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杣人・somabito

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『パンプルムース氏の秘密任務』

お元気ですか?

台風が通り過ぎた後は、秋風が吹く青い空。
一夜にして虫の鳴き声の響く夜を迎えています。

『パンプルムース氏の秘密任務』を読みました。
マイケル・ボンドのコミカル・ミステリー。
主人公は元刑事でグルメ・ガイドブック『ル・ギード』の覆面調査員パンプルムース氏と
愛犬で元警察犬のポンフリットです。

この愛すべき二人。今回も編集長からの難題を与えられてロワール川沿いある
サン・ジョルジュ・シュル・リーという街のホテルに赴きます。
編集長の叔母さんが経営するホテル『オテル・デュ・パラディ』の立て直しをするためです。
とは言え、パンプルムース氏に妙案が有るわけではなく、行く処騒動ばかりがもちあがり・・・。

マイケル・ボンドのパンプルムースシリーズ。
推理したり、犯人を探し当てるという楽しみではなく、
パンプルムース氏のドタバタを楽しむと言った趣向です。
でも、そのドタバタはユーモアがあり上品。
マイケル・ボンドはサービス精神旺盛にあの手この手で読者を楽しませてくれます。

その1) パリの地図とホテルまでの道程。
編集長の家で食事をしたパンプルムース氏が家に帰ります。
ポルト・ド・サン・クローで環状道路に入り、ブーローニュの森の下を通るトンネルをくぐり、
ホルト・ドーフィンの出口へ向かう。
モンマルトル墓地の南東の角を過ぎ、コランクール通りに入る。

どうです?パリの地図が頭に浮かぶ人にはまるで車で一緒に走っているみたいです。

その2)パリからサン・ジョルジュ・シュル・リーに向かう。
ダンツィーク通りを下り、ラ・リューシュ(下の写真)をみながらルフェーブル通りとぶつかる角を
左に曲がる。

laruche1.jpg

ジヴェルニーにあるモネの古い家を見学し、ポルト・ド・パッシーの出口からパリを離れる。
セーヌ川沿いの町ブージヴァルに入り、エミール・ゾラの別荘があったメダンの町を通り、
ヴェルノンでジヴェルニーの方へ。
モンターニュで寄り道をし、マルセル・プルーストが幼少を過ごしたイリエ・コンブレーを
通り、ロワール川沿いに走り、サン・ジョルジュへ。

DSCN3005_convert_20110923221524.jpg


まぁ、なんて親切なんでしょう。ちょとした観光案内のようです。
私は思わず、ミュシュランを広げて確認したくなっちゃいました。

さて、マイケル・ボンドが楽しんでいるのは地図だけではありません。
今回のお楽しみは公衆トイレ(その3)です。

私がパリの公衆トイレを知ったのはもう四半世紀ほど前になります。(古いですね。)
パリのあちらこちらに建ったステンレス製の筒。
ドアを開ければコンパクトに出来た公衆トイレで用をたして出ると、
自動的に室内全てが水洗洗浄されるというしろものです。
当時、パリは犬の糞で汚れ問題視されていましたから皮肉な感じです。

parisT.jpg

もちろん、私も試しました。
今では色んな種類のトイレが建っているようです。
余談ですが、アメリカの人気ドラマCSI-NY を見ていたら同様のトイレがNYにもあるんですね。
知らなかった。
もっとも、CSI-NY、そのトイレの中で洗浄する水に溺れるという事件なんですが・・・。

そこで、改めてこの本の書かれた年をみると、なんと1984年。
マイケル・ボンド氏はトイレの最新事情を小説に盛り込んでいたんです。

さて、ホテルに着いたパンプルムース氏は料理のひどさに困惑するのですが、
どうやらこのホテルの料理には媚薬の謎があるようです。
なんたって、パラディホテルですから。(名前からして艶っぽいですもんね)
大人のちょっとエッチなユーモアを散りばめながら、
パンプルムース氏の媚薬の正体を突き止めようとする奮闘もお楽しみ。

美味しい料理とロワール地方の素晴らしいワイン。
ネットで検索すれば、どんな料理なのか、どんなラベルのワインなのかも分かります。
そんなお楽しみ満載のパンプルムース氏の活躍。

楽しみ方は、読者それぞれにあるようです。

ちなみに、サン・ジョルジュ・シュル・リーという町は在りません。
アンジェとナントの間に、サン・ジョルジュ・シュル・ロワールという町が在ります。
どうぞ、迷子にならないようにお気をつけくださいね。


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