射水市へ行こう 2
お元気ですか?
射水市への旅行のお話。続きです。
実は“ドラえもん列車”が射水を訪れた8日に初運行だったということは食事をしてホテルに戻り、ニュースを見て分かったことです。初運行の日にたまたま走ってくる電車に遭遇し、しかもそのニュースをテレビで見る。旅先の偶然ってけっこうあるものです。
この旅はどんな偶然に出会うかな?そんな想像をしながら列車に乗ったり、車を走らせたりしているのってなんだか幸せな気分になりますね。
さて、幾つかの料理屋さんを覗きながら散策していたら陽もくれてきました。日本海に落ちる夕日はそれはそれは大きく赤く感動ものなのですが、残念ながら射水では陽は海に落ちません。西には能登半島がありますからね。
まぁそんな事を思いながらお店を決めてのれんをくぐりました。
パートナーさんがネットで見つけ、ホテルでも名前のあがっていた 割烹かわぐち さんです。
お店に入ると外の静けさとは一変して家族連れの賑やかな声が・・・。小上がりは子供連れの家族で満杯状態。カウンターには私達と同じくらいの年代のカップルが静かに座っています。
席を離してカウンターに座り、メニューを見ます。厨房は板長さんの他5人ぐらいの料理人さんがきびきびと動いていますし、4人ほどの女性がお運びに忙しくしています。二階では宴会が入っているようです。
一品料理も充実しているようでしたが、単品で頼むと時間がかかるかもしれません。地の物を色々食べてみたいという気もありますからコースで頼むことにしました。
カニが解禁になったということでカニ尽くしのコースや白エビを料理したコースなどコース料理も色々あります。しかしあれこれ食べたい!喰いしん坊です。

小魚を素揚げし白エビと軽く酢につけた先付け。胡麻豆腐にいちじくとカニをトッピング。

お刺身とカニ。本当に走りのカニですからまだ身も柔らかく小ぶりです。

焼き物は鯵ですが、お鮨仕立てと餡がかけられた二種。
バイ貝は日本海側ではお馴染みですが、野菜と一緒に煮てあります。

白エビの柳川。ちょっと唐辛子を利かせていますが白エビも大きくプリっとしています。
天ぷらはゲンギョ。お店ではゲンゲと呼んでいました。それと白エビのかき揚げ。
ゲンギョはこの地方で古くから漁れていた深海魚で身の回りに寒天質の透明な衣をまとっています。
生ならお吸い物にしますが、一夜干しをして焼き物にしても美味しい魚です。
お店の人に聞いたらやはり寒天質があっては天ぷらに出来ないので確り干してあるそうです。

お終いはやっぱりご飯。富山のお米は立山連峰からの伏流水で美味しいですからね。
お店オリジナルの白エビのふりかけをご飯にかけていただきます。

その白エビのふりかけを友人へのお土産に購入しましょう。
ところで、カウンターに来年の卓上カレンダーが置いてあります。見ると曳山まつりの写真が賑やかです。
手にとって見ているとお店の人が話しかけてくれます。射水市には13台の曳山、山車があるそうでそれぞれの地区、町が競ってお祭りを盛り上げます。よく見ると曳山の上にはからくり人形が乗っています。
昨日紹介した大伴家持は奈良と射水の土地の言葉の違いに心を動かされて歌を読んでいました。方言というのは土地、文化を区分する目安になりますが、曳山にも同じことが言えると思います。以前、飛騨高山の高山祭屋台会館を訪ねたことがありましたが、贅沢な山車に驚いたものです。彫り物や飾り物を綺羅びやかにつけたり、人が大勢乗って楽器を演奏したり、そうゆうのとは違い張り子を乗せていたりと地域やお祭りの形によって曳山のスタイルも随分変わるようです。数年前に函館でからくり人形を復元制作している方の家に伺ったことがありましたが、お座敷遊びのからくり人形と曳山に乗せるからくり人形という視点もあります。曳山だけでも幾つかの系統があるのかも知れません。
一方、お神輿の文化というのも対比して考える事が出来るでしょう。私の第二の故郷糸魚川には喧嘩祭りというのがありますが、こちらは2体のお神輿が激しくぶつかり合い競り合うお祭りです。糸魚川には曳山は見当たりません。函館は江戸末期明治のはじめ頃までは12台の曳山があったそうですが、今はすっかり無くなっています。
そんな曳山の話をしながら富山射水市の文化の一コマを覗いた気持ちになります。
射水市の曳山祭りは「新湊曳山祭り」と言い、海に近い処にある放生津八幡宮の例大祭に行われます。
毎年10月1日と決まっているそうですが、今年は9月23日に新湊大橋が完成するのを記念して22日に曳山が出されるそうです。
各地区に13台もある曳山。それぞれの地区町の自慢なのでしょうがお祭り以外の時は大きな倉庫に保管し修理をしたりしているものです。何処か一箇所にまとめて展示してはいかがでしょうか?せっかくの自慢の曳山が観光に来て見られないのは残念です。展示してあれば、お祭りに再度来てその射水の人の熱気を一緒に感じたいと思わせてくれると思うのですが・・・。
さぁ、すっかりお腹も心も満腹になりました。割烹かわぐち さんごちそうさまです。
射水の旅のお話。もう少し続きます。
射水市への旅行のお話。続きです。
実は“ドラえもん列車”が射水を訪れた8日に初運行だったということは食事をしてホテルに戻り、ニュースを見て分かったことです。初運行の日にたまたま走ってくる電車に遭遇し、しかもそのニュースをテレビで見る。旅先の偶然ってけっこうあるものです。
この旅はどんな偶然に出会うかな?そんな想像をしながら列車に乗ったり、車を走らせたりしているのってなんだか幸せな気分になりますね。
さて、幾つかの料理屋さんを覗きながら散策していたら陽もくれてきました。日本海に落ちる夕日はそれはそれは大きく赤く感動ものなのですが、残念ながら射水では陽は海に落ちません。西には能登半島がありますからね。
まぁそんな事を思いながらお店を決めてのれんをくぐりました。
パートナーさんがネットで見つけ、ホテルでも名前のあがっていた 割烹かわぐち さんです。
お店に入ると外の静けさとは一変して家族連れの賑やかな声が・・・。小上がりは子供連れの家族で満杯状態。カウンターには私達と同じくらいの年代のカップルが静かに座っています。
席を離してカウンターに座り、メニューを見ます。厨房は板長さんの他5人ぐらいの料理人さんがきびきびと動いていますし、4人ほどの女性がお運びに忙しくしています。二階では宴会が入っているようです。
一品料理も充実しているようでしたが、単品で頼むと時間がかかるかもしれません。地の物を色々食べてみたいという気もありますからコースで頼むことにしました。
カニが解禁になったということでカニ尽くしのコースや白エビを料理したコースなどコース料理も色々あります。しかしあれこれ食べたい!喰いしん坊です。


