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杣人・somabito

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『リトル・サイゴンの弾痕』

お元気ですか?

いよいよ今日から6月。梅雨の季節を迎えようとしています。
クールビズ、スーパークールビズと衣替えのニュースも流れます。かりゆしやポロシャツを着て快適な様子もみられますが、普段から家で仕事をしている私にはあまり関係のないお話。スーツを選びワイシャツやネクタイをどれにしようかと考えるのは好きですし、気に入った洋服に靴を合わせお出かけする楽しみは大切にしたいですね。

テリー・ホワイトの『リトル・サイゴンの弾痕』を読みました。
テリー・ホワイトの3作目、前回の『刑事コワルスキーの夏』に続く作品です。

ストーリーは、ベトナム戦争帰還兵のモーガンはベトナムで一緒だった写真家のコンウェイと特殊部隊にいたリアダンを誘いベトナムマフィアとロスアンジェルスのマフィアの間で取引されるダイヤを横取りしようと計画します。ベトナム難民と娼婦の殺害を同一犯と見たコワルスキーと相棒のマガイアはクリスマスのロスアンジェルスを駆けまわり次第に真相に近づくのですが・・・。

今回の作品はベトナム戦争を全面に打ち出しています。三人の帰還兵はそれぞれの生き方で生活をしていますが、モーガンの要請に深い理由もなく犯罪に引きこまれてゆきます。そこには戦地で経験を共にした共同体のような感覚があるのでしょう。仕事にしろスポーツにしろ困難や苦痛、強いストレスを伴う環境を共有した人間は固い結びつきを感じ合うものです。
コワルスキーとマガイアにおいても同様です。次第に相棒としての相手を理解し尊重するようになっていて、コワルスキーは息子のロビーがマガイアを訪ねて悩みを打ち明けたことを静かに喜んでいますし、マガイアは自分の仕草がコワルスキーに似てきたことに気が付きます。

テリー・ホワイトはベトナム戦争体験者の相互依存的共感を書いているだけではありません。ベトナム難民がアメリカに移住しマフィアを作って生きている様子を描いていますし、マガイアにかかってくる謎の電話、実は助けを求める帰還兵だったのですが、を加えることでベトナム問題を現代の問題として位置づけています。

さて、『リトル・サイゴンの弾痕』は前作『刑事コワルスキーの夏』に比べるとベトナム問題がより鮮明に取り上げられていること、人物の関係が進み深みが出ていることといった良い点がある一方、犯罪をたくらむモーガンの動きが少しまどろっこしく感じるところもあります。前作の犯罪者が兄弟二人であったのに対して今回は三人ですから書きようによっては人間関係を深く掘り下げることもできたでしょうがその場面が少なかったようです。そのぶん文章に緊張感が薄れてしまったのかもしれません。

もう一つ加えて言えば、前作が飯島宏氏の訳でとても引き込まれるものであったことも挙げておきましょう。





さて、話は変わります。
先日、スーパーに買物に出た際にパートナーさんが「今日はウイスキーを買おう」と言い、「ジョン・レインは何を飲んでいたの?」と聞きます。
「ラフロイグの30年ものだよ。」という私。とてもスーパーに置いているようなウイスキーではありません。
もちろん、殺し屋でもなければ手が出ないお値段のウイスキーですから、はなから頭にありませんでした。

ところが、いつものお酒売り場にいったところ、ラフロイグの10年物と小さな樽で熟成させたクオーターカスクがあるではありませんか。おっそうか!父の日向けの品揃えです。
10年物でしたら買えないお値段ではありません。
「せっかくだから買おうよ」というパートナーさん。
「いいの?」なんて遠慮がちな私ではありますが、内心ちょっとうれしくなっています。

しかも、今日『リトル・サイゴンの弾痕』を読んでいたら、こちらでも、マガイアがコワルスキーへのクリスマスプレゼントとして「十年もののスコッチのラフロイグを買ってある。」とあるではありませんか。

ということで、今日は我が家のラフロイグの日。
一次会はパートナーさんが圧力鍋で作ったおかずをいただきながら軽く済ませ、
二次会はチーズやオリーブ、ナッツなどおつまみを並べてラフロイグをいただきます。

DSCN4414_convert_20120601220238.jpg

まずは、オンザロック。
独特の香りはさてどう表現しましょうか?
アイラ島ならではのビート香に磯の香りとよく聞きますが、正露丸のような匂い?

個性のある匂いにパートナーさんはしばし????。イソジン? って。

それでは、違う香りを楽しんでみましょうとトワイスアップ。
確かに香りが優しい感じに変わります。

そこで、ジョン・レインはラフロイグを何と言っているかと、『雨の罠』を出して見てみると
デリラが「好きな銘柄の一つよ。四十年ものよりも好き。あのシェリー香 ほかにないわ」と評し、たっぷりと注いだタンブラーに水を一滴垂らして飲みます。
そして、レインは「デリラの評どおりだ シェリー樽で熟成された三十年ものには、塩の香りとシェリーのあまさが絶妙に同居している。」と思います。

どうやら、ジョン・レインもコワルスキーも私に粋な挑戦状を送ってくれたようです。
ラフロイグを楽しめるようにならなくっちゃ。

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