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杣人・somabito

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『再起』

お元気ですか?

久しぶりにディック・フランシスの『再起』を読みました。
実は、フィリップ・K・ディックやフレドリック・ブラウンのSFを読んでいたのですが、少々頭の中が熱を帯びてきたようでクールダウンの必要を感じてきたからです。SF作品も好きでなのですがちょっと疲れました。

ディック・フランシスの『再起』は2006年の作品で彼が単独で発表する作品としては最後の作品となりました。この後発表されている4作品は息子フェリックス・フランシスとの共著となっています。そしてこの作品の主人公はシッド・ハレー。作品ごとに様々な職業の主人公を登場させるディック・フランシスの作品では珍しく4作品に登場する探偵です。2001年の『勝利』から新作の発表がなかったディックのファンにとっては嬉しいプレゼントとなったシッド・ハレーですね。

ストーリーは、上院議員のエンストーン卿から八百長レースについての調査を依頼されるシッドは疑惑の騎手が射殺されているのを発見します。さらに、その殺人容疑をかけられた調教師も不自然な自殺をし・・・。

今回の『再起』はディック・フランシスの真骨頂である競馬界の事件を中心据えて物語が展開します。ディックの古くからのファンにはお馴染みの八百長疑惑。でも、ディック・フランシスが最初の作品を発表してから40年近くたっています。今回の疑惑はなんとコンピューター賭博がからんでいます。公衆電話を探して夜の田舎町を歩いていた作品が今では携帯電話を持ち競馬サイトから情報をダウンロードして捜査をするようになりました。

さて、推理小説の楽しみは色々あります。作品の構成、展開、アクション、犯罪の形や謎解き・・・。犯罪者の心理やそれを追う探偵や警察の描きかたなども欠かせません。でも私のような本格的推理小説読みでない者は、作品の中に登場する小道具に興味が惹かれます。
今回私が興味を持ったのは、ワインとワインの栓抜きです。

「私はシャトーヌフ・デュ・パープを選び、お気に入りのコルク抜きで開けた。鋭く尖った大釘のような針が一本ついており、それをコルクに差し込むのだ」中略
「クリスマスにスクリュープル社のコルク抜きをプレゼントするよ」

さぁ、ここからちょっとお遊びです。
シャトー・ヌフ・デュ・パープはアビニヨンにローマ教皇が住むようになって財源確保の目的もあって醸造が始まったワインです。南仏の確りしたワインですね。ふーん、ディック・フランシスはこうゆうワインが好きなのかな?って想像をたくましくします。他の頁でもシッドは新しい彼女とよくワインを飲んでいます。

もう一つはワインのコルク抜き。私はソムリエナイフを使いますが、シッドは落馬事故と犯罪者に痛めつけられたことで左手が義手になっています。そこで“大釘のような針”のついている針から空気を壜に送り込む栓抜きを使うのです。

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例えばこんなのでしょうか。
私は持っていませんが、以前に比べればお安くなったみたいですし試してみたくなります。

そして、シッドがプレゼントされたスクリュープ社のコルク抜きはといえば

win_convert_20120905162738.jpg

Screwpull レバーモデル ブラック LM-200

こうゆうのでしょうか?
同じモデルではありませんが私も店頭で見たことがありますけど、ハンドルが鋳物で頑丈で見るからに重々しい感じです。好き好きですがワインを開けるのにこんな頑丈な道具が必要なの?って思いますね。

ちなみに私が家で使っているソムリエナイフはこんなのです。

シャトーラギオール ソムリエナイフ クラシックゴールドシャトーラギオール ソムリエナイフ クラシックゴールド

Chateau Laguiole (シャトーラギオール)

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まぁ、男の子は道具が大好きですからね。ワインを飲みながらどんなソムリエナイフを使おうか、どのグラスで飲もうかと道具で遊ぶことに一生懸命になるのです。

ディック・フランシスから脱線しましたね。


夏、私が育った函館の家は函館競馬場の直ぐ傍にあって、私の部屋からは白馬に先導されて出走馬がパドックに向かうのが見えました。本を読みながらファンファーレを聞きレース中継を聞くとはなしに聞いたものです。
私の家には馬主サンが夏の開催中に下宿していましたし今とは違って競馬場の観覧席やコースも勝手に入っては走り回っていました。時々は厩舎を覗いたりもしたものです。子供でしたからね。

ですから、私は競馬が大好きです。鼻息のあらいのや静かなの、艶艶したのなど馬を見るのが大好きです。真似事ですが少しばかりは乗馬もします。
でも、馬券を買ってギャンブルをしたことは一度もありません。朝から妙に興奮状態で競馬場に入り、夕方レースが終わると日焼けしながら暗い顔をして出てくる多くの人を見ているからです。ハズレ馬券を道路にまき散らしながら肩を落としている人を見ているからです。

競馬とギャンブルは切っても切り離せません。でも、競輪がスポーツとしてオリンピック種目にあるように、競馬も純粋に馬を愛してレースを楽しむ事が出来ると私は思っています。
公営ギャンブルとして生計をたてている方には申し訳ありませんが、賭けをしなくても競馬を楽しむことは出来るのです。

「アドバイスはあるか?」と聞いてくる人にシッド・ハレーは言います。「ポケットからお金を出さないことだ。」と。

自分自身ロイヤル・ジョッキーだったディック・フランシス。一番彼の姿が反映されているとも言われているシッド・ハレーです。きっと競馬の楽しみ方を遠慮がちに言っているのでしょう。
そして、ディック・フランシスは「僕の本を読むことだ」と苦笑いしながら付け足すかもしれません。

夏が終わると函館から馬送車が去っていきます。
函館の人が秋の始りを感じる時です。

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