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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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映画の思い出2

お元気ですか?

母との映画の思い出を書きました。
母に連れられて観たのですから、大人の映画です。
では、子供向けの映画は観ていないのか?というとちゃんと観ています。

当時、夏休みになると宿題と一緒に、映画の割引チケットが渡されます。
東映まんが祭りと銘打たれ、『太陽の王子 ホルスの大冒険』『長靴をはいた猫』なんかを
観た記憶があります。『ホルス』は高畑勲さんが監督ですし、『猫』は井上ひさしさんが脚本を
書いています。まんが映画と言えども今に残る名作です。
こうゆう映画は、近所に住んでいた叔父さんに連れられ従兄弟と観に行きます。

では、父と映画を観に行った事は無いのかというと一度だけですがあるのです。
父とは仕事の都合で別れて暮らしていました。
11月末から3月までの冬の時期は函館にいますが、それ以外の時期はたまに家に帰って来た
としても、函館の会社に用があるのか、東京の会社に出張するために家に寄るといった感じです。
父が家に帰ってくると、「今回はいつまで居るの?」というのが挨拶のようなものでした。
そんな生活ですから、父と映画に行くということは想像することも無かったのです。

ところが、ある春の終わりの頃。日曜日だったと思います。
「出かけるけど、一緒に行こう」と私に言います。
父はこうゆう時、必ず相手の都合を確認しながら言うのですが、
久しぶりの時間を子供と一緒にいたいという気持ちが言葉の中に感じられます。
私にしたって何時もと同じように家にいるより面白そうなのを感じますから、喜んでついて行きます。

出かける用意をしてしばらくすると、父の会社の人が車で迎えに来ました。
???何処に行くんだ? と私。
車には会社の人が2人。よく家に来る人ですから私も顔は知っています。
挨拶をして、後部座席父の横に座ります。
なんと、父は私を連れて道南の森町にある工場まで連れていったのです。
そして、父達は仕事。 まぁ、つくづく仕事人間の父です。

私もそこは慣れたもの。工場は日曜日で動いていませんから中には入れません。
稼働していれば、従業員のお兄さや女工さんに声をかけられて照れながら挨拶をするのでしょうが
人影もないので、浜に降りて海を見たりして時間を過ごします。
私は一人遊びが得意なのです。

夕方、函館に戻った私達。父は松風町という繁華街で車を停めさせ私と2人降ります。
突然のことに何がおこるのだろう、夕ご飯の時間が近づいているのに家に帰らなくていいのだろうか。
と不思議に思う私をよそに、父はすたすたと歩きプレイガイドに立ちます。
それまで映画のチケットは映画館で買うものだと思っていた私。
プレイガイドでチケットを買う父を見て、それまでとは違う父の一面を知ったことに驚きながら、
さっさと歩く父の背中を追いかけていきます。

松風町の交差点を渡ったところに映画館はありました。
かかっていた映画は『山本五十六』
新潟県長岡出身の海軍大将で、連合艦隊司令長官を勤めた人です。

父の実家は新潟県糸魚川市。すぐ上の兄は真珠湾攻撃をはじめとして多くの海戦に出撃しています。
父の山本五十六への思いはどのようなものだったのでしょう。
何も言わないで席に着く父。我が家の両親は言葉が少ないのです。

映画は川船の上で逆立ちをする山本五十六の姿で始まります。
子供の頃は身が軽く、逆立ちが得意でしたので私はすぐ映画に引き込まれていきました。
映画のラスト、山本五十六を乗せた飛行機がブーゲンビル島でアメリカ機に撃墜されるところ
で終わります。確か。

静かに席を立ち、映画館から出ると外はもうすっかり暗くなっていました。
家に帰ると「遅いから映画でも見てきているんだと思った」と言う母。
なるほど、父は最初から映画を見る計画だったのでしょうね。

さて、この映画。山本五十六を三船敏郎が演じ、加山雄三、辰巳柳太郎らも出演している豪華版。
しかも、特撮は円谷英二です。

この映画は父と観た唯一の映画として私の心に深く刻まれます。
そして、何時か山本五十六の事を知りたいという思いになり、
阿川弘之氏を読むきっかけに育ってゆくのです。

映画の原作ということではないでしょうが、阿川弘之氏が『山本五十六』を書いたのは1966年。
東宝が『連合艦隊司令長官 山本五十六』を作ったのが1968年です。
阿川弘之氏は作品の冒頭で、川船で逆立ちする山本五十六を書いています。
東宝さん、ちょっと使わせてもらったのかな?


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(2005/12/23)
三船敏郎、加山雄三 他

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追記)

今回子供の頃の映画の思い出を書いている時に、ネットの中をお散歩していたら
「函館のおぢさん2的ブログ」というブログに出会いました。
古い函館の様子、幅広い交流から集まってきた様々な情報、写真、地図・・・。
それはもう沢山載せられていて、玉手箱を開けたような感動を覚えます。

高校時代に応援団長をしていたこともあり、函館応援団長と言っている私ですが、とてもとても・・・。

その素晴らしいブログの中に山本五十六と関係した記事がありました。
岡本杏一情報と区分けされている一連の記事ですが、非常に貴重なものです。
「函館のおぢさん」ならびに岡本杏一氏に敬意を払い、こちらからもリンクさせていただきます。

「函館のおぢさん2的ブログ」  ←是非クリックして御覧ください。

岡本杏一情報  ←是非クリックして御覧ください。


山本五十六と親交があったという小熊信一郎氏。
父親の小熊幸一郎氏は漁業で身を起こした実業家で日魯漁業の創始者ですから
まんざら私と縁がないわけでもありません。


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テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

コメント

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No title

はじめまして^^ 青空と申します。

「お元気ですか?」で始まる記事に、温かみを感じさせて

頂いていると、今回の記事はまた一段と心が和み、満たされた気持ちに

なりました^^

私は平和が大好きですが、戦記ものも大好きです。

今度レンタルで三船さんの「山本五十六」を拝見します^^

はじめまして。

青空様、ようこそお越しを!
コメントも有難うございます。

同世代と推察いたしますが、子供の頃の大切な記憶を
時々書き留めています。
他人様にはどうでもいいような事ですが、お読みいただき感じるものがあったとすれば
私にとってはとても嬉しい事です。

これからも、お気軽にお立ち寄りください。

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