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杣人・somabito

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『食堂かたつむり』

お元気ですか?

当地は朝から強い風が吹いています。
桜は健気に咲いていますが、その花の下からはすでに薄緑の幼葉が。

小川糸さんの『食堂かたつむり』という本を読みました。
またしてもBOOK OFFの100円コーナーにあったのでタイトルだけで購入です。

ストーリーは
恋人に糠床一つを残して一切を持ち逃げされた主人公倫子は、傷心をかかえて
故郷に帰り、レストランを開きます。里村の人たちの協力でオープンしたレストラン。
ところが、倫子の作る料理を食べると願いごとがかなうようだと評判になり・・・。

私の趣味というか癖というか、タイトルに食べ物に関係するものを見つけると
思わず手にとってしまいます。
作家、エッセースト、料理家、誰が書いたものでも区別はありません。
食べるものを前にして人は正直になってしまいますから。

でも、読んでいて“この人本当に食べることが好きなのかな?”って思ってしまう本も
あります。

以前WOWOWで『天国のスープ』というドラマを観て気に入り、本を読んだ事があります。
国仲涼子さん、井川遥さん、時任三郎さんらが出演していてなかなか良いドラマだったのです。
ロケに使ったお店も吉祥寺で食事に行ったことのあるところでしたので、
それも、贔屓のポイントでした。
でも、本を読んでも文字の中から美味しさが伝わってきません。
スープの話なのにゆげが立って私の鼻をくすぐる感じがしてこないのです。
ものすごく残念な思いをしてその本はダンボール箱の中です。

今回の小川糸さんの『食堂かたつむり』は読みながら何を書きたいのか分からないくらい
文章の程度は低く、おやおやと読み始めます。
既成的言葉で描かれた情景を並べているだけで文章が活きていません。
自分の言葉を持っていないのでしょう。
当然、人物描写も稚拙ですから人物像が浮かんできません。
紙人形を並べたってもうすこしドラマにすることは出来るでしょう。

登場人物にしてそうなのですから、食べ物が美味しく書かれるわけがありません。
料理雑誌をめくって気に入った料理を写真をみながら書きだしたような感じ。
小川糸さんという方の力量でしょうから、私はそれを責めるつもりはありません。
ただ、私の好きな食べ物を取り上げながら美味しくない文章が並んだことに
残念で寂しい思いをするばかりです。

TVではグルメ番組をやると視聴率が上がります。
地域のお店紹介、歴史に名の残る高級レストランばかりではありません
B級グルメだの大食い大会だの、それこそ“なんでもあれ”の世界です。

出版の世界もそうなんでしょうか?
もし、食べ物やレストランを舞台にしたお話を書いたら売れる。
私みたいについついよだれを垂らしながら手を伸ばして買ってくれる。
そんな下心で書かれているのでしたら・・・
そんなこと想像してしまったら、泣きなからアイスを抱えてしまいそうです。

あぁ、なんか読んでいるだけでいてもたってもいられなくなるような、
そんな狂おしく美味しい本はないものでしょうか?

食堂かたつむり (ポプラ文庫)食堂かたつむり (ポプラ文庫)
(2010/01/05)
小川 糸

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ジャンル : 小説・文学

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