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杣人・somabito

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『向う端にすわった男』

お元気ですか?

東直己の『向う端にすわった男』を読みました。
先日 e Book Off で見つけたのにタッチの差で買い逃した本です。
週末にパートナーさんがまた見つけ、自分の注文分と一緒に速攻で注文を成立させたのです。

でも、以前にも発送の段階で“在庫がありませんでした”というメールが来た事もあるので
安心はできません。週末ということもあるのでしょう、なかなか発送案内も来ませんから
メール便で送りますと連絡がきた時にはふぅ~っと一安心でした。

今回の『向う端にすわった男』はススキノの便利屋「俺」シリーズの短篇集です。
1996年に早川書房から出ているのですが、
初出一覧を見ると、
「向う端にすわった男」92年7月
「調子のいい奴」94年1月~7月
「秋の終り」94年12月
「自慢の息子」95年11月
「消える男」書き下ろし 
と初期の作品が収められています。

「俺」が毎晩飲みに行くススキノのバー、ケラー・オオハタを舞台に友人の高田や新聞記者の松尾なども
登場しますから「俺」シリーズが初期の頃から東さんの中で確りした設定のもとに書かれていたことが
分かります。
東さんは榊原健三シリーズや探偵・畝原シリーズの長編もいいのですが、
『ライダー定食』『義八郎商店街』などの短編もなかなか良いので期待をもって本を読み始めます。

映画好きのなりきり男にまんまと担がれる「向う端にすわった男」
商社マン崩れの詐欺師「調子のいい奴」
同級生を救おうとおせっかいを焼く客引きの「秋の終り」
息子が大学に入った事を知り里心をもつホームレスの「自慢の息子」
学生運動の影を背負いながら不器用に生きる「消える男」
と何処かに居そうな男達を書いています。

東さんの作品は、そんな底辺で右往左往する男や女達にちょっと困ったような顔で苦笑いする感じ。
“こうゆう人間もいるよね”といった感じのお話ですから、読んでいても何処か救われるところが
あります。落語を思わせるお話です。

東さんを知って1年ちょっと。
雑誌などに書いて本になっていない作品は分かりませんが、未読はあと1冊になりました。

今年公開された映画「探偵はバーにいる」はまだ観ていません。
でも、『向う端にすわった男』は奥付をみると今年の4月四刷りとなっています。
映画の効果でしょうか?
ならば後の一冊、『自衛隊 おとなの幼稚園』(三一書房、1996)もきっと手に入ることでしょう。
なにせ私も東さんを求めて右往左往する男の一人。
細い縁にしがみついてじーっと待つことにしましょう。


向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)
(1996/09)
東 直己

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テーマ : 読書
ジャンル : 小説・文学

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