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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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『マリリン・モンロー 7日間の恋』

お元気ですか?

『マリリン・モンロー 7日間の恋』を読みました。先日WOWOWで映画を放送していたのを録画し、まだ見ていないうちに Book Off で文庫本を見つけたのです。

私は小学生の時に『7年目の浮気』を観て以来のマリリン・モンローのファンです。地下鉄の風にスカートが膨らむシーンではなく、トム・イーウェルが演じる男性の部屋に階段を降りて入ってくるシーンにすっかり魅せられてしまい、平屋建ての私の部屋の天井を眺めながら“階段のある家っていいな”と思ったものです。兎の穴や古びた洋服ダンスと一緒にビリー・ワイルダー監督によって階段は物語を運んでくる特別なものになったのです。

それ以来、映画はもちろんマリリン・モンローに関係した放送は数多く見てきました。なにしろセックス・シンボルと云われ世界中で名前の知らない人がいない女優は、出生と不幸な幼少時代、ケネディー家との関わりやマフィアの影も噂され謎の死を遂げるのですから、ゴシップ的話題に事欠きません。解説で亀井俊介氏が書くようにシナリオ作家やジャーナリスト、果てはホテルのプール番まで暴露本的話を持ち出しモンローに群がります。
でも私のマリリン・モンローに対する興味はそういったゴシップ的話題ではありません。美しい容姿の下にあるすくうと溢れてしまいそうな傷つきやすく壊れやすい心、それでいて見るもの傍にいるものを優しく包み込む柔らかな空気。そうゆうものがマリリン・モンローの中で同居している不思議に惹かれるのです。しかも、その彼女はショウビズの世界でしたたかに計算高く生きていかなけばならないのです。
私はそうゆうマリリン・モンローの不思議に惹きつけられているのです。

『マリリン・モンロー 7日間の恋』は三度目の結婚をアーサー・ミラーとした彼女がイギリスでローレンス・オリビエと『王子と踊子』を撮影する際に第三助監督として現場に入ったコリン・クラークがマリリン・モンローと過ごした7日間を日記の形で表したものです。
演技派女優への成長を望む彼女はイギリスの名優ローレンス・オリビエとの共演に期待をかけますが、オリビエは彼女を評価しません。アーサー・ミラーも仕事でロンドンを離れ、マリリン・モンローはイギリスの撮影現場に取り残された形になり深い孤独にさらされ、神経質になり撮影への遅刻や中断を繰り返します。
そのマリリン・モンローと現場との調整役になってゆくコリン・クラーク。モンローは彼を信頼し心をひらいてゆきます。

読んでいて出来すぎじゃない?という感じもします。ローレンス・オリビエの個人秘書を経てドキュメンタリー映画の制作・監督で成功したコリン・クラークですから40年を経て当時の記憶をもとに出版された本には多分に効果的ストリー、映像的要素が盛り込まれているようです。
しかし、マリリン・モンローの苦悩と彼女を取り巻く人々の様子もよく分かります。寝室でモンローの不安・赤裸々な苦悩をに傾聴する内容は私のマリリン・モンロー像を補います。

岩波新書に『マリリン・モンロー』という著書のある亀井俊介氏の解説も読み応えがあります。
さぁ、ミッシェル・ウィリアムズがマリリン・モンローを演じた映画の方も大いに期待して観ることにしましょう。

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(2012/01/28)
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追記)

23日土曜日、映画を観ました。全体的によく出来ているとは思いますが本のほうがよかったですね。日記仕立てになっている本の方が出来事の起伏をよく表しリズムを生んでいますし、作者とマリリン・モンロー双方の感情も緊張感を読み取ることができます。
でも、映画を見ているうちに、『王子と踊子』を観たくなりました。マリリン・モンローファンにとってこの『マリリン・モンロー 7日間の恋』が素敵な映画であることは間違いがないようです。
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テーマ : 読書
ジャンル : 小説・文学

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