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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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6月の函館 1日目

お元気ですか?

函館に来ています。
6月の函館に来るのは本当に久しぶり。8年ほど前に2週間ほどかけて北海道1周の旅をして以来です。この時季の函館は5月連休の桜が終わり雪解けてぬかるんだ道も乾いて花が咲き出します。市場には山菜や切花が多く並び、町が賑やかになってきます。

ところがなんということでしょう。飛行機から下りた途端にもの凄い寒さ。Tシャツ姿の男性客グループは「北海道だね。」なんて言っていますが気温は13℃。そんな呑気な言葉はいつまでももちません。夏の観光シーズンの始まった函館ですが、どうぞ長袖やジャケットをお忘れなく。

空港からシャトルバスでホテルに向かい、荷物を預けて朝市を散策。パートナーさんが圧力鍋料理に使う豆類を下見します。子供の頃から通い慣れた市場です。蟹やウニを扱う店の呼び声を縫うように避けながら乾物を並べる店で沢山の種類の豆を見ているとお店のおばちゃんが「買ってって」って声をかけてきます。珍しい豆を手にとりながらどんな食べ方をするのか聞き、パートナーさんのイメージを助けます。その間パートナーさんはお値段をチェック。私は値段の感覚に疎いのでもっぱらおばちゃんとお話。買い物の担当割が出来ています。3~4軒のお店を周り、市場を後にします。なにせ着いたばかりですから「また来るね」と言ってまだ買いません。一度情報を整理しパートナーさんの中で買い物のイメージが出来上がるのを待つのです。

朝市を出て家に向かいましょう。
両親の暮す家で庭や家の周りの草取りの仕事。実は3月から入院をしている父が退院をするので、家の片付けや掃除をして迎えようという心づもり。この間、母が一人で病院に通い父の用をたしていました。父は「お前らは来なくてもいい」と言いますが、母だって高齢です。そろそろ手伝いに行かなければと思って「時間がとれたから行くよ」と電話したら「退院するって。」と言うではありませんか。どうやら体調も回復していい加減家に帰りたくなったようです。

週に何回かタクシーや病院の巡回バスを利用しながら病院に通っている母は、気丈ですが体は丈夫ではありません。病弱といっていいほどですが、その分自分の体との付き合い方を知っています。父のリクエストに応えながらも疲れた体であれもこれもと出来ませんから庭仕事などは出来ないでいます。
玄関先から始め雑草や枯れ枝、落ち葉の掃除と綺麗にしましょう。柔らかい草は楽ですが薔薇の棘は枯れても手に痛いです。庭を覆う苔は絨毯のようにふかふかしていますから、それを傷つけないように手で抑え小さな草をつまんで抜きます。東京時代、お茶の先生が茶室の前の庭の苔を育てて「ピンセットで草を抜いているんですよ」と話していたのを思い出します。
普段土いじりが出来ていませんのでなんだか楽しい・・・。シャクナゲの花がらを摘んだり、思わぬ処から伸び出した竹を切ったり・・・。
汚れ作業をしてもいいようにとTシャツや古くなったスポーツウェアを着ていますが、あまりの寒さに体が冷え切らないように休み休みの作業です。

家の草取りに目処がたった頃、母が「病院に行くよ」と言うので一緒に。函館山の麓にある病院は父のお気に入りの病院です。お医者さんも看護婦さんもアットホームな雰囲気をかもしています。
入院病棟に上がると、父が電話ボックスの所に居ます。パートナーさんが渡したテレホンカードを使い、「様子を知ろうと家に電話をするところだった」と言います。車椅子に座っていますが、元気そうです。
リハビリを担当してくださっている理学療法士の説明を伺い、会議を終えた担当医の話を伺います。とっても丁寧で分かりやすい話。時々確認や質問をする私達の言葉もきちんと受け止め答えてくださいます。今年88歳になる父、歳相応の衰えはあり安心は出来ませんが、それでもお医者さんやリハビリの様子を聞き、看護婦さんたちの働く様子を見ることで私達の心の準備は整って行きます。

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父のベットの脇に置いてあった杖。なんと雪道を歩ける用意にスパイクが取り付けられています。
北海道ならではですね。

お医者さんとのお話を終え、病室に戻る父。窓の外には函館山の緑が見え、なかなか良いベッドの位置に私もちょっと横にならせてもらいました。父に庭の片付けの様子を報告し、お返しの業務命令を受けます。老いたとはいえ家長であり管理監督者である父の姿に安心を得ます。

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病院を出るとすぐに古い家が目に入ります。
「『蟹工船』の映画のロケに使った家だよ。」と映画好きの母が教えてくれます。「最近の映画の?」と問う私に、「いや、昭和の始めの頃の。役者さんが走り回っていたんだよ。」と言います。
どうやら、1953年制作の監督・脚本: 山村 聰、撮影: 宮島義勇、音楽: 伊福部昭 という作品のようです。
当時この辺りは、海産物や船の関係の商家が多く隆盛を極めたところです。私の生まれる前、母もまだまだ綺麗なお嬢さんだった頃です。生家が近かった母は目を輝かせてロケ風景を眺めていたのでしょうか。

###############

ホテルに戻った私達。今日の夕御飯はお寿司屋さんです。
パートナーさんと始めた函館鮨ローラー作戦。来る度に違うお寿司屋さんを試しています。
子供の頃から知った寿司屋もあればネットで情報を得て伺うお店もあります。
今日伺うのは以前泊まったホテルにあるお寿司屋さん、ひろ季さんです。

いつもはお任せで握ってもらうのですが、コースメニューがありますのでこちらをいただくことに。

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先付けはつぶ貝、煮こごり、もずく酢。そしてお刺身の盛り合わせにはサヨリやウニがあります。ウニはこれからが旬ですからね。

お刺身をいただきながらビールから日本酒へ移ります。
私の第二の故郷、糸魚川の根地の男山がありますので私はそれをいただき、
パートナーさんは福島の大七を。いいお酒が揃っています。
後で知ったのですが、女将は酒匠の資格をとられたのだそうです

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毛ガニもこれからの夏のものです。身をほぐして食べやすく出してくださるのでパクパクいけます。

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焼き物はホッキ貝のコキールと穴子。貝好きの私には嬉しい一品です。
「函館でも穴子は獲れるんですか?」と言うパートナーさん。函館の釣りの定番赤堤防でも獲れるとマスターが教えてくれます。函館で暮らしていたらきっと夕ごはんの仕入れに釣り竿担いで私も出かけるのでしょうね。

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握りは平目、シマエビ、ホタテ、鮪赤身、たらこ、ウニ の6貫。私は追加で北寄貝も握ってもらいました。
どれもお醤油を付けないで頂けるようになっています。

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毛ガニの味噌汁とパンナコッタのデザートを頂いておしまい。

お料理のボリューム、バランス、お味、そしてお値段もよく考えられています。
函館のお寿司屋さんは素材の良さに甘えている処が気になっていた私達。
今回のひろ季さんは充分に満足のいくものでした。
お酒の揃えも充実していて、こちらの方も楽しめます。

パートナーさんも「此処なら人にも紹介出来るね。」とご満悦です。
函館お鮨のローラー作戦敢行中の私達ですが、リピーターになりたいお店です。

ごちそうさまでした。
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ジャンル : 旅行

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