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杣人・somabito

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『坂口安吾盗難事件』

お元気ですか?

久しぶりにに東直己さんの『坂口安吾盗難事件』という本を読みました。
と言っても東さんの作品はタイトルになっている短編が一つ。
その他は坂口安吾の推理小説とそれに付した僅かな解説。
東直己さんの坂口安吾に対する愛情と、読者が坂口安吾を読んで楽しめるようにという
親切心からの解説を盛り込んだ本なのです。

坂口安吾は太宰治と並び評される作家ですが、正直私は名前は聞いて知っていますが、
読んだ事がありませんでした。
太宰治だって、あの桜桃忌が行われる三鷹のお寺のすぐ側に暮らしていたにもかかわらず、
読書人としての興味は無く、小学校の時に?「走れメロス」を教科書で読んだきりです。
だから、申し訳ありませんが東さんが坂口安吾の何処に好意を持っているのかは分かりません。

作品は昭和20年代。戦後すぐといっていい時代に書かれたものばかりです。
投手殺人事件(1950)、心霊殺人事件(1954)、正午の殺人(1953)、
南京虫殺人事件(1953)、能面の秘密(1955)、アンゴウ(1948)、
東さんも本書のなかで言っていますが、新幹線も東京オリンピックもまだの日本です。
推理小説として読めばそれぞれに捻りがあって面白く読めます。
戦後の日本の雑踏と退廃とそこから浮き出してくる生命力みたいなものも感じられます。
ただ、「アンゴウ」意外はお金に絡む事件で私にはちょっとという部分があったのも事実。
これも戦後の世相を写しているのでしょうか。

最後に東さんの手になる「坂口安吾盗難事件」という作品が収められていますが、
「作中、フレドリック・ブラウン作『ミミズ天使』のメイン・プロットと言うかガジェットと言うか、
いわゆる「オチ」に触れた部分があります。」と断りが書かれています。
残念!『ミミズ天使』は読んでいません。
でも心配いりません。『ミミズ天使』と「坂口安吾盗難事件」との関係は読んでいると分かるように
書かれています。で、思わず苦笑してしまいます。

東直己さんの本、ススキノ探偵シリーズも畝原シリーズにしてもどれもダークな部分のある
内容ですが、おなじみの登場人物達は何処か優しい目を持っています。

それと同じように東さんは坂口安吾を大切にしているのでしょうね。


坂口安吾盗難事件&坂口安吾探偵小説集 (柏艪舎文芸シリーズ)坂口安吾盗難事件&坂口安吾探偵小説集 (柏艪舎文芸シリーズ)
(2011/02/25)
東 直己、坂口 安吾 他

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テーマ : 文学・小説
ジャンル : 小説・文学

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