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杣人・somabito

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『雨の罠』

お元気ですか?

バリー・アイスラーの『雨の罠』を読みました。
『雨の牙』『雨の影』につづく3冊目です。
日米ハーフの殺し屋ジョン・レインは日本を出てブラジルに潜伏していますが、CIAに居所を見つけられ武器商人ベルハジを暗殺するよう仕事を依頼されます。
マカオ・香港を舞台に準備を進めていると不審な動きが見え隠れし・・・。

このシリーズの面白さは主人公ジョン・レインの暗殺者としての動きと思考が具体的に書かれていること。尾行がいないか確認するために目的のところまで遠回りをしますし、待ち合わせには1時間も早くついて相手の周辺の動きも確かめます。
会話ではお互いの言葉の表裏を計りながらやり取りし真実らしいことを導き出しますが、そこには相手に明かすこちらの情報との駆け引きもあってちょっとした頭脳ゲームが展開します。ジョン・レインのそんな思考をトレースするうちに読者は現場に立っているのです。

もう一つ、ジョン・レインは接近戦では柔道の技を得意としますが、当然ながら闘う相手にも様々な技が用意されています。
武器商人ベルハジはサヴァテというキックボクシングのような格闘技を使いますし、謎の美女デリラはクラヴ・マガという軍や警察などで採用されている技を使います。
その他にもジョン・レインが潜伏していたブラジルではグレイシー柔術は欠かせません。カポエイラという足技を主にしてまるでダンスを踊るように回りながら相手との距離をとる武術も名前だけですが出てきます。
私はTVで放送されている格闘技は見ませんが、ジョン・レインが闘う時の動き、技のかけあいを丁寧に読んでゆくのは面白く感じています。

さて、今回のジョン・レインはCIAの依頼で武器商人の暗殺を図るのですが、CIAの中にはその武器商人ベルハジを利用している部門もあり、そことは利害がぶつかります。
ロバート・レッドフォードが主演した『コンドル』(1975)という映画がありました。CIAの中の闇の組織の存在の可能性を指摘したことで逆に命を狙われてしまうレッドフォード。今回ジョン・レインを狙うのは謎の組織ではありませんが、CIAの中の利害対立がレインを危機に陥れます。

前作の『雨の影』で大切な仲間を失ったジョン・レイン。
今回は新たな仲間が誕生し、作品としての舞台に広がりが生まれます。
次の作品はどうなるのでしょう。

実はもう机に置いてある4冊目の『雨の掟』。
ジョン・レインの好きなラフロイグでも飲みながら読んでみたいのですが・・・。



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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

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