小魚を素揚げし白エビと軽く酢につけた先付け。胡麻豆腐にいちじくとカニをトッピング。


お刺身とカニ。本当に走りのカニですからまだ身も柔らかく小ぶりです。


焼き物は鯵ですが、お鮨仕立てと餡がかけられた二種。
バイ貝は日本海側ではお馴染みですが、野菜と一緒に煮てあります。


白エビの柳川。ちょっと唐辛子を利かせていますが白エビも大きくプリっとしています。
天ぷらはゲンギョ。お店ではゲンゲと呼んでいました。それと白エビのかき揚げ。
ゲンギョはこの地方で古くから漁れていた深海魚で身の回りに寒天質の透明な衣をまとっています。
生ならお吸い物にしますが、一夜干しをして焼き物にしても美味しい魚です。
お店の人に聞いたらやはり寒天質があっては天ぷらに出来ないので確り干してあるそうです。


お終いはやっぱりご飯。富山のお米は立山連峰からの伏流水で美味しいですからね。
お店オリジナルの白エビのふりかけをご飯にかけていただきます。


その白エビのふりかけを友人へのお土産に購入しましょう。
ところで、カウンターに来年の卓上カレンダーが置いてあります。見ると曳山まつりの写真が賑やかです。
手にとって見ているとお店の人が話しかけてくれます。射水市には13台の曳山、山車があるそうでそれぞれの地区、町が競ってお祭りを盛り上げます。よく見ると曳山の上にはからくり人形が乗っています。
昨日紹介した大伴家持は奈良と射水の土地の言葉の違いに心を動かされて歌を読んでいました。方言というのは土地、文化を区分する目安になりますが、曳山にも同じことが言えると思います。以前、飛騨高山の高山祭屋台会館を訪ねたことがありましたが、贅沢な山車に驚いたものです。彫り物や飾り物を綺羅びやかにつけたり、人が大勢乗って楽器を演奏したり、そうゆうのとは違い張り子を乗せていたりと地域やお祭りの形によって曳山のスタイルも随分変わるようです。数年前に函館でからくり人形を復元制作している方の家に伺ったことがありましたが、お座敷遊びのからくり人形と曳山に乗せるからくり人形という視点もあります。曳山だけでも幾つかの系統があるのかも知れません。
一方、お神輿の文化というのも対比して考える事が出来るでしょう。私の第二の故郷糸魚川には喧嘩祭りというのがありますが、こちらは2体のお神輿が激しくぶつかり合い競り合うお祭りです。糸魚川には曳山は見当たりません。函館は江戸末期明治のはじめ頃までは12台の曳山があったそうですが、今はすっかり無くなっています。
そんな曳山の話をしながら富山射水市の文化の一コマを覗いた気持ちになります。
射水市の曳山祭りは「新湊曳山祭り」と言い、海に近い処にある放生津八幡宮の例大祭に行われます。
毎年10月1日と決まっているそうですが、今年は9月23日に新湊大橋が完成するのを記念して22日に曳山が出されるそうです。
各地区に13台もある曳山。それぞれの地区町の自慢なのでしょうがお祭り以外の時は大きな倉庫に保管し修理をしたりしているものです。何処か一箇所にまとめて展示してはいかがでしょうか?せっかくの自慢の曳山が観光に来て見られないのは残念です。展示してあれば、お祭りに再度来てその射水の人の熱気を一緒に感じたいと思わせてくれると思うのですが・・・。
さぁ、すっかりお腹も心も満腹になりました。割烹かわぐち さんごちそうさまです。
射水の旅のお話。もう少し続きます。
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