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杣人・somabito

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『告解』と『不屈』

お元気ですか?

桜の開花宣言が各地から伝えられています。河津桜の次は何処に行こうかと友達にお勧めを聞いてみましょう。今度は電車に乗ってのお出かけも春らしいかもしれません。

ディック・フランシスを2冊読了しました。『告解』と『不屈』です。
『告解』はトマス・ライアンという映画監督が主人公。26年前の競馬界で起きた不審死を題材にした映画を撮影中のトマスにロケを妨害する事件が頻繁に起きます。主演男優の代役が馬上で切りつけられたり、脅迫的にナイフが送りつけられたり、トマス自身も何者かに切りつけられ怪我をします。誰かが26年前の事件をトマスに掘り起こして欲しくないようです。しかし撮影を続けるトマス。
監督を主人公にして映画撮影の現場を舞台にした面白さはあります。プロデューサー、脚本家、映画監督に俳優たち。これに対してモデルとなった実際の事件に関わっていた町の人達の様子。トマスは双方の人間関係の中を泳ぎます。ただ、登場人物が多く過去の事件に迫る緊迫感もぼやけていて作品に入り込むことができません。

前回読んでいた誘拐事件の『奪回』、サバイバルの専門家で作家が主人公の『標的』、私としては評価が低かったのでこれで3作品連続で不満な事になっています。

しかし、1994年に書いた『告解』の次の年の『敵手』はシッド・ハレーが主人公になってMWA賞とCWA賞をダブル受賞しています。そして続く1996年に書いたのが『不屈』です。筆は戻ったでしょうか。

貴族の家系に生まれたアリクザンダーはスコットランドの山小屋で一人暮らしをする画家です。ロンドンで暮す母から義父が心臓発作で倒れたので来てほしいと電話をもらいますが、同時に山小屋に来た暴漢に襲われ大怪我を負います。怪我をおして義父の屋敷に行くと義父の経営するビール会社は横領事件のため経営存続の危機にあり、アリグザンダーは義父に変わって問題解決に奔走することに。

読み始めるとどんどん引き込まれていきます。それまでの3作品が私に合わなかっただけに、野に出た馬のように晴れやかな気持ちで読み進むことができます。
なんといっても登場人物が分かりやすくそれぞれの役割がしっかりしています。
英国に対するスコットランドの立場も描かれながら、貴族の矜持や画家、会計士、探偵などそれぞれ専門の立場の考え方も上手に描かれていて飽きさせません。これぞディック・フランシスといった作品です。

安心するとともに満足の『不屈』でした。


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