報道されています。
昨日のお昼のニュースでは函館の駅前の様子が流れ、合羽を着た学生の姿が
写っていました。修学旅行でしょうか?
両親の住む家は水害に合うような土地ではありませんが、お見舞いの電話をいれます。
母と天気の様子を報告しあうと、父に電話が替り、
新潟の親戚から状況報告とお見舞いの電話が在った旨知らされます。
父の兄弟親戚は仲が良いのです。
離れていても、安否を気遣いお互いの健康を喜び合います。
ちょっと羨ましいくらいの仲の良さです。
『パンプルムース氏のおすすめ料理』を読みました。
先日 BookOff に出かけた際に目に留まったので105円で買ってきたミステリー。
著者はマイケル・ボンド。『くまのパディントン』という児童書で知られた人です。
でも、私はこのパディントンを一度も読んだ事はありません。
もちろん、本は見たことはあるのですが・・・。
今回『パンプルムース氏のおすすめ料理』を手にとったのも゛おすすめ料理”というのが
気になったから。
まぁ、私もこうゆうタイトルにはちょっとばかり鼻が利くというものです。
主人公は元パリ警視庁の刑事パンプルムース。元警察犬のポムフリットを従えてレストランガイドの
覆面調査員をしているという設定です。もうこれだけでにこにこワクワク。
ミステリー・コメディという仕立てですので、難しいトリックや真剣な犯人探しははなから考えていません。
物語をどう展開し、登場人物たちを遊ばせるのか。お料理やワインはどんなものが登場するのか。
そんなところを楽しみます。
でも、パンプルムース氏の美食センスはなかなかです。
お供のポムフリットは「コート・デュ・ボーヌになさるんですか、上等のポーヤックではなく・・・
どうしてもブルゴーニュにご執心なら、73年もののエルミタージュって手がありますよ」
なんて言いますし、
覆面調査をするパンプルムース氏も
「゛赤鍋印”2つのレストランでは、おうおうにして料理は凝りすぎに、ソースはクリーム過剰
になるきらいがある。そうしたレストランの料理人は、こってりしたソースが高級料理の決め手
とされていた時代に育っていた。いっぽう若い世代のシェフたちは・・・」
と古いフランス料理の伝統とヌーベル・キュイジーヌの闘いを平等に諭します。
私のようなヌーベルキュイジーヌを似非ゴトと笑いながらもフランス料理にチャレンジ精神を求めてきた
身としては、我が意を得たりとほくそ笑んでしまいます。
そして、決めにはレストランのオーナーシェフオーギュストにパイ生地の作り方をこう言わせます。
「秘訣ですか」
「秘訣なんてものは、ありません。調理台の表面を冷たくしておくこと。パイ生地とバターの固さを
きっちりおなじにすること・・・・それだけの話しです。それと・・・」
彼は指を広げてみせた。
「これを使って、長年苦労をかさねること」
ね、泣かせるでしょう。
お笑いいっぱいの軽いミステリー。 と思いきやキラキラ光るのは三つ星の証?
ワインを片手に読むのはいかがですか?
私? もちろん、パンプルムース氏の次の活躍もちゃぁ~んとリザーブさせて頂きます。
レストランのドアを開け芳しい料理の待つテーブルへ直行!
ですね。
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