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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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勤労感謝

お元気ですか?

今日は勤労感謝の日。
古く新嘗祭に起源をもつこの祝日は働けることへの喜びと収穫への感謝を祝う日です。
子供の頃、「働いてくれているお父さんに感謝しましょう」なんて言われたのも懐かしですね。
でも、最近の世界経済は労働への感謝とは程遠い状況があちらこちらに見られる始末。
私達はこの現状になにを考えなければいけないのでしょう。

先日日本に新婚の国王が来訪され話題になっていたブータンは国民総幸福量(GNH)という考えで
話題にもなっています。伝統文化を尊重し物質的豊かさではなく心の豊かさを重視するというものです。
心情的には理解できますし賛成するところもあります。
でも、幸福というものをどの角度から見るのかということですから、GNHが良いとは簡単には言えません。
実際、ブータンでも外国資本の流入などで生活に格差が生まれています。

一方、中国で最も裕福な村として話題になっているのが華西村。「天下第一村」と村自ら言うこの村は
50年ほど前、国の査察の目をくぐりながら家内工業でネジなどを作り財を蓄え発展の基板を作ったといいます。よっぽど指導力をもったリーダーがいたのですね。
人々の労働に直接払われる賃金はわずかですが、食料、医療、教育など生活に必要なものは無料。結婚すれば一戸建ての家が無償で与えられ、蓄えられた株により高級車などを交換して得ることが可能です。
ただし、信じがたいことに、職業選択の自由がありません。
裕福になった村民は海外旅行にも出かけますから別の価値観にも接します。
新たに村に転入して来た人は古くからいる村民とは同じ権利・利益を受けられなくここにも格差が存在します。今後この村にどのような変化が起こるのか。一つの経済モデルとして興味のあるところです。


70年代中頃、未来学という言葉がもてはやされた時期がありました。
工業化が進み、ロボットが人間の労働にとって替わる時代がやってくる。
人は自分の時間を労働以外のものに多く振り向けることができるようになり新たな生活環境を誕生させる。
というようなのが趣旨だったように記憶しています。
東海道新幹線が開通した時にも似たような話がありました。
それまで東京から大阪への出張は一泊を必要としていましたが新幹線が出来たお陰で日帰りが可能になり、仕事にも余裕が出来るはずだというのです。
残念ながら日本人はそれほど寛容では無かったようですね。

厚生労働省の管轄で余暇厚生文化財団というのがあります。
平成3年の設置で「休暇の長期化、分散化の推進と、勤労者の自助努力による生涯を通じての余暇活動の取り組みを支援する」と趣旨にあります。
設立当初、働き過ぎをしきりに言いながら労働以外の時間を活用した生活の質の向上を訴えていたように記憶しています。
色々なイベント会場にブースを設けてはアンケートをとってはアドバイスするなどの活動もしていました。
実際私も呼び止められてアンケートに応えたことがあります。
趣味はありますか?地域の活動に参加することはありますか?などなどの質問。
私の回答をみた人は「満点ですね。」と言いました。
それはそうでしょう。好きな事ばかりして暮らしているんです。
でも私は心中思っていました。この満点の生活を支える労働ってどこにあるの?って。

働いて何かを生み出し、それを相手の利益に還元して初めて私達は自分の利益を得ることが出来ます。
その得た利益を用いて再生産しさらに利益を増やしより高次の経済活動につなげてゆく。
余暇の過ごし方に満点を維持するためにはそれ以前の労働の蓄積が必要です。
文字通り、遊んでばかりいては生活が成り立たなくなるのです。

そんな基本に目を向けないからその後のバブルに踊らされてデフレ経済に陥ったんじゃないの?
なんて冷めた思いで見ています。

さて、アメリカについても考えてみましょう。
戦後自由主義と資本主義経済を掲げて世界のリーダーを自認してきた国。
でも、行き過ぎたデリバティブ商品やサブ・プライムローンの破綻で一気に脆弱性を露呈しまいた。
餅を絵に描いてお腹が膨れるとカン違いした国です。
軍事費負担の増大はちょっと気の毒なところもあるのですが、軍事産業と強く結びついた政権のつけとも言えますから、これも国民の選択といえなくもありません。
また、信条としている自由主義も銃問題や医療制度、年金制度など社会問題をはらんでいて国の形というものを問うレベルにまでなっています。
ニューヨークで格差社会に対するデモが行われていますが、格差社会を容認してきたのは紛れも無くアメリカ国民です。その歪が大きくなって自分たちに降り掛かってきたから抗議しているのであって、つい数年前までは払えないけど借金して家を買えばなんとかなると思っていた国民です。医療保険に入れない人がいてもそれは自分の事ではないと思っていた国民です。正直、なんて自分勝手で無責任な国民なんだろうと思うのです。
この国の選択も新しい国づくりの方向を見極めるとても興味深いものがあります。


私達は自分の生命と財産を守る事を条件に国に所属します。
どんなに生まれ育ち、風土文化に育まれ生きて来たといっても命を脅かされる所では生活できません。
そう云う時には政権交代や革命、もしくは国を捨てて国外脱出という選択をせざるをえません。
そうならないためにも、働いて税金を収め、政権を見極めて収めたお金を正しく使ってもらわなければなりません。
日本国憲法では、第27条に「(1)すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。」とあります。
義務よりも権利が先に書かれていることに私は意味を感じます。
自由主義の国にあって、私達は自らの権利によって労働をし利益を得、その利益を自分達が住みよい国を作るために使うことができるということなのです。
私達一人一人が労働によって政治を動かし、国を作ることができるという事なのです。

労働には人それぞれ様々な思いがあることでしょう
仕事を通じて私達は自分を知り育てることが出来ます。
家庭を築き、健康で文化的生活を営むことが出来ます。
でも、その先には国を作り世界を変えてゆくというよりダイナミックな楽しみがあります。
労働というのはそうゆう楽しみを私達に与えてくれるものだと思うのです。

だから、働いている全ての人に感謝し、働ける自分を誇りに思い
この働きでこれからの未来をどうしようかとちょっと考えてみたいと思うのです。
せめて、勤労感謝の日だけでも。


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