プロフィール

杣人・somabito

Author:杣人・somabito
Nuages・・・雲のようにふんわりとしています

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
リンク
ブログランキング

FC2ブログランキング

人気のあれこれ!
月別アーカイブ
最近のトラックバック

芝居の楽しみ

お元気ですか?

小学校の体育館で人形劇を楽しんだ週末。子供たちの真剣な眼差しが私たちを刺激します。その感動が残る今日、ニュースでは報道陣向けに公開された東京歌舞伎座の様子を伝えていました。
東京に暮らしていた時、芝居好きの私はパートナーさんと歌舞伎座によく通いました。新しい歌舞伎座は座席が大きくゆったりと見られるそうです。座席にはモニターも付き台詞や芝居の解説が読めるそうです。便利になりましたね。
三階桟敷席は以前は前列の方でも覗きこまなければ見られなかった花道は見やすくなったのですが、その分傾斜が急になっています。高所恐怖症の気のあるパートナーさんは怖そうにニュースを見ています。

kabuki1.jpg

東京を離れる時には今までのように簡単に歌舞伎や芝居を見に行かれない寂しさを感じました。毎日見ていたわけでもないのだから見たければホテルをとって見に来ればいいと思っていましたが、実際にはそうもいきません。もう少し忙しさが減れば可能でしょうが・・・。
でも、今根本的に考えが変わってきています。地方都市で暮すと芝居が面白いのです。

東京では確かに芝居が沢山かかっています。帝国劇場や日生劇場、明治座に歌舞伎座、国立劇場に新国立劇場・・・大きな舞台ばかりではありません。渋谷ジャンジャンは無くなりましたが、私の住んでいた中央線沿線には中野、高円寺、荻窪とほとんど駅ごとに小劇場がありました。
地方都市ではそうはいきません。小さな劇場では経営が難しいでしょうからスタジオ公演のような形になります。でもその分役者と観客との距離は近く手作り感もいっぱいです。スタープレーヤーはいないかもしれませんが、応援する役者は地元の人気者です。

当地佐久間地区には浦川歌舞伎という農村歌舞伎が生きています。150年ほど前江戸の歌舞伎役者・尾上栄三郎を迎えたところ病気になり亡くなります。農民がそれを悼み自分たちで歌舞伎を演じるようになったという曰くのある農村歌舞伎です。雄踏地区には江戸時代に旅の歌舞伎一座から芝居を習ったことをきっかけに「万人講」という組織を村人が作って農村歌舞伎を伝承してきたという歴史があります。
地方都市の周りにはこうゆう人々の生活と密着した芝居の歴史があちらこちらにあるのです。

徳島に旅行をした時、阿波十郎兵衛屋敷という浄瑠璃の施設を見学しましたが阿波には農村舞台という専用の舞台が村々にあって農閑期には大阪や神戸のほうまで興行に出かけたと言います。農民の行う浄瑠璃が人形の制作も含めそれほどの技術と芸術性を高めていったのです。阿波人形浄瑠璃というサイトがあります。是非御覧ください。

tokusima1.jpg  gifu1 (1)

岐阜の本巣市にはやはり真桑人形浄瑠璃というのがあり、学生が上演しています。岐阜女子大学のサイトがありますので是非ごらんください。

東京で芝居を見ていた時には気づかなかった事です。浄瑠璃をみようと思えば国立劇場に出かけます。歌舞伎座の前をあるきながら、おっ今度は誰々だと気がつけばチケットを買います。でも地方では1年に1回自分たちで歌舞伎を上演するのです。きっと演じる学生や子供たちは私よりも歌舞伎の事をよくわかっているに違いありません。声を出し身体を動かして肌で分かるのです。正直羨ましいほどです。

子供の頃に一度でも演劇の洗礼を受けた人は一生その感覚を忘れることはありません。きっとその子供たちのなかから町の小さな劇団に入る人も出てくることでしょう。歌舞伎や浄瑠璃を大人たちと作った記憶をもって今度は自分たちの芝居を作ってゆきます。

こうして地方都市の演劇は都会のそれとは違いより濃密で人々の身体に染み込んだものとして生活のすぐそばに存在していくのです。

当地で芝居や人形劇を見ながら、そんなことを思います。


スポンサーサイト

テーマ : 演劇
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

Secret

杣人のNuages

ブログ内検索
 RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ホテル探しに!
クリックをお願いします!
Google